環境に適応できない個人も
会社も生き残れない
「最も環境に適応できた種だけが生き残る」チャールズ・ダーウィン
時代は刻々と変化してやまない。サラリーマンも経営者も苦難の時代ですね。
今までの延長線上に未来はないのは確かです。
これからは、固定観念を打破して奇想天外な発想をもたないと時代にはついてい
けないでしょう。
何時の時代も、経営者は「儲ける仕組み」をつくる人です。
その「儲ける仕組み」が時代とともに変化していくのはいうまでもありません
。
不況で儲からなくなったとぼやいてる経営者は多いが、じっとしていても解決
にらない。
不景気だから儲からないのではなく、「儲ける仕組み」が時代に合わなくなっ
ただけです。
そのことに気づかない経営者の明日はないでしょう。
時代は大きく変わってしまいました。
21世紀型の新しい経営方式はどんなものかという問題意識を追求しなければ
生き残ることは出来ません。
会社とは人、物、金、情報、の4つの組み合わせで成り立っています。
情報化時代と言われる今日、情報武装していなければ勝ち目はありませんね。
情報化時代は情報が中心になって動く時代です。
情報が変化したものが商品であったりお金であったりするのです。
情報化時代は情報格差が利益を生み出す社会です。
誰よりも早く情報を入手し、それを加工して発信しなければなりません。
リアルタイムに情報が入ってくるような情報武装をしているかどうかにかかっ
ています。
人の後追いをしていたのでは儲けを逃がしてしまう。
こんな時代に経営者がパソコンのひとつも操作できないようでは完全に負け戦
でしょう。
さらに人材をどのように活用しているかですね。
いつの時代も会社を動かしているのは人です。
もう少し突っ込んだ言い方をすれば人が生み出す知恵や知識で会社は運営されて
います。
固定費削減だと言ってリストラばかりに解決策を求めるのは能のない話ではな
いでしょうか。
ましてや中小企業は安易なリストラ策をやってはならない。
長年勤めてきた人材を一から育てるのは容易ではないはずです。
それよりももっとその人の能力を引き出す方法を考え出す方が得策ではないでし
ょうか。
原因は「儲ける仕組み」をつくらない経営者の方に問題があるように思われます
。
人間には無限の可能性があるという経営哲学を持っているか否かにかかってい
ます。
昨今の消費者は、高度な知識や情報を持っています。
小手先の商品提供ではもはや満足しません。
消費者が真に欲求してるものはいつの時代でも売れるものです。
現にこの不況期にでも生産が追いつかないほどの商品もあります。
売れないのではなく売れる商品を持っていないだけです。
消費者は安いから買うのではなく必要だから買っているのです。
価格競争をしても決して解決策にはなりません。
また、商品について回るサービスの質をあげることも一考でしょう。
サービスといっても大げさに考える必要はありません。
商品知識が豊富、親切、接客が気持ちが良い、お客の立場で相談に乗ってくれる
など、
いつからでもできるサービスが工夫をすれば必ずあるはずです。
時代の環境にいかに適応していくかが生き残るための戦略ではないでしょうか。
「最も環境に適応できた種だけが生き残る」チャールズ・ダーウィンの言葉を
今こそしっかりと噛みしめたいものです。
■編集後記
花便りがちらほら言われるようになりましたね。
もう春の訪れが感じられる今日この頃です。
季節の変わり目は風邪を引きやすいものです。
健康には気をつけて下さいね。
___________________
■好評発売中
「これから日本の時代になる理由」
http://bit.ly/dDqdCS