時代が変わる!(原裕一郎著書 ザ・智閥 連載38回目)

ここまでやるか対米配慮!

まずポストハーベスト(収穫後の薬品処理)についてのことです。

日米構造協議で貿易障壁の壁が低くなりました。

ウルグァイ・ラウンドでコメの輸入を認めました。

1993年の凶作で外国産米を大量に輸入しました。

今や食料自給率は30パーセントを切っております。

 

今後ますます農産物の輸入が増えるものと思われます。

それに伴って心配なのは害虫予防や、カビ、腐敗防止のために収穫後に行う薬品処理です。(注 三笠フーズの汚染米事件につながりました)

 

19754月、アメリカのカリフォルニアから輸入したサンキスト・レモンに農

林省(農水省)が禁止している薬品、OPP(オルト・フェニール・フェノール=防かび剤)と、TBZ(チア・ベンダゾール=防かび剤)が検出されたため、海洋投棄を命ぜられた事件がありました。

 

OPPは果肉の内部まで浸透します。TBZはワックス系ですから艶出しに用います。ちなみにいずれもアメリカ国内出荷分にこれが検出されると体刑を科せられるという薬品です。アメリカで禁止されているものがなぜ日本には許可されるのでしょうか?

 

OPPは農薬で禁止していたのですが、1977年に食品添加物で厚生省(厚労省)が許可しています。

ポストハーベストの第一人者、京都同志社大学西岡一(はじめ)教授は遺伝毒性があると発表していますし、東京都立衛生研究所では催奇性があると警告しています。

 

その結果、東京都内の百貨店やスーパーの店頭からアメリカ産のレモンは消えました。地方では販売するのでしょうか? 東京の人には害があるが、地方の人には無害とでも言うのでしょうか。それとも都立衛生研究所が警告したため、東京では売りにくくなったから地方で販売するとでもいうのでしょうか?

これは企業の倫理観の問題です。

 

お隣の韓国では、市民が農薬で汚染した農産物の輸入に対して抗議のため、アメリカ大使館に石や火炎瓶を投げ込んだと聞いています。日本人はこのようなことでは何の抗議もしませんでした。

 

また、日本はアメリカ産の木材を輸入するため建築法と消防法を改正しました。

日本は土地が非常に高価なので、せっかく木造の家を建てるのであれば、少しは価格が高くても国産の木材を使用しようとします。

したがって、アメリカ産木材は安い建て売りか、貸家か、アパートでなければあまり好んで使用しません。

 

最もたくさんアメリカ産の木材を使うのは学生用のアパートです。

そこで建築法と消防法を改正して、木造の三階建てアパートの建築を認めました。また、防火壁も不燃塗料を塗れば良いということにしました。

重たい鉄の防火壁では木材が持たないからです。鉄が燃えたという話は聞いたことがありませんが、木材が燃えなかったという話も聞いたことがありません。

 

学生のことですから安いアパートに住みます。当然、暖房は部屋ごとにストーブを持ち込みます。最も火災の危険が高い木造のアパートに三階建築を許可し、不燃塗料を塗れば木製の防火壁でも良いという法律まで改正して許可したのは一体だれのためでしょうか?

 

また、こんなこともありました。

「飛鳥」(あすか)という航空機を覚えていますか? YS11の後継機として川崎重工が開発した純国産のジェット機です。

時期は第二次オイルショックのころ(昭和50=1975年)です。

 

この航空機の特徴は、@離着陸の距離が短い A騒音が少ない B省エネ型 C安全性が高いという素晴らしい性能を有しています。

あえて難点を挙げるなら、スタイルがスマートでないというくらいのものです。

離着陸の距離が短いということは、空港が狭くてもいいから建設費が安く仕上がるということですし、騒音が少ないということは大阪伊丹空港のような夜間飛行制限を免れますし、オイルショック当時の省エネということは、特にエネルギー節約で経済的ということになります。

何より安全性が抜群ということは人命にかかわるだけに「飛鳥」は素晴らしい性能を持った航空機ということができます。

 

にもかかわらず、僅か一機だけしか製造せず、しかも、なぜ、試験飛行だけで現役就航せず「かがみはら航空宇宙博物館」行きになったのでしょうか?

日本は鉄鋼、造船、家電、通信、情報機器、機械、自動車と次々にアメリカの産業を食ってしまいました。

 

現在、アメリカが世界を制している産業といえば、宇宙産業、武器産業、航空機産業くらいのものでしょう。

勘ぐるわけではありませんが、その航空機産業まで脅かすような航空機を日本が製造するということはアメリカにとって耐えがたいことではなかったかと思うのです。

 

当然、対米配慮がなされたものと判断せざるを得ません。こんな事実も、マスコミは国民に詳しく知らせようとしません。馬鹿な国民に下手に知らせることによってナショナリズムが起こることを恐れているのでしょう。(つづく)

ザ智閥 時代は変わる 完結しました

原先生が、1999530日、近代文芸社より発刊した拙著「ザ・智閥」より抜粋し、

若干の修正加筆をして連載していたザ智閥 時代は変わる

200932255号「何か良いビジネスはないか!」で完結しました

皆様には、長い間のお付き合い、心から感謝しますし

原先生にも、御苦労さまとお礼を言いたいと思います

 

また、原先生のザ智閥 「時代は変わる」の記事はこれで終わりですが

原先生の智閥 造りの活動は、今、本格的に始まっています

しかも記事の最後は「何か良いビジネスはないか」ですが

もうそれは、実現の方向に向かって走り始めています

2011724日、テレビの地上アナログテレビ放送の停止によって

本格的に、日本もデジタル時代をスタートさせることになりますが

その準備に向けても、着々と動いています

もうすぐ、すごいことが始まりますよ

 

しかも、時代が、10年前に、原先生が

予測していたように、動いていることは

皆さんも、記事を読めば分ると思います

もう残された時間は少ないです

2009年には、もう縁とチャンスもないと思います


しかし、残念ながら、ホームページでは

皆さんに、これ以上はお知らせできません

伝えたくても、伝えてもいけない事になっているのです

 

 

だから、是非、皆さんの中で何かを感じたら、ぜひ、私までご連絡下さい

2009年の原先生の活動をご説明したいと思います

本当に大切なことです。よろしくお願いします

岩谷正

ennohanakikusakaeru@ybb.ne.jp

 

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