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●○●  [フォトン・ベルト レポート] 第69号 2008/4/21
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2008年4月の<経済危機>は先送りされた


 4月15日頃からの米国の主だった金融機関の第1四半期(1月ー3月)の決算で、
ニューヨークの株式市場はそう大きく崩れることがありませんでした。これは投資家が
事前に予測した損失が少なかったのが好感され、株価が上昇したと解説されています。
 さらに欧米の金融機関のトップの多くが、「サブプライムローンの危機は去った」と
発言するようになりました。日本でもすでに株価が、1万4000円台まで回復すると
いう声まで出ています。
 事前予想では今回の4月の決算発表の結果で経済は大きな危機に直面すると言われて
いましたが、では、裏側で一体何があったのでしょうか。

 その疑問を解くヒントが、4月17日付の日経新聞の夕刊掲載記事にありました。
「SECからの手紙」と題された記事を読むと、多くの企業を震えあがらせると言われる
米国の証券取引委員会(SEC)がなんと事前に各金融機関に手紙を送り、その内容が暗
に<粉飾決済>を認めるようなものだったというのです。つまりこれによって、経済危
機は先送りされたのです。
 
 これまで厳格な対応で臨むSECによって、多くの企業が煮え湯を飲まされ続けてきま
した。日本企業も例外ではありませんでした。たとえば昨年9月には日本のNECは、SE
Cが求める会計報告書を提出が出来なくてナスダックの上場廃止を余儀なくされています。
 そのSECが金融機関の決算で、粉飾を認めたというのは極めて重大な違法行為です。
国家的犯罪と言っても良いでしょう。このような先送りが行われていると、次の第2四
半期の決算が発表される7月頃までにはより深刻な事態に陥り、米国経済はハードラン
ディングしかねません。

 一方4月18日に上海株式市場では、ここのところ連日の下げ相場が続いていたとこ
ろ終値3094(前日比−128:−3.97%)ポイントをつけ、昨年10月の高値
(6124)からは50%もの暴落となってしまいました。すでに狼狽売りが始まって
いて、このため株取引失敗での自殺者が増え続けていると報道されています。ちなみに
中国はなんらかの理由で自殺する人が1分当り1人、自殺未遂が8件もあるそうで、自
殺者は年間28万人にものぼる<世界一の自殺大国>だそうです。
 
 2008年4月12日付の「大紀元」の情報が、これからの中国経済の行方を示唆し
ています。
(2008年は中国経済全面崩壊の始まり)
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/04/html/d61534.html
 
 今後の上海における株式市場の崩壊が、世界株式市場の崩壊につながってくると思わ
れます。

 雑誌「SAPIO」2008年3月12日号で、国際情勢分析の某アナリストが現在の中国
の社会状況(物価高、不動産バブル崩壊)から見て、中国株価暴落での「大暴動発生」
を予想しています。
 現在の上海株は3000ポイント強ですが暴動の分水嶺は2000ポイント(200
0ポイント割れは、2006年11月時点の株価に急激に戻る事になります)と予測さ
れ、このアナリストは中国株暴落のXディーとして、今年8月開幕の北京五輪の前の6月
が危険だと語っています。
 
 また、米国のFRB(連邦準備制度理事会)のバランスシートが極度に悪化してきていて、
対策としては財務省が財務省証券を無尽蔵に発行しFRBに預けるという案が出てきてい
るそうです。 これは金融機関を倒産から守るため、FRBが資金を融通し続けているた
めです。

 3月末に倒産の危機に瀕した米国5位の証券会社ベアスターンズは、わすか1日で1兆
ドルもの資金が流失、そこでFRBが3兆ドルもの資金を提供しなんとか倒産だけは免れ
ました。しかも当時ベアスターンズは、デリバティブでなんと1000兆ドルもの投資を
行っていました。資産が10兆ドルに満たない証券会社としては、まさに異常とも言える
取引を行っていた訳で、FRBの緊急の公的資金投与がなければベアスターンズ倒産が引
き金になって、世界の金融システムがクラッシュを越していたと言われています。
 しかもFRBのバーナンキFRB議長は議会証言で、ベアスターンズの資金ショートを
知ったのは公的資金投与が決定されるわずか24時間前だった、と恐るべき事実を語って
います。このような事態がかりに現在の日本で起こっていたら、おそらく世界は<終焉>
を迎えていた筈です。これは日本の政治家や官僚に迅速な対応を求めても、その知力も気
力もないからです。
 
 最新の仏のシンクタンクEUROPE2020のレポートでは、2008年度中にIMFやFRB、
さらには主要な金融機関が倒産すると予測されています。
http://www.europe2020.org/?lang=en
 そのため米国の失業者は、今秋には2500万人にも達すると言うのです。

 米国において粉飾決算を奨励したり、財政赤字でにっちもさっちもどうにもならない米
財務省が証券を発行し続ければ、どうなるかは自明の理です。
 バランスシートが悪化しているFRBは、サブプライム債権を担保に、金融機関に公的
資金を投与し続けています。FRBが抱え込んでいるのは、ほとんがカテゴリー3の問題
債権ばかりです。
 おそらくEUROPE2020の予測の正しさが、今秋には証明される筈です。

 2008年の米国と中国の<金融崩壊>で世界は、メガトン級の核爆弾の破裂の余波を
受けることになります。
 

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