七月十二日(月) 発信 nO五九 石黒大圓

Eメール ishiguro@a1.heysay.net

いつもありがとうございます。 まるで真夏のような真っ青な空が続きますね。 参議院選挙で山谷えり子さんが当選されました。 うれしい。 心は青空一杯。 皆さんに感謝いたします。 ありがとう!  自民・民主が互角で、社共が壊滅。 二大政党制が日本にも生まれつつある。 公明がいつも自民の助け舟になっているのが気に食わないが。 自民が保守本流でがんばり、民主が革新保守派というバランスが日本の選挙民の選択なのだろう。(先週に既にこう書きました。 イメージコントロール通りの結果が起こりました。 すごい! 前日や当日に降ったのは慈しみの雨。 草木はよみがえり日本も浄化されました) 

ベルリンの壁崩壊とともに革新社会主義の錦の御旗は地に落ちた。 革命党の時代は終わった。 共産主義者に虐殺された一億の無垢の民の怨念。 その復讐劇が続いている。 その罪の意識のない左派・反戦平和派は教育」で国家解体をめざすしかないのだろう。 国家百年の計は教育にあり。 江戸・明治時代の精神教育やユダヤの宗教教育は文化、経済、モラル、これらの発展の基礎を作った。 教育こそ人間文化の「とりで」だ。 この砦を崩させてはならない。 この砦の上にサヨク革命の赤い旗を再び立てさせてはならない。 山谷さんの活躍に期待します

先日前から聞いていた新宿のホームレスの映画「あしがらさん」の試写会へ行きました。

新宿西口で二十年も路上生活している老人「あしがらさん」。 朝の繁華街でゴミ袋から残飯をあさっているシーンから始まる。 服は汚れ夏でも冬のジャンバーのまま、足はシラミだらけで時々虫を落とすと言って、とんとんと足踏みをする。 その姿を若者が一人、淡々とカメラを回して映していくドキュメンタリー映画だ。

「あしがらさん」は路上生活者の中でも一番意思疎通のできない人と見られ孤立していた。 ゴミとしか見えないビニールの袋をいくつも大事にかかえ動きがとれない。 五十メートル四方の町のなかをうろうろして生きている。 誰とも話さず、誰も彼に関わろうとしない。 

監督兼カメラマンの飯田基晴さんがボランティアとして唯一彼に関わってゆき、「あしがらさん」があたたかい飯田さんの魂にふれて、心開いていく感動作です。 カメラの中で交わされる二人の会話は「大阪のノリ」だと見た人がいっていた。 暗い話題を明るくしているのは飯田さんが引き出した「あしがらさん」のひょうひょうとした天性のおおらかさだ。 それに救われる。 

飯田さんがあしがらさんに豚汁を配った時、彼は一気にそれを平らげて「うまかった!」と笑顔をくれた。 苦しい時にいつもそばにいてくれた飯田さんに「あんただけは信じるよ」。 路上に放り出された「いのち」が輝き始める。(続)

         いのちの風 縁の花支縁サイト

        縁の花 トップページに戻る

        縁の花村 トップページに戻る