時代が変わる!(原裕一郎著書 ザ・智閥 連載55回目)

何か良いビジネスはないか!

時代は間もなく工業社会(アナログ時代)から情報社会(デジタル時代)へ移行しますが、情報社会は工業社会と違って形のない目に見えない社会です。

工業社会は物質社会、情報社会は精神社会、現実リアリティの世界からバーチャル仮想の世界へ移行します。

 

このような時代の変わり目にこれまでと同じ考え方でいたのでは生き残りは極めて難しいといわねばなりません。

 

発展の時代背景を見てみると分かりますが、1800年代までは港のあるところが栄えました。日本でいえば長崎、神戸、横浜などです。港は船が出入りし、物が動き、情報がもたらされるからです。

 

1900年代の初めから1940年ごろまでは鉄道網によって繁栄がもたらされました。そして戦後は高速自動車網(ハイウェイ)によって、空からは玄関口となる空港のあるところが発展しています。次世代の発展は情報が出入りする通信網であることは言うに及びません。

2012724日以降、地上波テレビはアナログからデジタルへ完全に移行することが決定しています。

 

 

デジタル家電・モバイル時代の幕開け

テレビは双方向テレビになります。ウィンドウズのビル・ゲイツ会長の戦略は「デジタル家電化」です。光ケーブルが家庭に引き込まれ、すべての家庭がデジタル化され、放送なのか通信なのか区別がつかない時代になります。

 

インターネットがここ数年で全世界を巻き込んでいますが、人類が今世紀最後に到達した通信手段は、パソコンやモバイルを媒体とした通信手段、つまり双方向ということになります。

 

アナログテレビは現在一方通行です。情報が放送局から一方的に送られてくるだけです。これをすべてデジタル化して双方向に持っていくためにデジタルテレビが必要です。

 

20087月、モバイル業界はアップルの携帯電話「iPphone」が日本に上陸、NTTドコモとKDDI2009年中にグーグルの携帯電話向けソフトウェア「Androido」搭載機を市場投入することを明らかにしました。このことによって“モバイルネット革命”のきっかけになるでしょう。

 

日本はアメリカの植民地

人類の歴史というのは戦争の歴史でした。宗教戦争に始まって、侵略のための戦争、覇権を争う戦争、資源獲得のための戦争、人類は愚かにも人を殺しあって自国の領土、民族を守ってきた歴史を持っています。武力によって人を殺しあう戦争は核のバランスによって抑えられていますが、目に見えない経済戦争はますます激しくなっています。

 

アメリカは世界の超大国であり続けたいという大きな野望を持っています。

いま日本はこの大不況の中であえいでいますが、アメリカに仕掛けられた経済戦争に連続負けを喫しているといった状態です。

 

日本の心の中ではアメリカに負けてたまるかと思っているのですが、戦後、長時間かけて仕組まれてきた政治、経済構造が出来上がっており、日本としてはアメリカの批判はできない状況に置かれているのです。

 

日本の国家予算の使い方に関しても何かとアメリカの意見を聞かなければならないのです。日米構造協議とか先進8カ国首脳会議(サミット)とか、何かにつけて他国に気を使わなければなりません。

 

 

おわりに

ザ・智閥「時代が変わる」と題して55回にわたり連載してきた記事は今回で終わります。

「智閥」の活動家を育てるには、時代の変化を知るための現代の松下村塾の必要性を痛感しています。飛耳長目を教育方針として、最先端情報を知り、歴史に学び、教育レベルを高めなければなりません。

 

「智閥」創りに関心を持ち、「智閥」創りの必要性を唱え、我こそ志士の一人と自認している人はいますが、実践のための行動が伴わないところが残念なところです。

とはいえ、約30年に及ぶ「智閥」創りもようやく終盤に差し掛かりました。

 

私の使命は「智閥」の心を縁ある方に伝え、農耕型収益を得る畑を耕作し、種を蒔き「なんでんかんでん村」にご縁のあった村民のみなさんに、収穫の喜びを得ていただくための実践活動を続けることです。

 

20025月に「なんでんかんでん村」を立ち上げてから、今日まで収穫を得るための情報をメルマガで伝え、なるべくお会いして説得してきました。

「情報は受け手の価値によって決まる」の法則で20数名の方に収穫67桁)を得ていただいた実績があります。

 

2012年〜2015年に「智閥」を目に見える形に育て、後継者に継承し、一人でも多くの村民の皆さんに農耕型収益配分を行うことを夢としながら懸命に努力している次第です。

 

情報社会になれば工業社会での常識は通用しなくなると思います。

工業社会は競争社会で「ヒト、モノ、カネ」を多く持った財閥が覇者でした。

企業経営はハウツウで他社の成功に学べばあとから追い越すことも可能でした。

しかし、情報社会は構想力によるSIS(戦略情報システム)で先行逃げ切りです。

企業規模の大小は関係ありません。もう一度アメリカン航空のロバート・クランドールのSISを思い出して教訓としてください。

 

さらに重要なことは、利益だけを追求し、自分さえ儲ければそれで良いという次元の低い一部の資本家や、経営者、権力者に握らせてはならないことです。

絶対に心あるものが「智閥」を創り、草の根市民たちの財産にしなければならないと思うのです。今こそそれを実現する最後のチャンスです。

 

目覚めてほしい。時代は今大きな変化をしつつあります。まさに平成幕末現象です。時代は道具が変えます。志士の行動実践が変えます。

志士は変人です。工業社会の常識で行動する人は変人ではありません。

 

これまで時代を支えてきた工業社会の枠組みや、システムは崩壊し、大混乱がやってきます。政治家に頼ってばかりはいられません。自らが実践するべき時代です。

 

アメリカを震源とする金融経済破たんで資本主義経済は終焉を迎えたようです。

このような時代に重要なことは、徳川時代の幕末の志士たちが持っていたような高い次元の志、時代認識、そして価値観です。

 

残念ながら昨今の多くの経営者にはそれが感じられません。不景気という狭い視野に限定され、リストラ(派遣社員切り)という戦術に追いまくられているといった姿だけです。

そういう意味では、経営者として落ちるところまで落ちて、その苦痛をなめなければわからないのかもしれません。

 

やがて襲ってくる危機は、あらかじめ予想していない者にとっては災いとなりますが、時代変化を先取りして、対応したものにとってはまたとない千載一遇のチャンスです。

 

戦略を立てるための教科書はハウツウではありません。歴史に学ぶことです。

ドイツの初代宰相ビスマルクが言った「賢者は歴史に学び愚者は体験に学ぶ」とうことの意味をかみしめてほしいと思います。

永い期間読んでいただきましたことを感謝します。ありがとうございました。

(完)

ザ智閥 時代は変わる 完結しました

原先生が、1999530日、近代文芸社より発刊した拙著「ザ・智閥」より抜粋し、

若干の修正加筆をして連載していたザ智閥 時代は変わる

200932255号「何か良いビジネスはないか!」で完結しました

皆様には、長い間のお付き合い、心から感謝しますし

原先生にも、御苦労さまとお礼を言いたいと思います

 

また、原先生のザ智閥 「時代は変わる」の記事はこれで終わりですが

原先生の智閥 造りの活動は、今、本格的に始まっています

しかも記事の最後は「何か良いビジネスはないか」ですが

もうそれは、実現の方向に向かって走り始めています

2011724日、テレビの地上アナログテレビ放送の停止によって

本格的に、日本もデジタル時代をスタートさせることになりますが

その準備に向けても、着々と動いています

もうすぐ、すごいことが始まりますよ

 

しかも、時代が、10年前に、原先生が

予測していたように、動いていることは

皆さんも、記事を読めば分ると思います

もう残された時間は少ないです

2009年には、もう縁とチャンスもないと思います


しかし、残念ながら、ホームページでは

皆さんに、これ以上はお知らせできません

伝えたくても、伝えてもいけない事になっているのです

 

 

だから、是非、皆さんの中で何かを感じたら、ぜひ、私までご連絡下さい

2009年の原先生の活動をご説明したいと思います

本当に大切なことです。よろしくお願いします

岩谷正

ennohanakikusakaeru@ybb.ne.jp

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