縁の花

(21世紀に咲く智恵の輪)

第458号

「新武田戦記」シミュレーション済度5

∞「武田家と織田家の同盟に、乾杯済度しました」∞

また、武田信勝と織田信長が

互いに、従者を一人だけ

武田信勝は、側近の勝長、織田信長は、近習の蘭丸を

従えて会った会談の中で

俺が、本当に、感動した事はありました

 

それは、織田家が、将来、武田家を裏切らない保証はないと言った武田信勝に

織田信長は、俺も、予想しなかった事を二つも言った事です

 

というのも、その一つは、織田勝長の存在でした

信長は、五男の勝長が、織田家と武田家の

かすがい【鎹】繋ぎ、懸け橋なっているのに

攻める訳がないだろうと言った後

もう一つの保障として

何と、信勝を、指を指しました

 

織田信長は、信勝の母、遠山夫人が

織田信長の養女だった事を話して

信勝は、信長の孫だと言う事を

自覚させたのです

 

それで、信勝も、織田家との同盟に応じました

圧倒的な織田家と戦ったら

いつかは、滅亡する事は分かっていますし

両家の盟は、亡くなった仁科盛信の御霊や

武田信玄公の御霊、勝頼の御霊も

望んでいる気がしたからです

 

と同時に、俺も、このシーンを読んで

信玄公の御霊、武田勝頼の御霊は

それを、本当に、願っていた気がしました

 

何故なら、実際に、武田勝頼は、御館の乱の後

北条家と盟が解消すると

上杉謙信公が亡くなる前に

織田信長と決戦しようとした上杉謙信公が

上洛する事に

焦っていた、織田信長が、武田勝頼に、求めた盟を

必死で、復活させようとしました

 

武田勝頼は、謙信公がいた時には

あっさり断りましたが

不利になったとたんに

むしがいいと言われても

武田家を存続する為に

必死だったのです

 

それは、今までの武田勝頼の

武家の意地で生きる人物とは

イメージが、少し違う気がしますが

何としても、武田勝頼は

北条夫人や信勝を守る為にも

名門、武田家を存続させようとていたのだと思うのです

 

しかも、その為に、武田勝頼は

無条件で、信長の五男、織田勝長を

織田家に帰しています

それを、交渉の足がかりとしたと

言われているのです

 

それで、前世、武田勝頼の俺としては

その当時の、記憶がないので

何とも言えませんが

この同盟には、武田勝頼の御霊、魂が

「よくやった」と喜んでいると直感しました

何故か、俺自身、嬉しかったのです

 

と同時に、「新武田戦記」の本に書いていたように

武田家と織田家の同盟は

戦国時代の勢力図を塗り替える程の巨大な盟友の出現となって

それぞれの武家に使えるものは

「これで、お家は、安泰だ」と

胸を撫で下ろしたと思います

武田家の兵にしろ、織田家の兵にしろ、誰でも喜んだのです

 

その上に、武田信勝は、軍師の真田信之と話したように

この同盟を、武田家の民の為に生かしました

 

上杉家、北条家、織田家と結んだ武田家は

しばらく、戦をする必要がないので

政に力を入れました

 

産業を興し、それを上方で売り捌く事もできるようになったので

水軍の拡充をして、街道の整備もしました

 

信玄公の時から、戦続きで、国内は、疲弊寸前だったのを

立ち直らせる事に成功したのです

 

なので、武田家の民も

この同盟には、本当に喜んだはずです

大、大、大万代なのです

 

だから、俺は、そんな武田家の御霊が

家臣だけでなく、兵、民も

すべての武田家に、縁ある人達の御霊は

信勝の決断に、心から喜んだ事をイメージして

もちろん、同盟を組んだ織田家の御霊を意識して

自宅で、武田家と織田家の同盟を祝して

お酒で、御霊達と、一緒に乾杯しました

 

そんな乾杯済度させて頂いて

たっぷりお酒を呑んだのです

本当に、美味しかったです

 

是非、皆さんも

「新武田戦記」の本を読んで

乾杯済度おやりになったら

皆さんの背景にいる

御霊達も、喜ぶと思います

 

 

∞『「新武田戦記」のその後を、武田家の御霊達と

シミュレーションしてお楽しみ様しました』∞

河丸裕次郎さんの本

「新武田戦記」全三冊の最後は

武田家と織田家が永遠の同盟を結んだ後

一気に、三年後の月日が流れた

天正10年6月6日に飛びました

 

この日、織田信長の近習、森蘭丸が

甲府の、躑躅ヶ崎館に

6月2日に、本能寺の乱が起きた事を告げました

 

武田家と織田家が、同盟を結んだ事で

織田家に、裏切られたと恨みを持っていた徳川家の

榊原、大久保、井伊の襲撃を受けて

織田信長が、討たれたと言うのです

 

それで、武田信勝は、信長の命で

本能寺を脱して、わざわざ、自分に知らせた森蘭丸の前で

「徳川め、我が家の友を討つとは」と

激怒すると、敵討ちを誓いました

 

軍師の真田信之の名前を呼ぶと

「先陣は、勝長殿、次鋒は、信繁だ

勝長殿に、徳川於義丸の首を挙げさせてやれ」と命令し

「上杉殿、北条殿にも合力をお願いしろ

この世から徳川を消しさるぞ」

と宣言すると

心の中で、「義弟を泣かせる奴は、俺が許さぬ」と力強く言いました

 

その武田信勝の勇ましい姿は、3年間で大きく成長しており、

かつて甲斐の虎と呼ばれた信玄のようであり

近隣に、その名を轟かせた勝頼のようでもあった

と言う所で終わったのです

 

しかし、俺は、それを読んで

勿体ないと心から思いました

まだまだ、続編を書けるのではないかと思ったのです

 

また、それは、俺だけではないと思います

武田家ファンの人達なら、まだまだ続編みたいと思いますし

それは、武田家のファンでなくても

戦国時代のシミュレーションのファンなら

織田信長の五男、織田勝長を義弟、側近に持っている武田信勝が

信長が死んだ後の、織田家の家督争いに

どう介入するか、みたいと思うのです

 

と言うのも、武田家が、徳川勝長を先陣にして

上杉家、北条家も動かして

まだ、幼い徳川於義丸を討ち

徳川家を滅亡させたら

その影響力は、絶大です

織田家も、無視できないのです

 

何故なら、新武田戦記の物語では

嫡男だった、織田信忠は、武田家との細久手の合戦で

討たれて、この世にはいません

 

なので、その後、武田信勝と織田信長の会談で

信忠を亡くした後の後継者として

勝長の返還を求めたものの

織田勝長自身に、断られた織田信長が

その後、後継者を誰にしたのかは分かりませんが

決めかねていた可能性は高いです

 

だって、次男の北畠信雄、三男の神戸信孝はどちらも小粒で

織田信長のとても後継者とは思えないのです

しかも、その中でも、北畠信雄の戦下手は

もう救いがないです

 

それで、順序で言えば、北畠信雄ですが

神戸信孝の方が増しで

織田信長自身、まだ決められませんでした

 

早々と、家督を織田信忠にして

後継者を決める重要性は分かっている信長も

突然の死は予測していなくて

二人の内のどちらにするか

決められなかったという

シミュレーションできるのです

 

でも、そうなると、織田家は、大変です

歴史の史実としても、本能寺の乱で

織田信長、信忠を亡くした織田家は

その後の後継者を決められず

柴田勝家と羽柴秀吉が対立して

織田家は、羽柴秀吉に乗っ取られる事になったのです

 

けれど、新武田戦記の物語では

この後継者争いに、織田家の最大の同盟国である

武田家から支持されている五男、織田勝長も参加する事なるのです

 

しかも、織田信長が、勝長の手腕を認めていて

後継者を勝長にと、側近達に言っていた可能性はありますし

そんな遺言がなくても、信長を後継者を決めていなかったら

武田信勝と織田信長の会談の内容が生きてきます

 

それを知っている織田家の家臣には

必ず、信長の敵討ちを見事に果たし

武田家だけでなく、武田家を通して

上杉家、北条家を動かせる

織田勝長を、支持する家臣もあらわれるはずです

 

その時には、武田家も、織田家の家督争いに

自然に、介入する事になって

柴田勝家や、羽柴秀吉との戦になって

勝利して、武田家が天下を取るか

信勝が、義弟の勝長を、織田家の跡目にする事で

織田勝長を、天下人にするかもしれません

 

いずれにしても、武田家にとっては

悪い事ではなくて

俺の背景にいる武田家の御霊達と

一緒に、一緒に、想像するだけでも

いろんなシミュレーションをする事ができて

楽しいです

そんな武田家済度も悪くありませんよ


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第446号戦国の嵐」の本でする武田家済度1

第447号戦国の嵐」の本でする武田家済度2

第448号「戦国の嵐」の本でする武田家済度3

第449号「戦国の嵐」の本でする武田家済度4

第450号「戦国の嵐」の本でする武田家済度5

第451号「2013年武田済度が始まりました」

第452号「2013年武田家済度で、
戦国時代の慰霊させて頂いています」


第453号「金沢での武田家済度お楽しみ様しました」

第454号「新武田戦記」シミュレーション済度1

第455号「新武田戦記」シミュレーション済度2

第456号「新武田戦記」シミュレーション済度3

第457号「新武田戦記」シミュレーション済度4

第458号「新武田戦記」シミュレーション済度5

第459号「新武田戦記」シミュレーション済度6

第465号「戦国時代に武田家が滅亡したのは、
今、武田家済度をする為だったのです」


第466号「人は城、人は石垣の意識で、
今から、武田家の結界を作ります」