縁の花
(魂が成長する心と心のネットワーク誌)
第204号
ライブドアとフジテレビ
∞「ホリエモン」∞
ライブドアとフジテレビのバトルが、騒がれています。
3月26日に、新しい登場人物、これまた個性の強そうなSBI(ソフトバンク・インベストメント)の北尾吉考最高経営責任者(CEO)が登場してから、堀江貴文さんこと、ホリエモンが、マスコミに、急に出なくなったので、沈静化されつつありますが、2月8日、時間外取引で、日本放送の株を突然、35%ちかく手に入れたと言う事から、1ヶ月半ちかく大騒ぎでした。
連日、両社の日本放送の株を巡る争いを、各テレビ局がおもしろおかしく放送していたのです。
たぶん、その事は、紫陽花は一生忘れないと想います。
何か、日頃何でも、茶化すマスコミが、ついに自分達の仲間まで、茶化すのかと想うと、とても滑稽だったのです。
また、紫陽花も、このバトルに関しては、毎日、関心を持っていました。
紫陽花自身は、ライブドアやフジテレビの株主でもなければ、何か、特別な縁がある訳でもないので、立場は中立ですが、同じ日本人として興味があったのです。
そして、それは、縁の花の読者の皆様も同じだと想います。
それぞれに、若いライブドアの堀江貴文社長を心情的に応援する人もいれば、日本放送やフジテレビを応援している人もいると想います。
フジテレビの会長である年寄りの日枝さんを応援する人は、あまりいないと想いますが、日本放送やフジテレビの社員の気持ちを考える人は多いと想うのです。
自分の会社が、ある日突然、敵対的買収をされたらと考えたら、はっきり言って人ごとではないからです。
問題定義としても、会社は一体誰のもの。
株主のもの、経営者、従業員、お客さんのものと、いろいろ、日本中の人が考えさせられたのです。
だから、紫陽花は、ライブドアか、フジテレビ、どちらが勝つかは、6月の株主総会まで、はっきりとはまだ分かりませんが、関心を持ちつづけたいと想います。
その時までに、水面下でのフジテレビとの交渉がうまくいって、ライブドアが、日本放送の株をフジテレビ側に手放すのか、それとも役員を派遣して、本格的に経営権を握るのか、大変関心があるのです。
しかし、ここで、紫陽花は、皆様にお断りをしたい事があります。
それは、紫陽花は、プロの専門家ではないという事です。
ITに関しては、紫陽花自身も、10年以上も前から勉強していましたが、ITの経営者ではありませんし、株に関しては、まったくの素人です。
上場している株を一株も買った事もありません。
ずぶの素人と言ったらいいと想うのです。
ですから本来なら、紫陽花が、縁の花の紙面を借りて、ライブドアとフジテレビの事を書く事は、どうかなとも想いますが、やはり書かせて頂きたいと想います。
というのも、紫陽花は、紫陽花なりに、この問題に対して、インタネットを通していろんな情報は入ってきていますし、この時代に生きた一人として、紫陽花は、こう想ったと言う事は、後世の人達に残したいからです。
10年後、何かの縁で、これを見た人が、この問題について、判断する時に、何かの参考になればいいと想うのです。
また、ついでに、もう一つ、断っておきますが、紫陽花は、ホリエモンさんは、はっきり言って嫌いです。
ホリエモンさんの事を知ったのは、近鉄とオリックスの球団が合併する問題の時からですが、何か、ホリエモンさんに関しては、いい波動を感じませんでした。
何か、胡散臭いものを感じたのです。
その上に、ライブドアの企業に関しても、確か、無料プロバイザの会社として知っていましたが、それもホリエモンさんが、オン・ザ・エッヂという会社と合併させてから、そちらの社名を名乗っている事は知りませんでした。
これにはびっくりしました。
ホリエモンさんが、経営者として、何のビジネスで成功させたのか、分からなくなったのです。
しかも紫陽花は、ライブドアという会社が、一体、何を収益にしているのか、いまだにはっきりとは分かりません。
何故なら、IT企業の中には、実体のない会社が多いといいますが、ライブドアのグループ会社は、そんな会社があまりにも多いと想います。
会社という存在が、バブルの頃の土地や株のように、不動産になっています。
ライブドア証券とか結婚相談所とか、いろいろあるみたいですが、よく分からないのです。
ただ、それでも確かに、ライブドアに買収された事で、資金面や知名度が上がって、よくなったという企業がある事は理解しますが、それでもやはり、とても変です。
同じように実体のなかった孫正義さんが率いるソフトバンクグループが、今は、ヤフーを通してのADSL事業や、日本テレコムを買収して、通信産業をしたり、楽天が、ネットでのショッピングやオークション市場などで利益をあげたりしているのとは、根本的に違います。
どうしてマスコミが、こんな人物を、英雄扱いするのか、紫陽花には理解できないのです。
何故なら、30年間会計屋をしていた山根治BLOGさんのサイトでは、「ホリエモンの錬金術、ライブドアは上場以来、連結でも単体でも、全く利益を出していない、つまり欠損会社という事です」というテーマで詳しく、いろんな事を調べていますが、その内容に関しては、難しすぎて、紫陽花にはよく分かりませんが、一度、金融庁や東京株式市場も、調べてみたらいいと想います。
マスコミは、本当にホリエモンさんのやってきた過去のことや、今の会社のことを調べてから、放送しているのか、疑問を持っているのです。
しかもホリエモンさんの本、『稼ぐが勝ち』では「女はお金についてきます」「人を動かすのはお金です」と書いていますが、紫陽花は、そんなホリエモンさんの語録には、前から反発を覚えていました。
この言葉自体は、紫陽花自身、ある一面では、真実があるとは想いますが、いえ、共感しますが、やはり、公の立場では書く事ではないと想います。
これから、ホリエモンのような人物に憧れる青少年が増えると想うだけでぞっとするからです。
その上に、ホリエモンのバックには、何か、えたいの知れないものが、ツイている気がします。
それが何かは、はっきりしませんが、リップルウッドなどの外資、ハゲタカファンドかもしれませんし、国内の左翼の人達かもしれません。
北朝鮮や中国などを支持している、朝日新聞などが大好きな人達です。
これに関しては、真相はまだ闇の中ですが、紫陽花は、リーマンブラザーズが、800億円を、ライブドアの空売りを担保にして、単純に貸したとは想っていません。
もっともっと大きな闇の存在がいて、ホリエモンさんは操られているだけかもしれないと想うのです。
ですから、紫陽花は、ホリエモンさんに関しては、アンチホリエモンです。
正直言って、予想通り、新株予約権発行の裁判で、ライブドアさんが、勝っている頃には、夜もなかなか寝られない時もあったのです。
というのも、このまま、ホリエモンさんが勝利したら、日本は大変な事になる。
日本人のごく一部の「人の意識」の中には、金さえ得られれば、何もしてもいいというものが入るのではないかと想うと、悔しかったのです。
でも、その反面、ホリエモンさんは、紫陽花では絶対に無理な東大に合格して、あっさり1ヶ月間で辞めている事や、コンピューターを見た瞬間に、IT産業の将来が分かったというところなどは、紫陽花には遠く及びません。
紫陽花が、10年以上も前に、IT産業の事が分かったのは、あくまでも、高度情報科学セミナーの人に教わったからなので、もし、それが本当なら、ホリエモンさんは、天才だと想います。
一部の経営者には、ホリエモンさんの才能を高く評価する人もいますが、紫陽花自身、会った事もないので、何ともいえないというのが、本音なのです。
だけど、それは10年後で考えたら、自然に分かると想います。
10年後、ホリエモンさんが、この危機を乗り越えて、ライブドアという会社を大きくして、孫正義さん以上になれば、とんでもない名経営者になるかもしれませんし、このまま、ライブドアを何も発展する事ができなかったら、ただの買収屋で終わると想います。
ITが分かる経営者でもなく、人の心が分からない、単なるお騒がせやさん、ホテルニュージャパン火災で有名な横井英樹さん程度だと想うのです。
ですから紫陽花は、ホリエモンさんに関しては、6月に、日本放送の株主総会が終わった後も、注目したいと想います。
是非、皆さんも、注目したらいいと想います。
やはり、キャラクターとしては、とても面白いと想います。
いつまでも、顔晴れ(ガンバレ)ホリエモンさんです。
∞「フジテレビ対朝日放送」∞
2月8日、時間外取引で、日本放送の株を30パーセント取得したという事で、颯爽と現れたホリエモンさんの記者会見からこの物語は始まりました。
紫陽花自身、雑誌などで、日本放送とフジテレビの歪んだ関係の記事を読んでいたし、フジテレビが日本放送に関して、その歪んだ関係を直そうとしてTOBをかけていた事は知っていましたが、恥ずかしながら、時間外取引という単語さえ知りませんでした。
ホリエモンさんが、日本放送の大量の株を取得した事で初めて知って、市場にある程度の大量の株を持っている会社が、市場でそれを売り出したら、その株の値段が混乱するので、市場外で売るのかと納得した訳なのです。
でも、その後、紫陽花の常識であるその会社の経営権を握るには、TOB(公開買付け)をかけないといけないのに、いつまでもライブドアがかけない事にびっくりしました。
後で知った事ですが、ホリエモンさんは、時間外取引で買ったのですが、これは市場内という事になるので、後、会社の3分の1の株を得て、経営権を握る事に対して、TOBをする必要がないそうです。
はっきり言えば、フジテレビは、TOBをかけているので市場内で株を買う事ができず、ライブドアは、市場内で買って、50パーセントを握って、経営権を握る事ができる、これではアンフェアーです。
フジテレビが、TOBの値段をたとえ高くしても、市場の値段は、それよりも上がる事は自然です。
資金では圧倒的に実力のあるフジテレビでも、これでは勝てる訳がありません。
だったら、フジテレビでなくても、他のフジグループの産経新聞が買うとか、取引のある企業に日本放送株の取得を頼んだらよかったのではないかと想いますが、どちらにしても、誰も予想しない奇襲です。
そんな対策をすぐするのは難しかったのかもしれません。
ライブドアの想定内で買われる事になったのです。
この事に対しては、政治家や金融の官僚が、慌てて、法律を改正しましたが、紫陽花は、江本さんではないけど、いろんな理由もあったのだと想いますが、こんな欠陥を放置していた国が、あんぽんたんだと想うのです。
しかし、ここで紫陽花が一番、驚いた事は、そんな紫陽花でも分かる不公平を、フジテレビや産経新聞以外のマスコミは、まったく無視して、ホリエモンの取った方法を、究めて、賢いやり方だと賞賛している事です。
これでは、ハワイの真珠湾を攻撃した日本人は、偉いと言っているようなものです。
こんなアンフェアーを、外国人なら許すはずがありません。
将来的に、日本民族の意識を疑われる大変な事だと想うのです。
また最初、各マスコミは、仲間であるフジテレビの味方をすると想っていただけに、紫陽花は、何か割り切れないものを感じます。
例え、法律上は許される事でも、やはりずるい事はいけないと主張するのが、マスコミの責務です。
紫陽花は、それを放棄するマスコミの姿勢に、異常なものを感じました。
フジテレビは、各テレビ局の中では、一番の勝ち組みなので、よほど、嫌われているのかな、各テレビ局は、これ幸いに、フジテレビ叩きをしています。
各マスコミも、NHKを筆頭に、いろんな事件を起こしては、他局に叩かれているので、仲は悪いのだなあ、他人の不幸を喜び人種だということが、よく分かったのです。
でも、その中でも、紫陽花が特に、違和感を、感じたのは、朝日放送、朝日新聞の報道です。
まるで最初から、ホリエモンさんを若手IT経営者として英雄扱いでした。
それまで、自分達が招いた、衆議院議員である安部晋三氏などを叩きそこなった、NHKとのバトルをごまかすように、連日、平日10時から古館伊知郎が司会している報道ステーションや、日曜日に放送されるサンデープロジェクトなどで、ホリエモンさんを招いて、援護射撃をしていました。
少なくても、紫陽花には、そう想えたのです。
だから、紫陽花は、この日本放送の株を巡る戦いは、ある意味では、フジテレビ対朝日放送のバトルのように想えました。
いえ、フジグループと朝日放送、朝日新聞の戦いです。
それをもっと突っ込んでいえば、フジ産経グループと、それをよく想わない朝日新聞などに代表される、左翼、北朝鮮、中国を支持する左翼のグループとの戦いです。
紫陽花の見る、インタネットの情報では、こういった視点でみる人がいるのです。
何故なら、もし、この世に産経新聞という存在がなかったらと考えると、皆さんにも、何となくでも分かると想います。
紫陽花は、もし、産経新聞がなかったら、北朝鮮の拉致問題は、今のように進展せず、下手をしたら今でも、多くの人の関心は得られなかったと想います。
拉致事件が、脚光を浴びたのは、産経新聞が26年間報道していたからです。
横田めぐみさんが、北朝鮮で拉致された可能性がある事も、最初に記事にしたのは、産経新聞です。
その後も、他の新聞は、無視している中で、産経新聞だけは記事にして、世論を動かしたのです。
紫陽花は、この事だけは、絶対に忘れてはいけないと想うのです。
また、北朝鮮や韓国、中国の報道でも、朝日新聞などは、一体どちらの国の新聞ですかと聞きたくなる中で、産経新聞は、中国、韓国などにも、主義を主張しています。
保守主義、アメリカ寄りとも言えますが、もし、産経新聞がなかったら、この国は、国を批判する左翼の人達、中国・韓国が動かす国になったと想います。
しかも日本放送、フジテレビを支配するということは、産経新聞や、教科書を作る会の扶桑社も支配するということになります。
産経新聞、扶桑社も、フジグループで、株を持っているからです。
そこの支配は無理でも、影響を与えるだけで、日本の世論は大きく変わってしまうのです。
だから、つい最近、北朝鮮経済制裁派でタカ派の安倍晋三と中川昭一両議員が、NHKの番組に圧力をかけたという、朝日新聞の偽装報道で抹殺しようとした反日勢力が、うまくいかなかったので、今度は、保守的なフジサンケイグループの株を買い占めて路線転換させる一連のプログラムが仕掛けたのではないかという説があるのです。
紫陽花に、その事の真相は分かりませんが、ライブドアという企業が、空売りできるからと言っても、800億円もの資金を借りたり、その上に、日本放送の株を買い占める資金、合計1千億円もの資金を借りたりする事ができるというのは、いくらなんでも変です。
リーマンプラザーズの後ろに、もっと大物、しかも外資でなく、国内の企業や、朝鮮総連などがいる可能性も、ないとはいえないと想います。
でないと、政財管を敵にまわすようなことは、とてもできないと想うのです。
是非、皆さんも、そんな視点で、この問題を見て下さい。
紫陽花は、フジテレビの「面白かったら、何でもいい」というものはどうでもいいですが、産経新聞の路線は守らないといけないと想いますし、フジテレビのニュース報道も、守る必要があると想います。
∞「ロック○ェラーのフジグループ支配」∞
ライブドアのバックには、左翼の勢力があるのではないかと先程、紹介しました。
日本放送の株を買い占めて、フジグループを支配するという事を、ホリエモンさんだけにできるとは想えません。
投資ファンド、村上ファンドの指導者、村上世彰さんのアイデァだという人もいますが、どうでしょうか。
紫陽花は、不気味な影の存在がいる気がするのです。
また、その中でもう一つ、インタネットの情報で、紫陽花が面白いと想ったのはロック○ェラーの存在です。
というのも、昔から、フジグループとロック○ェラーは縁があります。
紫陽花は、その事を知ったのは、フジ産経グループを支配していた鹿内家の鹿内信隆の長男、「ジュニア」の春雄氏が、ロック○ェラー財閥と仲良くしているという記事を見た時からです。
この春雄氏は、なかなかのやり手で、ずっと万年沈んでいたフジテレビを、86年にフジサンケイグループの議長になってから、夢工場や、大ヒットした映画「ビルマの竪琴」「南極物語」などで当てて、見事にフジテレビを、今の勝ち組みにした人です。
しかも労働組合を旗揚げした事で左遷されていた日枝久さんなどを、父親の反対を押し切って、社長に抜擢した事でも有名です。
紫陽花も、元NHKのアナンサーの頼近美津子さんを、フジテレビにスカウトして、結婚してしまう面が好きで、密かに応援していたのです。
でもその春雄氏は、88年、わずか議長になって3年で、ゴルフ場で急死しています。
その時、あまりにも不自然な死に方に、何か怪しい、ロック○ェラーが関係しているのかと想った事を、今でも覚えています。
ですが、その後もフジサンケイグループとロック○ェラーの関係は続いていました。
時々新聞報道などで見ていたからです。
でも、紫陽花には、詳しい事は分かりません。
分かるのは、その後、フジサンケイグループは、鹿内信隆氏の娘婿で、養子縁組した鹿内宏明氏が、90年に、信隆氏が死んだ後、議長として就任していますが、どうやら性格的に傲慢だったみたいで、逆に、日枝久さんや羽佐間重彰さんの逆クーデターにあって、追い出されています。
しかもその後も、鹿内宏明との膠着は続いて、フジテレビジョンの日枝久氏と、日本放送の筆頭株主として、経営権を巡って争っていましたが、日枝氏が、日本放送を上場させた事で、保有比率が低下して、完全に影響力をなくしています。
今日のライブドアが、日本放送の株を買い占めたのは、その時の日本放送を上場させた事で、親会社のフジテレビジョンを、小さい日本放送が支配する関係でいた事を、長い間放置していた事が原因ですが、ある意味では仕方がない面もあります。
日枝久さんに関しては、前から村上世彰さんにも狙われていたのですから、もっともっと用心深くする必要があったと想いますし、経営者として許されない事ですが、たぶん、もうすぐ責任を取って辞任すると想うので、紫陽花としては、それでいいと想うのです。
今度、誰が、フジテレビの社長、会長になるか、紫陽花は興味ないのです。
ですが、そんなフジサンケイグループを、ロック○ェラーなどの影の一族が、ライブドアの日本放送買収を通じて、密かに支配する事になれば別です。
というのもライブドアの時間外取引には大きな疑惑があります。
それは、時間外取引自体は違法でもなくても、その前の段階、事前にホリエモンが、村上世彰氏や、日本放送の株を大量に持っている外人投資家と秘密交渉をして、価格や値段を取り決めて、株を買ったという事が分かれば、証券取引法では、「事前に大量取得を目的に特定の相手と株の取引で値段の打ち合わせなどをする場合は、TOBによらなければならないと」決めている事や、「取得した株式が全体の3分の1を超えた後、さらに市場外で株式を買い増す場合にも原則として株式公開買い付け(TOB)で購入すること」を義務づけているといるというのに引っかかるのではないかという疑惑です。
素人の紫陽花でも十分に分かる事なのです。
しかもホリエモンは、外人記者クラブの会見では、村上ファンドと事前に価格を打ち合わせたり、外人投資家と価格の打ち合わせたりした事を言っています。
紫陽花は、それをどうして、金融庁の役人や証券取引監視委員会などが、何故問題にしないのか、不思議でしかなりません。
ホリエモンさんは、自分が、日本放送の株を買ったのは、放出されるという噂を聞いていて、たまたま買ったのであって、誰から買ったのかも知らないなんて白々しく言っていますが、ライブドアによる二月八日朝の六回の時間外取引での売買高は九百七十二万二百七十株で、三十分足らずの時間外取引で、その日以前の、通常の百倍近い取引が行われたことになります。
これは、紫陽花が考えても、どうみても疑惑があります。
その上に、インタネットで見ていたら、多くの人が、この疑惑を指摘していましたし、市場関係者や法曹関係者などの間では当初から、「価格設定や売買時期などで事前の申し合わせがあったのではないか」という疑念が強かったといいます。
作家で弁護士の牛島信氏のように「事前に申し合わせをしないで、(これだけの)取引が成立するとはおよそ考えられない」と指摘する声は、市場関係者以外にも多いのです。
その上に、大前健一さんは、村上ファンドが、最初の時間外取引で、持ち株を全部売らずに、残していて、その後、市場内で株を売っていたら、明確なインサイドー取引だと明言しています。
村上世彰氏が、事前に、ホリエモンから、情報を得ていた事は明白だからです。
紫陽花にも、この事は、よく分かるのです。
でも、金融庁は、早々と違法でないと言いますし、マスコミも、フジグループ以外は、この問題をとりあげません。
紫陽花は、内々では調べていて、いずれ、ホリエモンさんは、逮捕されると信じていますが、自信はありません。
もし、そうだったら、日本の官僚たちは、「あんぽんたん」な集まりとしか想えません。
まるで、この事には触れてはならないと言う強大な圧力がかかっているとしか想えないのです。
だって最初は、ホリエモンに激怒していた政治家や官僚も、こんな疑惑があるのに、すぐに無視してしまいました。
紫陽花は、そんな事ができるのは、米国の圧力、影の組織、ロック○ェラーしか考えられません。
それが、このライブドアの問題に、外国の圧力がかかっている、目には見えない証拠だと想います。
すなわちこの問題は、リーマンプラザーズやリップルウッドなどを操っている、ロック○ェラーさんが、影の仕掛け人で、ホリエモンさんは、ただの操り人形、お金と人気が得られたら満足な人かもしれないのです。
前から狙っていたフジサンケイグループを、いよいよ支配しようとしている可能性もあるのです。
でも、もちろん真相は、紫陽花に分かる訳がありません。
ただ、もし、それが真実だとしたら、今回のSBI(ソフトバンク・インベストメント)の北尾吉考最高経営責任者(CEO)が登場も、すべてロック○ェラーさんの想定内という事にあります。
孫正義さんやオリックスの宮内義彦さんなどは、トロイの木馬、姿は、日本人だけど、魂は外国にうっている可能性も高いからです。
その時には、フジサンケイグループは、今後、うまく支配される可能性があります。
SBIに日本放送株を貸す事で、孫グループがホワイトナイトとして入ったからです。
ここまで行くと、さすがはロック○ェアーさんとしかいいようがないのです。
だから紫陽花は、真相は分かりませんが、今後、フジサンケイグループの動向に注目する必要があると想います。
特に、その中でも、中国や韓国に対しての報道には要注意です。
何故なら、ロック○ェラーさんなどが入ったら、フジテレビや産経新聞は、中国や韓国に対して、間違いなく煽る報道になると想います。
竹島や尖閣諸島などの日本の領土を侵す国は許せない。
絶対に妥協してはいけないと国民の勢力を煽るようになります。
日本と中国・韓国が対立する方向、残念ながら戦争する方向に持っていくようになるのです。
これも本当に恐ろしいです。
紫陽花自身は、ここでSBIが出て来て、フジグループとライブドアが和解をできて、フジテレビとソフトバンクが、インタネット事業で、手を握る事は、仕方がない、今の状態で考えたらいい事だと想いますが、SBIやソフトバンクグループには、フジテレビや産経新聞には、直接、何も係らないで欲しいと願うばかりです。
是非、皆さんも、そんな視点でも見て欲しいと想います。
∞「ホリエモンは日本の恩人?」∞
ホリエモンさんに関して、言いたい放題の事を書いてしまいました。
「ありがとうございます」の感謝業を目指している紫陽花としては、少し反省しています。
それで最後に、ホリエモンさんに、日本人が、心から「ありがとうございます」と感謝しないといけない説を紹介したいと想います。
というのも、ホリエモンさんを影から操っていたのは、フジサンケイグループを目の敵にしている左翼のグループでもなければ、ロック○ェラーなどの外資でもなく、国内の経産省の陰謀だという説です。
何故なら、この一連のライブドアの日本放送の株買占めで、一番得をしたのは、誰かと考えたら、紫陽花は、日本の国、日本国民だと想います。
だって、日本の数ある企業の中でも、フジテレビが、ターゲットになった事で、マスコミは連夜放送し、日本国民も、時間外取引、新株予約権発行、TOBといった言葉を知る事になりましたし、ドラマでも見られないバトルを愉しみました。
ものすごい視聴率だったと想います。
しかも自分の会社も、ある日突然買収される事がありえる事も知りました。
その時の社員の痛みが、どれだけ大きいかも、他人事ではなく、ある程度実感できました。
これが、他の企業、エクソン・モービルが、コスモ石油買収とか、ライブドアが、どこかのソフト会社を買収したでは、話題にも何にもならないと想います。
ライブドアがフジテレビを、なんていう、これ以上ないお笑いねただったから、こんなに多くの人の関心を得る事ができたのです。
また、その事で、日本国民よりも、驚かせたのは、日本の政治家や経営者でした。
彼らは、まったく勉強をしていないのか、これから日本が、大変な事を外国と知らない内に結ぼうとしている事にやっと気が付きました。
外国株式対価の合併、三角合併といわれるものです。
この三角合併は、企業買収の際、買収される企業の株主に買収する企業の親会社の株式を交付する手法で、欧米の企業再編で活用されているものです。
それを日本政府は、今回の国会で、提出する会社法案で、外国企業にも自らの株式を対価にした日本子会社と国内企業の合併を解禁するとしていました。
ようするに、日本に子会社のある外国企業には、その企業の株と国内の企業の株の交換を認めるという事です。
ようするに現金が必要なく、規模の大きい外国企業は日本企業をさらに買収しやすくなるのです。
マイクロソフトの株とトヨタの株が交換できるので、本気になれば、どんな日本の優良企業を、何社も簡単に手に入れる事ができるのです。
でもこれは、今回のライブドアの事件で吹き飛んでしまいました。
日本の株式市場と欧米の株式市場の規模が、あまりにも離れていることなどにやっと目覚めた自民党の部会の反対で、1年間、延期になりました。
このままでは、日本のトヨタやソニーなども、簡単に買収されてしまうという事で、そこだけは政府案を認めなかったのです。
すぐにその事に対して、米国が、規制改革協議の席上でいちゃもんがあつたそうですが、後の祭りです。
日本政府は、1年間延期をする事で、日本の企業が、外資に対して買収をかけられることに対して、1年間対策をする時間を得る事ができました。
小泉・竹中内閣が、日本の企業を、平気で外資に売る事を目的で作ろうとした会社法案が、ライブドアの事件で、一気に、日本の常識ある国会議員、国民を目覚めさせて、吹き飛ばしてしまったのです。
だから結果的に、ライブドアの堀江社長は、日本企業が外資に乗っ取られるような状況から救い出したきっかけを作った立役者ともいえます。
これは、紫陽花に言わせたら、神風です。
今回の会社法改正関連のスケジュールとライブドアの騒動の成り行きが、あまりにも良すぎるので、もしかしたら、日本の経産省や、法務省などが企てかもしれないと想うのです。
それが、本当なら、日本の官僚も大したものです。
しかもライブドアとフジテレビのバトルのおかげで、買収者の議決権比率を低下させる「ポイズン・ビル(毒薬)」とか、議決の拒否権付き株式(黄金株)の利便性向上、役員の改正時期を分けるといったいろんな敵対的買収に対する対抗策も学び事ができました。
6月の株主総会では、のほほんとしていた日本企業も、一斉に対策を決めます。
それを誰も反対しません。
すべて皆な、ホリエモンさんのおかげです。
10年後には、日本中の人が、ホリエモンさんに感謝する事になる可能性もあるのです。
ですから紫陽花は、この説がどこまで本当なのか分かりませんが、最初からではなくても、どこかで、官僚達も、ホリエモンの悪巧みに気がついて、ホリエモンさんを当て馬にした可能性もないとはいえないと想います。
もしそうなら、まさしく霞ヶ関マジック恐るべしです。・・・・
何故なら、今回のライブドアの買収は、大騒ぎのわりには、結果的には、買収失敗、あるいは、最悪ドローで、実害はなさそうです。
日本人すべてに警告したくれた事で、真の勝者は、左翼でもなければ、外国でもなく、ましてや日本の経営者でもなく、日本人という事で、感謝で終わりたいと想います。
では皆さん、第204号「ライブドアとフジテレビ」読んで頂いて「ありがとうございます」
2005年4月9日
追伸、紫陽花は、何分、株の世界は素人です。
間違った知識だけは書かないようにしたつもりですが、自信がありません。
鵜呑みにはしないで下さい。
また間違っているところは教えて下さい。
訂正したいと想います。