いのちの風 bS49

12月30日(金)発信 石黒大圓(だいえん

 

      【Eメール・アドレス gytkm947@ybb.ne.jp

 

今回のテーマ 年末のご挨拶/うどんの炊き出し感想文/戦犯処刑の日/愛の像/幕屋

 

 

いつもありがとうございます。 今日の通信が今年最後のものとなります。 今年も色々好き勝手なことばかり書かせていただきました。 また皆さまのおかげで通信を続けることができ、多くの学びもいただきました。 心より感謝申し上げます。 

寝袋カンパ支援の通信を、昔の通信仲間の方々へも流したおかげで、目標の1000個分80万円が集りました。 釜が崎の団体からも私たちの方へもらいに来られています。 

 

釜が崎でも寝袋の価値を知ってもらえたら、来年は釜が崎の団体も寝袋配りをしてくれるでしょう。 私たちは釜が崎が動いてくれるのを待っていたのです。 寝袋は襲われた時に逃げられないなどといって配布してこなかった。 しかしやっと価値を認めてくれたようです。 多くの野宿者にその値打ちを教えてもらったのでしょう。 

彼らが配っている毛布では寒すぎる。 今期は1200個以上の寝袋を凍える路上で野宿している人々に届けることが出来そうです。 このまま来年の2月まで配布にがんばります。 ありがとうございました。 よいお年もお迎え下さい

 

 

なお前回の通信で「生活保護を受けるほうが、働くこともせず国に頼って生きる、実質的な浮浪者と思います」と書きました。 生活保護を身近な人がもらっている方にとっては失礼な発言でした。 お詫びいたします。 

真意は「何も困る生活をしているわけでもないのに、不法に生活保護をもらって楽して暮らしている不届きな者もいる、その人の心こそが浮浪者だ」というものです。

 
うどんおいしかったね、オッチャン面白かったね

 

先日釜が崎のうどんの炊き出しに参加していただいたmixiの中で知り合った滋賀県ちゃみさん。 彼女がmixiの彼女の日記にすばらしい感想文を書いてくれました。 涙がでました。 私にはこんなすばらしい感性の文章が書けません。 

 

「ありがとう」と笑顔で大満足!

今年から大阪に毎日通うようになり、駅の中でホームレスの方をよく見かけるようになりました。 その姿を毎日見て、ホンマに辛くなるし、泣けるし、何かできひんかと思ってたので、今日、初めて、釜が崎の三角公園にて、炊き出しに参加させていただきました。 

ホームレスの方にあたたかいうどんを配りました。最初は、すっごい緊張した面持ちで、三角公園まで行きました。 公園に入り、唖然としてしまいました。 「こんなにいっぱい野宿してる人がいてはるんや・・・」 すごくショックでした。


  でも、中に入って見てみると、どの人がホームレスでどの人がホームレスじゃない人かなんて区別がつきません。 笑顔でホームレスの人同士が会話してはります 
みんなとても明るいです!! 私も、少しお話しましたが、めっちゃ冗談言うてはりましたw 

 

「新聞読まなアカンで〜っ!!」って怒られた(笑)しかも、「あんた、同志社大学やろ?キャンパスで見たで」って言われました。 「え?アタシ同志社ちゃいますけど?wてか、どうやってキャンパス入ったんスか?w」と思いましたねぇ(笑) 

他のおっちゃんにも、「ぉ!べっぴんさん!!」と言われたので、「ありがとーございまーす」と言って手を振りましたwなんて楽しいのだココは!!!!

 


  そんなこんなで時間がすぎてってるうちにみんなで持ち寄った衣類が配られていました。 そして、次がうどんです♪ うどん作りは、冷凍のうどんを天日で解凍するところからはじめました。 うどん作りは流れ作業でした。 

うどんを入れて、ダシを入れて、ネギとワカメと七味を入れて出来上がり  そして、それをホームレスの人たちに順番に渡していきました。 衣類を配るときもうどんを配るときも、おっちゃん達は、きちんと列を作って並んでくれるんです。


  私は、出来上がったうどんをホームレスの人たちに渡していたのですが、みんな、「待ってました!!」という感じで、「涙が出るほどうれしいわ〜」「お〜!待ったかいがあった!!」「いただきまーす!」「七味いらんわ〜」「七味よーさん入れて!」と言っている、気さくなオッチャン達ばかり。 

 

七味を入れてくれていたオバチャンも、「七味よーさん入れて!」に対して、「よっしゃ!!」と言って、ドーンと入れてあげるような、楽しいオバチャンでした♪  「ありがとう」と言って嬉しそうにうどんを持っていってくれる、おっちゃんの笑顔最高!!たまりません!!(≧▽≦*)  「早くしろー!」なんて文句言う人は、一人もいません!  

 


  私は、ここで、出来上がったうどんを配っていただけで、何も役に立つような事はできなかったのですが、この炊き出しに参加して、本間に良かったです♪  ここのおっちゃん達の中に悪い人なんかいーひんわぁ!って思いました。偏見とかもう無いです。 ほんまに気さくで冗談言ってるような人ばかりやったし、犬にちょっかい出して遊んでるおっちゃんもいました。 

私なんかより、よっぽど人間味のある、優しい心持ってはるんやろなぁ〜って思ってしまいました。 たくさんの人から偏見の目で見られるし、めっちゃ辛い生活してるやろうに、こんなに笑顔って、スゴイ!って思いました。


  笑顔のおっちゃんってなんでか可愛かったですwめっちゃ優しい笑顔でした
☆ あれは作り笑顔ではないのは確実!! みんなほんまに一生懸命生きてはるんや!って思いました。 キレーな心なんやとか感じました。 ほんまにこの人ら強いです。 

 

普通に生活してるアタシらの方がよっぽど弱いなと恥ずかしくなった感じです。 こんなおっちゃん達に会って、アタシはまだまだ甘えてる部分があって、頑張る余地はまだまだ残ってる!と思いました。 今日は色々考えさせられる1日でした!!

 


  それともう一つ思った事は、今日参加して出会ったボランティア活動をされている方達ってなんでそんなにみんな優しくて、常に笑顔なんでしょう・・
今日1日だけしか参加していませんが、釜が崎に集まる人達は、みーんな素敵な人たちばかりでした☆』

 

戦勝国復讐するは我にあり

 

    12月23日は今上天皇誕生日(ご存命中は平成天皇とは言わない)でありました。 しかしこの日は昔、巣鴨刑務所でA級戦犯が処刑された日でもあります。 昭和23年12月23日東條英機以下7名が巣鴨刑務所において絞首刑に処せられた。 この日は昭和天皇の皇太子、今上天皇の誕生日でした。 

しかも戦犯の起訴は昭和天皇の誕生日の昭和21年4月29日に行われた。 当時行なわれた東京裁判(極東国際軍事裁判)は戦勝国によって日本を侵略国家と断罪した、国際法無視の復讐リンチ裁判でした。 そして起訴を天皇誕生日に、A級戦犯処刑を皇太子の誕生日にわざわざやるという復讐の徹底ぶりでした。 

天皇を東京裁判で有罪として処刑できなかった戦勝国アメリカの悔しさが、この日程でもわかります。

 

毎週土曜日午前9時半から15分間、CS衛星放送・スカイパーフェクトTV・216チャンネルでキリストの幕屋「生命の光」が放送されています。 (KBS京都テレビでは毎週日曜日午前6時45分から) 

先週東京裁判とアガペーと題して幕屋創設者、手島郁郎先生の30年ほど前のラジオ放送と映像が流れていました。 「私はキリスト者として戦争には反対であるが、日本国民は東京裁判が不当な裁判であることを知らねばならない」と訴えておられました。

 

亡き人の愛もて溶かす憎悪の心

 

【以下はキリストの幕屋のHPより抜粋・加筆】

 

『東京駅・丸の内中央口付近に立つプロンズの「愛の像」像。 両手を挙げて天空を仰ぐ裸身の男性像。 台座には漢字で「愛」、その下には愛を意味するギリシア語「アガペー」の文字が刻まれている。 

先の大東亜戦争では、日本国内のみならず、中国や東アジアの各地で、1000名にも及ぶ人々がBC級戦犯の名のもとに、まともな裁判も受けられず、無実の罪を着せられて処刑されてゆきました。 「世紀の遺書」という本には、それら法務死没者の方々の最期の祈りや心境が、克明にしるされています。 

 

先日には「百人斬り」の虚報で銃殺刑に処された野田毅少佐らの遺書をお知らせしました。 たとえいわれなき罪状でこの身を捧げることであっても、自分の死が東洋、日本、世界平和のためなら、と粛々として処刑場の赴いた1000名以上の多くの人々。 

「人道の敵」と罵られながらも、これらの方々は祖国をうらむどころか、その愛は敵国をも祝福し、そして人類愛にまで昇華されてゆくのです。 

巣鴨刑務所に収監されていた人々が、釈放後にこれら戦友の、日本の平和のみならず、世界平和の人柱となることを願った祈りを、永く後世に伝えようと、昭和30年、東京駅頭にブロンズ像を建立しました。 


     『世紀の遺書』の序文には、巣鴨教誨師の田嶋隆純氏が、「己の如く隣人を愛せよ」と、イエス・キリストの言葉を引用しています。 多くの人々をして、このようにも敵味方の憎悪の壁を超えしめるのは、新約聖書にあらわされている神の愛であった。 

その愛の原語「agaph【アガペー】」を台座に刻んだものと思われます。 今では誰にも顧みられない石碑ですが、今日の日本の平和が、これらの方々の祈りと神の愛の中に保たれていることを感謝し、この崇高な日本精神を心より誇りに思います』 

 

切に祈る祖国の栄光と民の平和を

 

今年の幕屋のクリスマスパーティーで私が所属している家庭集会員が「南中ソーラン」の踊りを踊りました。 たった4時間の練習で10数人が立派に晴れの舞台を演じました。 

 

そしてこの日私は幕屋に来て初めて感話(信仰告白や日頃の思いの吐露)をさせていただきました。 

家族の死から、人間は霊的な存在であることを知り、オヤジ狩りの体験から「当たり前の恵み」に感謝することを知ったこと。 野宿者ら「貧しく小さくされた人々」へ手を差し伸べることが妻の願った世の中への恩返しだということ。 ここでお話を聞くたびに感動で身が震えること。 日本の伝統と文化を守る幕屋に、あるべき純日本的キリスト教の姿を見ること、などを話させていただきました。 

 

私は日本が古代においてキリスト教国であったと信じています。 もうじきそれを証明するビデオが「聖書と日本フォーラム」の関係者によって完成されます。 

日本の古来からの宗教的な伝統を旧約として、その土壌の上に再び日本的新約のキリスト教の花が咲くのです。 日本人の心の底にあるイエスの魂の遺伝子が、今のこの時代に復活して現在の日本の精神的荒廃から立ち直る契機とならんことを祈ります。 

 

そしてお釈迦さまの魂の継承者たるイエスの福音によって、日本の仏教・神道が革新されんことを。 日本国民が失った日本精神や大和こころが再び取り戻され、宗教心の復興がなされんことを。 そして日本国が再び「神の国」として世界中から尊敬される国家となる時代が来たらんことを切に祈るものであります。 


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