2009年は「対立」「分裂」の年

今年も後数日となりましたね。
今まさに、世界中は不況の波に洗われています。
人類社会は一体どうなっていくのでしょうか?
2009年は、我が国もいよいよ本格的な大波に曝されることになりそうです。

陽の国アメリカがゼロ金利に入り、日本も後追いをして金利を下げました。
急激な円高によって輸出企業は軒並みに急転直下赤字転落の様相ですね。
アメリカの経済力、政治力、軍事力は徐々に力を無くしつつあります。

前号でも書きましたが、2009年はずばり「対立」「分裂」の年です。
もう一度まとめてみましょう。
アメリカとアラブ諸国との対立 アメリカと欧州との対立
アメリカとロシア、中国との対立 アメリカとイランとの対立
イスラエルとイランとの対立 キリスト圏とイスラム圏との対立
ヒンズーと仏教の対立 先進国と新興国との対立
西洋文明の価値観と東洋文明の価値観との対立
国家と国民との対立 資本家と労働者との対立等など、
これらの対立が複雑に絡み合って人類社会は混迷を極めるに違いありません。

正に「乱世の時代」を向かえようとしています。
時代は「陽」(求心性)から「陰」(遠心性)に折り返そうとしています。
アメリカ一極主義(陽)から世界は多極化(陰)に向かっていきます。

これからはゆっくりと陽の国(アメリカ)から陰の国(日本)へと
シフトしていくことでしょう。 大きくは西洋から東洋に向かっていきます。

その分岐点が2009年というわけです。
●日本はどうなる?  
1500兆の個人資産をもっている  
勤勉で礼儀正しく和の文化をもっている  
世界に誇る産業技術をもっている  

世界中に資金を貸し付けている債権国家  
自然と共生してきた神道の精神をもっているこんな特殊性を持っている国は日本のみです。

しかし、今の日本は明治以降西洋化の極地に達し亡国の道に足を踏み入れています。
政治経済のあまりの酷さに日本人独自の集合的無意識が動き出し
2009年を境に我が国独自の文化に里帰りをしていくことでしょう。

その前に、西洋的価値観を持つものと、東洋的価値観を持つもの同士が、
生き方や価値観に衝突が起こり、それが政治に反映されて修羅場を向かえることになる。
国内のあらゆるものが対立、分裂を起こし旧体制は崩壊していきます。

2009年は未曾有の大不況に見舞われ、私たちの人生観や生き方が一変する
歴史的 転換期となることでしょう。

★★★あとがき★ 明日はクリスマスイブですね。
例年に比べて心持華やかさがかけているように 思われます。
それでも子供たちはつぶらな目をして、サンタさんを待ち焦がれています。
せめて未来を背負う子供たちには大きな夢をもって欲しいものですね。