六月二十四日(木) 発信 nO五四 石黒大圓

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いつもありがとうございます。 台風がまた大阪を避けて通ってくれました。 ありがたいことです。 今年は旧暦月の運行を基準にした昔の暦。 農暦とも言い農業の指針になっていた。昔はこの暦にあわせて季節の行事を行なっていた)によると「うるう月」が一ヶ月加わり、春が一ヶ月多くなります。 そのため早く春が来て夏も早く暑くなり残暑きびしく暖冬になる予測。 大阪の今までの真夏の最高気温三十八度が、今年は四十度にもなるかも知れない。 今年も多くの野宿者が熱射病で亡くなる。 今も届いているカンパで風呂券を買って、銭湯に入ってもらいスカッと元気をつけてもらおうかと思っています。 

旧暦によると、二十一世紀は春夏に「つるう月」が多く入り暑い年が続くとのこと。 地球温暖化を予言しているかのようです。 夏物以外の衣料の商戦には最悪の年の予想です。 今年もこの界隈の衣料問屋は苦戦を強いられそうです。 しかしいつも当たるとは限らないこの旧暦。 当たらないのを祈るのみ。 いつもと違う季節の巡りで台風も早くからどんどん来てくれますな。 これにも当たらないように祈るのみ。

暦のついでに「平成」という元号について。 「西暦」という暦を印刷する人、「西暦」を使う人、日本人としておかしいのではないか。 天皇が変わるたびに変更される日本の元号、今は「平成」。 これを使うことは天皇制を認めることになると考える。 天皇の名において侵略戦争を行なってきた。 「平成」の名はアジアや世界の人々の血で汚されていると考える人々。 そして民族の個性を忘れ、西暦を使って国際人気取り。 

「西暦」はキリスト教の暦ではないか。 クリスチャンでも西洋かぶれでもないのに何故使う。 これは欧米列強やキリスト教が世界侵略によって拡めたもの。 「西暦」こそ人類の血で汚されているとは考えないのだ。 「西洋文明が世界の基準だ」という考え方に洗脳されていることに気がつかない。  昔から世界各国は独自の元号や暦を持っていた。 それが欧米の植民地になることで奪われてきた。 日本の元号やイスラム暦は数少ない生き残りだ。 世界に対する時には「西暦」でもよい、しかし国内では「平成」を使うべきだ。 我々の先祖はこの伝統を死守してきた。 このことに我々は誇りを持とうではないか

先日寝る前にTVで「ポール・マッカトニー・ライヴIN赤の広場」をやっていました。 元・共産ソ連の中心地で「ビートルズ」の歌が流れる。 それを聞く数十万人のロシア人と、ゴルバチョフ元大統領やプーチン現大統領。 世界は変わった。 百年にわたる「共産主義」という人類の壮大な実験。 かって経験したことのない未曾有の大悲劇をもたらした実験が失敗に終わった。 その現場で未来のロシアを築く若者たちが「IMAJIN」や「LET・IT・BE」を歌う。 こんなこと数十年前に想像できただろうか?  昔の恐怖時代を知る人々は涙をながして聞き入っている。 世界はいつか変わる。 このままの悲劇が続くことはない。 

人類の英知がきっと今の悲惨な時代を乗り越える知恵をきっと生み出してくれる。 無知な思想に翻弄され亡くなって行った膨大な無垢な人々の屍を乗り越えて、若者たちはきっと理想の世界を作って行ってくれる。 それに期待したい。 我々もその若者たちに今まで与えてきた誤りを悔い改め、彼らのために今こそこの日本と世界を立て直す秋と立ち上がるべきなのだ。 そのためにも今の日教組と文部科学省に支配された教育を変えなければならない。

「千の風」の詩を新たに翻訳し曲をつけられた新井満さんが、ラジオに出られ初めてその曲を聴きました。 この「千の風」の文章は「もっと生きたかったろうに」「残念だったろうに」と普通言われる、亡くなった人に対しての慰めの言葉ではない。 残して来た愛しい人々に対する死者からの慰めの言葉です。 「私は決して死んでなんかいません」 いつもあなたのそばでキラキラ輝いて生きています。 私の姿を見たいのだったら自然のすばらしい営みを見てください。 悩みも苦しみもなくただありのままに自由に生きているでしょう。 あなたもそのように輝いて生きて行ってください。 元気を出してください。 私はこのようにいきいきと生きているのに、あなたの方が死んでしまっていてはいけないのですよ。 私はあなたのそばでじっと寄り添い見守っていますからね。

戦争で死んだ人、革命の中で死んでいった人々みな決して犬死ではない。 未来の人々の幸せを願い「いのち」を捧げられた。 決して権力や政府にだまされて殺されただけの犠牲者ではない。 今も遠い空の上からこの世界を、この日本の国の行く末を見守っている。 我々の「いのち」で贖われたこの今の世界の幸せを全世界に拡めてほしい、と世界の英霊たちの呼ぶ声が聞こえる。 かれらの子孫として私たちはその意志を継いで、すべての人々の「いのち」が輝くような天国、仏国土建設に「いのち」と捧げたいと思う。

前回の続き

  山谷えり子さんの「家族、教育、国なおし」の小冊子(平成十六年四月十一日講演)と五月二十六日の講演の抜粋です。

  「国会議員になって最初にぶつかったのが、『思春期のためのラブ&ボディBOOK』という冊子。 とんでもない性教育の冊子が百三十万部も印刷されて、中学三年生全員に配られようとしていました。 そこには「中学生ならセックスは当たり前」とすごく軽い調子で書いてあります。そして中絶にまでに触れられていて、日本のお医者さんの技術は安心だと勧めているのです。 

  次のページはピル、避妊薬のこと。 世界保健機関でも「中学生は絶対飲んではいけない」と言っているものです。 ピルは環境ホルモンなのです。 それを「世界の皆が飲んでいる。 女の子だけで避妊できるのが最大のメリット」『失敗率は一%』と言って勧めています。 

  これは大変な問題だと思いました。 神様から頂いたきれいな体と魂を汚すようなことがあってはいけない。 ましてや女の子は神聖な母親になるわけですから、そんなものを飲んではいけません」

  文部科学省大臣に直訴して回収の指示を出してもらったが、厚生労働省から断られた。   

「実は、その冊子は厚生労働省の外郭団体がピルの会社からお金をもらって作ったものだったのです」 わたしは国会議員の団体「健全な教育を考える会」を作って回収のため激しく戦いました。

「ある学校では、お父さんとお母さんはこうやって性の営みをすると、イラストいりで小学校三年生に教えていることがわかりました。 お家に帰ってしゃべらないこと」というプリントまで渡しています」 親の教育権をないがしろにしている。 二十年前に欧米ではコンドーム、中絶政策は失敗して、「我慢しなさい」という宗教的政策になり沈静化した。 それが日本の教育現場では今「愛のないSEX」を奨励している(続)

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