時代が変わる!(原裕一郎著書 ザ・智閥 連載39回目)

日本の経済力を打て

アメリカにとって日本の経済力は目の上のたんこぶでしょう。

アメリカの対日貿易赤字は年々増加するばかりで改善の兆しは全くありません。

現状で見る限りアメリカの対日貿易赤字が解消するような体質にはなっていません。構造的体質ですから改善するはずがないのです。

 

経済力が目障りになった時、権力者はどのような仕打ちに出るか、日本の歴史にこれとよく似た現象を見ることができます。

クリントンアメリカ大統領(1999年当時)はさしずめ徳川家康とでもいうことでしょうか。日本は豊臣家ということに当てはまります。

 

秀吉亡きあと、豊臣方(日本)に経済力がどれだけあるのか、徳川方(アメリカ)には分かりません。徳川方には政治力と軍事力があります。

 

そこで徳川家康(アメリカ大統領)は豊臣方の秀頼の補佐役で、大阪城内で財務会計を任せられていた筆頭家老(日本の首相に相当)片桐且元(かたぎりかつもと)を駿府(ホワイトハウス)に呼びつけます。

 

そこで戦乱(対日貿易)で傷んだ(対日貿易赤字)神社・仏閣(150か所)の修復(日米構造協議に相当)を行うよう命じたところ、片桐且元は素早く修復を終わり(対米配慮)、早速、駿府(ホワイトハウス)の家康(アメリカ大統領)に修復終了の報告(ご機嫌取り)に参上します。

 

家康は且元(豊臣方)があまりにも簡単に済ませてしまったので、さらに追加150か所を修復するように命じます。且元はかしこまって大坂へ帰り、再び追加の150か所を難なく片づけてしまいます。

 

家康はいかにして豊臣方(日本)の経済力を弱くするかいろいろなことを考えるわけですが、そんなことが且元(日本の首相)は全く気がつかず、家康(アメリカ大統領)のご機嫌ばかりをうかがいます。

 

家康は豊臣家の経済力を弱めるため、いろいろ思案(対日経済侵略構想)しますが、秀吉が行った三大事業(日米構造協議に相当、日本国民の税金の使途を指示・監督)をもう一度(430兆円の下水道・道路・公園・地方への公共投資、在日米軍への思いやり予算など)やらせようかと考えます。

 

秀吉の三大事業というのは、@聚楽第(じゅらくだい=秀吉が京都に営んだ華麗壮大な邸宅)の建築、A大坂城の築城、B奈良の大仏殿の建立です。

聚楽第は秀吉が「関白」の位を朝廷から授かるため、朝廷工作を目的として建築したものです。これは政治力をつけることにつながりますから家康は許しません。(関白の位を授かったらさっさと取り壊した)

 

現在では日本がODA予算(政府開発援助資金)を、もうこれ以上増やさなくてもよいということに類似します。

大坂城の築城はどうでしょうか?これは軍事力をつけることにつながります。

現在の日本は世界でもトップクラスの軍事力を持っています。これ以上の軍事力はアメリカも望んでいません。

 

また、1978(昭和53年)に金丸信副総理が在日米軍に対して「思いやり予算」ということで200億円を計上しましたが、この金額もすでに6000億円を超えています。1999年)

 

三沢基地の米軍住宅は大変豪華だそうです。将校クラスはメイドを雇い、給仕まで雇ってぜいたくな生活をしていると聞いています。

同じ三沢基地の航空自衛隊の住宅は雨漏りするようなところもあるそうですが、これが事実なら米軍住宅と差がありすぎです。

これはもう思いやりを通り越して、思いやりが思いやりでなくなっています。

もうこれ以上は必要ありません。

 

大仏殿建立はどうでしょうか?

かっては刀狩をして大仏殿をつくりました。もう豊臣方に軍事力はありませんから刀狩はできません。大仏殿建立なら豊臣方に資金を使わせることができます。

 

家康(アメリカ大統領)は、亡き豊太閣供養のために(日本国民のために)大仏殿を造れ(日米構造協議で決めた430兆円で講演や下水道や道路を整備しなさい)と命じます。430兆円という額は当時の日本の国家予算の約10年分に相当)

 

430兆円は日本国民の税金だということを忘れないようにしてほしいと思います。アメリカが経費を出してくれるのならば良いけれど・・・。

 

片桐且元は命令通り(日米構造協議で支持された通り)に大仏殿を完成させます。ところが釣鐘に彫刻した文字に因縁をつけて「開眼供養は相成らん」(日本に光ケーブルを敷設して情報スーパー・ハイウェイをつくることはまだダメだ!)と申し渡します。

 

「君臣豊楽」「国家安康」の文字(対日貿易赤字と日本がアメリカより先に光ケーブルを敷設すること)が気に食いません。

「家」と「康」をバラバラにして毎日念を込めて鐘を撞くのはけしからんというわけです。鐘ですから撞くのは当たり前と思うのですが・・・(品質のいい商品を輸出して結果として黒字になるのがなぜ悪いんでしょうか? ニッポンが世界に先駆けて開発した光ファイバー・ケーブルを日本国民の税金で敷設することがなぜ悪い?)

 

これは言いがかりというものです。且元は駿府に申し開き(フォローアップ会議)に行きますが家康は会ってくれません。何回も何回も行きますが会ってくれません。(日本の主張が認められない)

 

ついにあきらめて大坂へ帰りますが、亡き豊太閣の供養のためにといって大仏殿をつくったのに、開眼供養ができないとあっては仏作って魂入れずということになり、淀君に対しても家臣(国民)に対しても申し開きができないと且元は夜逃げをしてしまいます。大名で夜逃げをしたのは後にも先にも片桐且元が初めてで終わりです。(日本の首相は頻繁に交代するだけ)

 

これで豊臣方にナショナリズムが起こり(日本では政府にとって都合が悪いことは国民に知らせない。時としては嘘をつく。馬鹿な国民はだまされる)、浪人ども(外資系ネットワーカー)が続々と大坂城に集結し、それが大阪夏の陣、冬の陣(外資系ネット・ワークビジネス=アメリカの経済植民地化戦略)となって、豊臣方の血(個人資産1200兆円)は一滴も残らず絶やされてします。(我が国の一部の政治家、官僚、財界、若者に愛国心もなければ、気概心もなく、自分さえ良ければそれでいい、という風潮があるのでナショナリズムも起こらない)とはいっても、どんな場合でもナショナリズムを起こしてはなりません。対米配慮も歴史に学べばこうなるのでしょうか・・・。

(つづく)

ザ智閥 時代は変わる 完結しました

原先生が、1999530日、近代文芸社より発刊した拙著「ザ・智閥」より抜粋し、

若干の修正加筆をして連載していたザ智閥 時代は変わる

200932255号「何か良いビジネスはないか!」で完結しました

皆様には、長い間のお付き合い、心から感謝しますし

原先生にも、御苦労さまとお礼を言いたいと思います

 

また、原先生のザ智閥 「時代は変わる」の記事はこれで終わりですが

原先生の智閥 造りの活動は、今、本格的に始まっています

しかも記事の最後は「何か良いビジネスはないか」ですが

もうそれは、実現の方向に向かって走り始めています

2011724日、テレビの地上アナログテレビ放送の停止によって

本格的に、日本もデジタル時代をスタートさせることになりますが

その準備に向けても、着々と動いています

もうすぐ、すごいことが始まりますよ

 

しかも、時代が、10年前に、原先生が

予測していたように、動いていることは

皆さんも、記事を読めば分ると思います

もう残された時間は少ないです

2009年には、もう縁とチャンスもないと思います


しかし、残念ながら、ホームページでは

皆さんに、これ以上はお知らせできません

伝えたくても、伝えてもいけない事になっているのです

 

 

だから、是非、皆さんの中で何かを感じたら、ぜひ、私までご連絡下さい

2009年の原先生の活動をご説明したいと思います

本当に大切なことです。よろしくお願いします

岩谷正

ennohanakikusakaeru@ybb.ne.jp

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これは、はっきり言って、すごいです。
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