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      ●○●  [フォトン・ベルト レポート] 第109号 2009/8/11
      ○●○  宇宙の法則研究会 
      ●○●  「地獄の夏」と「恐怖する秋」
      ○●○  http://www.net-g.com/photon/reset.html
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                    「地獄の夏」と「恐怖する秋」
 
                  
 米国人著名アナリストの警告
 これまで2009年は特別な年になるとの情報をお伝えしてきました。その兆候が
いろいろと現れ始めています。
 世界的には経済不況が「底入れ」し、これから上向くという情報が駆け巡って
いますが、これはまったくあり得ない話です。
 
 たとえば、今年に入って米国ではすでに今月8日までに72行が倒産していますが,
今後1年間で少なくとも500行〜1000行が倒産すると予測されています。
ところが金融機関が倒産した時に預金を保護する米国の連邦預金保険公社の金庫
にはすでに空っぽの状態になっています.
かりに、数百行が倒産するとなると、
預金保護のために資金は天文学的な金額に膨れ上がってしまいます。
 
 そうなると、国家財政から不足する分を補てんしなければならないのですが、
米政府の財政赤字はすでに1京円(1万兆円、日本の財政赤字の10倍)に
達していて修復不能な状態に陥っています。年間の財政赤字でも、今年はすでに
過去最高になっています。
 
 米政府は今年に入ってからの1年間で200兆円もの財政資金を赤字国債で賄わな
ければならないのですが、
先月から中国が買い取りをしなくなっており極めて厳しい状況にあります。
8月は中旬頃に史上最大米国債の入札(7兆数千億円)が予定されていますが、入
札が順調に行われるかどうかの行方が世界中からの注目が集まっています。
 これまでは米国債の売れ残りを米国の中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会
)が購入してきました。これは紙幣を印刷する機関が国債を購入すると
インフレになるので、禁じ手とされてきましたが、 売れ残りがあると米国の財政
に支障をきたすのでこのようなことが行われてきました。
 その他FRBは昨年あたりから金融機関救済のために、サブプライムローンの不良
債権や 企業発行の短期手形を大量に買い付けてきており、
バランスシート上極めて危険な状態になってきていると指摘されるようになって
きています。
FRBは株式会社組織なので、最悪のケースで倒産ということも想定されます。
そこでFRBは今年9月から、米国債の買い取りはしないと先日発表しています。
 
 この苦境から脱するのに米政府が取れる手段も限られています。ひとつはドル
の切り上げです。簡単に言うとドルの価値を半減させるのが、切り上げです。
切り上げすると、借金の額が半分になるので、世界的な地位と信用を下落させま
すが米国は助かります。
 もう一つはデフォルト(国家財政破綻)を宣言することです。デフォルト宣言
は、ようするに借金を返せませんと宣言することです。
これをやると米国の威信は完全に地に落ちます。デフォルト宣言は大量に米国債
を抱えている国中国、日本や中東諸国に打撃を与えます。
間違いなく日本国も米にひき続いて、デフォルト宣言を余儀なくされる筈です。 
切り上げは貿易国家で成り立っている日本に、重大な影響を与えます。
世界に冠たるトヨタですら存続は難しくなります。
 
 89日に元金融機関勤務で海外駐在だった方のブログ(Walk in 
the Spilhttp://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/200908090000/it 
<http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/200908090000/it> )で、米国の著名
アナリストが826日に米国で金融封鎖が行われる可能性があると警告
しているとの情報が掲載されました。この情報は、極めて重大です。
 
 金融封鎖は、1週間から10日間あるいは場合によっては1ヶ月間くらい続くもの
と想定されますが、 世界のどこかで金融機関がダウンしていると 
お金の流れが止まるので、別の国でも同じような処置が取られる可能性は極めて
高いと思われます。間違いなく日本も追従せざるを得ないでしょう。
つまりは、米国の金融封鎖で世界は一挙に地獄に落とされることになります。
 
 米国は銀行封鎖によって混乱から全国的な暴動に発展すると予測されますが、
国家的な危機管理を担う省庁である緊急事態管理庁(FEMA)は、千手を打って
727日から731日まで外国軍隊の参加を得て全土で前例のない演習まで行って
います。
 
 また、Walk in the Spilitの掲載情報によれば米人ジャーナリストがパナソ
ニック・アメリカ(旧松下電器)の日本人社員全員に
9月末までに全員帰国するように指示がされているというのです。
 間違いなく米国発の金融パニックで世界中は、「恐怖する秋」移行してゆきま
す。これからはヘッジファンドの倒産も続発し始めると予測されています。
ヘッジファンドは総額6京円(6万兆円)の金が乱舞する虚飾に満ちた世界です。 
ここが崩れ始めると、あらゆる金融機関に影響が及びます。
 
 金融封鎖になると、新札の発行あるいは預金没収などといったことが起こりま
すが、デジタルマネーに移行する可能性もあるのではないでしょうか。
まさに全地球的には「地獄の夏」から「恐怖する秋」に一挙に進行すると予測さ
れます。
 
 銭洲海嶺が震源地の地震が意味するもの
89日夜に起きた「東海道南方はるか沖」を震源地とする地震は、一部の地震を
研究している人たちにとっては震撼させるものでした。
震源は地下340キロで、専門家の間では「銭洲海嶺」と呼ばれる場所でした。
 
 ここはフィリッピンプレートと南海トラフがせめぎ合っている場所で、南海ト
ラフを固着させている場所としても知られています。
過去著名だった地震研究家が、「この銭洲海嶺に地震が起こった場合に、その後
の南海トラフ上の3つの震源域(東海・南海・東南海)の地震を警戒
しなければならない」という趣旨の論文をすでに10年以上も前に残されています
。 いよいよ700年ごとに巨大地震を繰り返し起こしてきた南海トラフに、
発震のためのスイッチが入ったと理解すべきだと、地震に詳しい知人は力説して
います。
 
 それと今年秋の収穫は、天候不順(日照不足)と多量降雨のためにおそらく不
作だと思われます。 世界的にみても干ばつが原因で、米国・南米・豪州などの
小麦収穫地帯で甚大な被害が発生しています。また、金融崩壊が起こると場合に
よっては 国際的な貿易が停止する可能性があるので世界的な食糧不足が現実化し
ます
まさにそのような出来事は、「恐怖する秋」を意味します。