八月九日(月) 発信 nO六七 石黒大圓

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いつもありがとうございます。 広島・長崎の原爆の日を迎えました。 亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。 広島の原爆記念公園に「安らかに眠ってください。もう過ちは繰り返しませんから」という原爆慰霊碑がある。 前回のインド・パール判事は来日時にこれを見て「おかしい。 これは日本人が日本人犠牲者に謝っているのか。 日本人が原爆のことで謝る必要はない 本当は(アメリカに『もう過ちは繰り返させません』ではないか」と言われた。 世界の多くの人々もそう言う。 

イラクのテロリストも「アメリカに日本は原爆を落とされひどい目にあっているのに、何故アメリカの言いなりでイラクへ軍隊を送るのだ」と言っていた。 日本人は被害者なのに、まるで加害者のように「過ちは二度としません」と言うのか。 これは世界中の誰も理解できないだろう。 

左派は言う。「日本は侵略戦争を行いその報復として原爆を落とされた。 もともと日本が戦争を始めたから原爆を落とされるようなことになった。 悪いのはまず日本だ。 だから今後は日本は戦争を起こさない平和国家となり、二度と軍国主義にならないよう悔い改めるのだ。 亡くなられた方はどうぞこの日本を赦してください。 もう過ちは繰り返しません」と。 右派は「この言葉は屈辱だ。 日本をひたすら非道な侵略国とみなすからこんな言葉が出るのだ」と言う。 私もおかしいと思う。 

しかし一方この言葉は「地球全体にとって戦争や原爆がいかに破滅的な力をもっているか。 その反省に立ってみた時、敵・味方などない。 全人類の恒久平和を願うとき加害国・被害国の枠を超えて愛と慈悲の道をめざすべきだ。 憎しみは憎しみをもって消し去ることはできない」という考えに立つとき生まれると思う。 ローマ法王やダライ・ラマならそう唱えるだろう。 

問題はその尊い教えが左派にかかると日本憎しの言葉にすりかえられる危険があるのだ。 だから私はこの言葉には反対も賛成もしない。 もっと深い意味では昔の「国譲りの神話」にもあるように、対立から融和へ、憎しみや争いを避けようという日本の伝統的教えがあるように思うのです。 憎しみのある所に決して平和はない。

八月十五日午前六時から衛星放送スカイパーフェクトTVで「日本文化チャンネル桜」CH七六七が二十四時間体制で始まります。 日本の伝統文化の復興と保持を目指し、日本人の本来の「こころ」を取り戻すチャンネルです。 日本の文化・歴史・宗教・教育・憲法など多彩な情報が見られます。 

日本をおとしめようとする、かたよった思想の長かった暗黒の時代。 その風潮への反攻がこの夏から始まります。 左派や中・韓・米のウソで固められた歴史がベルリンの壁のように崩れ去り、白日の下にさらされる時代がやって来た。 申し込みはインターネット・ホームページで検索してください。 視聴料はすでに衛星放送をご覧の方は月八八〇円です。 このホームページを見るだけでも非常に値打ちがあります。  

中国での日本のサッカー試合で中国人からのブーイングがひどく非難されている。 日本が戦前にひどいことを中国にしたからだ、と左派は今になっても弁護するだろうが。 しかしこのことで中国という国家の品格が世界の目にさらされた。 そもそも中国は自己チュウ国家なのだ。 

中国では子供のときから反日教育をして日本を憎むように仕向けている。 自分の国の悪行を日本のせいにして中国人は被害者だ、敵は日本だと洗脳している。 敵に対する憎しみを植えつけることで、自国への不満を発散させようとしている。 そうしなければ国家として統制できない国が共産主義国家なのだ。 ソ連も東欧も世界中の共産国家が憎しみの教育をしていた。 それと同じことを今だにしているのが左派であり日教組なのだ。 憎悪が平和を生むと思っている。

自国の歴史を憎み日本の伝統を葬りさろうとする人々。 また自分の国の権利しか頭にない中国の言うことを鵜呑みにしている人々。 それが人権・人権と叫んでいる左派なのだ。 彼らには日本人の人権や日本の名誉などどうでもいいのだ。 「日本は絶対平和・非武装中立を旗印にして、平和憲法といっしょに他国に滅亡させられてもいい。 それこそが地球市民としての名誉な生きる道だ」と考えている人種なのだ。

中国からの侮辱にじっと耐えている日本人の評判が世界で上がっている。 外国なら応援団同士が騒乱状態を起こしている。 日本人は左派がいうような昔から非道な国民ではない。 今回のことがそれを証明している。 この姿が日本文化和の精神なのだ。 卑屈になれというのではない。 日本の武士道は争いをおこすのが本分ではない。 無法な行いにじっと我慢する勇気も徳目として持っている精神なのだ。

日本のサッカー選手は「中国人のブーイングには慣れた。 しかし国歌の演奏中のブーイングは許せない」と言っている。 国内にも中国人と同じ品格の低い人間がいる。 それが学校の式典で国旗に敬意を示さず、国歌斉唱のとき座り込んでしまう教師だ。 そして生徒にもそのように指導する日教組の教育労働者だ。 外人が見たらあきれるだろう。 自己の信念で国歌斉唱のとき起立しないといっても外国でもそれができるか。 世界はそんな姿の人間を見たら、非常識な愚劣な人種と見なす。 国歌も歌わない教師はブーイングしている中国人と同じ国際的礼儀をわきまえない世界常識をしらない「井のなかのカワズ」だ。 

また気に入らないのがこのブーイングの音を小さくして反中感情が起きないような小細工をしていた日本の放送局がいたということだ。 それがNHK。 NHKはこの夏の放送でも次々反日番組を組んで日本の過去を反省し、近隣諸国には謝罪すべきだという放送をながし続けることだろう。 左派が牛耳っている日本の国営放送が日本中に洗脳番組をながし続けている。

台湾がNHKに抗議している。 NHKの海外向け番組で、台湾と中国をアジア地図の表示の上で同じ色にしたためだ。 NHKの認識では「台湾は中国の領土だ」ということなのか。 抗議のため台湾のある新聞ではNHKの放送番組欄を空白にしてしまった。 国家への侮辱は世界では抗議の対象になる。 日本だけが近隣諸国の顔色を見ておどおどしている。 また左派は日本はかって近隣諸国に犯罪を犯した国なのだから謝罪の意味でおとなしくしていろという。 日本の常識、世界の非常識である。

  前回の通信では戦前のソ連と中国の戦争犯罪を書きましたが、もっとひどい戦争犯罪国家にアメリカがある。 以下は千葉大学名誉教授・清水馨八郎氏の「米側が密かに謝罪している事実を知れ」という論文の一部です。

  『アメリカ歴史学の権威チャールズ・ビアード博士は著書のなかで「日米戦争は好戦的なルーズベルト大統領の周到な準備で日本を挑発し、仕掛けた謀略、つまり米の侵略戦争である」と告発した。 「ルーズベルトは日米国民を共にだまし、無謀な戦争に突入したのだ。 日本の真珠湾攻撃はだまし討ちだという宣伝のだまし」にのせられたのだと述べている。 アメリカ上院議員のフルブライトが創設したフルブライト留学制度で竹村健一氏などの日本のリーダーが育てられた。 フルブライト氏は「原爆投下など日本に与えた残虐行為に対するザンゲのしるしとしてこの制度を始めた」と語っている。 

悪い戦争を日本に仕掛けたという反省・謝罪の気持ちは米国の多くの有識者がもっている。 また米国進駐軍が大量の食料を放出し、戦後の日本人の飢餓を救い、一般大衆にあたたかく接し国土復興に手を貸してくれたのは何故だろう。 これの裏をかえせば、広島・長崎の大虐殺、百余りの都市の無差別爆撃など、多くの残虐な戦争犯罪に、ひそかに謝罪し償いを表していたのではないだろうか。

白人連合軍が暗に謝罪の意志を間接的に示した事実は、日本が占領下から独立を達成したサンフランシスコ講和条約で不思議にも日本に

償金を要求しなかったことです。 当の米・英も中国・オランダも放棄しています。 悪いのは自分たちであることを知っていたからです。 

ところが日本と直接、戦争をしていない共産中国と韓国が、しきりに賠償や戦争責任を取れ、と日本に迫るのはナンセンスです。 それは日本が意味もなく謝罪し続けるから、これ幸いとおどし、たかりの切り札に使い続けられるのです』

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