いのちの風 6791  
石黒大圓(だいえん)

【今回のテーマ】 
満開の桜の思い出/4月「いのちと出会う会」/3月と4月「日の丸行進」報告と告知
  
 
いつもありがとうございます。 桜が大阪では今も満開です。 
今を盛りと咲き誇っています。 また御堂筋のイチョウの枯れたような枝。 
そこに緑の新芽が出てきました。 いよいよ春の到来です。
 
 
 
【今もなお 我がうちなる 魂の鼓動】
 

 

私には桜の時期には特別の感慨があります。 
平成元年に入院中の次男邦之が一時退院して、長男の小学校入学式へ行った
ときの思い出です。 
満開の桜の下で式に参列している妻と長男を待っていた次男と私。
 
治療の後遺症で坊主頭になってしまっていた次男のそのときの寂しそうな姿。 
そして二度と小学校の門をくぐることも、家に生きて戻ってくることもなかった。 
長男は「この時に初めて帰ってきた次男と、ベッドの上で遊んだ思い出は残っている」
と言っていました。  
 

 

次男の死によって私の生はかえって輝かせてもらっています。 
「いのちと出会う会」、「いのちの風通信」、「野宿者支援」、次男の代わり
に多くの子供たちと一緒によさこいソーランを踊ってきた「大阪メチャハピー祭」、
そして「日本唱歌を歌う日の丸行進」。
 
そして最近、気づきました。 
「日の丸行進」で歌っている童謡は天上世界にいる次男のために歌っているのだ。 
亡き次男と妻、そして亡き作本晃一さん、英霊の皆様もきっと見えない姿で
行進に加わっている、と。
 

 

次男は私にとって特攻隊でした。 
短い命で散華して「いのち」の意味を、後世の生き残った人々に教えて
くださった特攻隊員の皆様。 そのおかげで日本を愛する人々の魂は
今も生き生きと躍動を続けています。 次男も同じです。 
感謝しても感謝し尽せない恩恵の中に、日本も私も生かされているのです。
 
 
 
「いのちと出会う会」第百二十一回が四月十八()にあります。 
「ブラジル移民として日本人に伝えたいこと」
 
幼少期に沖縄戦争体験をされ、のちに移民としてブラジルへ行きジャングル
で過酷な労働を強いられ、慣れない異国で日本の歌を歌い、本を声に出して
読んだりして日本人として誇りを失わなかった。平成十四年に二度目の帰国
をしてからは出稼ぎの日系ブラジル人のお世話や、戦争体験やブラジル
日本人移民の語り部をされています。ご自分がたどってきた七十年余の
波乱万丈の人生を語っていただきます。 
 
話題提供者:上江州(うえず)清さん(幼少年時戦争体験・ブラジル移民 語り部) 
 
私はすでに上江州さんのお話を聞きましたし、他の方の評判でも非常に興味
深い内容です。 ぜひおいでください。 十八時半〜二十時 千円 
(終了後、同会場でお好み焼きとビールやお茶の千円懇親会あり)
應典院6771-7641(地・谷町九駅B番出口より西へ坂を下って松屋町筋を左折、
計徒歩十分)
 

 

幼少時の沖縄戦争体験&ブラジル移民の語り部がテーマ 
上江州清さん
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GGLL_jaJP351JP351&q=%e4%b8%8a%e6%b1%9f%e5%b7%9e+%e6%b8%85#hl=ja&gs_nf=3&gs_is=1&pq=%E4%B8%8A%E6%B1%9F%E5%B7%9E%20%E6%B8%85&cp=6&gs_id=lz&xhr=t&q=%E4%B8%8A%E6%B1%9F%E5%B7%9E+%E6%B8%85+%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB&pf=p&tbo=d&rlz=1T4GGLL_jaJP351JP351&sclient=psy-ab&oq=%E4%B8%8A%E6%B1%9F%E5%B7%9E+%E6%B8%85+%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB&gs_l=&pbx=1&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.&fp=776ca3925399a116&bpcl=38897761&biw=1135&bih=652
 
應典院HP「いのちと出会う会」 
http://www.outenin.com/modules/contents/index.php?cat_id=24
 
 
 
 
【華やかに 記念行進 旗たなびく】
 

 

三月の第二十回記念「日の丸行進」の報告です。 参加者九十七名。 
やはりいつもより二十名ほど多いと迫力が違います。 
産経新聞さんの記事のおかげでいつもより新参加者が多く女性や親子連れ
も多かったです。 
 
そしておかげ様で今回も晴れになりました。 
ただこの日はチャイナからの汚染された空気が空をうすく覆っていました。 
一週間前から毎日ネットで週間天気予報を見ています。 
今回も雨になりそうだったのに、週末には急に晴れの予報に変わりました。 
そしていつも通りに次の月曜日が雨となりました。 
 

 

二十回記念で多くの人々が開催を期待してくれているのに、一時は絶望的に
なっていました。 失望から歓喜へ! 奇跡の行進の復活です。 
ありがたかったです。 
 
一時、雨五十%の予想と出た時点で、茶断ちに似たようなものをしようと
決めました。 さらに、私の家には元自衛官で常連の参加者、昨年亡く
なった作本さんの遺影がおいてあります。 
彼の遺影の前に初めてお酒と付きだしも供えました。  
 
そうしたらてきめんに晴れに! 今回も彼が天上で苦労して雨を遠ざけて
くれたのでしょう。 感謝、感激です。 これからはいつも供えるようにします。 
彼はまさに「日の丸行進」の守り神、守護霊です。 
 

 

前日に産経新聞大阪市内版の二十ページ目に小さな記事ですが「日の丸行進」
の17日の日程を載せていただきました。 記者の細田氏は何度も編集部に
事前に載せてくださるようにお願いされていたようです。 
また二月二十五日の「日の丸行進」の大きな記事掲載に尽力いただいた牧野様。 
お二人に感謝申し上げます。
 

 

この日の先頭は常連の参加者の神西さん、お父さんが先頭で大きな日の丸を
かかげ、 子供たち二人が桜の花で飾った横断幕を最前列でかかげてくれていました。 
 
また色々な幟(のぼり)を桜の花で飾り、華やかさを演出しました。 
また皆さんの胸にも小さな桜の造花をさしていただき、晴れやかな雰囲気を
かもし出しました。 
 

 

またこの日は春一番かのような強い風に日の丸がたなびき、ことさらに
美しかったです。 動物着ぐるみは久しぶりにウサギとトラ、三毛猫の3頭が
そろいました。 初夏のような気温のなかで汗びっしょりになって沿道の人々
に愛嬌を振りまいてくれました。 
 
三毛猫の役をしてくれた方は普段は街宣服を着ている一見恐ろしげな村上さん。 
しかし本来は楽しい人でおどけ方が面白く、特に韓国領事館前での抗議の
ポーズは抜群でした。 また今回も参加者は日の丸小旗や手を振って
「五輪入場パレード」のように沿道の人々との心の交流をめざしていました。 
 

 

また久しぶりに台湾建国応援団の田邉さんにビデオ映像をとってくださり
有り難かったです。 歌を先導していただいたおつるさんの三歳のお孫さんは、
おつるさんと一緒に最後の難波まで元気に歩いてくれました。
  
コール嬢のゆきんこさんは、元応援団員そして日本拳法の心得のある若き女性。 
張りのある力ある声でコールをしてくださいました。 ありがとうございました。
 

 

沿道では産経新聞の記事を載せたチラシを数人で配り、色とりどりの風船を
子供たちに配りました。 産経新聞記事の載ったチラシは、これからも新参加者
を募るのに大きな効果を見せてくれることでしょう。  
 
私が所属しています神州正氣の会の井上さんはハーモニカを演奏されていました。 
また私が親しくしている大阪の保守系団体、中国少数民族研究大阪読者の会、 
一日会、大和心のつどひ、関西防衛を支える会、倫理法人会などの会員も
多く参加してくださいました。 
 
毎週、韓国領事館前で抗議活動をされている西谷さんも、先日「竹島奪還デモ」
 
を主催されたジェリーさんも母上と一緒に列の最後を歩いておられました。 
まさに大阪保守の大同団結の場でした。 
 
ご参加の皆さん、お疲れ様でした。 ありがとうございました。 
来月こそ参加者が百人を越えて大阪の毎月の風物詩となるように祈っています。
 

 

(その2へつづく)