縁の花

     (21世紀に咲く智閥の花)

        第227号

「安部司 食品の裏側」

    ∞「縁の花村の村役紹介します」∞

2003年8月7日に縁の花村も、少しずつ、進んでいます。

菊だけでなく、正式な縁の花村の村人、村役になって、縁の花村の智閥構想に、協力してくれる人も現れました。

本当に、嬉しいです。

これからは、村長一人ではありません。

村役の皆さんの協力を得ながら、縁の花の活動、進めたいと思います。

また、村役の皆さんは、菊にとっては、大切なパートナーさんです。

特に、大阪の人とは、直接、お会いする事も多くなっています。

菊自身、大切な同志、パートナーとして、ご縁をますます深めたいと思っているのです。

しかも、そんなパートナーさんの存在で、菊自身、いろんな事、学ばせて頂いています。

素質蘇生学で、N−2、実益型の、菊のマイミクのshichanは、菊が、今のアルバイト生活を脱却できるように、力を貸してくれると言ってくれています。

N−1の素質で、いろんな事を考えてしまって、なかなか動けない菊とは違って、すぐに行動できるタイプなので、菊を、後押しをして頂けて、嬉しい悲鳴をあげているのです。

それともう一人の、女性のパートナーさん、村役の山仁実さんには、菊はいろんな事、教わりました。

今まで独身で、子供を持った事のない菊には、子供さんの問題など、全然、理解できませんでした。

アトピー問題、発達障害の問題、今の教育の現状、介護の世界の現状、菊が、今まで知らなかった事、教わりました。

何故か、この山田仁実さんも、N−2の素質を持った人で、菊に本音で、ぶつかって来ます。

菊としては、少し、たじたじになる事もありますが、とても感謝しています。

大切な菊のパートナーとして、大切にしたいと思っています。

また、山田仁実さんは、N−2、実益型の素質だけに、実際に話すだけでなく、いろんな本を、菊にプレゼントしてくれます。

全部は、読めていませんが、菊自身、少しずつ、読んでいます。

その中でも、特に助かるのは、漫画形式のものです。

「アトピー小食完治法」「牛乳はモー毒?」「ごはんはえらい!」という漫画は、スット読めました。

折角だから、この3冊を、簡単に皆さんに、ご紹介しますと、「アトピー小食完治法」とは、医学博士の甲田光雄先生の考えを、紹介しているものです。

この中で、もう成人になったある匿名の女性、まりこさんが、小さい頃から、ずっとアトピーで苦しんでいる状態が紹介されていました。

菊自身、花粉症になりますが、アトピーではないので、全身がかゆいという気持ちは分かりませんでした。

クスリを飲んで、一時は治っても、根本的には治らず、お薬のリバウンドで、ますます酷くなる現状に考えさせられたのです。

しかも、アトピーは、本人自身の性格もおかしくしますが、家族も、おかしくします。

母親なども、私の身体が丈夫だったら、あんなに弱い子にはという思いが生まれ、両親も深く精神的にくるしめる事になるのです。

また、アトピーを治療する方法や、健康食品が、世の中には、いろいろありますが、それが、必死で治そうとしている本人を苦しめる事も、分かりました。

もちろん、そう言った方法で、アトピーが解決したりする人も多いのでしょうが、まったく効果がなかったり、いくら自然食品のお店の、健康食品を食べても治らなかったりしたら、本人は、本当に苦しみます。

お金ばかりかかって、本人をますます苦しめます。

どの専門家の人も、必死で、アトピーを治そうとしていると思いますが、宣伝が上手だけで、効果がないけど、お金儲けの為にしている人達も多いと思います。

そんな現状、菊は読んで考えさせられたのです。

また、「アトピー小食完治法」では、アトピーを治す方法として、具体的な方法を教えてくれています。

それが、小食です。

アトピーは、食べ物が原因なので、小食にする事で、原因になるものが、身体に入るのを減らそうと言う考えです。

甲田光雄先生は、それで、断食をする事や、朝食を抜く方法を教えてくれていますが、菊は、今、九州大学の藤野武彦助教授のBOOCS方法、昼におにぎり1個か2個と、夕食は、和食をたっぷり食べる事で、見事にダイエット成功させただけに、この方法が、分かる気がします。

効果があると思うのです。

是非、アトピーで苦しんでいたり、子供が大変な人がいたりする場合は、甲田光雄先生、アトピーで、検索したらいいと思います。

きっと、皆さんに喜んで頂けると思います。

 ただし、断食される場合は、必ず、専門家のお医者さんに相談して下さい。

 よろしく御願いします。

 

 ∞『「牛乳はモー毒?」と「ごはんはえらい!」』∞

また、他の漫画の2冊ですが、1冊目の「牛乳はモー毒?」では、牛乳は、カルシウムがたっぷりで、健康にいいという通説を否定しています。

戦前の日本人は、母乳で、赤ちゃんを育てていましたが、戦後、アメリカの占領政策の一つとして、学校の給食に採用されて、小さい頃から飲む習慣ができたのですが、それ以後、骨が強くなるはずなのに、骨粗鬆症の人が増えているそうです。

この骨粗鬆症とは、主に、カルシウムの不足が原因で、骨が、スカスカになって弱くなってしまう病気です。

牛乳は、カルシウムを摂る為に飲むのに、まったく効果がないのです。

本に寄れば、原始時代の頃から、生きるために、家畜の牛乳を飲む事で、腸内にラクターゼという酵素をたくさん持っている欧米人に比べて、少ない日本人の体質では、牛乳のカルシウムを吸収できないそうなのです。

しかも、そのラクターゼという酵素を、腸内にたくさん持っている欧米人でも、世界で一番牛乳を飲んでいるノルウェーでも、骨粗鬆症は、日本の5倍だそうです。

牛乳を飲んだら骨が強くなるはずなのに、かえって弱くなるのです。

菊は、これには、考えさせられてしまったのです。

その上、牛乳を飲み始めた頃から、脳血管障害、ガン、心臓病といった三大疾患、成人病、生活習慣病が増えているそうです。

これは、牛乳の脂質が原因で、アテローム硬化が起きて、成人病を引き起こす事になり、日米の牛乳メーカーは、この事が分かっているので、対策として、脱脂質や低脂肪乳を生産せざるを得なくなったというのです。

菊自身、なるほどと納得してしまったのです。

しかも、牛乳を飲むと言った行為は、自然界で考えたら、ありえないそうです。

何故なら、他の動物のお乳を、与えている動物は、人間しかいないからです。

他の4000種類にいる哺乳動物の中で、人類だけなのです。

その上に、牛乳とは、白い血液、牛の乳房へ行った血液が、お乳になるそうです。

だから牛の子供に、牛乳を注射しても死なないのに、人間の人乳を注射したら、死んでしまうそうです。

その牛乳を、平気で、口の中に入れる事は、考えものだと言うのです。

菊は、確かに、そんな考え方、あると思います。

また、怖いのは、牛乳は、そういった肉体の病気だけでなく、精神的な病気や、目の視力低下にも、影響があるそうです。

今、低年齢化の犯罪や異常行動、キレる子供が増えているそうですが、これと牛乳の因果関係があると言われているのです。

菊自身、これには考えさせられました。

しかし、ここで問題なのは、こういった問題は、牛乳によって、利益や生活している人達、牛乳屋さんや、メーカーがある事です。

だから、牛乳が悪いと知っていても、牛乳で利益を得ている人達は、止められません。

ましてや、牛乳には、米国が裏にいます。

何故なら、実際に、戦後、牛乳が普及したのは、アメリカの乳業会社を儲けさせる為に、米国政府が、強烈に売り込んだ事が原因らしいからです。

米国の政策で、ここまで成功している以上、半分以上、なかなかそれを中止する事はできないと菊は、思います。

それをしたら、米国も許さないと思いますし、国内の企業が倒産したり、牛乳屋さんが廃業したりして、たくさん人が失業するからです。

ですから、後は、皆さんの判断で考えるしかないと思います。

菊自身も、山田仁実さんのおかげさまで、時々、つまんでいた、大好きな栄養源のチーズが、なかなか食べられなくなっていますが、自己責任で考えたいと思います。

と同時に、最近では、こういった情報の本が出る事に対して、牛乳関係の人達から、クレームが来ているそうです。

本によって、牛乳などの乳製品を買わなくなったりしている人が出ていて、反対する人達の圧力も大きく成っているので、今後、本が出なくなる可能性もあります。

そういった事を含めて、勉強して欲しいと思います。

また、もう一つの漫画、「ごはんはえらい!」についても、書いている内容は、基本的に同じです。

稲穂の国である日本人が、パンを食べるようになったのは、戦後でした。

米国に戦争に負けた事で、国内が、焼け野原になった後、日本人は、パンを食べるようになったのです。

また、これには、戦後、食糧難で、食べ物が不足していた日本人に対する、米国民の善意もあるので、感謝しないといけないと思いますが、それだけでなく、日本人弱体させる悪意や、切羽した事情がありました。

第2次世界大戦が終わった事で、ヨーロッパに輸出していた小麦が、ヨーロッパの復興で、小麦が輸出できなくなり、小麦を捨てていました。

その在庫に抱えていた農民を救済する為に、小麦を、日本に輸出する必要がありました。

戦争を通して、日本人の偉大さがよく分かった米国は、再び、日本人が、自立しないように、食糧で、日本を支配しようとしたのです。

これがいわゆる対日戦略といわれるものです。

1、軍事的に自立させない(戦争を放棄させる)

2、政治、経済、情報、エネルギー、文化、食糧において自立させない

3、3S政策、スポーツ・セックス・スクリーン等の娯楽によって、日本民族の高い精神性を崩壊させる。

といったものですが、日本の食糧に対する自給率を低下させる事は、米国の狙いで、見事に成功しています。

日本の自給率は、欧米の先進国の中でも、圧倒的に低いのです。

しかも、それをするために、米国はあの手、この手を使っています。

一年目は、100%、小麦を贈与していますが、1年ごとに25%ずつ買い取らせて、5年目には、100%、日本に買い取らせたりしています。

その上に、キッチンカー、パン職人の養成、パン祭りなので、パン食を進めていますし、学校の給食に、1950年2月、パンを取り入れさせました。

見事の戦略なのです。

でも本当に許せないのは、日本人の専門家や、パンフレットなどを使って、「お米を食べるとバカになる!」という事を、宣伝した事です。

これで、日本人が、パンを食べるように、無理矢理したのです。

しかし、ここで問題なのは、パンを食べる事で、牛乳製品と同じで、日本人の病気の原因になっている事です。

というのも、例えば、パンと肉、乳製品などの洋風の食文化へと変化した事で、日本人は、戦前よりも、体格が、大きくなったと言われています。

確かに、日本人は、どんどん大きく成っていると、菊も思います。

でも、「ごはんはえらい!」の漫画では、身体は大きくなっても、日本人の内蔵の大きさは、戦前と殆ど変わらないそうです。

内蔵は、急には大きくなれないのです。

その結果、現在人は、肝臓、心臓、腎臓に負担がかかり、ガン、脳の血管障害、心臓病、腎臓病が増えているそうです。

その上に、ご飯を食べる伝統的な食生活を送っていた日本人は、多量のパン用小麦粉・乳製品・卵などを処理する遺伝子を持っていないそうです。

それが戦後、パン、牛乳、卵などの、日本人の体内での処理能力を超えたので、アレルギーを起こし、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などを生み出しているというのです。

菊自身、考えられさせられたのです。

また他にも、「ごはんはえらい!」の漫画でも、ご飯よりもパンがダイエットに向いているとか、パンの方がおいしいという迷信を否定しています。

ご飯を食べて、おかずはしっかりと噛まないと食べられない、日本食自体のすばらしさを教えてくれています。

よく噛む事が、とても大切だと言っているのです。

しかも、「ごはんはえらい!」では、日本の菓子パンは、ヨーロッパのパンとは違っていて、おいしくする為に、ショートニングという油や白砂糖、イーストフード、PH調整剤、保存剤などの添加物が、たくさん含まれているそうです。

だから、おいしく感じられ、柔らかく、長持ちするそうですが、菊自身、考えさせられました。

その上に、パンに使う輸入小麦には、添加物よりも怖い、毒性のもの、ポストハーベストという収穫後に散布する農薬が入っています。

国内のお米に関しては、ポストハーベストなどの農薬を使う事は禁止されているので、パンに比べたら、安全だと言うのです。

菊自身、とても勉強になりました。

本当に感謝しているのです。

 

 

          ∞「安部司先生」∞

縁の花村の村役、山田仁実さんに、プレゼントして頂いた本の内容、紹介させて頂きました。

しかし、山田仁実さんには、本だけでなく、講演会なども、ご紹介して頂きました。

縁の花で、是非、食品の添加物に関して、書いて欲しいという依頼さえしているのです。

これには、菊自身、驚きです。

今まで、いろんな読者さんや、村人さんと、ご縁を持ってきましたが、菊に、村長に、そんな依頼をしてきた人は初めてだからです。

今までは、菊が、関心のある事、書きたい事を書いて来ましたが、人に頼まれて書いた事などなかったのです。

だから菊は、正直嬉しかったです。

しかも、食品の添加物に関しては、菊自身も、関心がある問題です。

菊は、前から欲しいと思っていたICレコーダーまで買って、用意万端整えて、山田仁実さんがくれた、無料チケットで、コープ自然派ピュア大阪が企画している演題「食の安全性を問う」についての話を聞いてきたのです。

また、その話をしてくれたのは、安部司さんという人でした。

この安部司さんという人は、菊自身、最近テレビでみた事がありますが、結構、食品添加物の世界では、有名な人です。

何でも、大学を卒業した後、食品、添加物商社に勤務し、トップセールスマンとなり、「添加物の神様」の異名をとったそうです。

そんな安部司さんは、ある時、自分の子供が、自分が販売した、添加物が入っている食品を平気で食べている姿をみて、ハタと気がついたと、確か、テレビの中でいっていましたが、今までの生き方に、疑問を持って、ついに退職したと言うのです。

そしてその後、安部司さんは、無添加食品、自然海塩の開発、推進にかかわり、いろんな企業に指導したり、有機農業JAX判定員、水質第一種公害防止管理者として、公の仕事をしたりしているのです。

でも、この安部司さんを、有名にしたのは、食品添加物の現状、食生活の危機を訴えた「食品の裏側」という東洋経済新報社から出版された本が、45万部を超える大ベストセラーとなった事です。

それ以後、新聞、雑誌、テレビでも取り上げられ、大きな反響を呼んでいるそうなのです。

また、それは、菊自身も、実感できました。

コープ自然派ピュア大阪さんで企画した安部司さんの講演会も、大きな反響を呼び、会場を大きな所に変更したり、一回では、全員が聞くことができなかったりしたので、前日にもやっているそうです。

とにかく、300人は座れる場所が、満員で、立ち見が出る程でした。

しかも、金曜日の平日だという事もあって、殆どが、女性でした。

菊は、改めて、直接、自分や、愛する子供が、口にする食品に関しての母親、女性の関心の高さを知りました。

これは、是非、縁の花で、内容を、簡単に紹介したいと思ったのです。

ただ、菊自身、安部司さんの講演に関しては、正直言って、上手だと思いましたが、そんなに感動はしませんでした。

安部司さんは、たまたまだと思いますが、少し遅刻してきましたし、その理由がタクシーの運転手さんの責任にしていました。

その上に、まるで、無知な消費者に話してあげるという感じでした。

菊は、少しがっかりしたのです。

だけど、講演自体は、本当にすばらしい話でした。

菊が、まず、びっくりしたのは、安部さんが、講演の机の上に、用意したいろんな食品添加物のビンを並べてくれた事です。

しかも、そのビンは、1個や2個ではなく、何十個とありました。

食品添加物とは、一体、どれだけあるのかと、実際、この目でみて考えさせられました。

たぶん、安部司さんは、机が広かったら、いくらでも置いたと思います。

後で調べたら、日本の国が指定している食品添加物は、345品目、既存添加物名簿に収載されているもの489品目(2004年12月24日の告示で450品目になる)、天然香料が612品目許可されているそうです。

そんなに多いのかと驚いてしまったのです。

その上に、食品添加物は、全部、白くて、素人には判断できません。

白い粉というそうですが、何か、麻薬をイメージさせて怖かったです。

「白い粉」だけでできる加工食品、天が、何かを教えてくれている気がしたのです。

また、そんな安部さんは、次に、おにぎり、サンドイッチ、コンビニ弁当を取り出して、いかに、食品に添加物が入っているか、教えてくれました。

おにぎり1個に、20から30、サンドイッチには、60、コンビニ弁当になったら、200から300入っているというのです。

これには、菊自身も、驚きました。

ある程度入っていると思いましたが、そんなに入っているのかと思ったのです。

しかしここで、菊が感心したのは、安部司さんは、そんな添加物に関して、悪意を持った言い方はまったくしていない事でした。

いえ、むしろ、安部司さんは、食品添加物を弁護していました。

食品添加物は、悪い、いけないと言っていますが、本当に悪いものは、とても何年も、残らないです。

コンビニにあるおにぎりが、100円から120円という値段で販売できるのは、食品添加物のおかげです。

食品添加物があるから、おにぎりは、2、3日、賞味期限が切れずに販売できるし、つやつやで、弾力があります。

味もいいし、値段も、安いし、何よりもおいしいです。

このおにぎりを、皆さんが作って販売したら、一日もせずに、ばさばさで、とても商売になりません。

商品添加物のおかげで、皆さんは、コンビニでおにぎりが食べられると言いました。

そんなおにぎりを、皆さんが支持しているから、食品添加物を、必要としているから、食品添加物はあるのですよと言い切ったのです。

てすが、悔しいですが、菊は、そんな安部司さんに、反論できませんでした。

食品添加物が、今の時代、そこまでなくてはならないものだったのかと、少しショックを覚えたのです。

 

          ∞「食品の裏側」∞

また、次に、安部司さんが、話してくれたのは、食品添加物の入った食べ物を食べるのも、食べないのも、すべては消費者の自己責任だという事です。

何故なら、食品添加物が、身体に悪いという事は、誰でも知っている事ですし、実際に、食品添加物の入った食品を食べないようにしている消費者がいるからです。

安部司さんは、数は少ないが、そう言った事に、努力をしている人がいる事を教えてくれたのです。

しかも、安部司さんは、誰でもできる事だと教えてくれました。

手ぶら運動、食品を買う時には、値段だけでなく、裏側を見て、どんな食品添加物が、入っているか、確かめる重要さを強く訴えたのです。

何故なら、これは、菊が、安部司さんの話を聞いた感想ですが、日本政府も、ある程度の努力はしていると思います。

今のメーカーが作っている食品に関しては、成分に何が入っているか、賞味期限と一緒に、必ず、表示しない事を義務つけているのだと思います。

その上に、それは、ちゃんと正確に、表示しないと、いろんなペナルティがあって、ほぼ、正確に載せているのだと思います。

安部司さんは、公の仕事をしているので、その事に関して自信を持っている感じですし、今の消費者は、まだまだ、添加物の多い、少ないで、買う商品を選ばないので、メーカーも、ちゃんと表示しているのだと思います。

菊は、そう強く思ったのです。

だから、添加物が多いか、少ないかは、素人の消費者には、分からないと言ういい訳は、もう通用しない時代です。

プロの専門家の安部司さんによれば、弁当屋さんや、レストラン、ケーキー屋などの直接、消費者に販売するところが、食品添加物に関して、明示する必要がないとか、まだまだ問題はありますが、殆どの食品を扱っている、食品メーカーが、正直に書いているのですから、後は、選ぶのは、消費者、一人、一人と言う事になるからです。

安部司さんが、講演の中で、食品添加物の商品を買う、買わないかを、選ぶのは、自由選択ですよ、自己責任ですよと、何度も言っていたのは、そういった意味なのです。

しかも食品添加物に関しては、それが、害があるのか、ないのかは、本当のところは、誰にも分からないそうです。

動物でいくら実験できても、人間は、誰も、喜んで、実験に応じてくれる人はいないからです。

ですから、500種の中で、この食品添加物は、止めておこうとはいえない感じです。

自分は、食品添加物の入った食品を食べるか、食べないか、どちらの生き方をするか、二者択一の生き方しかできないのです。

しかし、ここで問題になるのは、それでは、多くの消費者が、どちらを選んでいるかと言えば、圧倒的に添加物の食品です。

安部司さんは、それを、醤油を例にあげて、話してくれました。

醤油に関しては、大手のメーカーが製造している、添加物の多い、安い醤油が、1リットル、200円程度で、売られていますが、手ぶらで、裏にある表示されたものをみれば、まったく添加物が入っていない、昔から造られている醤油もあるそうです。

ただし、そういった醤油は、900円と高く、誰も買わないそうです。

安部司さんは、その事を強く言いました。

何故なら、安部司さんは、メーカーが、お客さんの事を考えて、添加物を入れない食品を造るお手伝いをするために、いろんなメーカーを指導していますが、どうしても値段が高くなるそうですし、農業でも、無農薬の米や野菜を作ろうとしている人を、何人も知っているそうですが、共通するのは、お金がない事だそうです。

食品添加物が入っていなくても、無農薬でも、値段の高い商品は、誰も買わない。

もっともっと、買わないと駄目だよと言ったのです。

これには、菊自身も、安いものしか買わないので、何もいえませんでした。

手ぶらで、食品添加物が、どれだけ入っているか、表示を確かめて、できるだけ少ない方を、少しぐらい高くても、選びたいと思います。

そういった意識を持ちたいと思ったのです。

また次に、安部司さんが話してくれたのは、食品添加物は、身体だけでなく、人の精神もおかしくしている可能性があるという事です。

食品添加物の害は、食べている本人だけでなく、子孫である、これから生まれてくる、子供から子供といった2代目、3代目になった時に、どれだけ害、健康を害する事になるか、誰も分からないという恐ろしさがあるのですが、そう言った身体の病気だけでなく、心の病気も心配されるそうです。

何故なら、安部司さんは、食品添加物の話を、母親にするので、多くの子供をみていますし、子供達を集めて、話をした事も、何回もあるそうです。

その時に、痛感したのが、今の子供の、集中力のなさ、キレやすさなどだそうです。

はっきり言って、今の子供は病んでいるそうですが、その原因の一つに、食品添加物があるのではないかと言うのです。

これには、菊も、考えさせられましたが、少なくても、今の子供は、小さい時から、食品添加物ばかり入った食べ物を食べているので、味覚がおかしいそうです。

自然の、本来ならおいしいものをおいしいと思わない。

人が、麻薬を求めるように、本来、自然界にはない、食品添加物を入っているものを、今の子供達は求め、それにならされて、求めるようになっている可能性があります。

味覚を狂わせているのです。

だから味覚を狂わせているのであれば、他のいろんな精神、心も狂わせられていると考えた方がいいです。

まさしく、添加物が、食文化を壊す、添加物が、味覚を壊す、添加物が、子供を壊すという事になるのです。

では、一体、どうしたらいいかという事ですが、確かに、添加物によって、食品は、安い、簡単、便利、美しい、味が濃いという利点を得られ、メーカーは、利用したがるのは分かりますし、添加物によって、今の日本の食文化を維持されているのですが、消費者、一人、一人が、気が付いた人達から、食というものを見直すという事になると思います。

実際に、食べ物は、直接、身体に入るのですから、とても重用です。

しかも、人間は、本来、戦前までの長い間、食品添加物がまったくなくても、十分に暮らせていました。

あの頃の食文化を取り戻す。

食品添加物がないだけでなく、両親や子供が、家族が一緒に、団欒して、食事をしていた頃に、戻す事を考えないといけないというのです。

まさしく食を通して、家族の絆を取り戻す、食を通して、子供の教育(食育)などを考える、なのです。

そして最後に、安部司さんは、講演で慣例になっている食品添加物と水だけで、無果汁ジュースを造ってくれました。

なんでも、安部司さんは、]無果汁ジュースだけでなく、他にも、とんこつスープ、お吸い物の素、いくらなども造れるそうです。

それで、食品添加物は、食品メーカーによって、どれだけ便利なものなのか、教えてくれたのですが、これは、確かに、菊に取っても、衝撃でした。

安部司は、本当に簡単に、食品添加物を取り出して、レモンジュース、オレンジジュース、メロンジュースを造ってくれたのです。

しかも、その無果汁ジュースには、本当に驚く程の砂糖が入っていました。

そうしないと甘みがでないそうですが、菊は、それを見て、もう果汁100%でない、レモンジュース、メロンジュースなどは、飲まないでおこうと思いました。

いえ、やはり、飲み物を飲むなら、今でも、できるだけしていますが、水か、お茶にしたいと思ったのです。

また他にも、安部司さんは、豚骨スープ、みそスープ、醤油スープ、塩スープなどの、ラーメンのスープの素ができます。

菊は、たまたまテレビの番組で、それを見て、市販されているインスタントラーメンのスープは、実際の豚骨やみそ、醤油などで造ったスープではなく、食品添加物で造っている事を知った事を思い出しました。

もうインスタントラーメン、特に、昔から販売されている、大好きなワンタンめんや、チキンラーメン、塩ラーメンや、初期のカップラーメンは、できるだけ食べないようにしたいと思ったのです。

何故なら、この2,3年で開発された、新しい、少し値段の高いラーメンは、これだけ食品添加物が騒がれているのですから、メーカーも、食品添加物にも注意していると思います。

開発する人も、食品添加物が、大量に入っているものを、造りたくないと思うのです。

 しかし、食品添加物の事が、問題にされなかった、昔の、安いインスタントラーメンや、カップラーメンは、どうでしょうか。

 インターネットで調べたら、日本で、一番、最初に開発されたチキンラーメンで、昭和33年、1958年です。

 カップラーメンでも、もう大分経過しています。

 これらのラーメンは、大量に、食品添加物を使って、間違いなく造られていると思うのです。

 その上に、メーカーが、今、その事に気が付いても、改善する事は、難しいと思います。

 何故なら、チキンラーメン、ワンタンメン、みそラーメン、塩ラーメンなどは、今でも、大ヒットしていて、メーカーの経営を支えています。

 今、これらのラーメンの販売を止める事は、メーカーの死活問題ですし、今更、味を変える事もできません。

 メーカーとしても、食品添加物を使いたくないと思っても、使うしかないと思います。

 だから菊は、安部司さんは、こんな事は言いませんでしたが、昔からの袋メン、カップラーメンは、できるだけ食べないようにしたいと思いました。

 最後に、山田仁実さんという、村役、パートナーさんの存在で、チーズから、果汁ジュース、大好きな、ワンタンメン、塩ラーメンを控えたり、商品の裏の表示を見て、添加物が少ないけど、高い商品を買うようになったりと、菊の生活も大きく変化させて頂いていますが、それに心から感謝して、縁の花、第227号「安部司 食品の裏側」を終わりたいと思います。

 いつも皆さん、読んで頂いてありがとうございます。

 平成18年(2006年)10月21日

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