いのちの風 bU54―その1 
平成24年4月12日(木)発信 
石黒大圓(だいえん)

 

 
【今回のテーマ】 
いのちと出会う会/映画「マーガレット・サッチャー  鉄の女の涙」/焼き場の少年
 
 
いつもありがとうございます。 
来週4月19日(木)に 第112回「いのちと出会う会」 『一緒にいるのに貴方を感じない』があります。 
 
「夫は家政婦としてしか自分を見ていないと感じ『自分とは何か』と内省が始まり自分の魂を喜ばせたいと10年前離婚。生きんがために始めた仕事によって結局子育てもままならず子供を夫に取られ、つらい日々。しかし人の体と心を癒す仕事をしている間に家族の心の絆を取り戻すべきと気づき今は夫との人間関係を再構築中。『本当にこのままでいいのか』との自己との対話で体も心も癒されると語られます」 
 
話題提供者: 姜智可子(カンチカジャ)さん(温め屋にゅうとらる代表) 
十八時半より 千円 應典院6771-7641(地谷九駅から西へ坂を下り左折、徒歩八分)
 
 
【動画】姜智可子さん出演 
西川小のりと百田たつじんのぼちぼち行こか?! 
第43回配信
http://www.youtube.com/watch?v=C6YQfZoYYlU  
第44配信
http://www.youtube.com/watch?v=jXW2tEATlLs&feature=related  
 
温め屋 にゅうとらる
http://www.atatameya-neutral.com/  
姜智可子さん
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%B8%A9%E3%82%81%E5%B1%8B%E3%80%80%E3%81%AB%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%A8%E3%82%89%E3%82%8B&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=1&oq
 
 
 
【鉄の女 命削りて 祖国再興】
 
 
先日、映画『マーガレット・サッチャー  鉄の女の涙」を見に行きました。 
 
 
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=djUTosfnxT4 
http://ironlady.gaga.ne.jp/ 
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD20499/story.html 
 
マーガレット・サッチャー(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC
 
 
最初のシーンは白髪の老婆が下町の雑貨食料品店で牛乳を買うシーン。 トコトコと家に帰る認知症気味の姿。「あれが鉄の女といわれた女性か」と驚きます。 豪邸どころか、アパートの1室にメイドに面倒みられながら一人で生活している。 
 
サッチャーは若くして下院議員となったが、当時は女性議員はまったく居なかった。 しかも貴族的な保守党議員のなかで、彼女は食料品店の娘としてさげすまれていた。 
 
しかし保守党内部でも軟弱な意見があるなか彼女は断固として英国の国益のため英国史上初の女性首相(在位1979〜90年、11年間も)として決断し続けていました。  
 
 
1982年に英国領土のフォークランド諸島をアルゼンチンが侵略し、それを奪還するため開戦しようとした時に、それに反対するすべての閣僚たちにむかって、「この内閣に男は一人しかいないのですか!?」と叫んだ。  
 
多くの社会主義的労働組合やイギリスの赤い教員組合とも戦い続けました. フォークランド紛争では彼女が開戦を決意して、多くの困難を乗り越え勝利して、国中が愛国心を取り戻し大英国帝国の栄光をも取り戻した。 英国国旗が乱舞する姿に感動で涙しました。
 
 
フォークランド紛争
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%B4%9B%E4%BA%89+&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&x=wrt
 
 
彼女の首相時代に北海油田が生産を本格化できたことも彼女に味方して、イギリスは英国病を克服できたのでしょう。 (なお、日本も早くメタンハイドレートや東シナ海油田を開発していたら、日本病から早く脱却できていたはずです。 あの時代に愛国保守系女性首相がほしかった。)
 
 
フォークランドをめぐって開戦を決めた時、アメリカ高官がやってきて「何万キロも離れた小島のために戦争することはない」とサッチャーに面と向かって脅した。 
 
しかしこの時サッチャーは少しもひるまず、「日本軍がハワイ島の真珠湾を攻撃した時にアメリカは反撃したではないか」ときっぱりと断った。 まるで仁王立ちした男のような叫びだった。 私は武者震いがして胸が熱くなりました。
 
 
日本にはこんなことを言える政治家はいるのか。 アメリカから突きつけられた「年次改革要望書」「TPP」に「NO!」とも言えず、右両勢力はただ「アメリカの日本弱体化政策だ」と非難する。 しかしアメリカだけでなく中韓に対しても日本弱体化のための数々の侮蔑の言動に対して「NO!」と言えない歴代政府。 
 
言ってくる相手が悪いのではなく、拒否できない日本が悪い。 彼らは冷徹な国際外交の強兵です。 その手のひらに乗せられて手をこまねいている日本政府こそ糾弾すべき。
 
 
日露戦争の直後、児玉源太郎始め多くの責任ある地位にあった人々は急死しました。 それだけ命を削って祖国のために命を捧げたのです。 ただでさえ普通に長生きした人々でも認知症を患います。 
 
まして祖国のために体と頭脳を酷使した人が病に倒れるのは無理からぬことです。 日本の政治家で引退後に急死した人はいるでしょうか。 それほど日本の政治家は命を削って国政にたずさわらなかった証拠です。
 
 
英国国会議事堂内で面と向かった左右壇上に居並ぶ保守党と労働党政治家たちが、大勢の論敵を相手に堂々と演説を行なう姿。官僚が書いた文章を読み上げる日本の弱々しい政治家と大違いです。
 
なかでも、たった一人の女性として男性社会の議事堂や党役員会で胸を張って自己の意見を述べるサッチャーの姿のシーンは圧巻です。
 
 
そして清掃組合がストをしてゴミの集配がとどこおり、街中に黒いゴミ袋が散乱して悪臭がただよい反吐がでるシーン。暴動を起こした炭鉱組合員たちが機動隊と大乱闘するシーン。組合にも言い分があるだろうが、組合に牛耳られていた英国に秩序をもたらしたサッチャー。
 
そしてレーガン大統領やサッチャーという攻めの政治家がいなかったらソ連は崩壊しなかったでしょう。 日本は彼らのおかげで共産化からのがれられた、と感謝すべきなのです。 誰のおかげで今の日本の繁栄があるのか。 与えられた恩寵に感謝せず、当たり前と忘恩の姿を見せる日本国民。 
 
 
レーガン サッチャー ソ連崩壊
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%80%80%E3%82%B5%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%80%80%E3%82%BD%E9%80%A3%E5%B4%A9%E5%A3%8A&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&x=wrt
 
 
(その2へつづく)