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   SMIと私

 

            いわお ももこ

 

 この物語は、私がSMIプログラムと出会ったことによって、一度しかない人生を百八十度急展開。生まれ変わったようにもう一度、

「真に生きる」ことができるようになったという、真実の物語です。

 SMIプログラムは、もう四十年も前から、世界中のあらゆる方々の人生の成功にかかわってきたすばらしい「道具」です。その実例を挙げたらきりがありません。

 しかし、私がここでお伝えしたいことは、誰がどんな風に成功できたか? そういう話ではありません。いくらたくさんの事例を掲げたところで、それはその方自身の成功であり、あなたの成功には何の関係もないことだからです。では、なぜこれを書こうと思ったかというと、この「道具」を使うとしたら、あなたはどのように活用するだろうかということを、少しだけ考えていただけたならと思ったからです。

 人間はみな、条件付けられています。

 いや、そんなことはないだろうと思われるかもしれません。が、今現在のあなたの考え方、それに伴う行動は、生活環境、周りの人間関係等々から得た、「考え方の癖」にほかなりません。

 私は幼い頃から、父の言いなりでした。そんな家庭がこの現代においてあるのかと思われるかもしれませんが、父が「白だ」と言えば、黒いものでも白と思わなければならない、そんな環境の中で私は育ちました。そんな中でも、父に反抗したことは、二回だけあります。

ひとつは、高校進学の時です。何が何でも父から離れたいと思った私は、金沢の寮のある高校へ行きたいと言い張りました。父はもちろん、頑として反対しましたが、中学の担任の先生やいろいろな方を巻き込んでの、私の勝利でした。それで、学生時代はそれなりに「自由」でしたが、やはり父の支配力…とでもいうか、それはかなりすごいもので、短大まで金沢で過ごした後は、卒業と同時に父の言うままに就職しました。

二つ目は、結婚です。私は、一人娘で、ずっと「お前は婿を取ってこの家の後を継ぐ」と言われ続けてきました。が、父の傍若無人さは誰もが知っていましたから、お婿に来るなど奇特な人はいません。まして、嫁に貰ったらなおさら大変なことになる。お嫁に行くこともできませんでした。

結婚を諦めていた二十六歳の時、今の主人が婿に来てもいいよと言ってくれました。主人とは近所だったので、父の何もかもすべてをわかった上で。

父は、学歴やら何やらいろいろ言って反対しましたが、私は、この結婚に関しても自分の意志を通しました。

それから、もちろん父母と同居。子どもも生まれ、しかし、相変わらず父の支配下にいて…いろいろな葛藤の中で、死のうと思ったことも何度もありました。この先を書くと、かなり長い長い物語になるので、また、今度ということにいたしましょう。

とにかく、三十を過ぎるまで、私は父の言いなり人生でした。

ここまで読んで、あなたは、「なんて馬鹿な女だ」と思われたかもしれません。そうですね。自分でも馬鹿だったと思うのですから。

ただ、ここまで極端ではないにしろ、たいていの人は、このような「条件付け」の中で生きてきたはずです。

学校を選ぶ時、仕事を選ぶ時、あなたはどのような理由で選びましたか? そして、あなたのご両親は、周りの方は、何と言ったでしょう?

「よい成績を取りなさい」

「いい会社へ就職しなさい」

 言われたことはないですか?

 よい成績とは、どのような成績ですか?

そしてそのことは、あなたの人生にとってどのような意味がありましたか? 就職にしてもそうです。いい会社とはどのような会社ですか? それは、あなたの本心からの「夢」「目標」だったのでしょうか?

 私の言いたいことはここなのです。馬鹿な生き方をしてきた私が、今、唯一後悔していないことがあるとすれば、あの父に逆らって自分自身で下した二つの決断だけです。

 そのことを、SMIプログラムを通じて実感しました。

 現代社会において、自由と身勝手を取り違えている人がたくさんいるように思えますが、

あなたが将来の夢を自由に描き、自分自身の責任においてそれを達成しようと決断した時、もっともらしい理由で阻止されたり、経済的、家庭環境などを理由に許されなかったことはありませんか?

 また、逆に、自由には責任や義務というものが伴うということも忘れ、自分勝手な行動を取ったことはありませんか?

 自分の人生に責任を持つということは大変なことです。でも、その責任を放棄してしまったら、本当になりたい自分、自由で楽しい人生も手に入らないということです。

私は、父の言いなりになっている間、本当は楽でした。「父がいうから」とか「父が怒るから」とか言い訳を言いながら、楽に暮らしていたのです。何か不都合が起きた時には、

「だって、私が悪いんじゃない。お父さんに言われてしただけ」と。

 父だけではありません。

「会社の方針だからしかたがない」

「上司がそう言ったから」

「お客がこうだから」

 でも、本当はそんな言い訳通用しないのです。どんな状況下にあろうと、誰に何を言われようと、そこに身を置きそうしてきたのは、自分の下した決断だったのです。決めたのは、全部自分自身だったのです。

 そうだとしたら、同じ「決断」を下すのであれば、誰が何を言おうと、自分はこうするんだと決めた方が後悔しない、楽しい人生を送れる…それに気づいたのです。その代わり、言い訳も人のせいにもできない。すべて、自己責任においてですが、それでも、これまでの人生より、楽しいと思いました。

 さて、現在。SMIプログラムを繰り返すうちに、自分自身をより深く見つめることができるようになりました。そして、ずっと、心の奥深くに眠っていた「夢」を引き出すことに成功したのです。

 それは、作家になることです。

 おかしいですか?

 父は亡くなる寸前まで「お前にそんなことできるわけがない」と言っていました。でも、いいのです。誰が笑おうとけなそうと、いいのです。自分がなりたいと思ったのだから、必ずなります。現に、あなたはここまで読み進んでくださいました。私の一読者ですよね?(笑)

 人生の成功とは、そういうものではありませんか?

 大きな会社を作って、名前が世に出て…そそれだけが「成功」というものではないと思います。それは、会社が大きくなればいいに越したことはありませんが、それがすべてではないでしょう。大切なのは、「あなたの人生をあなたらしく、すべてにおいて楽しく愉快に、最大限の個性を発揮して生きているかどうか?」ということです。

 今、本位ではない仕事をしていると思っていらっしゃるかもしれません。家庭的に悩みを抱えていらっしゃるかもしれません。でも、それはみな、今までにあなたが選択してきた結果の、「今」です。

 本当は、どんな自分でいたいですか?

 周りを変えようと思っても変わりません。あなたが変われば、今の場所にいても違うあなたの人生になります。

 決して諦めることはありません。今からでも遅すぎることもありません。もっと、ワクワク、ドキドキ生きてもいいのです。人間はそのために生まれてきたのですから。

 今ここから、自分が変わればいいだけのことです。そのことを、私はSMIプログラムから得ました。「成功の原理・原則」に基づいた考え方の習慣を身につければいいだけのことです。

簡単なことです。

 そこへ導いてくれるのが、どんな人にでもできる「SMIプログラム」なのです。

 私の人生、百八十度変えてくれた「SMIプログラム」です。これからも、物語は続きますよ…。

 どうか、あなたも、あなた自身のすばらしい人生物語を作ってみてください。

 

 

SMI

何だよ、それ? と思ったら、

いわお ももこ

誰だよ、それ? と思ったら、

試しに、聞くだけ聞いてみよう。

 

 

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  ヒューマンパワー富山21 坂木理恵
rsakaki@hkg.odn.ne.jp

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