いのちの風 bS76
7月20日(木)発信 石黒大圓(だいえん)
【Eメール・アドレス】 gytkm947@ybb.ne.jp
今回のテーマ 奥塚さん/低血糖症/食による国家滅亡/ご飯給食/粗食のすすめ/掃除道
いつもありがとうございます。 今年は梅雨が長引きます。 私の空梅雨の予想ははずれましたね。 前回のテポドンの続きで中共を、そしてその前の満洲国の続きを書く予定でした。 だが時間なくインターネットサイトのmixiに書いた「低血糖症」を今回は転載します。 たまには政治談議から離れましょう。
なお今日20日(木)「いのちと出会う会」で野宿から立ち直ってのお話があります。 「自分の受け止め方」にすべての原因があることがわかり「人の心の在り方」の追及を始められた「よがふくさん」のお話です。 ご参加をお待ちしています。 18時半 「應典院」にて(6771―7641)
そして明日20日(金)「今年最後! 今月もやりまっせ!」とせんば花金夜市踊りと歌のイベントがあります。 17時半から「よさこいソーラン踊り」「アルパ(南米のハープ楽器)演奏」「フラダンス」「オークション」「太極拳&中国扇舞」「フラメンコ」など、
せんばエプソンビル様・前広場にて なお雨天の場合は中止 主催 せんば心斎橋筋協同組合
救いたし余命少なく強く生きるを
「いのちと出会う会」で五月にお話を聞かせていただいた奥塚明さん。 両手を事故でなくされて、それでも家庭をもって子供にも恵まれ、これからという時に。 難病におかされ、体調が悪くなっているようです。 奥塚さんを紹介していただいた岸和田の土生神社の宮司、阪井さんからメールが来ました。
「奥塚さん、医者からこの夏65%から70%越えるのが難しいと言われたそうで、特に今日はしんどそうなメールと電話が入ったので、夕方訪ねました。 一見お元気そうでしたが、よく吐血したり、三日に一度くらい意識を失うことがあるらしく、家庭の方もよくないし、私の前では見せませんが、ふだんそうとう体の痛みと闘っているようですね。 なんとか強い意志の力で病気をはねのけてくれるように祈っていますが。 これまで奥塚さんとご縁のあった人達すべての方にもお祈り添えをお願い申し上げます」 阪井健二
先日お話を聞かせていただいた時には、余命6年のいのちと言っておられたのに、ひどくなっておられる。 骨が崩れていく難病にかかっておられます。 無念です。 ご健康になられるように毎晩お祈りを続けます。 皆さんのうちご縁のある方はご協力くださいませんか。 よろしくお願いいたします。
食による国家滅亡間近なり
校内暴力、家庭内暴力、不登校、引きこもり、自閉症、統合失調症(神経症)、心身症、朝起きられない、頭痛、吐き気、キレる、リストカット、子供虐待。これらは本人や家庭の精神的な原因だという意見が多いです。 しかし実際は食の乱れによる「食」生活習慣病ではないか。
ご飯の食事代わりに、お菓子やジュースの飲食が最近多くなりました。 特に糖分の取りすぎによる「低血糖症」。 この原因による精神面への影響の疑いが濃いのです。今回は6月にあった「日本綜合医学会・関西大会」での大沢博氏(岩手大学名誉教授)の講演内容をお知らせします。
低血糖症では血液中の糖分濃度(血糖値)が異常に早く下がるため、体は常にエネルギー不足の状態になります。 脳は血液中のブドウ糖を唯一のエネルギー源に活動する器官です。 このように血糖値が下がった低血糖の状態になると、脳がエネルギー不足となります。 そのために思うように活動できなくなり、また脳は正常に働くことができない。 そのために頭がボーッとし、集中力がなくなり、さらには気力もなくなってくるのです。
「低血糖」 http://www2.health.ne.jp/library/5000/w5000365.html
菓子類に含まれる糖分は体へ吸収されるのが速いため、急激に血糖値が上昇する。 このため危険を感じた体は、血糖値を平常へ戻そうと、すい臓からインスリンを分泌し、血糖値を逆に急激に下げていく。 これは正常な体の働きですが、菓子類を多く摂る生活が長く続くと、すい臓が疲れてうまく機能しなくなる。
必要がなくてもインスリンを分泌し続けたり、少しお菓子を食べただけで過剰に反応する。 そして必要量以上のインスリンを分泌して、常に血糖値が下がり過ぎた状態が続くことになる。 これが低血糖症。
低血糖の状態になると、脳はこの状態から脱しようと、アドレナリンというホルモンを分泌して、体内に蓄積されている糖分を血液中に出して正常な血糖値にするよう指令を出す。このとき分泌されるアドレナリンというホルモンは、別名「攻撃ホルモン」と呼ばれ、気分が高揚し、時に攻撃的になってしまう。
お腹が空いたときに、イライラしたり、怒りっぽくなることがある。 あれは血液中の糖分が足りなくなり、アドレナリンが働きはじめた証拠。
低血糖症の場合この状態が長く続くと、心身ともに最悪の状態となります。 なかには、子どもたちがちょっとしたことでキレやすくなった原因のひとつとして低血糖症をあげる学者もいるほどです。
恐ろしいほど異常な食生活による病が日本の中で進行しています。 今回の大会のテーマが「最悪の社会を滅亡から救おう」というもので、まさに日本は誤った食生活によって滅びつつあるのです。
校内暴力などで少年院に収容された若者の食生活を聞き取り調査した結果、わかったこと。 彼らが食べているものは、インスタント食品、清涼飲料、お菓子、焼肉、キャラメルなど。 まともに米のご飯を食べていないのです。
日本綜合医学会は、治療よりも「未病を治す」との考えに立ち「食養道」にもとづいて「医食同源」の道を追求されてきました。 玄米を主食とし、野菜、豆類、少々の魚を中心とした伝統的和食と少食こそ、生活習慣病を遠ざけ、真の健康長寿を得る方法なのです。 食習慣を見直さないと日本の将来はありません。
「日本綜合医学会」 http://www.nsi.or.jp/
この国を救う道なりご飯給食
大沢氏にある日電話がかかってきた。 「息子が今暴れています。 どうすればいいのでしょう」と、ある母親からの悲痛な叫び。 「コーラを買って来い、と言っています」 大沢氏は「すぐにバナナを食べさせなさい」と返答した。 そしてしばらくして「30分でおさまりました」と母親からの電話。 この子は缶コーヒーを毎日10本以上飲んでいたという。 大沢氏は「粗食のすすめ」を書かれた幕内英夫氏からのアドバイスをおぼえていて、それを伝えたのです。
「粗食のすすめ」幕内英夫氏 http://homepage3.nifty.com/okadaue/book/b51.htm
幕内氏はこのような症状は急性低血糖が原因である可能性があり、その場合にはジュースなどの糖分補給は、急激に血糖値を上げるが、すぐにまた急激に低血糖に戻ってしまう危険がある。本来は米などの穀物が一番いいのだが、血糖値を上げるには時間がかかる。 バナナはその点で穀物よりは早く、ジュース類などよりは遅く血糖値を上げるので、体に負担を与えないのです。
またある母親は「頭が痛いと息子がわめいている」と電話があった。 これもバナナで解決された。 このケースも低血糖性頭痛だ。 この子は神経症と見なされて心療内科に数年通っていたという。 またあるクリニックの先生は低血糖でウツになったのを、食事を胚芽米にして治癒したと報告している。 ミネラルやビタミンなどの不足が低血糖を引き起す可能性もある。 お菓子や菓子パン、ジュースではミネラル、ビタミン不足となってしまい、体の不調が確実に襲ってきます。
戦後の学校給食でパンを食べる習慣がつき、その結果パン食に合うバター、ジャム、ハムなどの西洋食が広がりました。 それが生活習慣病のように簡単に薬で治らない病気が最近の日本で蔓延した原因だ、と言われます。 ガン、糖尿、心臓病、脳溢血などの戦前には少なかった病いの原因をたどって行くと、パン給食に行き当たる。
幕内氏は「粗食のすすめ」を書かれて、少食、和食の伝統的な日本食を、まずは小学校に浸透させる。 そして子供の時代から日本食の嗜好を復活させねばならない。 そのためにはご飯給食を日本国中に広げて、日本の米を食べることで日本農業の復権をもめざすべきだ、といわれるのです。
伝統を日々守りたし掃除道
毎週恒例ですが月曜の夜、炊き出しへ出かけます。 桜ノ宮カトリック教会(私はクリスチャンではありませんが、駐車料が安いので)の駐車場にある車までオートバイで行き、車を家まで持ってきて衣類を車へ詰め込みます。 ソニーの重役の天外伺朗さんが作られた瞑想や講演会をされている精神世界系の「マハーサマディ研究会」。 そこが「ホロトロピック・ネットワーク」と名前を変えました。
「ホロトロピック・ネットワーク」 http://www.holotropic-net.org/activity/index.htm
そしてこの会が発行している月報に私の衣類カンパのお願いを載せていただいたのです。 そのため、ありがたいことにその後、次々と全国から衣類が届きました。 またmixiに書いたカンパのお願いでも多く送られてきました。 それ故に衣類の入ったダンボールが天井まで届かんばかりで家の中は横歩き状態。 これを整理して袋に詰めなおし車へ運び、大阪駅へ向かいます。
先日車を取りに行ったらエンジンが動かない。 掃除道具や衣類の荷物で車内が一杯のところへ、カンパ依頼を書いた看板を天上ぎりぎりまで差し込んでいます。 それがどうも天井のルームライトをONにしてしまっていたようです。 点灯したままなのに気がつかないで帰りました。
バッテリーがあがって動かないのです。 JAFに似たJAWSという車の救急レスキューに電話しても、どうしてもつながらない。 このままでは衣類の配布ができない。 しかも掃除道具が入っているので駅前清掃もできないとなった。
あきらめて帰りかけたのですが、やはり3年も掃除を1日も欠けずに毎週続けてきた。 この伝統を今日ここで切るわけにいかないと、カブのオートバイの荷台にホウキをくくり付け。 左右のハンドルに軍手と、そろいの黄色のTシャツ10数枚(「野宿者かて、大阪が好きやねん、きれいにしたいねん」とプリント)。 そして前のカゴにちり取りを積み上げ、てんこ盛りにして出発。 こんな苦労も知らないのか、野宿のオッチャンたちは私のオートバイ姿を初めて見て「何んや、どうしたんや」と声をかけてくる。 これでこの日は1件落着。 しかし次に行った日曜日の墓参りはそれに引き続いての事件で大変でした。 (続く)
(終)
リンクのホームページ
「いのちの風」「縁の花」支縁サイト (bS75までのバックナンバー掲載)
http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm
「いのちの風」通信 (写真や動画など掲載)
http://www.geocities.jp/ishiguro_yoshihiko/index.html