縁の花

(21世紀に咲く智恵の輪)

第442号

小沢一郎と反原発の共通点

∞「結局、反原発の票は、日本未来の党に

行ったとしか考えられません」∞

日本は、原発を一体どうするのか

この事は、世界が注目していました

 

それで、12月16日の衆議院議員選挙で

有権者、反原発の人達は、一体、どの党に入れたのか

関心を持たれていたのです

 

しかし、これが、はっきりとは分かりません

本来なら、この事に関心を持って

取材しないといけないマスコミは

何が、まずい事でもあるのか

一切、触れようとはしないのです

それで、分からないというのが

答えになると思います

 

だけど、前号で、俺なりに分析すると

原発賛成の自民党や

脱原発だと言っても、公約を平気で破る、野田民主党

本気だとは思えない脱原発の日本維新の会や、みんなの党に

反原発を考える人達が、入れるとは思えません

 

いくら選挙の争点は

原発だけではないとしても

本気で、脱原発を考えているとは思えない党に

入れる気はおきないと思うのです

やっぱり、この脱原発、卒原発の方針は、選挙が終わった後も

撤回しない、ぶれない党に入れると思います

 

だけど、それでは、ぶれなかったら

社民党や共産党のような

小政党に、投票するかと言ったら

そんな事もないと思います

 

何故なら、社民党や共産党なら

選挙が、終わった後も、

反原発の政策を撤回する事はないでしょうが

万年野党の社民党、共産党に入れても

反原発が進むとは思えません

 

有権者は、いくらなんでも

社民党、共産党に入れる事はないですし

実際に、社会民主党 は、今回の比例区の選挙では、1,420,790票で

前回の選挙、3,006,160票よりも、実に1,585,370票も減らしています

共産党も、前回の4,943,886票から、3,689,159票と

1254727票も減らしています

この両党に、反原発の票が流れたとは考えられないのです

 

では、残るは、どの党かと言えば

新党日本、新党大地、国民新党は

同じ理由でないので

日本未来の党しかないと思います

消去法で、考えたら、そうなるのです

 

と言うのも、日本未来の党は

「国民の生活が第一」の議員

民主党を脱党した小沢一郎議員達が中心なので

原発に関しては、最初からぶれずに

反対していました

 

しかも、前回の選挙で

消費税の増税をしないと言って当選したのに

その公約を破ったと言って

民主党を脱党しています

 

そんな議員達が

公約を破る

卒原発の方針を撤回するなんて

自殺行為です

 

その上に、新党代表になった

滋賀県の知事、嘉田由紀子代表は

環境問題の専門家で

琵琶湖を守るという事で

本気で、原発を廃止しようとしていました

 

今の日本の政党の代表の中で

一番、原発を廃止する事に

本気なのは、この嘉田由紀子代表と言える

存在だったのです

 

なので、俺は、反原発の票は

日本未来の党に流れたと思います

いえ、いくら考えても

他の党に流れたとは、考えられないのです

 

しかし、こんな事を、俺が書けば

皆さんの中には、反論する人もいると思います

 

日本未来の党は

確かに、原発の事を訴えていたけど

その政策に、現実味が感じられなかったし

新党として、誕生したばかりで

知名度も、実力もないので

反原発の多くの人が、そんなに多く

投票したとは思えない

 

それに、日本未来の党には

小沢一郎さんが、いるでしょう

 

自民党の幹事長も経験して

長く、自民党政権にいた

政治と金が、今も問題になっている小沢一郎が

反原発の発言をした事もない小沢一郎が

官邸に、何十万人と駆けつける姿を見て

突然、原発を訴えても

多くの人は信じる訳ないでしょう

 

皆さんの中には

そんな声もあると思うのです

 

だけど、俺は、そんな皆さんに

一言言いたいです

それは、反原発の人達と

小沢一郎さんは、実は、あることで

結構、深い信頼関係があったという事です

 

 

∞「反原発の人達と小沢一郎の深い絆」∞

反原発の人達と、小沢一郎さんには

12月16日の選挙の頃

深い絆がありました

 

皆さんの中には、そんな事

信じられないと思う人もいるかと思いますが

確かに、深い絆があったのです

 

しかし、それは、必ずしも、反原発という事ではありませんでした

実は、それを超えるもっと深い絆があったのです

 

と言うのも、民社党を、小沢派の議員達と脱党して

国民の生活が第一の代表になった小沢一郎議員は

過去、自民党時代に、自分を含めて

自民党が、地震大国日本で、原発政策を押し進めていた事を

素直に詫びると

原発の廃止を訴えました

 

福島の原発事故が、再び起こる可能性がある以上

原発で生みだす放射性廃棄物は、最終処分できない以上

原発は、コスト的に合わない

他の方法、自然エネルギーや

新技術の超臨界圧石炭火力発電プランなどに

切り替えるべきだ

そう訴えたのです

 

しかも、2002年、シュレーダー政権の時に

17基の原発の全廃することを決めたドイツが

メルケル政権になって、昨秋、原発の稼働期間を34年まで延長したものの

福島の原発事故に衝撃を受けて

原発の是非を諮問する倫理委員会を立ち上げ

「10年以内に脱原発が可能」との提言を受けて

再度、22年までに全ての原発を停止することを決定した事に注目すると

日本の政党の代表としては、唯一、ドイツを、議員達と訪問すると

実際に、ドイツの現状を視察しました

小沢一郎代表は、明確に、国民の生活が第一の党の

一番の政策に、原発廃止を持ってきたのです

 

けれど、そんな小沢一郎代表に対して

反原発の人達の間には

小沢一郎代表が、今まで、原発反対と言っていた事など

一度も聞いた事がない

結局、小沢一郎の「脱原発」は、政治信念としてではなく

何とか選挙に勝つ為に、苦し紛れに言っている

選挙戦術として利用しているだけにすぎないと思っている人は

多いと思います

 

特に、マスコミは、週刊誌で、取り上げた

小沢一郎の夫人が、3月11日の東日本震災で

福島原発事故が起きた時に、小沢一郎が

放射能が怖くて、東京、岩手から逃げたと言う情報などを使って

ここでも、小沢バッシングをしました

 

今は、さすがに、小沢夫人のお手紙は

本人が、まったく表に出ず

ノーコメントに徹しているので

手紙が、本人のものか、偽物なのか

完全に、証明できないので

マスコミは、さすがに、この事で報道しなくなりましたが

そんな手紙で、一流新聞、テレビが

取り上げる事が、本来ならおかしかったのです

 

でも、それだけでも

反原発を訴えた小沢一郎に対する

中傷が酷かった事は、理解して頂けると思うのです

 

だから、政治と金の問題

小沢裁判

放射能から逃げたという手紙

などの悪人イメージもあって

反原発の人達の中には、小沢一郎は

信じられないというのは、無理ない事でした

 

なので、俺は、反原発の人達の中で

小沢一郎を批判する人が多いのも

当然だと思いますし

反原発の人達と、小沢一郎が

今の段階では、無理で

少なくても、もっと、長く、反原発の活動を続けないと

小沢一郎は、本気だと認められず

深い絆は、できないと思うのです

 

でも、そんな反原発の人達と、小沢一郎議員の間には

反、マスコミという事でも

反原発以上の、深い絆があったと思います

 

何故なら、3月11日に発生した

福島の原発事故で目覚めた

多くの反原発の一般人

あじさい革命を始めた人達にとって

最大の敵、抵抗勢力は、マスコミだったからです

 

というのも、マスコミは

一人の人のツイッターから始まった官邸前のデモを

不味いと思ったのか、密かに、報道規制したのか

その規模が、どんどん大きくなって、1万人、2万人にもなっても

一切報道しようとはせず

4万5千人(主催者側発表)にもなって

さすがに、ネットや、週刊誌などで話題になって

無視できなった時に、初めてテレビ、新聞で報道しました

一言でいえば、アリバイ作りをしただけだったのです

 

ですから、マスコミは、その後も

しばらくは、10万人、20万人と集まる

官邸前の原子力発電所反対デモの事を

中立な立場で、報道していましたが

デモの規模が、まったく減らないと分かると

もう一切、報道する事はなくなりました

 

本来なら、こういった報道は

すぐに、報道し

一般国民の立場で、好意的に報道するのが

マスコミであるはずなのに

大手スポンサーである電力会社や

原子力の利権組織に逆らうのが怖いのか

マスコミは、あえて、この事では

無視しようとしたのです

いえ、敵にまわったのです

 

なので、小沢一郎と

反原発の人達は

反マスコミという事では共通の深い絆が

自然にできていたのです

その事は、認識して頂きたいと思います

 

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