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いのちの風 bS55
2月9日(木)発信 石黒大圓(だいえん)
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今回のテーマ 紀子さまご懐妊/赤穂浪士/世界の孤児?/節分/優生保護法/ジェンダー
いつもありがとうございます。 また寒さがぶり返してきましたが、皆様いかがおすごしでしょうか。 今週は慶事が続きました。
七日「秋篠宮妃紀子さま懐妊 第3子、秋ごろ出産予定」の報に接し誠に慶祝に思いました。 この天皇制存亡の大危機のときにこの朗報。 まさに神風。 日本の神々、皇室祖霊の臨在を感じます。 男子誕生ならば、皇位継承順位は皇太子さま、秋篠宮さまに続く第3位。
もし男子ならば数十年後には、このお子さまが天皇となられる。
小泉首相や左巻き勢力の有識者会議、宮内庁、内閣法制局官僚の面々は、ど肝を抜かれたことでしょう。
コウノトリ祖霊のいのち運び来る
皇太子ご夫妻も秋篠宮ご夫妻ももう男子は授からないだろうとの一方的な先入観で、唯一のお子さま、愛子さまを女性天皇にしようと図っていた。 そしてこれを突破口として天皇制廃止に導こうとしていた。 その謀略が崩れる。
この報道で小泉首相にとっても党内分裂と自身の信頼低下から抜け出る大義名分ができたはず。 そう思って撤退を表明するのではないか、と新聞にあります。 小泉首相の発言が微妙に変化してきているのも、年貢の納め時と思い始めている証拠でしょう。
振り上げた拳を降ろしたくても降ろせなかった頑固者の小泉にとっても、これは神風。 改正した後に男子誕生となったら、男子がいるのに、皇統の伝統に反して女系天皇を生む。 そんな事態が9ヵ月後に発生する可能性があるのに、その時小泉はどう弁明するのでしょうか。
この期に及んで孤立無援となってでも改悪強行したら、本当に彼は天皇制廃止論者なのだと見なされる。 末代まで小泉は売国奴の汚名を背負わなくてはならなくなる所でした。 そして政治家としての末節を汚すこと大なるものとなる。
この際ゆっくりと、皇統の歴史を左巻きから講義を受けるのではなく、保守系の歴史家から学ぶ時を取るべきです。 小泉首相はこの神風から自己の無知に気づき、無配慮による政局混乱から救ってくれたと感謝すべきと思います。
神は生きてこの日本を常に見つめておられる。 日本国民の必死の思いをくみ取られ、このご懐妊の報をもたらされた。 いつも日本国民の心のなかに生きて働いておられると感じました。
窮民を救いとるべし勤皇の志士
この日私は朝早く播州赤穂へ行き、そこの高齢者大学で90分間の話をさせていただきました。 「いのちに導かれて」という題で、家族喪失体験と野宿者支援の話を百人の前でして来ました。 そして帰ってきたらこのご懐妊の朗報。 私も十分満足した話ができて、うれしかったのに、まだまだ喜ぶべきことが待っていたのです。
赤穂ではまず最初に私の家が赤穂浪士と妙に縁があるということから話に入りました。 我が家の先祖が赤穂浪士に切腹を命じた幕府老中・柳澤吉保の家臣だったこと。 そう言うと皆さんから「オウ!」とどよめきが出ました。 なんせ恨み重なる柳澤という仇ある敵側の関係者ですので。
そして吉保の子供の吉里の時代に、奈良の大和郡山へ国替えとなり、ここが父の実家の地となったこと。 そして母の誕生日が、赤穂浪士が討ち入りをした12月14日。 出来すぎの話でしょう。 そして討ち入りの日に打たれた山鹿流陣太鼓。
以前の通信nO九八に書きましたが、その赤穂藩・儒学者の山鹿素行は尊王思想をもっていて、赤穂藩では皇室崇敬の気分が広まっていました。 そして浅野内匠守が吉良上野介に斬りかかったのは、吉良が皇室に対して不遜不敬の事件を起し恨みがあった。 幕府側にあった吉良を尊王思想が底にあって討ち取ったのが、赤穂浪士事件でした。 その真相を幕府は知っているが故に、反幕府勢力を抹殺しようと切腹を命じたらしいのです。
明治維新の160年ほど前、それは幕末の尊王倒幕運動の先駆として幕府にとっては脅威であったのです。 その後、皇室崇敬の思想が序々に全国に広まり、尊皇と攘夷が結びついた幕末に薩長倒幕運動は起こった。 山鹿素行や赤穂藩がもっていた勤皇思想が、結局は幕府を倒したのです。 そして私もその勤皇の志士として活動していると大見得を切りました。
そして赤穂は「塩」ということで、大塩平八郎の乱の話をしました。 時は1836年、飢饉で大坂市中でも歩いている人が倒れるというほどの飢餓が蔓延していた時、大塩は「救民」の旗印の下で挙兵。 この叛乱は幕藩体制が統治不能となりつつあることの証明でした。 それは幕末討幕運動に先立つこと30年前の先駆的事件。
そしてこの大阪の偉人の志を継いて私たちは「窮民救済活動」を行なっていると、「赤穂の塩」にこじつけて強引に野宿者支援の話に持っていったのでした。 これから話に弾みがついて、聴衆も私も笑ったり、泣いたりの、満足いく講演会にさせていただきました。 大満足で帰ってきてご懐妊の朗報にまた大感激。 本当にありがたい日でした。
ウソ・デマを報じて自ら孤児となり
その3日前にも『世界に最も「良い影響」を与えている国は日本』とのうれしい報道。 米メリーランド大が世界の約4万人を対象に実施した英BBC放送との共同世論調査の結果。 逆に最も悪影響を与えている国は、核問題が国際社会の反発を招いているイランで、次いで米国だった。 調査は昨年米州、欧州、中東、アフリカ、アジア各地域の33ヶ国で行われた。
質問の対象となったのは日本、米国、中国、ロシア、フランス、英国、インド、イランの8ヶ国と欧州。 日本が世界に「好影響」を与えているとの回答は、33ヶ国中31ヶ国で「悪影響」を上回り、平均すると好影響が55%、悪影響が18%だった。
日本との関係が悪化する中国では日本に対して各16%対71%、韓国では44%対54%。いずれも日本が悪影響を与えているとの回答が好影響との回答を上回った。 朝日新聞などのマスコミや左巻き勢力は、日本は世界の孤児となっていて、世界の人々の心は日本から離れていっていると報道する。
だからイラク派遣などの軍事協力や靖国、憲法改悪反対と猛々しい。 しかしこの宣伝はウソであったのがこの調査でわかりました。 彼らにとって世界とは中韓朝の特定アジアのことなのです。 アジアの心から離れているという、この「アジア」もこの反日国家のことなのです。 彼らの政治洗脳にだまされてはいけないのです。
今、イラクのサマーワでは自衛隊撤退に反対するデモがあるくらいで、撤退反対の声が大多数です。 何をもってイラク派遣反対を唱えるのか。 旧フセイン残党やテロリストがイラク人の声を代弁していると日本国民に信じさせたいのでしょうか。
節分に日本の心あふれ出る
2月3日は節分で長男の誕生日。 しかしこの年末年始は彼はさんざんな目に会っていました。 その前にはインフルエンザで1週間寝込んでいたのです。 そして年末の彼の演奏会には親族一同が参加できなかった。 大学最後の演奏会で正指揮者としてのヒノキ舞台だったのに。 年2回ある混声合唱団演奏会には皆で毎回行っていたのに。 この日私はある忘年会で会長として挨拶しなくてはならなかったし、妻の母は風邪、妹たちも用事が重なった。
彼が後で送ってくれた演奏会パンフレットには、4回生中心に写真が編集してあって、彼は特別はしゃいで目だって写っていました。 私たちの代わりに妻と次男が「兄ちゃん、がんばれ」と声援に行ってくれていたことでしょう。 会場に座っている2人が見える人には見えたはず。 たまに現世の声援が足りない時には、いつもあの世の応援団が後ろについて応援してくれているのです。
節分に恵方を向いて(今年は南南東)食べる太巻き寿司の丸かじりは、関西だけの行事で関東の人は知らないらしいです。 しかしこれも吉本喜劇の電波に乗って、また全国チェーンのコンビニの宣伝で関東にも進出しているらしい。
一時スーパーの食肉コーナーで鳴り響いていた、ヨーデル風の「焼肉食い放題」の曲で有名なリピート山中さん。 彼の曲のなかに節分を歌った曲があります。 應典院で彼のコンサートがあったときに涙が出るほど感動しました。
節分のときには家の外に、目に見えない魔物がいる。 それを一家の長の父親が豆を撒いて退治してくれる。 「福は内、鬼は外、と家族を守ってくれる、父ちゃんはえらいぞ」「姉ちゃんは台所でとんとんと食事の準備、姉ちゃんはえらいぞ」「弟は1人掃除をする(歌詞はうる覚えですが)、弟はえらいぞ」「父ちゃんが仏壇の母ちゃんにありがとうと手を合わせる、母ちゃんはえらいぞ」
涙があふれました。 父親に対する尊敬と目に見えない世界があるという信仰がここにはある。 日本の四季の行事のなかで日本人の心が、子々孫々にまで伝承されていく姿。 それをこれからも日本国民は護っていくべきと思います。
仏壇や神棚という日本の伝統的な家庭内教会で家族の心の絆を保つこと。 そしてそれを取り仕切る家庭内司祭としての家長の権威。 その家庭内宗教の役割が失われた戦後世代から家庭の崩壊が始まった。
しかしそのような父の権威と「家」のきずなを女性の権利抑圧だ、としてジェンダー思想は拒否する。
ジェンダーの陰にひそめる悪魔の思想
ウーマンリブやフェミニズムといった女性解放と社会革命をめざすジェンダーフリー。 これにかぶれた人間はそのような日本の季節ごとの伝統的習俗さえ男女差別を助長するものとして廃絶しようとしている。 男女の別が強調されるものに嫌悪感をもつ。
女の子にピンクの服を着せるのが嫌い。 男女を区別するひな祭りが嫌い。 桃太郎を拾い上げるお婆さんが洗濯をしている姿が嫌い。 また男女の鬼が男の桃太郎に退治されるのが侵略戦争だと非難する。
日本の伝統的な昔話も習俗も性差別に結びつけて廃棄・変更しようと画策している。 大阪の「クレオ」や豊中の「ステップ」など、全国の男女共同参画施設に何兆円も費やして、伝統文化破壊の拠点としているのです。
アメリカ軍占領下で戦後すぐにできた「優生保護法」。 これは優秀な日本民族がこれ以上増えないようにと民族絶滅をもくろんだ法律です。 これによって多くの胎児が堕胎され、その数1億人。 宿った時から生命であるのに、なに人もこれを殺す権利などない。 それは殺人罪である。 この法律がなければ今の人口減少の悩みなどなかった。 戦後育児に苦しい貧しい国民を救ったことは事実ですが、今豊かになったにもかかわらず存続させる根拠はない。 育てられないのなら養子制度をとればいいのです。
倫理道徳的、経済的、国家戦略的に不要な悪法と化している。 この法律によっていのちは授かるものではなく、「作っても殺せる」という意識を蔓延させてきました。 いのちを粗末に考えることで日本国民の精神を腐らせてしまう危険をはらんでいる。
これを廃止することにより、人口減少によって不足する労働者を、外国人によってまかなう危険も回避できる。 今後多くの不良外国人が流入する。 反日教育を受けた中韓の多くの反日外国人やスパイが、不法滞在者として闇に隠れ始めている。 その結果激増する外国人犯罪者による治安の悪化や、北朝鮮の拉致も防げる。
女性の権利としてこの堕胎を奨励するジェンダーフリー。 出産や育児を家や家族への隷属、女性の権利の抑圧と見なすこの思想もこの法律が助長させている。 まさに優生保護法は日本解体をもくろむ過去のアメリカ占領軍と左巻き陣営の戦略的産物です。 現・日本国憲法と同じように即刻廃棄すべきもの。
親のセックスの有り様について幼い頃から、洗いざらい教えようとするジェンダーフリー。 これによってセックスへの異常な関心と、親に対する不信を必要以上にあおりたてる。 そして青少年に心不安定なままの自立を奨励し、心の支えとなるべき家庭をかえりみない子供を生んでいる。 それが社会制度を崩壊させようとするソフト共産主義革命といわれる所以です。