いのちの風 bS80
9月1日(金)発信 石黒大圓(だいえん)
【Eメール・アドレス】 gytkm947@ybb.ne.jp
「いのちの風」「縁の花」支縁サイト (bS77までのバックナンバー掲載)
http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm
今回のテーマ ヒズボラ・イスラエル・レバノン/武力威嚇
中韓朝の国家主権侵害/核抑止力
いつもありがとうございます。 夏休みも終わって子供たちの姿も少なくなりました。 今年も余す所4ヶ月、時が日々飛ぶように過ぎていきます。
前回お知らせした私の9月10日の講演の開催場所が抜けていました。 JR環状線・福島駅前の北側、マクドの隣「日の出ビル」3階 1000円。 毎月、憲法や聖徳太子など政治・歴史問題についての講演が行われています。 連絡先 渡邊三峰氏 090-2592-4952
『今を生き抜いて』第62回「いのちと出会う会」 9月21日木
「在日コリアン二世として生まれ小学校2年で弟と共に施設で育てられる。いじめなどを乗り越えて生き抜き、父親との生活に戻るが、父の暴力そして父の自死。しかし苦境をものともしない、強く生きるわざを身につけられる。そして2人の子供を育てるなかでの病気の連続。だが今は過去のすべてに感謝していますと笑顔一杯で語られます」
山本苑加(そのか)さん 「はぁとふる21」主宰
18時半〜20時半(今期より終了時間を30分早くします) 司会 石黒大圓 1000円
「應典院」 6771‐7641 (地谷町九駅B番出口より坂下り5分左折)
應典院・ホームページ http://www.outenin.com
反ユダヤ ヒズボラ賛美 盲目なり
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルとの戦いがマスコミを賑わせています。 しかし誰もが「イスラエルが悪い」の一点張り。 日本では右も左も反イスラエルで、異常な情報操作が日本ではサヨクマスコミを中心に行なわれています。 なぜイスラエルの攻撃に対してレバノン軍は反撃しないのか。 領土を侵されているのに自国を守ろうとしないのか。
それはヒズボラがレバノンにとって、自国を崩壊させようするイラン支援のテロ組織だからです。 レバノン政府はイスラエルによる攻撃によって、ヒズボラが崩壊するのを待っているから傍観しているのです。
ロシアのサンクトペテブルグでのG8決議では 「ヒズボラとその支援者は非難されるべき。 国連の安保理決議1559号(ヒズボラの武装解除など)は完全実行されるべき。 イスラム過激派テロに対する世界戦争において今回は、イランに率いられる枢軸が明白は敗北をもって終わること」と宣言されています。そしてレバノン市民への心配は表明しながらも、EU(そしてフランス)の立場はヒズボラ非難でした。
エジプト、ヨルダン、サウジなどアラブ首脳もヒズボラ非難をしています。 ヒズボラが越境してイスラエル兵士2人を拉致したことから、この戦闘が始まりました。 レバノンへのイスラエルの侵攻が間違っているのなら、レバノン軍とイスラエル軍との戦闘に発展しているはず。 しかしそれは起こっていない。 イランが創設したヒズボラがレバノン内に別のテロ組織国家、いわば国家内国家を作っていることを、レバノン政府は苦々しく思っているからです。
ヒズボラの信条はユダヤ人憎悪で彩られ、全世界のユダヤ人を抹殺せよ、と呼びかけている。 1994年、アルゼンチンのブエノスアイレスのユダヤ・コミュニティー・センターへのトラック爆弾テロは85名の死者と数百人の負傷者を出し、第2次大戦以来、最大の被害をユダヤ人社会に与えた。 イスラエルのヒズボラへの憎悪は頂点に達していたのです。
この身をば犠牲にしても護るべきもの
レバノンは、アフガニスタンのタリバンのように政権奪取を狙うヒズボラを、いつまでものさばらせるわけにはいかない。 イランの支配下にあるヒズボラによって国家主権を侵害されることには我慢ならないはずです。
石油でうるおうイランとゲリラの巣窟シリアがバックにいるから、レバノンの国家内国家、ヒズボラが存立できているのです。
ベトナム戦争のときのベトコン、民族解放戦線と、それを支援した北ベトナムとの関係と同じ。 ゲリラは他国からの支援がない限りは干上がってしまう。 裕福な「たにまち」からの資金援助があるからこそ、ヒズボラは民衆の心をつかみ、レバノンで二重国家体制を維持しているのです。 いつかレバノン政府を転覆して、イランシリアとの三国同盟を結んで、イスラエルに攻め入ろうとしているのです。
ヒズボラの指導者ナスララ師は「イスラエル軍兵士拉致によってこれほどの規模の戦争になるとは1%も思わなかった。 知っていれば拉致を指示しなかっただろう」と、イスラエルの攻撃が予想以上だったと釈明した。 彼は勝利宣言をしたが、しょせんは負け犬の遠声。 戦争の大義はヒズボラにはなかった。 彼の判断ミスによって自国で千人以上の死者や甚大な被害をもたらしたために、国民感情に配慮した声明を出したのです。 最近は日本のマスコミもイスラエル非難だけでなく、レバノン内部の要因を報道し始めました。 一方だけが悪い戦争などありえないのです。
だがヒズボラの武装解除をできないレバノンは、結局はアフガンの二の前となるでしょう。 将来ヒズボラとレバノン政府との内戦となる。 ゲリラ戦は実質的に他国を侵略する現代の戦争形態。 ゲリラは軍服を着ない侵略軍である。 自国民の命より、自分の思想信条の方を優先するという、魔女狩りや宗教裁判で異端者を処刑をしていた中世時代の思考そのもの。
今後国連レバノン暫定軍が停戦監視に当たりますが、こんな時こそ日本の自衛隊を派遣するべきではないか。 それこそ国連主導による平和維持への貢献という、平和国家日本の目的にも合致するのではないでしょうか。 他国での悲劇を見てみぬふりをするのが平和主義でしょうか。 平和の意義を世界にアピールするには、平和を早急に実現すべきでしょう。
「平和、平和」と叫んでいてもなんの平和の進展もない。 日本の平和主義は日本人の命を犠牲にしたくないという単なる利己主義、一国平和主義でしかない。 他の国は自分の息子を犠牲にしても平和を維持するという人類の理想に燃えている。
利他行、自己犠牲のない理想など自利行でしかない。 燃える理想をもたない国は燃えカスの国でしかない
国よりも金がほしいか平和の民
大正時代に日本海軍艦船はソ連に拉致された漁民たちを救出するために、ソ連沿海まで渡海して威嚇し救出しました。 現代の日本においても北朝鮮による拉致に対してこのような断固とした行動をしていれば、現在のように中韓による理不尽な竹島・尖閣占拠は起こらなかった。 また靖国や歴史問題への内政干渉なども防げたのです。
今回のロシアの拿捕殺害事件は平和ボケで弱腰となっている日本外交の試金石です。 新聞の報道によると、この坂下船長は昭和55年にスパイとして、日本の情報を国境警備隊に渡していて、見返りに安全操業を保証されていました。 今回もスパイとして情報をソ連に提供しようとして領海を越えたのではないか。 ソ連情報局と現場の国境警備隊との連携がうまく行っていなくて、拿捕されたのではないか。
以前に摘発されて払った罰金は、たった20万円。 国を売っても、はした金の罰金で釈放。 スパイをしてでも操業をしようという売国奴。 こんなスパイが漁民のなかにもいる。 本土なら、ウジャウジャいる。日本にはスパイ防止法がないので売国奴を取り締まれない。 中共ではスパイは死刑。 こうでもしないとどの国もスパイ天国となる。 最近は、北朝鮮、ロシア、中共へ情報と物資を提供した守銭奴スパイの話ばかり。 スパイ防止法に反対で、スパイへの警戒を呼びかけず、反日国家へ有利な情報ばかり流す、サヨクマスコミもある意味で情報スパイです。
国民を護れぬ国を襲う国
最近尖閣列島への上陸をめざす船が来たらしいですが、ロシアならその場で撃沈していただろう。 韓国が占拠している竹島でも同じ。 国家主権が及ぶはずの日本領土が外国に占領されている。 主権侵害を起させぬよう対抗処置を立案し、被占領地の奪還を政府はめざすべきなのです。 それには結局は武力での威圧しかない。 実際に武力を行使するのではない。 威嚇が外交交渉に有利に働く。 だから全世界の国が軍隊をもっているのです。 妥協的対話だけの平和的解決などでは一世紀かかってしまう。
北朝鮮の拉致に対して、イスラエルのような軍事的威圧や侵攻といった威嚇外交を日本がしていれば、数百人といわれる日本人拉致被害者と多くの家族の悲劇は止められていた。 拉致という国民を護るべき国家主権が侵害されたのに日本政府は黙っていました。 「拉致は北がやった」と日本政府はわかっているのに黙っていたために、中韓は日本は国家として一人前でないと甘く見た。 主権が侵害されても日本は黙っている国という信号として受け取ったから、どんどん彼らは要求をエスカレートしてきたのです。
その結果が中韓による尖閣や竹島の占拠となり、靖国参拝問題という国家主権への内政干渉となったのです。 これを放置したら、日本はますます中韓に小突きまわされる国家と成り果てます。 日本の国柄(押せば引き、叩けばうずくまる)を利用したのです。 彼らはまた日本には歴史カード(歴史認識)を使うことが一番いいと判断している。 日本の靖国参拝反対派も中韓を煽って今のような姿勢を取らせている。 靖国反対派は中・韓・反日の三国同盟である。 昔の日独伊三国同盟と同じで国を誤らせてしまいます。
脅さねば脅されるのが世界政治
20年前以上も前に誘拐とされた現場を調べた日本の警官たちは「これは拉致だ」と上に報告していた。 しかし警察上層部も政治家もこれを握りつぶしていたのです。 アメリカに国家安全保障を全面的に預けている日本は自分で動くことができなかった。 これはすべて憲法9条があったためです。 憲法9条を擁護する人間は拉致に協力したと見なしてもいい。 拉致は侵略戦争です。
国民の命が他国に奪われた。 そのような国家主権が侵害されても自衛権も発動できない国家は国家でない。
この9条さえなければ、現在の中韓による領土侵犯やロシアによる銃撃も、北朝鮮による核の威嚇も取り払われていた。 レバノンなど外国での紛争は日本に関係ないのではない。 日本の惨めな姿を教えてくれる教材なのです。
中共が大使召還すると言っていたが、すればいい。 国家主権を侵害することがどんなに悲惨な結果となるかを、百戦錬磨の中共は知っているだろうに。 軍備はすべて抑止力である。 実際に使っていたら世界中の国家が相互に戦争状態となって、すでに大混乱となっています。 核も本当に使う気があるのなら、北朝鮮はすでに使っていた。 核の数発で国家が消滅するという恐怖が開戦をとどめさせている。 金正日は核を単なる威嚇力として使っているのです。
「いつでも使うぞ」という威嚇が外交力として使えることを彼も証明している。 核は軍事力としてではなく、外交力として使われている現状を知らないといけない。持っても使えないが、使った時にどのような惨状を引き起こすかという相手の想像に訴える戦略が、敵基地攻撃という威嚇戦術です。 戦術であって使う可能性は少ない。 すでに地球を破壊できるほど核保有している多くの国が実戦に使っていないことを考えれば可能性は少ないです。
世界は常にチキンゲーム(これは二台の車に乗った2人が互いの車に向かって走行するゲーム。 激突を避けるために先にハンドルを切った者はチキン(臆病者)と呼ばれ屈辱を味わう)という危機の中の平和にいるのです。
激突かチキンかの恐怖の中で世界政治は動いている。
中韓朝が日本への威嚇や領土占拠、内政干渉を続けるなら、いつか日本を核武装の道へと進ませることとなります。 靖国参拝賛成派は年配者と若者が多いといわれます。 この中間の団塊の世代は、日教組による自虐史観に洗脳されて、古い歴史知識の世界に埋没してまだ眠り込んでいます。 年配者から若者への愛国の隔世遺伝がきっと将来の日本を救い出します。
(完)
リンクのホームページ
@ 「いのちの風」通信 (大阪駅前炊き出しや清掃の写真、そして踊りの動画など掲載)
http://www.geocities.jp/ishiguro_yoshihiko/index.html
A 知人の野瀬泰良さんの霊園会社のホームページに、私の体験談を載せていただいています。
美原ロイヤル・ニュース (平成16年冬季号 VOL.8の3ページ目) 「【シリーズ】別離の哀しみを乗り越えて 人と人との魂の絆に気づいて 野宿者救済運動を始める」 釜が崎での炊き出しの写真とともに私の体験と考えが掲載されています。
B 應典院HP「いのちと出会う会」
http://www.outenin.com/inochi/index.html
C 大阪メチャハピー祭
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/mecha/
D せんば花金夜市(よさこいソーラン踊りを私が踊っています。虎のぬいぐるみも私です)