「お・ばんざい」 第3話 「御霊は、何かできるの」

 
 しかし、そんなこの世のことが何でも分かる御霊さんですが、面白いのは、自分では何もできないことです。雷智に、「父ちゃんらしいこと、なんかしてよ。ご飯をつくるとか、お金を持ってくるとか。そうだ父ちゃんの黄金チャーハンつくってよ」と言われても
「ものを触れないのに、チャーハンなんかできるかよ。だいいち、作っても、食えないのだぞ」と風太郎の御霊が、悲しそうに言うシーンがありました。御霊は、この世では、何もできないのです

 でも、それでは御霊な、何もできないといえば、そんなことはありません。ドラマでは、風太郎の御霊が、雷智の側にいて、いつも囁いて、自分のアイデア、「借金返済のために、商売をしろ、主婦も極めれば、商売になる。チャーハン専門店を作ろう。立ち食いチャーハン店にしたらいい」などを言わせて、自分の考えを、実現していこうとするのです。

 だけど、実際に、こんな事は不可能です。中には、子供さんなら、少しは、御霊の姿や、声が聞けるという人もいるかもしれませんし、御霊の声が聞ける霊媒師のような人もいますが、どこまで正確かは分かりません。ドラマのように、御霊の声や姿をみられる人は、いないのです。

 けれど、御霊さんが、何もしていないわけがありません。聞こえないことは承知していても、必死で、その人の耳に、風太郎が、雷智に囁いているように、囁いているのです。
ドラマでは、風太郎が、くるみに、必死で、子供の危機を訴えているように、必死で、必死で、何度も、何度も、懸命に囁いています。特に、その事で、愛する人が、騙されているとか、間違っていることが分かっていたら、なおさらです。なんでも、分かってしまう、御霊さんの辛いところです。無駄と分かっているのに、本当に、必死で囁くと思うのです。

 しかし、神様は、残酷なことはありません。その囁きは、はっきりとは聞こえなくても、何となく直感で分かるとか、虫の知らせで分かる。第六感が働くといったことで、伝わるからです。特に、その中でも、相手の人が、その御霊の存在を信じていたら、感じやすくなります。その人のことを思って、チャンネルが合っていたら、感じやすいです。

 それをドラマでは、風太郎の御霊が、あるものを子供に「それぐらい買ってやれよ」と言ったことに対して、節約ばかりさせている子供の抵抗に、困っているくるみが、無意識に、「それは買ってあげたいけどさ」と自然に答えてしまったシーンがありましたが、まさしくあれです。こういったことは、誰でも、気がつかないだけで、経験していると思うのです。

 それで、どうしても、気が進まないので、これは止めておこう。この人とは相性が、合わないということになるのです。それで、御霊さんは、愛する人を守ることも、見守ることもできるのです。

 だから、御霊さんは、何かができます。いえ、何でも出来ます。自分一人では、何もでませんが、ご縁のある人と一緒なら、愛する人と、チャンネルがあっていたら、何でもできます。御霊さんは、この世に生きている人の力を借りることができたら、大きな、大きなことができるのです。

 是非、そんな「何でも分かる」御霊さんの力を借りて、皆さんも、この世を大いに楽しんで頂きたいと思いますし、愛する人が、御霊になった人は、是非、耳を傾けて頂きたいと思います。

人が、生まれながら持っている性格や運勢が
簡単に分かります。
はっきり言って、これはすごいです。
          

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