いのちの風 bU16―その1 
平成22年12月30日(木)発信 
石黒大圓(だいえん)

 
 
【今回のテーマ】 
寝袋配りが新聞記事に/思いやりを届ける「シークレットサンタ」
 
 
いつもありがとうございます。 今年もあとわずか。今年は国政においても個人的にも大きな転換期となりました。 来年がますます楽しみとなります。 今年も皆様にはたいへんお世話になりありがとうございました。 来年もよろしくお願い申し上げます。 良いお年をお迎えください。 
 
 
先月から読売新聞記者から大阪駅前炊き出しや寝袋配りの取材を受けていて、25日の夕刊に記事として載せていただきました。 新聞に載ってから「支援します」の電話が25日からひっきりなしに鳴っています。 涙声の方もおられました。 おそらく遺族の方でしょう。素晴らしいクリスマスプレゼントとなりました。 
 
 
記事に載っている写真には大阪駅前で手伝っていただいています黒谷さんが写っています。 私の後方で寝袋をもって笑っておられ、寝袋配りを手伝っていただいています。 彼女は内モンゴル留学生の面倒を誠心誠意されていて「内モンゴルのマザーテレサ」と言われています。 年は70歳前なのに超人的働きをされています。
 
アジア協会へ支援金寄付するために四天王寺お大師さんの日やフリーマーケットなどで留学生に手伝ってもらって支援物資を売ったりもされています。 アジア協会はアジア途上国へ井戸建設などを支援している民間団体です。
 
そして彼女は寝屋川市倫理法人会の会員でもあります。 多くの方々に支えられ活動を続けさせていただき深く感謝申し上げます。
 
 
冬の夜 野宿者に寝袋無料配布…大阪の石黒さん 活動10年(写真入り)
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20101225-OYO1T00469.htm
 
アジア協会
http://www.jafs.or.jp/ 
 

 
【泣き叫ぶ 子らへと走る 母の心地して】
 
 
記事の内容は以下の通りです。
 
『 「冬の夜 野宿者に寝袋無料配布…大阪の石黒さん 活動10年」  
野宿者に寝袋を配り続ける石黒さん。 
「妻と息子がいつも背中を押してくれる」と話す。 (大阪市天王寺区で)=関口寛人写真撮影 
 
イルミネーションが輝く年の瀬の街の片隅で、寒さに震えながら路上に横たわる野宿者に、寝袋を配り歩く男性がいる。 大阪市中央区の衣料品卸会社経営、石黒大圓(だいえん)さん(63)。 同市内で毎冬、夜中に寝袋を無料配布するボランティアを続けており、今年で10年目を迎えた。 次男と妻を相次ぎ亡くしたことが、活動の原点にある。
 
 「寝袋いりませんか。ただですからどうぞ」。 冷え込みも厳しくなった西成区の夜。 石黒さんは仲間と2人で、ビルの陰で横たわる野宿者に新品の寝袋を手渡した。「ありがとう」と寝袋を広げ、さっそく中に潜り込む男性。「大丈夫。前にもらってます」と会釈する別の男性には「寒いから気をつけて」と優しく声をかけた。
 
 
1989年に白血病を患った次男が4歳で他界。 97年には、心の支えだった妻も49歳で胃がんで亡くなった。 無力感や絶望感にさいなまれ続けた。
 
2000年の冬、亡くなる5日前に妻がつづった手記を見返し、ある一文に目がとまった。 〈元気になったら、お世話になった方々に恩返ししていくんだ!〉。 かなわなかった妻の代わりに、生かされている自分が何かするべきではないか。 そう考えていた時、知人から炊き出しのボランティアに誘われた。 妻に導かれたように感じて参加した。
 
 
そこで見たのは、冬空の下、段ボールや毛布にくるまり、身を縮めて眠りにつく野宿者たち。 凍死も絶えないと聞き、過酷な状況で必死に生きようとする姿に妻子が重なった。 「尊い命が失われるのを見過ごしにできない」。 翌01年1月、寝袋の配布を始めた。
 
ホームページなどでカンパを募り、毎年10月末から翌年3月まで週末に活動、これまでに9000個近くを配った。 大阪市の野宿者は全国の自治体で最多の約2860人(今年1月現在)。今年も西成区・あいりん地区や浪速区・日本橋周辺など、同市内で野宿者が多く住む約20か所を順番に巡る。 来年3月まで約1000個を配るつもりだ。
 
支援などの問い合わせは、石黒さん(090-1146-7351)へ。(平成22年年12月25日  読売新聞)』 以上。
 
 
【寝袋カンパにご支援よろしくお願いいたします】
 
野宿者支援の会を立ち上げました。
 
振込先:「大阪駅前炊き出しと掃除の会」(共通)
三井住友銀行 船場支店 普通 7668540
郵便振替口座 00900―7―91995
ゆうちょ銀行 14110 14967841
 
 

【シークレットサンタ 生きる目的 ここにあり】
 
 
パソコンに送られてくるメルマガ「精神世界の鉄人」に以下の文章と動画が載っていました。 こんな人物に私もなりたいです。 遅くなりましたがクリスマスプレゼントとしてお贈りします。
 
 
『「アメリカでクリスマスになると、貧しく困っている人々に現金をプレゼントする男性がいた。 彼はいつしか「シークレットサンタ」と呼ばれるようになった。 「秘密のサンタクロース」として名前を明かしたのは中西部ミズーリ州のカンザスシティーの郊外に住むラリー・スチュワートさん(58)です。 「ほかの誰かを助けることこそが、私たちの生きる目的なのだ」 
 
1971年11月、23歳のラリー・スチュワートは会社が倒産し路頭に迷っていた。 あまりの空腹に耐えきれず、ついレストランに入って取り憑かれたように注文してしまった。 請求書を出されようやく我に返り、お金を持っていないことに気づいた。 そして、なんとかその場を取り繕おうとポケットの中を探すフリをしながらも、警察に突き出されても仕方が無いと思っていた時だった。
 
 
一人の男性店員がラリーの横でしゃがんで、20ドル札(現在約2000円)が落ちていたと渡してくれたお陰で、彼は会計を済ませることができた。 だがこの人生最大の苦境に偶然手に入れた20ドルが、後に彼の運命を変える重大な鍵となる。
 
1972年、運良く拾った20ドルの残りを旅費にカンザスシティに移り住んだラリーは、警備関係の会社を起こして懸命に働いた。 結婚し子供も生まれたラリーは幸せな生活を手に入れたかに見えた。 1977年12月、不況で会社が倒産しその日の食事代にも困るほど追いつめられた。

(その2へつづく)

    

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