いのちの風 bS96 

平成19年月8日(木)発信 石黒大圓(だいえん

 私の新しいEメールアドレス gytkm947@ybb.ne.jp

 

「いのちの風」通信「縁の花」支縁サイト

(毎月3回知人300人へ送信している、いのちや野宿者、日本についての思いを書き綴っている通信。 政治論では愛国保守系の内容です。bS90までのバックナンバーを掲載)   http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm

 

 

今回のテーマ 映画&いのちと出会う会大ちゃんの詩/炊き出し助っ人募集/百匹目のトラ

 

いつもありがとうございます。 先週末から風邪を引いて仕事が進みません。 それでも、このイノシシは日々飛んで舞い上がっています。

 

 

■『映画「4分の1の奇跡 〜本当の事だから〜」上映会&山元加津子さん講演会』

が、いよいよ今週の日曜日にあります。 私も映画宣伝に協力して、今までの知人や古い通信仲間、そして昨年名刺交換した方々700名ほどにメールやFAXを送りました。 多くの方から前売り券の申し込みをいただきました。 ありがとうございました。 

 

なお、先日入江監督に提案させていただいたのですが、私は当日、でかいトラの着ぐるみで会場の内外で案内する役を買って出ています。 この映画を見て、また講演会を聞いて感動で泣き、そして可愛らしい顔の大きなトラッキーを見て、笑い泣きしてもらって会場を盛り上げたいと思います。 いつもの作務衣姿の大圓はトラの中にいますので、来場されましたら、お声をおかけください。 お会いするのを楽しみにしております。   

2月11日 13時より クレオ大阪中央ホール(谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅下車・北東徒歩3分)090-2040-5072入江富美子監督

 

E・Eプロジェクト 映画HP http://www.ee-pro.net
制作ブログ  http://eekakkoteam.blog70.fc2.com/
Eメール  info@ee-pro.net

山元加津子さんの話「みんな大好き」
http://tekipaki.jp/~gon/park/fram/F020713.htm

 


『余命6ヶ月のガン宣告から生還して』

 

2月15日 18時半 1000円 應典院6771-7641 第65回「いのちと出会う会」 

 

突然の末期ガン宣告。そして壮絶な闘病生活。病状に一喜一憂するのではなく、自分で治そうと決意して模索するなかで出会った人々に癒される。「あんたは死なへん」と言われた言葉に励まされて受けた開腹手術。奇跡。ガンが消えていた。信じて行動すれば神仏は守ってくれる。そして人様への感謝の気持ちと思いやりが奇跡を生む。     兵頭信子さん (株)ヘッド 代表取締役

 

應典院・ホームページ  http://www.outenin.com

 

 

子どもたちいのち輝くみんな大好き

 

山元加津子さん石川県で養護学校の教員をされています。 教師と生徒という関係でなく、障害をもった子ども達を一人ひとりのかけがいのない友達として、同じ目線に立った活動をされています。 障害を持った子ども達が社会に理解されるように願い、週末には全国へ講演旅行をされています。 著書には「きいちゃん」「魔女・モナの物語」「本当のことだから」など十数冊があります。 

(以下は山元加津子さんのホームページ「みんな大好き」からの抜粋) 

 

生徒さんの一人、大ちゃんはいつも廊下の隅で壁の方に向かって何かブツブツを言いながら歩いていました。 「こっち見て」って言うけど全然見てくれないので、無理やり顔を向けさせても、目の玉は何か全然違う所を見ているのです。 後で「本当に仲良くならんと目なんて合わせられん」っていう詩を大ちゃんは作っています。 

 

また私が何を聞いても大ちゃんからはつじつまの合わない答えしか帰って来ませんでした。 それで、言葉がわからないんだと小学生の本や絵本ばっかりで勉強させていたんです。 後でわかったのは、「仲良くなってない人の言葉を心の中に入れられない」んだっていう事でした。 

 

 

 

  それから大ちゃんは凄く何か書くのが好きでどんどん何か読めない字みたいなのをどんどん一杯書くんです。 ある日機械の好きな大ちゃんにワープロ持って行ったら凄くニコニコして「俺これ好きやわ」って言うんです。 大ちゃんは使い方も教えていないのに、初めてのそのワープロを見たとたんにすごいスピードで打ち出したんです。 

 

大ちゃんはひらがなしか読めないと思っていたのに、漢字を変換することもワープロで平気できていたのです。 子どもが読む本ばっかり見せても、大ちゃんは1回も文句を言わないで山元さんに付き合ってくれていたのでした。 

 

大ちゃんは山元さんによって、初めて「字は人に気持ちを伝える事が出来るんだなぁ」って分かったのでした。 練習しても書けなかった字を大ちゃんは、その後どんどん書くようになり詩も書き始めました。

 

愛してるみんな大事でみんないい

 

(以下はその大ちゃんがワープロで打った詩や観音さんなどの挿絵と一緒に自分で書いた詩です。 まるで哲学者や宗教家が書いているようです。 大ちゃんの詩集「さびしいときは、心のかぜです」や「僕の上の星☆君の上の星」などから彼の詩を抜粋)

 

 

『僕はここにいるけれど 宇宙を思えば宇宙へ行ける ここにいてもどこへも行ける』

僕の手の上に宇宙がある 僕の体の中にも宇宙がある 小さなアリの体の中にも 幾つも幾つも宇宙がある』

 

さびしいときは心のかぜです せきして はなかんで やさしくしてねていたら 一日でなおる』

『おこることはいっぱいある。 悲しいことはいっぱいあります。 きれいな雪がたくさんふって いっぱいをみえなくしてくれたら いいな』

 

 

怖いなら側にいたる 寒いなら側にいたる いて欲しいなら側にいたる』

『さびしくない 心が心をつつんどる ずっとそばにいたる 遠くにいても そばにいたる』

『石ころでころんでも 石のことは うらまないんや』

『指のけがもなおるから 心が傷ついても きっとなおる かなしいことも 忘れられる』

 

僕は僕やから 大切にできる 僕は僕やから がんばれる 僕は僕やから 好きになれる

 

『長いトンネルは ずっと続くから 本当に出口があるんやろかと 心配になる でもいつだってちゃんと あるんや』

『遠い道でもな 大丈夫や 一歩ずつや とちゅうに花もさいているし とりもなくし わらびかてとれるやろ』

『大事な物を そっと持っている 手が痛くなっても がんばっている 重たくって いっしょにいたい』

 

 

海の音と 心の音はとても似ている

『僕が生まれたとき 母ちゃんは、はじめて 母ちゃんになったんや それは大事なことなんや』

『オレのおかあちゃんのおなかに 赤んぼうがいるんやぞ オレともうちゃんと手をつないで 生きとるんやぞ』

『今からオレ、ちょっと 観音さまの心になるわ 聞こえへんで もっと大事な事を かんがえなあかんから』

 

『戦争は手と足じゃ足りなくて 心まで持って行くんやなぁ 大好きと思ったり 一緒に居たいと思ったり 心は大事なものやのに みんな持って行くんやなぁ』

殺される為に生まれて来ない 殺す為にも生まれて来ない 戦争は大事な事を忘れている』

『悲しく辛い気持ちです 人が人を殺して それが正しい事なんて いったい誰が思うんやろ〜』

 

 

 

僕が生まれたのには 理由がある 生まれるって事には みんな理由があるんや

 

  大ちゃんは別な時に「あるものは、みんな大事なんや」という詩を作ったのですが、あるものは必要だからそこにあるのだ。 「僕もそこにある」「あるものは、みんな大事なんや」とも言います。 「もうそこにあるというものは必要なんだ」「そこにその人が居るって事はもう本当に必要だから居るっていう証拠なんだよ」と大ちゃんは思っているのです。 

 

大ちゃんはありのままで「本当に大事だから必要だから生まれて来たんだよ」と言うのです。 「どんなに重い障害があったとしても、生きるのが辛いと思っている人が居たとしても、みんな理由があって生まれて来たから、大事なんだよ」って教えてくれているんじゃないかと思います。

 

 

大阪を変えるトラさん百匹目

 

大阪駅前の炊き出しから帰ってきました。 先週からリーダー格の1人が抜けていなくなったので、人手不足になっています。 特に来週月曜日は振替休日になるので、女性のボランティア2人が来られなくなり、ますます手不足。 

 

女性たちは掃除が終わった後、コーヒーやお菓子などを、掃除してくれた野宿のオッチャンたちに用意してくれています。 台湾人のボランティアグループも来られないかもしれないのです。 彼らも衣類や洗面具などを渡すのを手伝ってくれています。

 


  また来週は教会でおにぎりを作る女性たちも休みとなるので、私がおにぎり70個を家で作ることになりました。 すでに米1升を3回、電気釜で3時間かけて45個を作った経験があるので、4時間もかければ出来ます。 愛情こめたおにぎり作りの主婦の経験もいいものですよ。なお来週はダメでも月に一度でもお手伝いしていただける方をお願いします。 

 

  おにぎりや衣類の配布や後整理、野宿者支援カンパのチラシ配り、駅前即席喫茶店の手伝い、掃除への参加などなど。 慣れた人が1人抜けると2人分が手不足となります。 お時間がありましたら、よろしくお願いいたします。

 


  時間は毎週月曜日夜9時から10時ごろまででいいのです。 私たちは10時半くらいで解散しています。 場所はJR大阪駅前御堂筋南口のバス停前です。 阪急百貨店の西の交差点歩道を渡って左へ行ったところ、そのまま真っ直ぐ行ったら阪神百貨店の地下街へ行くところです。 左手に交番があります。 見物がてらにでもおいでください。 お待ちしています。

 

 


  日曜日には風邪で声も出ないくらいひどかったのが、月曜日に医者へ行きましたが、その前から声は出るようになっていました。 汗をかいて風邪を吹き飛ばそうと、月曜日の炊き出しの後の掃除でトラの掃除屋さんをしました。 その晩は特に汗びっしょり。 体を冷やさないように、帰ってからも暖かい飲み物を飲んでいました。 

 

先日はよっぱらいの兄ちゃんに抱きつかれ熱き抱擁を交わしました。 また2人に携帯で写真を撮られた。 背中の黄色のジャンパーに書かれた「野宿者かて、大阪が好きやねん、きれいにしたいねん」も写されました。 子供たちや女の子たちからは相変わらずの笑顔のお返し。 若返るね!

 


  道路でトラが這いつくばって吸殻を取っているのを見て「がんばって」と若い女の子に言われました。 うれしいね。 自分たちの捨てた吸殻やゴミを、トラが掃除してくれているのを見たら、きれいにして帰ろうと思ってくれる人が1人でも出てくればいい。 野宿のオッチャンたちが毎週掃除してくれていても、誰も気づいてくれない。 しかし大きな可愛い顔をしたトラが掃除しているのを見たら、少しは気づいてくれる人も出てくるでしょう。

 

 

そんな淡い期待をもって、トラは毎週、道路にヒザをついて這いつくばってゴミを拾うのです。 1匹目のトラが大阪駅で、2匹目のトラが天王寺駅で、3匹目のトラが京橋駅で・・・と心にトラを抱いて素顔で掃除する人が次々現れて、百匹目のトラまで行ったら、大阪の心もきっと変わることでしょうね。

                                  (完)

 

 

リンクのホームページ

 

@ いのちの風」通信 

(大阪駅前炊き出しや清掃の写真が載っています。 画面左にある「4、最近の活動」には踊り

子大圓が、踊りの出場を前にして踊っている写真の連写が載っています)

http://www.geocities.jp/ishiguro_yoshihiko/index.html

 

A 知人の野瀬泰良さんの霊園会社のホームページ

に、私の体験談を載せていただいています。 美原ロイヤル・ニュース (平成16年冬季号 V

OL.8の3ページ目) 「【シリーズ】別離の哀しみを乗り越えて 人と人との魂の絆に気づ

いて 野宿者救済運動を始める」 釜が崎での炊き出しの写真とともに私の体験と考えが掲載さ

れています。

http://www.noseh.com/

 

B 應典院HP「いのちと出会う会」

(石黒司会の應典院での年9回開催の名物イベント行事)

http://www.outenin.com/inochi/index.html

 

C 大阪メチャハピー祭

(立上げの時から参加して実行委員兼踊り子として関わった、鳴子を鳴らして踊るよさこいソーラン踊り系踊り祭。 現在7000名の子どもと大人の踊り連が参加する大阪の大イベントに成長) 

http://www.joy.hi-ho.ne.jp/mecha/

 

「2006年・大阪メチャハピー祭」のスライドショー
(「大阪の子供たちに夢と希望を!」「大阪の商売人がんばれ!」「大阪の文化は日本一や!」 この曲のメッセージを、これからも大阪じゅうにまき散らしていきます。 いつでも踊りの出前行きまっせ!)
http://f.flvmaker.com/mc.php?id=Y/xcPpX4__GKUTAF6Eq.PMqehLcwBpX8jEYGJBYuJLOSEhRXPKHlXbvu73Ci83qIZgVPT3bkbolbX1KdiDF7hzs

 

D せんば花金夜市

(よさこいソーラン踊りを私が踊っています。 虎のぬいぐるみも私です。 画面右の写真をクリックすると大きく写ります。 この着ぐるみを着て大阪駅前で野宿のオッチャンたちと掃除もしています)

http://www.home-smile.com/hanakin/index.html

 

E インターネットサイトのmixiに「大圓(だいえん)」として参加

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