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●○●  [フォトン・ベルト レポート] 第100号 2009/3/9

○●○  宇宙の法則研究会 

●○●  http://www.net-g.com/photon/reset.html

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危険極まりない麻生政権

 

 昨日放送のテレビ朝日サンデープロジェクトで元東京地検特捜部の検事だった郷原信郎氏(現在大学教授)が、法的な解釈の見解から、「政治資金規正法違反の立件は困難。

 

この先他に何かなければおかしい。」と語りました。郷原氏は東京地検特捜部で政治資金絡みの事件を専門に担当していた人物です。

 

その発言の趣旨は、以下の通りです。

 

(疑問1:もっと奥に大きい事件が隠されているかどうか)

・こういう時期にあえて政治的な影響を生じさせてまで捜査する事件としては、

今、表に出ているこの「政治資金規正法」違反は、明らかに小さく、軽微な事件だ。 

 

しかも2006年で西松系政治団体は解散しているので、事件としても古い。最近では談合というのは、かなり少なくなってきている。

 

今の政治状況からすると、小沢代表の公設第一秘書を逮捕するということは、

政治的な影響は極めて大きいと思われる。

 

この事件が今までに出ていないもっと特別な悪質性があるとか、あるいはその

先に何か別の事件があるということでなければ、普通は この時期にこういう捜査には着手しないと考えるのが検察に関係している者の常識だ。

 

これ以外の何かがなければ、おかしい。

 

(疑問2:検察は法律上の犯罪性をどうやって立証するのか)

・代議士本人か、その秘書かのいずれかに、西松建設からの献金だという認識がなかったとは考えられない。そうでなければ献金する意味がないからだ。

 

ただ問題は、西松建

設が実質的に出資した資金だと代議士本人か秘書が認識していればそれだけで直ちに「政治資金規正法違反」が成立するかというと、そうではない。

 

 

「政治資金規正法」では、寄附行為者の名前と寄附金額を「政治資金収支報告書」に記載することが義務付けられている。

 

しかし、資金の実質的拠出者まで記載する義務はない。

 法律で義務付けられているのは、寄附行為者の名前と寄附金額だけだから、西

松建設の2つのダミーの政治団体の名前と金額を記載すれば良いのであり、仮に政治家が実質的な拠出者を西松建設だと認識していても、政治資金規正法違反とはならない。

 

 違反になるかならないかは、資金の拠出者が誰かということではなくて、この寄附行為者が本当に寄付行為者と認められるかどうか。本当に全く実体のないペーパーのような存在であれば、直接寄附をしたのと同じように見做されることになる。そこが捜査のポイントになる。

 

 西松建設が2つのダミー団体を支配していたとしても、政治団体として実体があれば、その実体のある政治団体の名義の献金となる。それ以上に、政治団体とは認められないような、まさにペーパーのようなダミー団体の実体が全くないものでなければ政治資金規正法 違反とすることは難しい。

 

  以上、東京地検で政界疑獄事件を専門に担当した郷原信郎氏の見解だけに、かなり説得力がある見解です。このままゆくと、二階経済産業相がらみのパーティ券購入の方が悪性が高く、事件化される可能性があり、結果的には麻生政権の命取りになりそうな気配です。

 

 なお郷原信郎氏のインタビューは、ビデオニュースのストリーミングで見ることができます。

「理解に苦しむこの時期の小沢氏秘書の逮捕」元検事・郷原信郎氏インタビュー

(18分)

http://www.videonews.com/asx/interviews/090305_gohara_300.asx

 <http://www.videonews.com/asx/interviews/090305_gohara_300.asx> 

 

 

 一部マスコミで、「今回の事件は自民党まで発展しない」と発言した政府高官が、漆間(うるま)巌副官房長官であることが、官房長官の記者会見で明らかにされました。これはきわめて重要なことです。日本政府が、発言の事実を公然と認めたということだからです。

 

 この発言の主である漆間氏は元警察庁長官ですが、麻生総理の要請で現在の要職につきました。実は漆間氏はとんでもない人物で、安倍元首相らともに国家を戦前型の「官僚統制型国家」に戻すことを企てていた人物です。

 

 漆間氏は、実質的に防衛省を首になった頼母神元空幕長らを動かし、岐阜県各務原にある航空自衛隊の第2空挺師団によってクーデターを起こし、永田町を占拠。その後、安倍元総理を首相に据える計画の首謀者でした。

 

しかし、自衛隊内部の警務隊によって事前に発覚、極右勢力によるクーデーター計画は頓挫しました。

 

 このことが明るみになるのを恐れた政府は、うやむやにして「闇」に葬り、頼母神氏には退職金までつけて辞めさせたという経緯があります。

 

 良識ある人々が不自然と指摘しているような東京地検による今回の捜査は、米国の指示によるものだそうです。しかも、仕掛けたのは麻生で米国訪問の際ヒラリークリントンに頼み込んだことで唐突な小沢代表公設第一秘書の「逮捕」が行われたとの情報を、信頼すべき国際諜報筋から入手しました。東京地検を動かしたのは、米CIAだそうです。

 

漆間氏らの計画したクーデター計画の全貌も、同じ情報筋から数か月前に入手しました。つまり、漆間氏は麻生氏の動きを知っていたので、「自民党まで発展しない」というオフレコ発言になったと思われます。

                                    

現在、東京地検が行っている「国策捜査」を批判するシンポジュームが開催されます。

 

ご興味のある方は是非ご参加ください。(私は関係していません。しかし、今はきちんと声を上げることが重要です)