いのちの風 bS61 

月21日(火)発信 石黒大圓(だいえん

 Eメール・アドレス gytkm947@ybb.ne.jp

 

今回のテーマ  日本の若者の悲劇の姿/祖国愛/日の丸ウィニングラン/NHKの偏向報道

いつもありがとうございます。 最近冬季オリンピックや国別対抗野球大会で日本の惨敗が伝えられています。 王監督は「執念の差」、イチローは「最も屈辱的な日」とはき捨てるように言った。 しかし惨敗でも日本のオリンピック選手は「楽しんできました!」。 この差は何か。 

王監督もイチローも世界を知っている。 国旗を見、国歌を歌い、胸に手を当て祖国を思い胸ふるえる外国人を知っているから。 国際試合において各国選手は祖国の名誉を背中に背負って戦っているという自覚がある。 韓国チームは「国に恩返しがしたい」と目の色が変わっていた。 

そのスピリット、祖国愛の魂が違う。 それが100分の1秒という勝負の世界で3位か4位かの差になる。 技術は日本が上の場合でも精神力で負けている。 自分が所属している祖国共同体への一体感、国家への誇りがもたらす心のエネルギーの差が勝敗を分けたのです。 そのような感情は時代遅れだ、軍国主義だ、とマスコミなどで教えられている日本は世界では異常なのです。 日本では「愛国心」を憲法に入れるの、入れないのと大騒ぎ。 外人が見たら笑いものです。 

 

また「日本に生まれて恥ずかしい」などという感想文を書かせる日教組教育。 「祖国日本を憎め」と教えるマルクス主義歴史教育の洗脳。 そのなかで育った若者は国との一体感がもたらす熱情など冷え切ってしまっている。 それでは祖国へ愛の感情で胸が一杯の国の選手には完敗してしまう。 

 

外国へ行って日本の歴史も文化も知らない日本留学生はバカにされる。 逆にどんなに小さな国の留学生も祖国に誇りを持って彼らの国の自慢をする。 明治以来の日本の歴史や祖国そのものを否定する教育を受けてきた日本の若者の悲劇の姿だ。 その悲劇が今回のオリンピックや世界野球大会での惨敗となって現れている。

 

祖国愛いのち高める心柱

 

右記を書いた途端に日本が韓国に快勝して決勝進出。 日本選手はやってくれましたね。 3度も負けてたまるかの執念でしょう。 屈辱をバネにした精神力でしょう。 イチローは負けた日の晩にはわけがわからなくなるくらい痛飲したという。 屈辱は不甲斐ない自分に対する怒りでもあったはず。 誰が悪いのでもない。 負けたのは自分の精神がたるんでいたという自責の念。 仏道修行者のような心を彼はもっていると以前からいわれています。 このような心が本当の日本人の魂です。 


  クリスチャンのなかには世の中の戦争など、理不尽なことは自分に責任があるとして、自分を実際に鞭で打つという人がいるらしい。 この世界は自分の心が作って見ているいう思いの人は、世界の不幸の原因の一部は自分の責任だと感じることができる。世界の不幸の元凶はアメリカだ、ユダヤだ、日本だ、と叫ぶ人にはこのような宗教的悟りは理解不能でしょう。 自分は正しくてまわりが悪いという責任転嫁。 

もっとも私も、元凶は中共だ、日教組だ、マスコミだ、左巻きだ、と叫んでいるから、同じ穴のムジナですが。 私はしょせんは精神世界系と民族系の間で心揺らいでいる発展途上人なのです。


世に示さん内なる誠武の心

 

オリンピックに限らず国別のスポーツの戦いは、武器を持たない国家間の国威発揚の戦争と見るならば、戦わずして負けるわけにはいかない。 私も祖国を誹謗してくる攻撃には手をこまねいてはいられない。 受けて立たなくては左巻きとの謀略情報戦争には勝てない。 

 

スポーツにおいてイメージコントロールという潜在意識を高揚させて勝利をものにする方法が意識され始めました。 その潜在意識が100分の1秒差を克服させる。 そして祖国愛の熱情はその潜在意識に火をつけて奇跡をもたらす。 韓国の今までの快進撃は韓国民族主義の情熱の賜物であった。


  日本人が好きな地球市民などという根無し草的国際主義はこの熱情の前に粉砕されてしまう。 誰とでも仲良くしましょうという個人間のやさしさを、国家間の問題にまで広めようという平和ボケ。 これは元始のエネルギーの前では立ち往生してしまう。 そして妥協、譲歩を繰り返して祖国を売ってしますことになる。「地球市民」の発想の裏にはネオ共産主義者の野望が隠されていることをおとなしく、やさしい、井の中のカワズの【日本市民】はご存じないのです。 

日本の野球人は大人でした。 韓国の選手は、勝ち誇って太極旗をマウンドに刺していた。 日本人がもっている「球場は神聖な場所」という感覚がない。 イチローのサードフライを取った3塁手はボールをイチローに投げつけていた。 暴徒であって紳士ではない。 日本は勝ってもおごらず、王監督は「熱い声援のおかげでやっと勝てました」と誠実さをにじませていた。 ジャパンと書かれた帽子をかぶってはしゃいでいたというイチロー。 その日本への熱き思いが奇跡の逆転をもたらした。  

民族主義が一度は高揚して奈落の底に転落して、今這い上がりつつある日本民族。 まるで白装束でおのれの無実と誠を見てほしいと、切腹の姿勢で常にいる民族。 いつかその無念の思いを世界が知るところとなる日を望みます。 

 

神戸震災や野宿者の炊き出しのときに、黙って列を乱さず寒風のなかでじっと待っていたこの民族。 一方で「何でこんな目に会うんだ」と怒り狂って暴動やデモを起す民族。 わが民族は霊的な存在としての人間のあるべき姿を示さんとして神が遣わされた民族なのだとの信念で、これからもその高貴な姿で生きてほしいと思います。

 

日の丸に感動するは国際人

 

一報、惨敗の冬季オリンピックで唯一の救いはフィギアスケートの荒川静香選手の金メダルでした。 しかし皆さん! 彼女が金メダルを取った後、リングのうえを大きな日の丸をなびかせてすべったシーンご存知でしょうか。 

 

表彰式のあと、メダルを受けた3人がウイニングランでリンクを回り、荒川選手が観客席に近寄って、日の丸を手にしたと思われたとき、突然NHKの中継画面はハイライトシーンのビデオに切り替わったのです。 延々と関係ないシーンが15分間映されて、その後荒川選手のインタビューが中継された。 この間、荒川選手は日の丸を身にまとってウイニング・ランをしていたのです。 

日本人の選手が唯一優勝したのです。 その選手が世界の人々に「日の丸」を誇らしげに、美しく身にまとって喜びと感謝を表していた。 その姿を多くの日本人に見てほしかった。 しかし、これは中継もされなければ、アナウンサーの言及もなかった。 その感動的なシーンNHKが故意に流さなかった、とNHKに抗議が殺到しています。 インターネットの世界ではNHKバッシングで盛り上がっています。 

「オリンピック実行委員会の公式国際映像なのでNHKにカットした責任はない」というNHKは弁明しています。 しかし多くのそのシーンを映したビデオや写真が海外で報じられている。 

それにもかかわらず、NHKもすべての日本の民間テレビも新聞もこの事実を紹介していないのです。 しかも彼女は表彰台では君が代を口ずさんでいた。 このような選手は日本選手のなかでも珍しい。 だがこのシーンも日本のテレビ局ではその後の再放送ではカットされていた。 

故意に削除したといわれても仕方がない。 社内社外の左巻きから「日の丸シーンは流すな」「日の丸を出すようなNHKは右翼だ」の苦情に負けた。 共産党シンパが支配するNHKの偏向報道ぶりをしめしている、と抗議が出ているのです。

 

沖縄をそっと差し出す平和外交

 

NHKはかって女性国際戦犯法廷という反日集会で、天皇を戦犯として処刑する、と宣言する映像を流した前歴がある。 このウソの従軍慰安婦問題を糾弾する裁判には北朝鮮の工作員がスタッフとして登壇していた。 彼は小泉首相が北朝鮮に行き、金正日に会ったときに同席していた北朝鮮側の通訳であった人物。 

 

今回の皇室典範改悪問題でわかった事実は 日本政府の中枢にある内閣法制局も宮内庁も共産党シンパに占領されている。 日本の官僚自身が日本の中枢である天皇制の解体を図っているのです。 

  またNHKの「この時歴史が動いた」で教える歴史解釈は何かおかしい。 これはNHKテレビ高校講座・日本史の「沖縄」を深夜に偶然見たときにも感じました。 沖縄が琉球と呼ばれていた頃に、この島国は中国と日本の両方に家臣として朝貢することを望んでいた。 それを島津藩も明治政府も武力で強引に日本の支配下にした。 しかも宮古・八重山諸島を一時は中国領だと認める条約を結ぶところだった、と説明していた。 これが日本の歴史教育だろうか。 

明らかに偏向している。 まるで沖縄は昔から中国の主権が及ぶところだったのに日本に奪われた、と言いたそうです。 これでは中共にどうぞ沖縄に侵攻して持って行ってくだなさい、と言っているようなもの。 ときあたかも中共はすでに沖縄への主権を要求している。 

しかも日本の民主党が出している憲法提言と沖縄政策には国家主権の移譲をアジアの国(中共など)にするとある。 沖縄への日本の主権を中共に移譲してしまったら、「いただき」とばかり中共は自国民を大量に移民させ、沖縄を中共の自治区にしてしまう。 その辺の国際政治の悪辣さを知らない平和ボケの民主党に政権など恐ろしくて渡せない。 同じような考えをもっている自民党左派もいるだろうから日本国民は彼らへの監視が必要なのです。 

(終)


         いのちの風 縁の花支縁サイト

       縁の花 トップページに戻る

       縁の花村 トップページに戻る