八月二十三日(月) 発信 nO七一 石黒大圓

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いつもありがとうございます。 オリンピックで日本国旗が掲揚され日本国歌が演奏されることが今年は特に多いです。 日本選手の大健闘に感謝です。 しかしこの情景を憎々しげに見ている日本人もいるのです。 「日の丸」を血に染まったものと見なし、「君が代」を天皇礼賛の歌と見なしている日本人がいるのです。

そのような「井の中のカワズ」さんのために世界の国歌の歌詞を今回紹介します。 以前聞いてびっくりしたものでした。 一番はフランス国歌「ラ・マルセーユ」フランス革命の革命歌が国歌になっています。

「起ち上がれ 祖国の子どもたちよ

栄光の日はきたり

圧制に抗する我らのもとに

血まみれの旗ひるがえり

聞け 戦場にあふれる

おびえた敵兵の叫びを

  彼らは我らが陣地に攻め入り

  子どもたちや妻の喉を

かき切ろうとしている

  市民たちよ 武器を取れ!

  隊列を組め!

  進め 進め

  我らの地に奴らのけがれた血を降らせろ」

こんな残虐な歌詞の国歌を、非難されながらも今だに歌い継いでいるのが「あこがれの文化国家・おフランス」なのです。

 

旧ソ連では一九一七年から四四年まで有名な国際共産主義革命歌「インターナショナル」がソ連・国歌として歌われた。 日本の労働運動や左翼市民活動、学生運動のなかでもっともよく歌われ有名だったのがこの歌。 日本人がソ連国歌を歌って祖国転覆革命をめざしていた。 馬鹿馬鹿しい時代があった。 その歌詞は

 「起ち上がれ 

いまわしきものと烙印を押された

  全世界の飢えたる者たちと奴隷たちよ

  我らの理性は怒りに燃え

  命を賭けた戦いの準備はできた

  我らは抑圧された全世界を徹底的に破壊し

  新しい世界を創るのだ

  無に等しかった者たちが価値ある者となる

  これこそ我らの最後の 決すべき闘い

  インターナショナルと共に

  人々は再び甦るのだ」

共産主義者の創った世界が一億の民を惨殺し、今だに発展途上国ではその亡霊が人々を恐怖に陥れている。 かれら中ソの真っ赤な国旗こそ、殺害された無垢な一億の民の血の色である。

 

そしてブーイングの国、中国。 「日本を美しくする会」や「掃除に学ぶ会」の会長・イエローハットの鍵山秀三郎社長が中国へ行って講演された時におっしゃった言葉。 「中国人は共産主義の前に個人主義だ」。 

悪臭がするほどにトイレが汚くても、私が汚くないと思えば汚くない。 汚いと思った人間が掃除すればよい、と考える利己主義の国民性なのだ。 戦時中もその価値観の違いが戦争にまで発展した。 現在も日本のビシネスマンの多くが中国人の自分勝手さに負かされて無念の帰国をしている。 

そしてその国歌は戦闘的なもの。 この国歌を歌いながら、いつ台湾や日本に襲いかかるのか。 反日教育に狂わされた国民に警戒を

 「起ち上がれ!

  奴隷となりたくない人々よ!

  我らの血と肉をもって築こう

          我らの新しき長城を

  中華民族 最大の危機に際し

  一人ひとりが最後の鬨の声をあげるときだ

  起て! 起て! 起て!

  我ら万人心を一つにし

  敵の砲火をついて前進しよう!

  敵の砲火をついて前進しよう!

  前へ! 前へ! 前へ!」

 

西洋でもっとも個人主義的・自己チュウの国フランスと、東洋でもっとも自己チュウな国家・中国が、ともに敵意をむき出しにしている歌詞をいまだに採用している。 国歌は国家の品性を象徴している。 両方とも偏った性格の国民性を暗示していると思いませんか。 

(私もいいかげん憎々しげな言葉を吐きますね。 彼らの憎しみの波動に完全に染まってしまわないように用心、用心)

 

それに比べて我が国歌「日の丸」

 「君が代は千代に八千代に

さざれ石の巌をなりて苔のむすまで」

 

「古今和歌集」のなかの「詠み人知らず」の長寿を祝う賀歌に明治時代に曲をつけたもの。 「君」が天皇であろうと翁・老人であろうと良いではないか。 健康長寿を願うもの。 これが天皇を意味しても、日本国憲法では「天皇は日本国の象徴である」と規定している。 天皇が象徴している日本国が永遠に平和で安泰であることを祈る歌と考えれば、これが天皇礼賛とは考えられない。 日本国礼賛歌である。

オリンピックで試合前に「日の丸」を聞くと緊張感がうすれて困ると言う不埒な日本選手がいるらしい。 それだけリラックスしてしまう優雅で美しい曲なのだ。 中・ソ・仏のように闘争心を盛り上げる野蛮な国歌ではない。 世界の識者の中には世界一の曲だという人もいる。 

また「日本」の名は先日の神武天皇の話のとき出てきた「日の下(ひのもと)」が語源であるといわれ、二千年前の中国の史書にも出ている由緒ある名前である。 二千年も前の名前が現代でも使われている国などどこにもない。

 外国は皆「・・朝」「・・朝」と王朝が変わるたびに名前が変わっている。 中国は漢・唐・元・清王朝と名前も支配民族も宗教も変わっている。 日本は武士などの支配者が変わっても常に天皇が上にありその支配が天皇によって権威付けられている二千年以上も続く国だ。 それほど奇跡的に長い歴史をもつ誇るべき国なのだ。

そして世界的にもっとも古く多くある太陽信仰の象徴として、「日の丸」の中に赤い丸を太陽として示している。 またこれは日本の祖神天照大神(太陽神も象徴している。 日本の名と国旗の図と宗教が調和している美しい絵柄だ。  

最近になって本や雑誌「致知」で知られるようになった滋賀県の山奥に住む「ありがとうおじさん」。 彼は「ありがとうございます」という言葉は「天照大神が今ここに在ります」という世界最高の祈りの言葉とおっしゃっている。

日本人にとり国旗が象徴する宇宙神・天照大神への信仰が平和と幸せをもたらせてくれる(続)


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