いのちの風 bU20
平成23年2月15日(火)発信 石黒大圓(だいえん)
【今回のテーマ】
NHKが「いのちと出会う会」を取材/日中記者交換協定/西村眞悟先生の時事通信に私のことが/釜ヶ崎の生活保護
いつもありがとうございます。 土曜、月曜と大阪でも珍しく雪が積もりました。 まだまだ寒さが続きます。 お体ご自愛くださいますように。
前回もお知らせしましたが、明後日、17日・木 18時半から「いのちと出会う会」で私が講話させていただきます。(天王寺区の應典院6771-7641にて)
なおこの日にNHKが「いのちと出会う会」を取材してくれます。 もっとも秋田光彦住職への取材をした後の「ついで」ですが。 お近くでお時間がありましたらご来場ください。
以下は前回に載せられなかった内容です。
尖閣侵略糾弾署名活動に今まで3回参加しました。 国民の声が日増しに怒りに変わってきているのが実感できます。 自民党政権ならとっくに崩壊しています。 そうならないのは日本のマスコミが民主党を支えているからです。
マスコミは日本の政治さえ左右する権力として民主党と同罪であり、その中共へ奉仕する体質は糾弾されるべきです。 その証拠が「日中記者交換協定」という売国協定です。
【中共に 口封じられ ポチとなる】
NHK内部にはCCTV(中国中央テレビ)の日本支局があります。 真実よりも政治宣伝を優先させるCCTVの日本支局は、何と日本の公共放送であるNHK放送センター(東京都渋谷区)の中にあるのです。 同センターに電話をかけると、内線でCCTVに繋いでくれるほどです。 今まで中共の反日宣伝に加担するような番組をNHKにどれだけ作ってきたことか。
「日中記者交換協定」というものがあります。 これは日中国交正常化以前に日本と中共の間で取り交わされた、日中双方の記者を相互に常駐させる取り決めです。
そして日中の記者は以下の政治三原則を遵守されるべきとされたのです。
1、日本政府は中国を敵視してはならないこと。
2、米国に追随して「二つの中国」をつくる陰謀を弄しないこと。
3、中日両国関係が正常化の方向に発展するのを妨げないこと。
この協定によって中共は日本のマスコミ各社の報道内容をチェックして、政治三原則に牴触すると判断した場合には抗議を行い、さらには記者追放の処置を取れるようにしたのです。
このために報道の自由を失っているとの批判がありました。
しかし現在も協定は遵守されて中国に対する正しい報道がなされず、中国共産党に都合の良いプロパガンダしか報道されていないのです。産経は過去に反中的だとして記者追放を受けています。
このような隷属的な取り決めは世界で日中間だけです。 要するに日本の報道は中共に魂を売り、奴隷化させられています。 また左翼に支配されたマスコミも中共のために自主規制している。
このような屈辱的な状況を日本国民は知らないまま、日中マスコミによって「中国はいい国だ」との洗脳がなされているのです。
また西村眞悟先生の時事通信「国内の報道と海外の報道」によりますと、日本のマスコミの株は、放送法では、二十パーセントを超える株式を外国人が保有することを禁止している。 しかし実質は各社とも軽く二十パーセントを超えていると思われる。
その外国人とは中国人。 マスコミはスポンサーの顔色を見ながら作られている、スポンサーに都合の悪い報道はしないと言われています。 しかし中共が大株主として日本の報道を左右している可能性があり、日本の放送も中共の支配下になりつつあるのです。
また放送局の上部幹部も民主党首脳と同じで、元全共闘過激派が多く、自主規制して中共に不利な情報は遮断しているのがありありと見えます。
【失業者 彼らを食い物 左翼とヤクザ】
新年そうそうの西村眞悟先生の時事通信に私の活動を紹介していただきました。(以下「正月の雑感」平成23年1月6日号より)
『腹の立つニュースばかりの初日の出。 と、悲観する必要はないという雑感を書いておきたい。
とはいえ、その前に、腹の立つニュースとは何か、以下それを書いておく。
旧臘十二月三十日から三十一日にかけて、気温が急速に低下して寒波がきた。そして、元旦を迎えた。
その時、何を思ったか。
それは、「ああー、あの人たち、大丈夫だろうか」ということだ。 あの人達とは、大阪の西成の愛隣地区、昔の呼び方は釜が崎の三角公園や四角公園で夜を過ごす日雇いの人たちのことだ。
そして、石黒大圓さんは、寒くなったので深夜にまた寝袋を路上で寝ている人々に配っていたのだろうな、と思った。
この石黒大圓さんは、船場近くに住む尊敬すべき人で、毎年寒くなると大阪駅で路上生活者のために炊きだしをし、さらに深夜に大阪各地を廻り路上で寝ざるをえなくなった身寄りのない人々に寝袋を配っている。
私は、年末になると釜が崎にお米や食糧を運ぶだけで、石黒さんのような活動はしていない。 寒い夜に黙々と寝袋を配っておられる石黒さんに頭が下がる。
そこで、思い起こしてほしい。平成二十年の暮れから二十一年の正月にかけて、日比谷公園で何があったか。
それは、民主党が煽って設営した「日比谷派遣村」だった。 民主党が煽ったと言うよりも、民主党によって民衆の政府批判と権力への怨嗟を醸成するための「やらせ」の村が日比谷公園にできあがった。
私は、左翼の偽善には敏感だから、その時、「日比谷派遣村」の偽善とまやかしを指摘し、政権批判を煽る左翼の常套手段の演出だと書いた。
今日比谷公園に急にできた村で大騒ぎをする民主党の者達が、本当に村の住民を気の毒と思うならば、何故彼らの関心がマスコミのいる日比谷だけに限定されているのか。
大阪の釜が崎の三角公園は、五十年以上にわたって一年三百六十五日間、派遣村である。 彼らは今まで、ここを見に来たのか。 石黒大圓さんに浮浪者の実態を聞きに来たのか。
これが、日比谷村で騒ぐ民主党の連中を見て軽蔑すべき偽善者だと、私が思った理由であった。
しかしながら、この左翼的偽善は、大当たりで、この時煽られた感情的な政府批判は夏の総選挙まで続き、民主党は国民から票を詐取することに成功した。そして、政権、権力の側に立った。
そこで、あの時この日比谷派遣村で悲憤慷慨してみせていたこの連中は、本年のこの寒い年末年始、どうしたのか。
けろりと、派遣村のことは念頭にない。 そして小沢邸と官邸に別れて豪勢な新年宴会に群がった。 また、両方の宴会を渡り歩き、掛け持ち出席した幇間のような者もいる。
一体、こいつら、政治を何だと思っているのか。彼らを集めて笑っている者達は、馬鹿な議員をさらに愚民にした上での数会わせ、囲い込みが政治だとしか心得ていない。 まるで、国家にとりつく寄生虫ではないか。
以上が、私の、元旦早々、腹の立った光景だった。
とはいえ、これは、戦後政治の結果だ。』以上
西村眞悟先生には悪かったですが、愛国保守の南木先生のメーリングリストで「大阪駅前炊き出しは春夏秋冬、年中行なっています」と補足しました。 そうしたら早速西村先生がお米30キロを車でわざわざ持って来ていただきました。 有り難かったです。 感謝申し上げます。
【天国の 生活保護で 地獄見る】
また「いのちと出会う会」100回記念大会で講演していただいた長尾和宏先生のブログDr.和の町医者日記 2011年1月8日「寝袋はいりませんか? 石黒大圓さんに同行しました」には
『生活保護を拒否する「骨のある?」ホームレスの方もいると聞いた。 「あんなもん貰ったら、生活が堕落する!」(??)1万円札とは無縁だったひとが、ある日から、銀行口座に12万円も振り込まれる・・・。
これに目をつける悪いひとは、、、、必ず、いるだろう。
目をつけられないひとは、パチンコや酒で、パーっと使う。』
とありました。
実際大阪駅前炊き出しを手伝ってくれている野宿者には生活保護をもらってもいいはずの高齢の方がいます。 彼は「生活保護をもらった仲間の姿を見ていたら、金が入ったらすぐに酒やバクチに使ってしまって生活をダメにしてしまっている。 俺はもらわんのや」と言っていました。 すばらしい自立した考え方です。
厚生労働省によると、生活保護の受給世帯は、昨年10月現在、過去最多の141万世帯。 平成21年度の全国の支給総額は3兆72億円にのぼった。
大阪市西成区の釜ケ崎(あいりん地区)では「大阪万国博」があった1970年前後に、大量に流入した働き盛りの世代の「高齢化」と「求人数の激減」で受給者が急増した。
現在、受給者数は約9千人で、平成12年度の3倍になっている。 現在、釜ケ崎には推計約2万5千人が住んでおり、3人に1人が受給している計算になる。
「日銭1億円」といわれた日雇い肉体労働者たちの賃金が街をうるおす光景は消えた。 そのおかげで周辺の繁盛していた商店街や飲食業は火が消えたように衰退している。 代わってもたらされた「生活保護マネー」が、この街のかたちを変えつつある。
一方ヤミ金業者に借金があるという、そんな生活保護受給者が多い。 生活保護を受けた途端、何をしていいかわからずギャンブルにのめり込み、結局借金に走る人も多い。 彼らを食い物にするヤクザ。 釜ヶ崎のあっちこっちで博打場の警戒に立っているヤクザらしい人々の姿が夜遅くまで見られる。
生活保護費の一部をアパート代に回さないといけないのに使ってしまってアパートから追い出されて、生活保護そのものも止められる人。 そんな姿が路上で寝る人の中にも見られます。
日雇い労働者は仕事が生きがいだった人が多い。人間から仕事と家族を奪ったら生きる意欲を失なう。 釜ヶ崎は世界でも珍しいくらい男だけの大スラム街。 そこには生きがいとなる仕事も家族もない。 生きがいを失なった彼らをムゲに非難はできないのです。
生活保護者の多重債務者も多く、借金の担保に保護費が振り込まれる銀行の受給者キャッシュカードを押さえられることが多い。 これを取られると生活費に給する。
多重債務におちいると食費はわずかとなり昔のように飲みに行けない。 部屋でテレビを見つつ発泡酒を飲む。 それだけが楽しみの人生となることもある。
路上で寝ながら一所懸命に缶やダンボールを集めて、ある意味、意欲あった生活から、一転して有り難いことに生活保護を受けられた。 しかしそのために逆に生きがいも目的もなくじっと孤老して生きる地獄におちいっている人々。 どこにもある悲しい人間のサガに再び直面する哀しい事態となっている人もいるのです。
(完)
【リンクのホームページ】
● 「いのちの風」石黒通信「縁の花」支縁サイト
(毎月3回、全国の知人400人以上へ送信している、国を憂う志、野宿者支援、
いのち、などについて書き綴っている通信。
政治的には愛国保守の内容。最新のbU17まで更新されました)
http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm
石黒大圓の自己紹介文
「10分間 自己紹介スピーチ 石黒大圓」
http://www.geocities.jp/ennohana/isiguro553/inotinokaze580-2.html
平成23年 2011年
いのちの風617 平成23年年賀状/寝袋をもらいました/遺族からのメール/年末寝袋配り
平成22年 2010年
いのちの風616 寝袋配りが新聞記事に/思いやりを届ける「シークレットサンタ」
いのちの風615 映画「442 日系人部隊 アメリカ史上最強の陸軍」
いのちの風614
「いのちと出会う会」&100回記念例会開催趣旨/長尾先生記念講演趣旨
いのちの風613
北の砲撃/尖閣抗議3300人の日の丸大行進/三島由紀夫慰霊祭/第二次大東亜戦争
いのちの風612 トラとデモ/愛国無罪/消費税増税絶対反対/民主党による言論の自由封殺
いのちの風611
石黒講演/第百回記念会/炊き出しと掃除の会/尖閣侵略糾弾・活動/尖閣ビデオの内容
いのちの風610
「いのちと出会う会」/尖閣ビデオを公開せよ/ノーベル平和賞/10/30尖閣大阪デモ
いのちの風609 尖閣紛争/臥薪嘗胆/反日・琉球共和国の独立/日本は地獄へ落ちて目覚めよ
いのちの風608 いのちと出会う会/長男の霊的体験/私の新聞記事が本に/尖閣諸島紛争
いのちの風607 いのちと出会う会「命 いただきます」/人は霊的存在/亡き次男との霊的体験
わかりにくかったら私の携帯へお電話ください。090-1146-7351、
炊き出しの後に駅前掃除をして、その後に路上喫茶をひらいて掃除を手伝ってくれた野宿者のオッチャンたちと一緒にコーヒーやお菓子を食べて10時半くらいに終わります。
(なお振替休日の月曜日は炊き出しはお休みです、また月曜日が5回ある月は1回は休みます)