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        縁の花

           (本物を目指して心と心のネットワーク)

      第65

                     飯田史彦

                      「生きがいの創造」

 「生まれ変わり」という言葉があります。

 仏教用語でいえば、輪廻転生になりますが、皆さんに分かり易くいえば、人間は何度も何度もこの世で生まれ変わっては人生を経験しているという事になります。

 それをもっと簡単にいえば、ぞくに前世というのかある。

 誰もがそれを経験しているという事になります。

 そういった考えを認める事が「生まれ変わり」を認めるという事になるのですが、皆さんははたしてどうでしょう。

 「生まれ変わり」があると信じていますか。

 自分が死んでもまた生まれ変わって、今度はこういった人生を歩こうなんて考えているのですか。

 残念ながらそんな皆さんの考えは分かりませんが、紫陽花自身は「生まれ変わり」があるのか、ないのかは分かりませんが、あると思った方が楽しそうだからあると思う事にしています。

 でももちろんこれにはいろんな意見があっていいと思いますし、「生まれ変わり」なんてないという考えがあっても不思議ではありません。

 だって人類の人口は現在57億人になるといわれていますが、ほんの100年前には15億人しかいませんでした。

 それが200年前なら10億人、1000年前なら2億人、イエス・キリストがうまれた紀元元年なら1億人、1万年前なら1000万人になるのですが、この数字で考えたら、殆どの人が生まれ変わりを経験しているという理屈はおかしくなります。

 57億人すべての人が何回も生まれ変わりを経験しているとしたら、今までの人類の歴史上に存在している人口を全部集めてもとてもたりないという事になります。

 どう計算しても35億人から40億人ぐらいしかいませんから、生まれ変わりがあったとしても、経験してない人が殆ど、経験したとしても1回だけで、何度も経験しているなんて数字で考えれば無理があります。

 地球以外の宇宙から多くの宇宙人の魂が来るか、動物や植物の魂が人間の魂に成長したんだとでも考えないかぎり無理があるのです。

 しかしそれでも紫陽花は生まれ変わりはあった方がいいと思っていますし、実は「生まれ変わり」はあるんだと科学的な研究を元にして、今、日本全国をボランティアで講演している人がいます。

 名前は飯田史彦さんで、何と福島大学の助教授をしています。

 ですからもの凄く信用できますし、何よりも宗教とはいっさい関係はありません。

 飯田史彦さん自身無神論者ですし、これをいう事で何かのメリットがある訳ではありません。

 むしろこういった事をいえば、封鎖的な日本の学会ではつまはじきにされて、助教授の立場が脅かされる危険があります。

 それを承知で講演しているのですから、紫陽花は本物だと思いますが、実は、6月1日の土曜日に、紫陽花は皆さんより先に飯田先生の講演を聞いてきました。

 というのもこの1週間ぐらいの間に、突然二つの所から飯田先生に関する講演の案内のチラシを見せられるという、とても偶然とは思えない縁があって、何か意味があるのかなあと思いながら行って来たのですが、結論として大変素晴らしい講演でした。

 飯田先生は、紫陽花と同じ33歳の若い先生なのに、さすがに大学助教授をするぐらいですから、大変話は上手です。

 おかげで紫陽花にも「生まれ変わり」と呼ばれているものが科学的にどこまで研究が進んでいるのか、よく理解できました。

 さっそく皆さんにもその情報を伝えたいので、書く事にしますが、「生まれ変わり」があるか、ないかの最終的な判断は皆さん自身がして下さい。

 では始めます。

 是非読んで下さい。

 

   「飯田史彦先生の話」●

 まず最初に紫陽花が飯田先生の話にびっくりしたのは、少し前まではまったく無名だった飯田先生の生まれ変わりに対する考えを、もうすでに多くの人が支持しているという事です。

 何でも「生きがいの夜明け」という飯田先生が書いた学術論文を、あの船井先生がどういきさつで知ったのかは分かりませんが、多くの人に紹介され、飯田先生の元に全国で一気に4千人ちかくの人から送付以来が殺到したといいます。

 しかもそれを読んだ4千人の人が、生きがいの夜明けを本物として認めて、コピーして会社の社員や友人に渡していったというから大変です。

 飯田先生の話では、もう2万人ぐらいの人は読んでいるのではないかといっていましたが、今更ながら船井先生の力には驚かされます。

 でも紫陽花がびっくりしたのは、その2万人の中で、実は私の子供がとか、私の体験ではというような生まれ変わりに対する情報が、どんどん飯田先生に集まっている事です。

 飯田先生はそんな最近手には入った情報から講演始めたのですが、紫陽花はたった2万人の中に、生まれ変わりに関して体験している人が何人もいるのかと思うとちょっとびっくりです。

 急に身近な事のように思えて来ましたが、飯田先生はその中でも、匿名希望にして3人の4歳までの子供を持つ母親の体験談を話してくれました。

 その一つは3歳の子供がある日、英語を遊ぼうという番組を見ていた時に、お母さんが「英語が上手ねえ」と子供にいった時、子供が「紫陽花、アメリカに住んでいたから」と答えたというのです。

 しかもお母さんがそんな子供のいった事を頭から否定せずに聞いてあげようとつとめると続けて「アメリカで楽しかったからもう一度アメリカ人として生きてみようと思ったんだけど、今度は日本に行きなさいといわれたから、日本へ飛んだの」とわずか3歳の子供が答えたというのです。

 又ある仙台市の4歳の子供は、生まれる前は、上空からある男女を見ていたといいます。

 この男女は将来結婚する事が分かっていて、神様のような人に今度は誰から生まれようか相談したら、この男女がいいといわれたから、ずっと見守っていたというのです。

 これなんかも驚きですが、3人目の子供さんは、自分が生まれる前に夫婦で何があったか全部知っています。

 夫婦が喧嘩してお母さんが実家に帰ると言い出して、お父さんが頭を下げて謝った事。

 こんな事は子供が産まてからは一度もなく、話した事もないそうですが、子供は正確に知っているといいます。

 飯田先生はそういった、講演を聞いたり、「生きがいの夜明け」の論文を読んで、最近送って来てくれた人の情報を話してくれましたが、紫陽花はそれが本当なら、こういった事が今の時代、頻繁に起こっているものかと正直驚きましたし、皆さんも是非、4歳か5歳の子供がいるのならそういった事を聞いて見る事をお勧めします。

 何故なら4歳から5歳までの子供は前世の事を覚えているとはよくいわれていますが、もしかしたら皆さんの子供も覚えているかもしれないと思うのです。

 ただ子供に「昔の事を覚えているとか」「どうして生まれて来たのとか」と尋ねても飯田先生の話だと難しいみたいです。

 前世で住んでいた所とよく似た風景をみたとかいうような何かのきっかけが必要らしいですが、紫陽花はやってみる価値はあると思います。

 しかしもちろん子供がいくら前世の話をしたからといって、それだけで生まれ変わりがあるとはいえません。

 面白いとは思いますが、確証がある訳ではないからです。

 でも現在ではそれが科学的に実証できるようになっています。

 昔の戸籍とか死亡カルテというようなものが残るようになっているからですが、飯田先生が次に話してくれたのは臨死体験とか退行催眠と呼ばれる方法で、大人が体験した事です。

 これなら子供よりも遥かに信用できますし、この中でも医者とか弁護士のような社会的な地位のあるいう人なら信憑性もあります。

 特にその中でも退行催眠は面白いです。

 臨死体験に付いては一部の学者が人間が死ぬ時には脳内麻薬という物質が出て、人間に一種の快感を与えて幻覚を見せるんだなんていいますが、退行催眠はなかなか否定できません。

 この退行催眠とは一体何なのという方が、皆さんの中にもいるかもしれませんので、念の為に説明しますと、医学の世界での一つの治療方法です。

 催眠術を使って、5歳前、10歳前、4歳の時、3歳の時とどんどんある人を年齢を若くして、その人が気が付かないけど潜在意識の中に入っている恐怖や苦しみを思い出させて、それを取り除く方法です。

 例えば3歳の時に高い所から落ちて、それからいっさい高い所は駄目とか、小さい時に火事にあって、火が怖いといった人を治療するには、その年代まで一端催眠術で若くして、本人に自分はこの理由で高い所や火が怖いのだと自覚させてあげたらいいのです。

 それで不思議と怖くなくなるのですが、中にはいくら若くして、生まれた直前の時でも原因が分からない時があります。

 これは突然いくら食べても食べてもまだお腹が満足しなくなる過食症なんかのケースにあるそうですが、このような時に生まれる前の前世まで遡り、やっと自分が前世で餓死の為に死んだからだという原因をつきとめる事ができたというケースなんかもあります。

 全世界中にはそういったケースがあり、科学者が退行催眠で本人がいった事が本当かどうか確かめたら、確かに!!という人物がいて!!!!という病気で死んだと実証されたケースも多くあります。

 特に日本ではなく、外国ではこういった研究が進んでいますが、飯田先生はそういった例を話してくれると、次に退行催眠や臨死体験で、死んだ後、どういった世界がやってくるか、たぶん皆さんも興味のある話をしてくれました。

 これは皆さんも丹波哲郎などの霊界の話などを聞いてある程度はイメージしていると思いますが、基本的にはこれは間違っていません。

 死んだらまず死んだ自分の姿を肉体から放れた自分の魂が、上空から眺めたりします。

 また今までの自分の人生が走馬燈のようにビジョンで見えて来たりもしますし、日本人、アジア人、ヨーロッパ人などで、見るものはトンネルや三途の川や天国の門とちょっと違いますが、その中に入る事によって自分は死んだんだと自覚させられます。

 そしてその後、自分より先に死んだはずの両親や兄弟や親戚の人が出て来ます。

 その出方もこの世で生きていた時と同じように服を着ている姿と、光としてあらわれる時と二通りあるそうですが、生まれた環境によって現れる風景は違っても、パタンとしては決まっているそうです。

 ですから皆さんも死んだらこのようになるかもしれませんが、実はその後が大変なんです。

 知り合いの人が出て来た後、何と裁判が始まります。

 3人、5人、7人と決まった奇数の数のマスターという指導役の霊が出て、死んだ人の人生を判断します。

 今までの人生を映画見るように見せられ、自分の人生がどうだったか、自分で判定させられる事になるのです。

 しかもこれが本当に厳しいらしいです。

 小さい頃、人をいじめていた人間はそのいじめていた姿を見せられ、その時のいじめられていた人の苦しみまで分かるようになるそうですし、両親に反抗ばかりしていたら、その時の両親の悩みまでも分かります。

 これははっきりいって、相手の感情まで分かり、それを体験させられるという事です。

 どうです。皆さん、ここまで聞いて怖くありませんか。

 紫陽花はこの話を飯田先生に聞いて思わず、自分のして来た事が思い出され、やばいなあというのが2、3出て来ましたが、皆さんはどうですか。

 まさしく地獄のような気がしますが、飯田先生によるとこれが宗教でいわれている地獄になります。

 地獄というのは、皆さんが考えているような所にはなく、この裁判の事をいうのです。

 だから中途半端ではなく、本当に責められます。

 ベトナム戦争なんかで、もし戦争といえども人を殺したら、自分が殺した為に悲しんでいる家族の姿や悲しみまで伝わって来ますし、ある人を騙したとしたら、騙された人が別な人を騙し、それがドミノ倒しのように広がっていき最後には自分に返ってくる連鎖反応を見せられる事になります。

 人に悪い事をしたら最後は自分に返って来るという事を教えられるのです。

 これが地獄と呼ばれる所で、普通の人なら涙を流して、身もだえするぐらい苦しいらしいです。

 しかし皆さんはそんな事ぐらいで怖じ気付かないで下さい。

 いえどうぞ安心して下さい。

 紫陽花もほっとしましたが、幸いな事に、ここでその本人が十分に反省すると、今度はかならず許して貰えます。

 例え人殺しでも、反省したらマスターは優しい言葉を掛けてくれるのですが、まるで学校の先生のように、いろんな事を教えてくれるそうです。

 いかに愛が大切か。いい事はいい事でしか決して返せないという事。

 人間として正しい生き方をすれば、人生の終わりには愛情の深い人生が待っている事。

 生まれ変わって人生をやり直す意味。

 こういった事を教えてくれ、再び生まれ変わって人生をやり直す決心をした魂の相談にはのってくれるのです。

 だから人間は再び生まれ変わる事になります。

 前の人生でできなかった事や反省した事をやり直すのですが、その仕組みも飯田先生の話だと大変面白いです。

 その飯田先生の教えてくれた事を図で書いたので、次のページの図を見て下さい。

実は人の人生とは、この図のようなアミダクジのようなものだと考えたらいいのです。

 しかもアミダクジの中で分岐点となるような所は、生まれる前に、自分が計画したテスト問題です。

 それを皆さんは、この世では試練と名付けていますが、これは起こるように最初から設定していたのです。

 だから例えば2という所で、受験に失敗すると設定していたら、その人は2の前でいくら勉強していても、絶対に合格するといわれるぐらい実力があっても、かならず受験に失敗する事になります。

 極端な事をいえば、当日40度ちかくの風邪を引いてでも、不合格になるようになっているのです。

 これが人生の本来の姿だそうです。

 紫陽花は飯田先生からこの事を聞いたときには、ちょっと考えこんでしまいましたが、理論としては納得できます。

 そうでもしないと人間は決して成長できないからです。

 しかも飯田先生の人生の設定の話で大変面白いのは、じゃ、この人生のテスト問題に合格する答えは、受験に失敗したのは、自分にある甘さが原因なんて考えて、合格した友人を見返す為や一流大学に入る為に、今まで以上に勉強するという事ではないという事です。

 いえむしろ、自分以外の競争相手を打ち負かす生き方は、間違った生き方の方になってしまいます。

 例え、そういった生き方が4として、今度希望した学校に入学するという方向に進んだとしても、悪い方向に進んだ事になります。

 それとは反対に受験に失敗した後、いろいろ考えて、人間の価値は立派な学歴を持つ事だけではないと気が付いて、今度は無理せずにちょっとランクを落として、3の学校を選んで合格する道を選んだとしたら、その方がかえって正しいという事になるのです。

 それがこの世の常識としては、一見4の一流大学に入れる方が正しい事に思えても、生まれる前に考えた本人が、3を正解だとしているという事になるのです。

 何故ならこの世の尺度とあの世の尺度は全く違っているからです。

 というのも、多くの日本人に、非常に充実した人生とは一体どんな人生ですかと聞けば、たぶん殆どの人はやっぱりお金や地位がある、成功した人生だと答えると思います。

 この縁の花の読者なら、決してそれだけじゃない。

 笑顔でいられて、自然や地球とも共生できる、多くの人と仲良くできる愛のある人生なんて、答える人もいるとは思いますが、世間の常識はまだまだそうなっています。

 でもあの世の常識では違います。

 あの世では非常に充実した生き方とは、愛情にあふれた人が集まってくる生き方であり、非充実した人生とはどんどん人が遠だかっていく生き方をいいます。

 それが図の10にたどりつき、ある会社の社長として、お金持ちに成れたとしても、財産の為に友人や親戚や社員がどんどん放れたら何にもなりません。

 どれだけ人を愛したか。

 人を傷つけたり、裏切らなかったか。

 こういった事が唯一の判定基準であり、お金は全然なくても、7の人生が、多くの人に愛される人生だったら合格したという事になるからです。

 マスターにも死んでから「よくやった」と誉められる事になるのです。

 しかし反対に人を騙したり、け落として、お金や地位や名誉を求めても、こういったものは棺桶に持っていけないし、死語はマスターにこてんぱんに怒られる事になります。

 これがあの世から見た人生なんです。

 どうです。もの凄く面白いでしょう。

 紫陽花は前の準備64号、笑顔共和国の中で、福田純子大統領が臨死体験者がつねづねいうのは縁を大切にした生き方をしないといけないという事ですよと、皆さんに紹介しましたが、それと一致するなあと思って感心してしまいました。

 が、だからといって、ここで皆さんに誤解して欲しくないのは、紫陽花はお金を全く否定するつもりはないという事です。

 いえむしろ、紫陽花自身、ある程度のお金は必要だと思いますし、MG活動を通して、多くの仲間とNDSという紫陽花達の会社を日本一の会社にするつもりです。

 だって世の中を変えるには、人類を救済するには膨大な財力や政治力は必要だからです。

 ですから問題は正しい愛のある生き方、本物の方法で金銭を得る事です。

 それができるなら財力や政治力はいくらあっても、困る事はありません。

 財産や政治力があれば、福祉や環境問題にも大きく貢献する事ができるし、これからの本物社会はお金と愛の両方を得られる時代にかならずなるからです。

 紫陽花は皆さんにもその両方を目指して、どんどんたった一度の人生、いえ何度生まれ変わっても、地球や人類を救うという、今程面白い時代はもう二度とないので、折角そんな時代に生まれたのだから、精一杯自分が生まれる前に計画した人生を、楽しんで欲しいのです。

 でも紫陽花がこんな事を書けば、皆さんの一部の方には、もう自分の人生は終わっているなんて思っている方や手遅れだと思っている方がいるかもしれませんので、念の為にいいますと、そんな事は気にする必要はありません。

 アミダクジの人生とは敗者復活戦が可能です。

 今日からでも、今までの生き方を愛のある生き方に変えたら、上に登るのは簡単です。

 十分に間に合う事は可能なんです。

 また今、大きな試練にぶつかっている方で、自分の今までの生き方が間違っているのではないかと思う人がいるのなら、それも気にしないで下さい。

 本物の生き方と大きな試練は関係ありません。

 紫陽花は本物の生き方をしていれば、大きな試練なんてやって来ないと思っていましたが、どうやら違うみたいです。

 むしろ本物の生き方をすれば、するほど、もっともっと自分を成長させる為に、大きな試練を計画している事も考えられます。

 ですから人生にはかならず大きな試練が、何回か用意されており、決してスムーズに行く事はないと思った方がいいですし、紫陽花が大きな試練にぶつかっている人にいえる事は、今までの人生を反省するよりも、これからの人生を図に書いているように、愛のある、良心にそった、前向きに生きる事が大切だという事です。

 大きな試練に対しても、その3つで対処していたら運が向いて上昇する事になります。

 だからそういった努力をして、後は忍耐強く、タイミングを待って下さい。

 というのもアミダクジの人生は登れる時期が来るまでは、いくら努力していても登れません。

 チャンスがやってこないのです。

 しかしかならずチャンスは来ます。

 大体生まれる前に答えのないテスト問題を自分で出す人はいないはずです。

 かならず正しい生き方をしていたら助かるように生まれる前に計画しているはずですから、そんな自分を最後まで信じたらいいのです。

 以上が飯田先生が、人生の仕組みで話してくれた主な事ですが、皆さんにも何かの参考になったと思います。

 が、飯田先生は他にも興味のある話をしてくれました。

 特にこれは皆さんも関心があると思いますが、赤い糸伝説といわれているものが本当にあるのか、どうかという事ですが、結論からいいますと現実にあるそうです。

 ですからもし皆さんが結婚しているのなら、よほどの特別な時以外は、その相手の人とは生まれ変わる度に結婚している可能性は高いですから、その人との縁を大切にしてあげて下さい。

 残念ながら紫陽花にはそんな赤い糸が誰と繋がっているのかは分かりませんが、現れた時には会った瞬間に分かるとケースもあるといいますから、分かった時には飯田先生の赤い糸の話をして「随分長い間お待たせしました。やっとあなたと二人で魂を成長される段階まで、約束通りにこれました」と素直に詫びたいと思います。

 又愛のキュピットというものも実際に存在する事も分かりました。

 天使の赤ちゃんが弓矢を持っていて、矢を当たられた男女が結ばれるといったものですが、これは二人から生まれる事が予定されている、生まれ変わる霊がするそうです。

 目には見えませんが、同じ空間にいまして、二人が恋人だったら早く結婚して、私を産んでよと囁くそうです。

 これが天使の矢になりますし、お母さんに成る人がたばこを吸ったり、アルコールばかり飲んでいたら、生まれる紫陽花の身体に悪いからやめてようと訴えるらしいです。

 特にこれは妊娠して3ヶ月までの女性は、体内の赤ちゃんの中ではなく、上空から見ている可能性の方が高いので、そういったいろんな注文の声が聞こえるかどうか、試してみたら面白いと思います。

 飯田先生はそういった面白い事も教えてくれたのです。

 が、そういった話の中で、紫陽花が一番関心を持ったのは、ソウルメイトという存在です。

 これはよくいわれている事ですが、前世で友人や家族や親戚だったものとは、この世でもやっぱり友人や家族や親戚となるという事です。

 こういった関係をソウルメイトと呼ぶのですが、これも臨死体験や退行催眠をした多くの人を科学的に調査した結果、間違いなくそういった関係が存在する事が分かりました。

 どうやら紫陽花達はそれぞれで一定のチームのようなものを作っており、この世で多くの仲間で魂を成長させるみたいです。

 人の縁、出会いはただの偶然のように思えても、決してそうではなく、前世からの必然で、時期が来れば会うようになっているのです。

 ですから縁の花の読者の皆さんや、MGや笑顔共和国や地球村などの多くの本物の人達の中には、紫陽花のソウルメイトも沢山いると思います。

 だから紫陽花はこういったものに惹かれるのでしょうが、素晴らしい事だと思いますし、紫陽花は縁の花の皆さんや多くの本物の皆さんとは、全員ソウルメイトの関係だと思う事にしています。

 縁の花が最終的にどのぐらいの人数になるか分かりませんが、読者は全員ソウルメイトですし、MGの1万4千人のメンバーにしろ、笑顔共和国や地球村の5千人の国民、村人も、全部ソウルメイトです。

 この地球や人類を何とかしよう。

 我欲を捨てて、地球や人類を心から愛して、大切にしようという使命を持って、ある時期には一つの本物として一致協力して頑張ろうと堅く約束をして生まれて来た関係だと思っているんです。

 だってそう思えば、仲間を大切にできるし、人の出会い、縁を大切にできるからです。

 紫陽花はこういった考えは絶対に大切だと思いますが、皆さんはどう思います。

 きっと紫陽花は皆さんも賛成してくれると思いますし、飯田先生の話は、この事を確信できただけでも来た甲斐があったと思いました。

 しかし飯田先生の話はそれだけでなく、他にも収穫が本当にありました。

 死者の霊と話す方法なんかも教えて貰いましたが、これは準備第63号で紹介した、河内先生の仲間に是非伝えてあげたいと思いますし、人生を生きて行く目的なんかも教わりました。

 何故人間は生まれ変わるかという事です。

 この事は是非皆さんにお伝えしたいので書きますと、人間が生まれ変わる目的は、一言でいうと、わざわざ肉体でないと経験できない事を経験する為です。

 それで魂を成長させるのですが、それには飯田先生によると大きく分けて二つあります。

 それが1として、大きな病気やけが、重大な障害を経験するという事で、もう一つは人間関係を経験する事です。

 はっきりいって、この二つの事は、人間にとってはあまりいい事ではありませんが、魂を成長させるにはもの凄く大切な事です。

 だって昔から大きな病気を経験すると人間は変わるといわれていますが、紫陽花はその通りだと思います。

 残念ながら紫陽花自身はおかげさまで、大きな病気を経験した事はありませんので、偉そうな事はいえませんが、大きな病気は今までの生き方を反省しろという天のメッセージだと思います。

 ですから大きな病気やけがをしている人は、気の毒な事ではなく、魂から見たら非常に羨ましい事ですし、大きな障害を持って生まれて来た障害者の人は魂のレベルでみれば、非常にレベルの高い魂だと思って間違いありません。

 だから皆さんも、今日からそういった見方で、特に障害者の人は、生まれ変わりを地球で経験するか、しないかを決める、卒業試験を受けられる魂、自分にまねのできない凄い精神のある人として尊敬して、そういった人に対して自分が一体何ができるだろうかと考えて欲しいと思います。

 紫陽花も職場に障害者の人がいるのでそういった見方で見るつもりですが、皆さんもそう考えれば、障害を持つ人に対して、今までとは180度違った見方で見れると思います。

 又2番目の人間関係も同じです。

 どうしても相性の悪い人はいるものです。

 でもそういった人程、自分の魂を成長させてくれる存在だと思わないといけませんし、実際にライバルはソウルメイトが多いそうですが、そういった人を通して魂は成長します。

 そういった人でも疑いや不信感を持つのではなく、無条件で相手を信用できるか。

 嫌な人を含めて、自分と縁のある人、人類すべてを愛せるか。

 そういった見方が大事で、今後人間関係を築いていかないといけないのです。

 それが生まれ変わりから見た、正しい生き方、本物の生き方になるのです。

 だから紫陽花は是非、皆さんもまだ実行できていない人は、今日から紫陽花と一緒に努力して欲しいと思いますが、それと同時に飯田先生の生まれ変わりを科学的にとらえた考えを一人でも多くの人に、どんな方法でもいいから伝えて欲しいと思います。

 というのも縁の花の題名に、生きがいの夜明けとしたように、今、こういった考えは、多くの人に理解されようとしているちょっと前まで来ています。

 やがてかならず太陽は昇るように、紫陽花はもうすぐ生まれ変わりの考えは、間違いなく科学的に認められ、21世紀には世界中の人が当然の事と考えるようになると思います。

 何故なら紫陽花は前から思っていましたが、こういった考えは得する事はあっても、デメリットは一つもありません。

 皆さんも考えれば分かると思いますが、もし人間の魂は未来永劫消滅しないと分かれば、人間の最大の恐怖、死に対する恐怖はなくなりますし、何か天のようなものは存在して、自分を見守ってくれていると思えば、心の中はもの凄く幸せになれます。

 しかもマスターに死後、自分の人生を見せられ、愛のない行動をしていたら厳しく責められると分かれば、悪い事はしずらくなります。

 又友人や両親に対してもソウルメイトかもしれないと思ったら見方が変わりますし、いじめ問題も解決できるかもしれません。

 実際、飯田先生の話を聞いた学校の先生が、生まれ変わりの考えを学校で生徒に教えたいといって来ています。

 残念ながら文部省が許すとは思えませんが、紫陽花は学校で教えられるように成ったら、いじめ問題はなくなると信じています。

 このように一人一人の人が、生まれ変わりを心から認める事ができたら、人類の今までの価値観はがらっと変わってしまうのです。

 だから紫陽花は是非この生まれ変わりの考えを世に広めるお手伝いをしたいと思います。

 飯田先生も人間は何度も生まれ変わるという事を知って、今までなげやりに成っていた人生を、せっいぱい生きようとするようになった人を多く見て来たそうですが、紫陽花もそういった事をしたいと思います。

 一人でも多くの人に、今までとは違った別な生きがいを持てる、お手伝いをしたいのです。

 できれば皆さんも手伝ってくれたら幸せです。

 では皆さん今後も合縁で。・・・・・

   平成8年6月16日

 

       追伸

 最後に一つだけ皆さんに伝えたい事があります。

 それは飯田先生も講演の最後に強調していましたが、今、皆さんが読んでいる縁の花は偶然では決してないという事です。

 いえ、むしろ必然です。

 紫陽花が飯田先生の話を聞いて、皆さんの為に、準備第65号、生きがいの夜明けを書くのは、皆さんがこの世に生まれる前から決まっていた。

 紫陽花とどういった約束かは分かりませんが、間違いなくあの世で約束していると思いますし、少なくても紫陽花はそう信じています。

 というのも人生設定のアミダクジの図を思い出して下さい。

 あの図の中にある沢山の人生の分岐点、あれは人生の試練だけではありません。

 紫陽花はその中には、人との縁も入っていると思います。

 この時点で、この人に会う、ここまで成長できたら、こういった本物の先生に会う。

 皆さんはそういった事を考えて、設定して生まれて来たはずです。

 だから紫陽花も、トータルヘルスデザインと地球村の渋谷さんから、飯田先生の案内を貰って、6月1日に飯田先生の話を聞けた事は偶然なんて思っていません。

 飯田先生も「今、私がいっている話を皆さんは生まれる前に、この時期に聞くように決めていたはずです。それを聞いて今後の人生をいいように進むのか、悪いように進むのかは分かりませんが、聞いている事は偶然ではありません。必然です」

 と教えてくれましたが、紫陽花はそう思います。

 たぶん紫陽花が6月1日に飯田先生の話を聞いた意味の一つは、河内先生のいっている事が正しいのか、正しくないのかを考える参考にする為だとは思いますが、最大の意味は、それを皆さんに伝える事にあると思います。

 ですからそれをこの後どうするかは、皆さんの自由です。

 紫陽花の縁の花の情報を生かして頂くのも、生かさないのも、皆さんしだいだし、今の時代、関心があれば飯田先生が今度出す本を読んだり、講演を聞く成りできるからです。

 皆さんが第65号、生きがいの夜明けで、新しい生きがいを持てる事を祈っています。

 では、これで。・・・・

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