Data Information
Intelligence
@ Data
根拠、材料、資料、情報(判断を下すための)
A Information
通知、報道、案内、知識、情報
B Inteligence
知力、理性、知性、理解力、報道、情報、秘密情報、情報機関
情報はData Information Intelligenceと三つに分けられます。
いずれも情報と翻訳されます。
Dataとは通常資料といわれますが、判断や結論を下すための根拠に用いられる情報のことです。
Informationとは案内、通知、報道という部類の情報です。
空港や駅などの時間や乗り場などのアナウンス、案内所で道案内や観光案内を尋ねることなども情報です。
DataやInformationなどに分類する情報は、どちらかと言えばその時に得た情報を利用してしまえばそれでことは終わる性質を持っています。
しかし、Intelligenceに属する情報は、Data やInformation などの情報と異なり、そのものズバリで役に立つというより、得られた情報を根拠として、情報加工することによって、もっと広がりのある奥深いことを知ることが必要です。
CIA(アメリカ中央情報局)の「I」は Intelligenceの「I」です。
いくつものいろいろな情報を組み合わせ、分析し、加工することによって得られる情報のことで、これから時代が大変化することを理解し、対応していくためにはこのIntelligence情報が最も重要となります。
近年ではコンピューターの中に入っているデーターも情報と訳されています。
ですので、情報産業、あるいは○○情報鰍ニいうような社名がついているところは何らかの形でコンピューターとデーターに関わっているはずです。
三次情報、二次情報、一次情報
椛D井総合研究所の船井幸雄先生は、講演会での予測や、著書に書く予測がよく当たるということで有名です。
なぜ、予測がよく当たるのか、船井先生は「一次情報が得られるからだ、情報には三次情報、二次情報、一次情報がある」と説明しています。
たとえば、講演会などで講演をするような情報は、講演者が頭の中に持っている情報をいろいろな表現を使って話をしても、講演を聞いている人にとっては20%〜30%くらいしか内容が伝わりません。これは三次情報です。新聞やテレビなどマスコミで伝えられる情報も三次情報の部類です。
三次情報はあまり努力なしに誰でも得ることができる情報だと理解して結構です。
したがって、このメルマガに書いている情報も分類上は三次情報の部類に入りますが、読者の皆さまはこのメルマガで知り得た情報を分析し、組み合わせ、加工して一次情報まで質を高めていただきたいと思います。
二次情報とは、専門家や同業者同士が伝え合う情報、専門用語や前後の流れが分かってないと伝わらない情報、あるいは企業など同一社内で伝えられる情報のような部外者には良く分からない情報、趣味、スポーツなどの同一グループ共通の話題に関する情報、そのほか「志」を同じくして集う集団、例えば政党、結社、ライオンズクラブやロータリークラブなどの情報は二次情報に分類されます。
一次情報とは、どちらかといえば外部に洩れては困る情報、その立場にいなければ絶対に手に入れることができない情報のことです。
また、二次情報、あるいは三次情報であっても、情報を分析し、組み合わせをして、情報加工(Intelligence)することによって、表面に現れない陰に隠れた裏の情報が分かったり、あたかも細胞分裂のように次々に情報を拡大して、異なった次元の理解ができるまで質を高めた情報は一次情報といいます。
新聞やメルマガの文字と文字の行間の裏面に印刷されてないが、事の真相が読めればそれは一次情報となります。
一次情報を得ることは、将来を予測するために、ぜひとも必要なことなのです。たとえ、二次情報や三次情報であっても、一次情報にまで質を高めるにはそれなりの努力が必要であることは言うまでもありません。(つづく)