縁の花村まぐまぐ情報  

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  縁の花村まぐまぐ情報 第64号 2007年 5月29日

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縁の花 第223号「武田勝頼の復活」
「武田勝頼と仁科盛信の会話 小督姫と松」

 やがて、武田勝頼は、父親の足元で遊んでいる督姫を見ながら、仁科盛信に「小督は何歳になったか」と尋ねました。勝頼にも、良く似た年の貞姫がいます。その事を思い出したのです。
 
 そんな勝頼に対して、仁科盛信は、愛称で呼んでいる小督に、何歳になったかと尋ねて、4歳と答えさせました。男子の子供は、3人持っていますが、仁科盛信にとって、女の子供は、督姫が初めてでした。そのだけに、非常にかわいかったのです。しかも、督姫は、少し病弱でした。仁科盛信は、督姫を心から愛していたのです。

 でも、それだけに、もし、織田軍が、美濃から大軍で、信濃に入って、高遠城に攻めて来た時のことを考えたら、督姫の将来が心配でした。まだ幼い小督は、どうなるのだろうと思っていたのです。

 また、勝頼も気持ちは同じでした。勝頼にも、貞姫がいます。自分は、男子なのでいいですが、まだ幼い督姫、貞姫は、何としても生きて欲しいと思っていたのです。
 
 それで勝頼は、ついふっと、もし、織田軍が、大軍と高遠城に迫ったら、小督は、どうするつもりかと尋ねてしまいました。そんな弱気な心が出たのです。それに対して、仁科盛信は、しばらく考え、自分の妹、高遠城で暮らしている松姫に、預けて、兄上のいる新府城に逃がすと答えました。幼い小督は、自分と同じように、高遠城で、死なせるつもりはなかったのです。

 でも、勝頼は、そうなった場合は、新府城で、妹の松姫や、小督を預かっても、無事に守れる自信はありませんでした。もし、織田軍が、高遠城まで迫ったら、武田家は滅びるということは分かっていました。今の武田家臣団では、新府城で最後まで、自分と戦ってくれる家臣が何人いるか、心もとなかったのです。

 しかし、勝頼は、その事は、仁科盛信にいえませんでした。もし、松姫が、督姫を連れて、逃げてきたら、自分も、娘の貞姫や、奥の北条夫人を、松姫に預けて、北条夫人の実家、北条家に逃がすかということを考えていました。


 北条夫人も一緒だったら、北条家も、松姫達を守ってくれるし、織田信長の嫡男、信忠と、松姫は、昔、婚約していたという過去もあります。松姫は、今でも、信忠を思っているので、もしかしたら、督姫や、貞姫の生命は、信長から守ってくれる可能性もあると考えていたのです。

 いえ、賢く、綺麗で、心優しく、しっかりしている松なら、どんな苦難でも負けずに、まだ幼い、督姫や貞姫を育ててくれる、松姫に托そうと決心したのです。

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2、縁の花 第223号「武田勝頼の復活」
「武田勝頼と仁科盛信の会話」仁科盛信の策1

 しかし、そんな勝頼の気持ちは、仁科盛信には分かっていました。仁科盛信は、勝頼が、猪武者ではなく、知将だということで評価していました。それだけにいろいろ考えてしまう面もあります。武田家を背負うという重圧がそうさせるのです。
 
 やがて、仁科盛信は酒を飲みながら、小督をそんな目にあわせない為にも、何とか、織田家の侵攻は防がないといけませといいました。勝頼も、それに頷きながらも、その策がないという本音を出しました。

 上杉謙信亡き後、畿内で抵抗していた本願寺も、抵抗を諦め、織田信長と和睦すると、紀州に落ちました。残るは、毛利氏と上杉家ですが、どちらも苦戦しています。武田家は、それを助ける力はありません。どうすることもできなかったのです。

 仁科盛信は、そんな勝頼に、前から考えていたことを言いました。
「確かに、これといった策はありません。しかし、天佑を信じて、供えることはできます。父、信玄公や、上杉謙信に起こったことが、信長に起こらないとは限らないでしょう」

「盛信は、信長が、急死するというのか」勝頼は、そんな盛信の言葉に、信じられないという顔で言いました。

「信長も、もう五十歳を超えています。そうなっても不思議ではありません。それに、桶狭間の戦いの例もあります。信長が、毛利に敗れることも考えられます」
「また、信長は、驕りが出ているのか、昨年、長年仕えた家臣を、無能だからと言って、追放しています。家臣の中に、次は自分だという不安を持っていて、信長に反逆する家臣があるかもしれません」

 盛信は、そんな前から考えていた希望も言いました。どれも確信のあることではありませんが、可能性はあることでした。特に、盛信は、武田家が滅亡した後でも、信長が、今のやり方をしていたら、いつか家臣から裏切られると確信していたのです。

 しかし、どの仁科盛信の言葉も、勝頼を動かせませんでした。勝頼には、そんな奇跡が起きるとは信じられなかったのです。でも、酒の肴に、その会話に付き合ってもいいと思いました。勝頼自身も、そうなることを望んでいたのです。

 

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3、縁の花 第223号「武田勝頼の復活」
 「武田勝頼と仁科盛信の会話」仁科盛信の策1

 だから、勝頼は、仁科盛信に、もし、信長が、信玄公や上杉謙信のように、急死したらどうするつもりかと尋ねました。仁科盛信なら、どうするだろうと関心があったのです。

 仁科盛信は、そんな少し元気になった兄、勝頼にほっとすると、前から考えていたこと「もし、織田信長が、死んだと分かったら、信濃の全軍一万を率いて、岐阜城、清須城を攻めたいと思います。御屋形も、甲斐、駿河の残る一万の全軍を連れて、遠江に侵攻して、徳川家の押さえをお願いしたいと思います」と言ったのです。

 しかし、勝頼には、仁科盛信の策は、少し危険だと思いました。信長が、たとえ、死んだとしても、織田軍が滅びたわけではありません。岐阜や清須には、守っている兵もいます。徳川家も黙っているとは思いませんし、背後を北条に突かれたら、守る兵のいない甲斐、信濃、駿河は、ひとたまりもありません。無茶だと思ったのです。

 それで、そのことを、少し笑いながら性急しすぎるといったら、仁科盛信はあっさり認めました。確かに、信長が、急死したら、兵を出す構えをみせて、毛利氏を助けて、後は時勢を見たらいいが、信長が、戦で敗れたり、万が一、家臣の反逆で死んだりしたら、一気に、死ぬ気で、美濃、尾張を取るべきだと言ったのです。

 また、仁科盛信は、その理由として、信玄公がなくなった後の武田家を例にあげました。その時、武田家臣は、呆然としていました。嘆き悲しんで、何も考えられませんでした。信長が、戦で死んだら、織田家中も同じことになっているので、五千や三千の兵で、守っていても、武田軍が、復讐を誓って、攻めてくるといううわさが流れたら、恐怖で、守備兵は、半減して、岐阜城、清須城も取るのは、そんなに難しくないというのです。

 しかも、尾張、美濃を占領したら、散々、武田家を苦しめる、徳川家も、武田家に従うようになりますし、北条家との同盟も復活すると断言しました。仁科盛信は、そのことに自信があったのです。

 でも、まだ勝頼には、そんな仮定の話には、半信半疑でした。信玄が亡くなった後の武田家家臣団の様子を体験している勝頼には、仁科盛信のことが言っていることはよく分かります。しかし、まだ、そんなにうまくいくとは思えなかったのです。

「それで、そんなにうまくいくか」と思わず、言ってしまったのです。でも、兄である勝頼の性格を良く知っている仁科盛信は、「それはすべて兄である御屋形様の決意一つ」だと答えました。仁科盛信は、勝頼が、乗ってきたことに手ごたえを感じ始めたのです。

 

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