いのちの風 №６３２―その１
平成２３年７月４日（月）発信 石黒大圓（だいえん）
【皆様へお願いです】
毎週月曜夜、大阪駅前炊き出しで配っています、おにぎりは昼間に
カトリック教会で女性たちに握ってもらっています。
ここ２年はおにぎり用のお米は仙台で野宿者に炊き出しをしている団体から
いただいていたのですが、東北震災で私たちへ送る余裕がなくなった、
と連絡がありました。
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しかしこの通信を送らせいただいているある方から以前より野宿者への
宿泊所提供など支援していただいています。
しかもこの方から７月分よりご親切にもお米のカンパ金をいただくことになりました。
しかし一人の方にこれから毎月お願いすることは申し訳ないと思いました。
それでこの方のご負担をすこしでも少なくしていただきたいと思い、
多くの皆様にもお願いしたいと思いました。
１ヶ月で４０キロの米が要ります。１０キロ約２５００円で買っていますので
月に約１万円が必要です。
もし農村にお知り合いがおられましたら、少しでもお米をいただくものいいですし、
またカンパ金でご支援いただけましたら、有り難く感謝申し上げます。
『大阪駅前炊き出しと掃除の会』（共通）
三井住友銀行 【御堂筋支店】 普通預金 ７６６８５４０
郵便振替口座 ００９００―７―９１９９５
ゆうちょ銀行 １４１１０ １４９６７８４１
【今回のテーマ】
いのちと出会う会／反原発講演会で大反論／新型火力発電で脱原発
いつもありがとうございます。 今月から「でんき予報」が始まり「電力使用制限令」が発動されました。
日本人は義理堅いので他人様に迷惑をかけられないと従順に従っています。 そのためにビル内でウチワが必要になる事態です。 反原発派は「原発なしでも行けるはずだから節電するな」と抗議すべきでしょう。
節電、節電のような状況では消費も落ち込みデフレが進行する。 そして「脱原発」で代替燃料の輸入が増える。 また原発事故が原因で生産が落ち輸出減となり、長期の貿易赤字が定着？ 反原発派はこのような日本経済への悪影響はお構いなしの反日勢力です。
しかし今までの日本人にとって電気使い放題への反省となるのはいいことです。 また「オール電化」という電力会社の宣伝に乗せられて浪費社会に慣れさせられたことも反省すべきでしょう。 オール電化という掛け声は、原発が過剰な電気を生み出すために電気を垂れ流しせざるを得ない電力会社の陰謀が原因でしょう。
原発電力が不足して大停電が起こる可能性があると脅しているのは本当でしょうか。 休止中の多くの火力や水力、揚水発電をフル稼働すれば停電など起こらないのではないでしょうか。 電力会社は裏で隠している多くの情報をもっているのではないか？ 電力会社への不信感一杯ともなったこの夏です。
「いのちと出会う会」が７月２１日(木)にあります。
講師は１００回記念で講話をしていただいた長尾先生。
第１０６回 「在宅での看取りと町医者が診た被災地への支援」
父上の死を契機として後年、在宅での自然な最期、尊厳ある最期をサポートする病院を建設され、予防医学にも力を入れておられている。阪神大震災を経験して、よりいっそう「病」だけでなく「人」を診たい、との思いにかられた。地道に２４時間体制の地域医療にも取り組み、今回の東北の震災現場にも足を運ばれ、日の当らない場所で苦闘されている人々の姿などを町医者の視点から報告していただきます。
話題提供者: 長尾和宏さん 医療法人社団・裕和会 長尾クリニック院長
十八時半 千円 應典院6771-7641
お近くでお時間がありましたらご参加ください。
【裏側に 左翼隠れる 反原発】
一日早朝、倫理法人会の早朝モーニグセミナー「脱原発の道」で、反核・反原発派の講師、吉岡英介氏の意見へ大反論してきました。 彼の講演を以前に聞いた時には、マルクス経済学のような彼の講義と反原発の話をするので、質問時間に「あなたの講演は共産党の学習のようですね」と反論とともに述べました。
今回、吉岡氏はまずスクリーン映像を見せながら昔なつかしい「原爆許すまじ」の歌を歌いました。
「ふるさとの街やかれ 身よりの骨うめし焼土に 今は白い花咲く ああ許すまじ原爆を 三度許すまじ原爆を われらの街に・・・」
感傷的正義感を全面に出した、まるで共産党や日教組ご用達の歌です。
多くの反原発運動家は過去の華やかなりし左翼活動家の残り火です。 彼らは反体制の反原発に行くか、釜ヶ崎などの貧民窟でルンペン・プロレタリアートを利用して革命運動ごっこをするかで生き残っています。 それか、仙石や菅、辻元のように権力の中に入り込んで、内部からシロアリのように国家を食い散らかしています。
また彼らは平和主義者を名乗って「帝国主義アメリカの核は悪。社会主義平和勢力の中ソの核は善」という共産主義によって洗脳されたイデオロギーで世界情勢や歴史を語る。 また「原発→核兵器→戦争」という図式によって、戦争の原因としての原発に反対している。
吉岡氏も同じことを語っていました。 平和のためには原発は即時、息の根を止めねばならないと考えるのです。
私が「内モンゴル植林」抗議チラシ配布や「放射能恐怖の風評被害を起こすな」と抗議している「てんつくマン」も反原発運動を行なっています。 彼は８年前に「豪快な号外」（別名「３０秒で世界を変えちゃう新聞」）３千万部を配布し、地球温暖化防止を呼びかけていました。 若者たちが熱狂的に彼に洗脳されていました。
その号外には「銀行を換えれば、戦争が終わる」とあり「銀行や郵貯に貯金しているお金が、戦争に使われているって知ってました？
」や「最大の環境破壊は戦争＆軍隊。平和省を創り世界をピースに！」と左翼的プロパガンダが書かれていました。 てんつくマンも「原発→戦争」の図式で若者に恐怖を与えているのです。
次に吉岡氏は広島の原爆死没者慰霊碑の「安らかに眠って下さい
過ちは繰返しませぬから」を出してくる。 そして原発批判の数々、 ①原発は高い ②安全でない ③必要がない ④温暖化を起こす ⑤政策的に破綻 ⑥将来がない などと反原発の理論説明を行ないました。
講演を終わってから食事会の時に２０名ほどが残った会場で私は彼の講演内容について反論を述べました。
（以下『 』内は私が述べた反論）
『私は左翼が言うことと逆を言えば真理と思っていましたが、原発について何も知らなかったとわかり調べてみて脱原発に転向しました。 しかし私の立場は吉岡氏とは違います。
広島の原爆死没者慰霊碑にある「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」の文章は「日本が悪かったら、アメリカから原爆攻撃を受けるという過ちを起こさせた」という左翼の言い方です』
（以下は、私ばかりしゃべるわけにいかなくて、時間がなくて言えなかったのですが、
「原爆攻撃をしたのは米国ですから、正しくは「過ちは繰返させぬから」と書き直させるべきです。 原爆によって肌が焼けて溶けて垂れ下がって苦しんでいた少年が「兵隊さん、僕たちの仇を討ってください」と言って死んでいった。 彼の恨みを晴らすのに「過ちは繰返しませぬから」でいいのでしょうか。
碑文は犠牲者の霊を冒涜しています。 また広島が軍都であるから攻撃された、とはウソです。 原爆が落とされたのは住宅密集地で、南部の軍施設は比較的無事でした）
『日本は戦前には世界最高峰の原子物理学の拠点でした。 その証拠に戦後、湯川博士など原子物理学でノーベル賞を受ける人が続出しました。 日本が核武装していたら抑止力が働いてアメリカは原爆攻撃をしなかった。
何故か、それは昭和天皇が世界を滅亡へ導く核兵器に反対されたためです。 （天皇陛下に忠実な臣民ならば核兵器という言葉さえ口に出せないはずです）
冷戦は終わったと先生は言われましたが、中国も北朝鮮も多くのミサイルを日本に向けて、未だに冷戦は終わっていません。 日本が核武装するという議論を巻き起こすことが、戦前と同じように仮想敵国に対する抑止力となるのです』
（以下も、時間がなくて言えなかったのですが、
吉岡氏は「中国は２０２０年までに原発を１００基も作る。 原発事故が中国で起これば偏西風に乗って日本へ放射能が飛んでくる危険がある。 だから日本がまず原発を廃止して中国が廃止するよう求めるべきだ」と言われました。
これは、まるで日本が非武装になったら、中共も北朝鮮も攻撃して来ない、という大昔からの非武装中立論みたいな左翼の夢物語と同じ考え方です）
（その２へつづく）