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                    縁の花

     (魂が成長する心と心のネットワーク誌)

          第206号

      日中関係と日韓関係を考える

                 ∞「反日デモ」∞

 2005年4月になって、日本の隣国である中国、韓国での反日運動、反日デモが盛んに行われています。

 特に中国では、愛国主義という事で、インターネットを通して、多くの都市の人民が、日本の料理店といった民間の施設だけでなく、日本大使館などにも投石が行われました。

 しかもそれを中国の警察官などが、見てみないふりをして取り締まろうとしない姿を、テレビで報道されて、世界中の人が、その異常な状態を知る事になりました。

 世界の多くの人が、日本と中国という両大国の関係を心配してくれているのです。

 また、紫陽花自身も、日本と、中国、韓国との関係が悪化している事に対しては憂いています。

 真剣に考えたら、夜も寝られない人もいると想いますし、紫陽花自身も、時々、この問題を考えたら、不安で一杯になります。

 中国や韓国の人達に、日本人は、こんなに嫌われていたのかと想うと、ショックを受けたのです。

 いつか、大きな戦争にまで、発展する可能性もあると想うのです。

 いえ、それが、日本が、民主主義国として、戦後60年間をかけてやってきた上での結果だと想うと悲しくなるのです。

しかし紫陽花は、今の日本政府が、とっている政策に関しては、大いに支持したいと想います。

60周期説で考えても、来年は、日中関係・日韓関係にとって、新しくスタートする年です。

もう、中国や韓国が求めるからと言って、今までのような、何でもかんでも土下座外交をすべきではないと想います。

基本的に、今の挑発に乗らないで、冷静に、事務的に外交を推し進めていくやり方でいいと想うのです。

よく、こういった外交スタイルを発見した、新しい日本外交のやり方になったらいいと想います。

また、紫陽花は、中国に対して、今まで3兆3千億という膨大な  ODAを北京オリンピックで止める事は大賛成ですし、尖閣諸島問題などの領土問題や東シナ海石油開発でも、中国に対して、絶対に安易な妥協はすべきではないと考えています。

日本の領土や資源は、何があっても守るべきです。

今回の反日デモに対しても、中国に、賠償とお詫びを求める事も、今までの日本外交にはない事だととても喜んでいるのです。

そしてそれは韓国に対しても、同じです。

竹島問題でも、教科書問題、靖国問題でも、何でも日本が悪いのではなく、日本も主張する事はすべきですし、今のように事務的に推し進めたらいいと想います。

熱くならないで、挑発にのらないで、冷静だけど、主張する外交をしたらいいと想うのです。

何故なら、今、中国や韓国で、これだけ激しい反日デモが起こった事は、何か大きな意味があるはずですし、中国や韓国と、隣国として、離れたくても離れられない国同士として、真に友好を結ぶ、パートナーとしてやっていける大きなチャンスでもあると想うのです。

それが、60年という大きな節目に、この問題が表面に出た理由、天の願いだと想うのです。

また、縁の花としても、考えても、日中関係、日韓関係は、大きなテーマです。

人と人の縁は、何も人間だけでなく、国でも言えると想います。

紫陽花個人としても、日本と中国、日本と韓国が、憎しみあうのではなく、真の友好関係になれる事を、大いなる愛、祈りで願う事は大切な事ですし、紫陽花は、紫陽花なりに、縁の花を通して、皆さんと一緒にこの問題を考えたいと想うのです。

 

              ∞「いのちの風通信」∞

日本と中国、日本と韓国の例を見るまでもなく、真に、隣国との友好を深める事は難しいです。

国連安保理常任理事国入りの反発に関しても、日本と中国、日本と韓国というだけでなく、インドとパキスタン、ドイツとイタリア、ブラジルとアルゼンチンといった隣国同士でも、反対運動は起きています。

どの国で見えても、反対する国には、国民に対してのメンツがありますし、国連安保理常任理事国になる事で、相手国に大きな政治力を持たれる事に対して、許せないという感情があるみたいです。

肝心な国連を改革するという事は、まったく考えていないのです。

また、どうしてそうなるかと言えば、これは、今までの歴史としか言いようがないと想います。

隣国同士としての、領土紛争や戦争などの、いろんな積み重なった歴史、怒りの想いが、邪魔をするのだと想います。

そしてそれを克服する事は、本当に大変です。

よく、隣国の関係で言えば、今のドイツとフランスの関係が、理想だと言いますが、両国が戦後友好関係になれるには、大きな戦争、第1次世界大戦、第2次世界大戦を経験しています。

そこまで戦った反省の上で、歴史の教科書も、お互いに検討して、今の両国の関係になれたのです。

ただ、紫陽花は、それさえも、ドイツも、フランスも、第2次世界後、世界に対する影響力を落とした事で、ECが誕生する事がなかったら不可能ではなかったのではないかと考えています。

今、両国は、連合する事で、ECでの発言力を強めているからです。

もし、そんな要因がなかったら、ドイツとフランスの友好関係でさえ分からない、それが人類の歴史だと想うのです。

でも、やはり、日本が、中国や韓国との関係を友好的に深めたいと想ったら、ドイツとフランスのやり方をモデルにする事だと想います。

今、日本も、韓国、中国に対して、共通の歴史認識、教科書の内容を持とうとしていますが、とてもいい事だと想うのです。

ですが、今の状態で進めば、共通の歴史認識を持つ事は、とても難しいと想います。

「韓国の歴史」の専門家の人と、「日本の歴史」の専門家が、議論しても、とても議論にならないと聞いているからです。

何故なら、韓国の専門家に言わせたら、日本憎しの感情から、戦前、日本がやった事は何でも悪い事で、自分達は被害者だという主張ばかりですし、日本の専門家は、そんな韓国に対して、自国の歴史をちゃんと主張する事はできないからです。

ちゃんと歴史を主張できる人は、韓国の強烈な反対で選ばれる事はない。

紫陽花は、そう想っています。

そんな所から生まれた歴史の共通認識を、紫陽花だけでなく、歴史を知っている多くの日本人も認める事はできませんし、韓国の人達も、結局、納得できないと想います。

世界的な視野でみた、真実の歴史でない限り、日本が表面的に悪いという歴史では、韓国の人達も、いつまでも納得できないと想うのです。

また、紫陽花は、そんな日韓の歴史や日中の歴史で、非常に注目しているのは、「いのちの風 縁の花支縁サイト」という事で、皆さんに紹介させて頂いている石黒大圓さんが、書いている「いのちの風」通信です。

この中で、石黒大圓さんは、日本や韓国、中国といった視点でみるのではなく、世界史的な視点で、戦前の日本や韓国、中国の事を書いています。

日本が、韓国を併合した日韓併合が、世界的に見れば、どういう事だったのかとか、日露戦争で、日本が、大国ロシアを破った事が、世界史で考えれば、どんなにすごい事だったのかなど、残念ながら、今の日本の学校では教えてくれない事を教えてくれています。

それを一部紹介しますと、世界的に見れば、日韓併合は、どういう事だったのかでは、いのちの風通信第411号で、「数字こそ真理を語る雄弁家」として、さらに日本の朝鮮統治時代の数字をご覧下さい」で書いています。 

 併合当初(1909年)〜独立直前(1942年)

 『学校数 併合時 100以下 〜 1943年 5213校  52倍 

 (ハングル文字は朝鮮支配階級がこれを軽蔑して普及していなかった。 日本の朝鮮総督府はハングルの辞書や教科書を作り、マスコミにもハングルを使うように指導した。 

 そうして朝鮮は漢字文化からハングル文化へ飛躍的に変身した。 また京城(ソウル)帝国大学は大阪帝国大学より先に設立された)

 中学生数     同 32,7倍  (中学生は当時のエリートである)

 電灯普及戸数   同 178,6倍 

(併合当時は電灯普及は官庁や学校、病院、外人宅、民間会社などで一般家庭にはわずか。 一般家庭電灯の比較ではこのようなものではなくもっと膨大になる。 普及速度は戦後には日本本土を追い抜いた)

造林面積     同 54,2倍

林業生産     同 2,57倍(朝鮮は暖房のオンドル用に木々を伐採して山々ははハゲ山だった。 日本は毎年1000万本を植林し続けた。 農民には農業以外に安定的な仕事と収入源となった)

 米生産高     同 2,58倍

 (日本の東北産の寒冷地米を北朝鮮に持っていき増産を高めた。 約3倍も増えたら人口も当然増加する。人口増加は民族繁栄の最大のバロメーターだ)

 鉄道距離     同 約60倍(約6000キロ)

 (全国に支線が張り巡らされて国民の利便を高めた)

 工業生産 (1914年〜37年) 6,57倍

  この数字を見れば世界の歴史学会が日本の朝鮮統治は善政であったと判断するのは当然です』

と分かり易く書いています。

 でも、ここで紫陽花が、誤解して欲しくないのは、石黒大圓さんは、日本が、日韓併合をした事が正しいといっている訳ではなくて、伊藤博文なども、『当時の朝鮮の荒廃ぶりを見て伊藤博文は黙っておれないという感想を持っていました。しかし彼は「朝鮮人は気難しく気位が高い。 こんな民族を併合したら火の中の栗を拾うことなる」と洩らしていました』と紹介して、すべきではなかったといっているからです。

石黒大圓さんは、ただ、韓国が言っているように、何でもかんでも、日本がやった事は、悪い事ばかりではなくて、世界史でみたら、欧米の植民地とは違って、いい事もたくさんやっている事を紹介しているのです。

 また、日露戦争の勝利でも、いのちの風第401号で、日本が、日露戦争に負けたら『日本はロシアの植民地になっていた。そして日・中・韓はロシアの植民地になり、全アジアは西洋列強によって分割され植民地にされていた。今も植民地体制は続いていたでしょう。日本の勝利によってすでに植民地体制下にあった国々から独立の気運が盛り上がったのです。大東亜戦争の真珠湾攻撃があったとき、ニューヨーク・ハーレムの黒人数百人が日本の攻撃に歓声を上げて日本支持のデモ行進をしたという。 また南アフリカのマンデラ元・大統領も日本が大東亜戦争でエジプトまで乗り込んで来ていたら、我々も武器を取って戦ったと語ったという。 いかに日本の人種平等、植民地解放の意義が世界中に認められていたかの証拠である。』とか、いのちの風第399号では『世界一の陸軍をもつ大ロシア帝国に東洋のちっぽけな島国の日本が勝利しました。 有色人種が初めて白人に勝ったのです。その衝撃は世界中に広まりました。有色民族にとり文武に圧倒的に秀でた白人に勝てるとは誰も考えることも出来なかった時代だったのです。 白人から人間扱いされてこなかった有色人種が、そこまで同じ有色民族でもやれるんだ、との自信を、世界の被抑圧民族に与えました。(当時はアメリカの黒人差別と変わらないような扱いを世界中の有色民族すべてが白人から受けていました)我々も白人の植民地主義に勝てるかもしれないとの希望を全世界に与えました。そしてアジア各国からは植民地からの独立を目指す志士がアジアの希望の星・日本に大挙して留学に来ました。遠藤周作さんの妻・順子さんの父上も彼らを支援する日本人の1人でした。』と紹介しています。

 こういった事は、なかなか学校では教えていないと想うので、皆さんの中でも、知らない人は、何人もいると想うのです。

 また石黒さんは、これらの、日本人の祖先の行動をまったく教えない学校の歴史に、疑問を持っています。

それを石黒さんは、『初めて授業で聞いた日本の生徒たちは感動のあまり皆涙するといいます。 日本人であることの誇りが彼らに生きる力を与えたのです。「日本人は人殺しばかりしてきた恥ずべき民族」「おじいさんは人殺し」と教えられた生徒は卑屈になり自信を喪失し、国家、家族に不信感を感じてきたからです』と言って教えてくれています。

紫陽花も、そんな石黒大圓さんの意見に大賛成です。

日露戦争や大東亜戦争を見事に戦った多くの英霊達には、心から尊敬し、今も感謝しています。

「いのちの風通信」が送られる事を、とても楽しみにしているのです。

しかも「いのちの風通信」は、1週間に1(すごいスピード)で送られて来ますが、必ず、日本と韓国や北朝鮮の事や、日本と中国の事を書いて、紫陽花を感心させています。

何故なら、何しろ、石黒大圓さんは、この事をまるで、福沢諭吉が、「身分差別は親の敵」と考えていたのと同じように、ある種の敵と想っています。

それをエネルギー源にしています

いのちの風第351号を少し引用させて頂くと「死んで終わりなら今のうちに楽しんでおこうと、刹那的に享楽的に生きる道を選んでしまう。 昔の日本人はそのような唯物的・物質主義的生き方はしていなかった。唯物主義や政治的な共産主義は私にとってはガン細胞です。日本の美しい心を取り戻すためにも増殖して日本を滅ぼしつつあるこれらの思想を撲滅すべきです。 妻子を殺したガンへの憎しみが唯物主義への憎しみへも向かっているのです」と書いていますから、凄まじいです。

「この通信は、その唯物的・マルクス主義的世界観に、ドンキホーテのように、まわりから見れば笑止千万なれど、槍と盾だけで突っ込んで行っている姿なのです」と言う自覚が、石黒大圓さんにある以上、紫陽花は、何人も、石黒大圓さんを止める事はできないと、読んだ時、痛感した事を覚えています。

 石黒大圓さんが、いのちの風通信を書いているのは、大使命だと想ったのです。

 だから、紫陽花は、これからも石黒大圓さんの「いのちの風通信」を支縁させて頂きたいと想いますし、皆さんに、縁の花HPを通して、ご縁を持って頂ける事に、「無限の無限の幸せ」を感じています。

 是非、皆さんも、いのちの風通信 縁の花支縁サイトと縁を持って頂けたら幸せです。

      いのちの風通信 縁の花支縁サイト

 

      ∞『紫陽花の歴史認識「日中・日韓」の歴史1』江戸時代まで〜∞

紫陽花は、人それぞれに歴史認識があると想います。

それが、学校で歴史を習った成果です。

残念ながら、今の教育は、暗記がほとんどですが、日本史や世界史を、小学校から高校まで、習ったのですから、誰にもあるはずです。

もし、多くの人が、自分なりの歴史認識を持てないのは、学校の教育がおかしいのだと想います。

ただ、紫陽花の場合は、昔から歴史が好きで、大学生から社会人になっても、小室直樹氏や渡部  氏の本などを読んでいたので、皆さんの多くよりも、歴史に詳しいと想っています。

そんな紫陽花の、「日中・日韓」の歴史認識を、皆さんに参考にして貰う為に、今から披露したいと想います。

この歴史認識を、日本人が共通して持つことが、日本と中国、日本と韓国の、関係を考える上で、大切だと想うのです。

また、それでは肝心な紫陽花の、「日本と中国・日本と韓国」の歴史認識ですが、大きく分けて4つあります。

まず、その一番目は、日本の国がまだ誕生していない頃、日本の歴史が、はっきりと分かっていない、2千年前の時です。

というのも、日本民族は、考えられているような単一民族ではなくて、混血です。

遠くはシベリアから優れた土器の技術を持った人達が南下して、氷河期の時代、日本列島が大陸と繋がっていた時に、移り住んだという事は、今の研究で分かっていますし、太平洋の海流を通して、東南アジアの人達も、移り住んだ事も分かっています。

しかし、一番多い数は、5千年の歴史がある中国で、中国の戦国時代に、戦乱で多くの人が、難民になって、日本に移っている事です。

この人達が、稲作の技術を伝えて、弥生時代が、日本で始まったのですが、西日本で急速に栄えたのです。

紫陽花は、この時に、中国の人達だけでなく、韓国の人達もたくさん来ていると想います。

日本民族は、2千年の歴史が始まる前は、中国や韓国の人達と、血が繋がっているのです。

これは忘れてはいけないと想っているのです。

しかもここで大切な事は、どういう事情なのか分かっていませんが、弥生時代の中国・韓国の人達と、縄文時代のシベリアなどから来た人達が、お互いを尊重して、違う異民族として抹殺するのではなく、共に生きている事です。

倭の国、大和民族して生きているのです。

ここに、日本民族が誕生しています。

世界の歴史を見ても、弱い民族は、抹殺する事が常識だけに、奇跡が起きたと想うのです。

まず、この事は、歴史の事実として、認識しないといけないと想うのです。

しかも、日本の「天皇家の血」のなかには、朝鮮から来た帰化人の血も入っています。

今の平成天皇も、その事で、韓国に親しみを感じていると言っていました。

日本人として、この事は忘れてはいけないと想うのです。

また、次に紫陽花が、歴史認識として持ちたいのは、日本の江戸時代までの時代です。

日本は、歴史に習った卑弥呼の時代から、江戸時代まで、韓国・中国のお世話になっています。

魏志倭人伝では、卑弥呼の事が登場していますし、聖徳太子が、隋の国に小野妹子などの使節を派遣しています。

平安時代には、遣隋使、遣唐使を派遣して、優れた技術や制度も習っていますし、帰化人として、中国・韓国の人達をたくさん受け入れて、秦一族のように、素晴らしい技術や制度を教わっているのです。

でも、ここで忘れてはいけない事は、日本の国は、建国以来、海で隔たれていたので、ずっと鎖国をしていたようなものだという事です。

国を閉ざしていたので、江戸時代の鎖国政策より前からずっと、世界の情報は、中国・韓国からしか入ってこなかったのです。

日本が、元寇を招いたのも、一説には、その当時の指導者に、正しい情報が入って来なかった事も大きな原因の一つだとさえ言われているのです。

そしてそれは、戦国時代や、江戸時代の欧米諸国との交流が始まった以降も同じでした。

日本は、韓国・中国を通して、いろんな情報を教わっていました。

歴史では、時には、古くは、百済を助ける為に戦った白村江の戦いや、元寇、豊臣秀吉の朝鮮出兵などで、戦った時期もありましたが、殆どの時期は、お互いに独立として尊重して、交流していたのです。

 いえ、室町時代は、豊臣秀吉が、朝鮮を攻めるまで、再開した江戸時代には、朝鮮通信使という朝鮮使節が来て、日本との交流をしていました。

江戸時代は、代々の将軍が代わると朝鮮から朝鮮通信使が来て、日本と朝鮮は、形の上では、正式にお付き合いをしていたのです。

そんなお互いの事は、内政干渉はせずに、隣国としての礼儀を重んじる関係を築いていたのです。

しかもここで忘れてはいけない事は、韓国、中国は、儒教の国だという事です。

この儒教というものは、孔子が唱えた道徳・教理を体系化したもので、四書五経の経典を備え、長く中国の学問の中心となったものです。

日本には四、五世紀ごろに「論語」が伝来したと伝えられ、日本文化に多大の影響を与え、江戸時代、朱子学・陽明学として展開しています。

江戸時代の武士は、朱子学・陽明学を学んでいるのです。

ですが、ここで大事な事は、儒学というものは、先生と弟子、師匠の関係、秩序を極めて重んじている事です。

中国・韓国の人達にとったら、中国は、親で、韓国は兄で、日本は弟、弟子で、ずっといろんなものを教えていた存在になるのです。

それが、明治時代以降、関係が逆転して、日本が、韓国を併合し、中国を侵略していた事に、我慢ができないのです。

紫陽花は、儒教は、中国・韓国の人達にとっては、宗教といってもいいので、その気持ちは分かるのです。

しかし、日本人の立場で言えば、日本は、独立国で、一度も、韓国、中国に支配された訳ではありません。

元寇では、世界大帝国だった元を神風の力もあったとはすえ破っていますし、戦国時代は、鉄砲の生産量で、ヨーロッパ諸国さえ圧倒していました。

いろんな情報を教えてくれた中国・韓国に感謝しないといけませんが、へりくだる必要性はまったくないと想うのです。

ただ、それでも、日本が、江戸時代まで、中国・韓国から教わったものは、漢字・律法制度、儒教、稲作、印刷技術・仏教・土器の技術、食べ物なら豆腐や醤油などたくさんありますが、日本から、韓国、中国に渡ったものは、そんなに多くはないと想います。

紫陽花は、その事は、学校で詳しく教えて、韓国、中国に、子供達も感謝するようにしたらいいと想います。

中国が、明治よりも前の日本の存在を、歴史の教科書でまったく無視したり、韓国が、いかに日本人に恩を与えてきたかを、子供達に教えたりするのは、自由ですが、日本は、やはり、江戸時代までの中国・韓国には十分感謝するべきだと想うのです。

まず、そのことは、この21世紀に、日本人として生きているものとして、忘れてはいけない事だと想います。

 

     ∞『紫陽花の歴史認識「日中・日韓」の歴史2 日中戦争〜まで』∞

しかし、そんな中国、韓国との関係も、幕末から明治になって、近代化という大きな波に飲まれて、不幸な事になりました。

西洋の近代文明によって、大国清は、アヘン戦争で英国に敗れて、英国、フランスの植民地になっていきましたし、日本は、ペリーの来航によって、嫌々、欧米との開国を迫られました。

日本は、その後、志士達の活躍で、明治維新を成し遂げて、アジアで唯一、軍事力でも、欧米に対抗できる、植民地の支配から完全に免れた国になったのです。

ですが、ここで、紫陽花が歴史認識として強調しておきたいのは、幕末から明治の最初、日本の当時の指導者が考えたのは、韓国、清と結んで、欧米の列強諸国の圧力と対抗する事でした。

特に、幕末までは、勝海舟にしろ、吉田松陰にしろ、清・韓国と結ぶ事を考えていたのです。

また、それは幕府が倒れて、明治になってもしばらくは続きました。

日本に出来た事は、韓国・清でもできると考えるのが自然です。

明治の指導者は、韓国、清も、近代化する事を期待したのです。

でも、それは不可能だという事に気づきます。

その当時、朝鮮は、李王朝というものが、500年以上続いていましたが、官僚腐敗と国土の荒廃がすごくて、更に清国・ロシアの脅威で国家が崩壊寸前で、自らの力で運命を切り開く能力はありませんでしたし、清も西太后が牛耳っていて、北洋艦隊の予算さえ頤和園(いわえん)という庭園造園のために流用していたと言います。

これでは、装備品の補充が出来ませんし、士気も落ち、軍紀もゆるみます

朝鮮の閔妃一族、西太后とどちらも女性が権力を握っていて、どうしようもありません。

持っている権力を保持する事だけを考え、自国を近代化する意志に欠けていたのです。

でも、これは当時の日本にとっては、大問題でした。

清や、朝鮮には、大国ロシアだけでなく、欧米の大国が、虎視眈々と狙っています。

このままでは、清も朝鮮も、ロシアか、英国、フランスの植民地になってしまいます。

そうなると、日本も危ないです。

特に、朝鮮半島が、欧米の属国になると、玄界灘を隔てるだけで、日本は他の帝国主義勢力と隣接せざるを得なくなります。

これは、日本にとっては、絶対に認められない事でした。

何故なら、当時の世界は、今では考えられないぐらいの弱肉強食の時代、帝国主義の世界で、列強の陰謀と謀略が他国に対する意思であり、侵略が国家の欲望であると言われた時代です。

このまま、清国、朝鮮が、欧米の植民地になったら、次は日本という事で、明治の指導者だけでなく、日本国民は、その現実を恐れたのです。

だから、日本は、朝鮮にも近代化を求めました。

この当時の明治の指導者には、朝鮮・清の体制は、江戸幕府そのものだったです。

しかし、儒教で言えば、師匠国、兄や親だと想っている朝鮮・清は、日本の言う事など聞きません。

日本は、朝鮮の独立を求め、朝鮮を、自分達の属国と想っている清国と対立しました。

朝鮮・清は、同じ黄色人種なのに、日本人の言うことは、儒教の精神、今まで、いろいろと教えてやって日本に、何も言われたくないという思想が邪魔をして、日本を拒んだのです。

こうして、日本と清国の朝鮮の支配権を巡っての、日清戦争が起きたのです。

また、この戦いで、日本は何とか勝てました。

必死の努力で、近代装備をしている日本に対して、清国はまだまだ近代化しておらず、輸入品の高性能な大砲を持っているかと思えば槍だけ持った兵士が居たりしたそうです。

そんな前時代の軍隊と近代的な軍隊の戦いは、戊辰戦争の図式そのままで、日本は、清国の持っている量、兵士の数に苦戦して、あのまま戦が続けていたら、負けていたのではないかと言われていますが、何とか早期決着に持ち込んで、勝つ事ができたのです。

でもこの事は、日本の国力を世界に示す事ができましたが、朝鮮や清に対して、侮る気持ちが生まれました。

日本にとっては、中国は長年大国でしたが、そういった恐れはなくなり、朝鮮・中国人を、蔑む気持ちも生まれたのです。

そしてその事によって、日本と韓国、中国は、共同して、欧米の植民地の圧力を跳ね返すという事が、最後までできませんでした。

中国も朝鮮も、同じ黄色人種なのに、日本に助けを求める事はプライドが許さないのか、植民地にされる事が分かっているのに、ロシアを受け入れようとします。

清は、ロシアに満州を渡し、朝鮮の閔妃一族は、ロシアに援助を求めたのです。

こうして、満州や朝鮮を巡っての日露戦争が始まりました。

ロシアが南下して、満州だけでなく、朝鮮までも勢力を及ぼしたら、大変な事になります。

この当時の日本は、日清戦争も、日露戦争に対しても、外交で何とか解決しようと努力しましたが、東洋の小国として侮っているロシアは、日本の言い分を聞く耳はありません。

ここに日露戦争が始まったのです。

しかしここで紫陽花が、強調したい事は、この戦いに、清国だけでなく、朝鮮もまったく戦っていない事です。

もし時刻の為に、ロシアと戦っていたら、その後の、日本と中国の関係は、まったく違ったものになったと想いますし、朝鮮も、日本に併合される事もなかったと想います。

そうできなかった事は、日本に大きな原因がありますが、中国人も、朝鮮人も、自国の為に、日本人と一緒に戦おうという意識がまったくなかったのだと想います。

肌の違う白人に支配されるのは許せるが、同じ黄色人種である、今まで、自分達の方が偉いと想っていた日本人の為には、何もしたくないという意識が、中国、朝鮮のエリート、指導者にあったのです。

だけど、日露戦争は、日本が、大国英国と同盟した日英同盟や、米国の仲介もあって、勝利する事ができました。

日清戦争と同じように、日露戦争も、世界中の誰もが、日本自身も、何しろ、ロシアの国力は、日本の10倍、兵力も10倍なので、勝てると想わなかった戦争に勝つ事ができたのです。

正直言って、もう少し戦争が続いたら、日本は負けてしまうという所で、ぎりぎりで勝つ事が出来たのです。

でも、この戦いは、日本海海戦で、ロシアのバルチック艦隊を全滅させたという事もあって、世界に大きな衝撃を与えました。

歴史的意味で言えば、何百年も続いた、西洋の時代に待ったがかかった、「白人国家 VS 非白人国家」での非白人国家の最初の勝利になったのです。

しかしこの日露戦争における日本の勝利は、世界の人々を驚嘆させ、特にアジア諸国の民衆に希望と独立という夢を与え、欧米列強による植民地支配の歴史にストップをかけたと言われています。

これ以後、植民地は、アジア、アフリカ諸国で増える事はなくなったのです。

その上に、欧米列強に蚕蝕されていたアジア・アフリカ諸国は、「自分達がどう転んだ所で、欧米列強には敵(かな)いっこない」と諦(あきら)めていましたが、日本が大国ロシアに勝った事で、自分達にもできるという自信を与えました。

日本は、アジア・アフリカ諸国の「希望の星」になったと同時に、それまで欧米列強には敵わないと諦めていたアジア・アフリカ諸国に「独立」と言う希望を抱かせたのです。

何故なら、今日、我々日本人が人種差別を意識する機会は少ないですが、今以上に人種差別に満ちていた当時、史上初めて有色人種の国家が最強の白人国家を倒したという事実は、世界中の国々にとって俄かには信じ難いことだったからです。

白人には先天的能力において劣る、ゆえに抵抗など、到底無理というのがこの時代の有色人種に共有された通念、歴史認識だったのが、見事に覆されたのです。

日露戦争の勝利が、世界史の流れを変えるほどの影響を与えた、20世紀最大の事件と言われる理由なのです。

しかし、そんな日本の活躍も、残念ながら、中国、朝鮮には、受け入れて貰えませんでした。

中国、朝鮮の民衆は、日本を認めようとはせず、反日運動が始まりました。

日本も、そんな中国、朝鮮の人達を軽蔑する気持ちがあって、うまくいきませんでした。

自信を深めたという事と、何よりも領土や資源を持つという欲望にかられ、日本は、日韓併合をし、満州事変を起こし、日中戦争をする事になりました。

ただ、ここで忘れてはいけない事は、日本は、最初、朝鮮に対しては、やがてコリアに主権の回復をさせるつもりであったのが、伊藤博文がテロリストの安重根が暗殺したことで多くの日本人が怒ったので、コリアの人々も日本の怒りに怯え、コリアの最大政党・一進会がみずから日韓併合を持ち出した事ですし、「日韓併合は、世界中の国々に賛成されたうえでのことだった」という事です。

しかも日本による韓国併合を、俯瞰的に見ると、これによって実際の利を得たのがコリア、つまり、韓国の側で、経済的には日本側の完全な持ち出し、つまり赤字で、これは当時の日本の植民地に共通して言えることだという事です。
 欧米列強が植民地を収奪と搾取の場にしていたのとは違って、その逆のことをしていたのが実態で、日本は、韓国や台湾に、義務教育をする学校を造り、鉄道や道路のインフラをして、戦後、両国の近代化に大きく貢献しました。

韓国や、台湾の人達も、大多数の人々がとりたてた抵抗をすることなく、比較的よく統治の秩序に従ったのが事実で、戦後、韓国の人達が、日本のせいで韓国は塗炭の苦しみを味わわされたといっていますが、そんな事はありません。

韓国の知識人たちは、植民地時代には全般的に平穏な日常生活がほぼ確保されていて、穏やかで平和な日本人生活者との親密な交流があったのです。

だから大東亜戦争でも、多くの朝鮮の人達も、戦って死んでいます。

中国に対しても、紫陽花自身、これは間違いなく侵略ですし、申し訳ない事をしたと反省すべきだとは想いますが、中国自身が、蒋介石の中華民国、毛沢東率いる共産党、いろんな軍閥に分かれ、日本がいくら抗議しても、反日運動が盛んで、中国国内の日本人居留民および日本軍に対し、攻撃が加えられることとなってしまった事も大きな理由です。

あの当時の日本人は、中国人を侮っていて、日本人が中国人に殺される事に怒りを覚え、日本の世論は、中国の味方をしませんでした。

日本の政府は、不拡大方針をとっていて大がかりな戦争を始める意志などなかったのですが、軍部の傲慢さで、日本は、盧溝橋事件によって、日中戦争を起こしてしまったのです。

 

        ∞『紫陽花の歴史認識「日中・日韓」の歴史3大東亜戦争〜まで』∞

1937年(昭和1277日に、日中戦争から始まった大東亜戦争は、1945815日の戦後まで、約8年間戦われました。

 この中で、最初の日中戦争に関しては、日本には日本の言い分がありますが、侵略戦争だと紫陽花自身も想います。

 満州に対してもそうですし、北京郊外の盧溝橋(ルーゴウチャオ・ろこうきょう)で日中両軍が衝突した事も、最初に銃弾を撃ったのは中国共産党の密かの仕掛けとはいえ、日本の関東軍に、中国を侵略しようとする意志があった事は間違いありません。

 心の中で中国人をバカにしていたのです。

 心から反省すべきだと紫陽花は想います。

 あの当時の日本政府には、中国に侵略する意識はなくても、結果責任はあると想うのです。

 また、よく理屈として、あの当時、日本が攻めなかったら、他の欧米諸国が、中国を植民地にした可能性があったといわれていますが、それでも、日本は、やはり中国とは戦うべきではありませんでした。

 そんな事は、当時の中国の情勢では不可能だったとしても、中国国内の日本人居留民が危害を加えられるのだったら、日本人はすべて満州に引き上げるべきですし、日中戦争になった時点で、表面の勝利など度外視して、途中で全面的に撤退すべきでした。

 それは分かり易く言えば、21世紀の今日、中国で、反日運動が盛んで、もし日本人に何人も死者が出て、中国政府が、それを防止しようとしなくても、日本政府や日本のマスコミは、中国を批判しても、攻め込む事などまったく考えず、中国から引き上げたといえば、分かると想いますが、あのとき、そうすべきだったのです。

 だって日本は、中国と戦って得るものは何もなかったからです。

 紫陽花は、是非、その事は、歴史の教科書で教えて欲しいと想いますし、戦争の中で、兵士が、中国人に対して虐待な事をしたのも事実です。

 南京の大虐殺などは、していないし、中国自身も、同じ中国の人達に、酷い事をしていますが、やはり反省すべきだと想います。

 中国人を侮っている日本人の意識が、そうさせたのです。

 紫陽花は、そういった差別意識こそが、日中の戦争を招いた原因だという事を、日本の子供達に教えるべきだと想うのです。

 しかし紫陽花は、太平洋戦争に関しては、東南アジアに対する侵略戦争だとはまったく想っていません。

 日本の指導者の立場で言えば、太平洋戦争は、ABCD包囲網などによって、石油などの資源を止められ、自衛の為に、仕方なく戦った戦争ですし、日本の兵士の立場で言えば、アジア諸国を、欧米の植民地から救う、植民地解放戦争だと想っています。

 少なくても、日本の兵士は、米国の黄色人種の差別政策と英国やフランスの植民地政策に反対して、同じアジアの民衆の為に戦ったのです。

紫陽花は、太平洋戦争の決断をした、当時の、日本の指導者、軍人の視野の狭さに怒りを感じますし、もっと別な手があったのにと残念で仕方ありませんが、その事は、認めるべきだと想います。

一番、悪いのは、その当時の官僚化していた無策の軍人を中心とした日本の指導者で、日本人は、反省すべき事も多いけど、米英などの世界に対して、4年も戦った事は、誇りに想ったらいいと想います。

そんな事は、日本民族だからできたと想うのです。

ただし、ここで忘れてはならないのは、東南アジア諸国に対する日本の占領政策を考えたら、日本人の指導者の中には、アジア諸国を支配する意志があったという事です。

紫陽花は、日本が、太平洋戦争をアジア解放の為に戦ったと美化する事は絶対に反対です。

アジアの植民地解放と、人種差別の解消を、御旗にたてて戦うべきでしたが、日本は、そうしなかったし、それができる程、あの当時の日本人の意識は、そこまで発達していなかったのです。

内心では、欧米人は尊敬しても、アジアの人達は、侮っていた意識が、日本人全体にあったのだと想います。

だけど、結果論で考えたら、太平洋戦争の意義はとてつもなく大きいと想います。

何故なら、太平洋戦争は、北はアリューシャンから南はオーストラリア、ニュージーランド、東はハワイからアメリカ、西はインド洋にまたがり、ほぼ地球の半分に及んでいる人類の歴史上、初めての戦争で、近世、世界史上人類解放の、三つの革命の一つだといわれています
 それは、「産業革命」と「フランス革命」と「大東亜戦争」で、産業革命で労働から解放、フランス革命で自由と平等を、大東亜戦争で有色人種四十億人が白人の奴隷支配から解放されたと言われています。

というのも、東南アジアの民衆は昨日まで君臨していた白色人種の主人が、日本軍のたったの一撃でろくも崩れ去ったのを目前に見てしまったからです。

それほど、この戦争初期の日本軍の快勝は、日露戦争の時と異なり知識人だけでなく、一般民衆にも独立への自信を与え、日本の唱えた「アジア人のアジア」のスローガンが独立への夢を与えたのです。

実際に、新聞や、本ではなく、目で、白人の無様な姿を見た事がとても大きかったのです。

だから、日本は3年8ヶ月後に敗退しましたが、かつての植民地に西欧帝国主義諸国が再び復帰することはありせんでした。

日本軍が育成した義勇軍が、日本軍が教育した南方特別留学生や興亜訓練所などの青年が、各地で一斉に民族独立の戦い立ち上がったからです。

そんなアジアの諸国に対して、オランダにしろ、フランスにしろ、再び占領する力はなく、戦後、次々と東南アジアは、独立を成功させ、それは中東、アフリカにも広がったのです。

 ですから結果論で言えば、日本は、アジア諸国や、アフリカの独立に大きな貢献をした事になります。

 もし、日本が太平洋戦争を行わなかったら、今でも、アジア・アフリカ諸国は、欧米諸国の植民地であったと言われているのは、それが大きな理由です。

 だから紫陽花は、日本の国は、その資格がなくても、日本の兵士の英霊達は、アジア諸国の人達に、感謝されてもいいと想います。

 日本の国は、本気になって、東南アジア諸国や、アフリカ、中東の人達にお願いすべきだと想うのです。

 そして歴史認識として、とても大切な事は、この第2次世界大戦の真の勝者は、日本だという事です。

 何故なら今の研究者は、大東亜戦争に勝ったのは日本で、負けたのは英国だと判定しています。

というのも、第2次世界大戦まで、七つの海を制覇していた英国は、この戦争の結果、そのすべてを失い、ヨーロッパの西方の一島国の昔にかえされたからです。
 しかもそれは英国ばかりでなく、フランスも、オランダも、スペインも、ポルトガルも、植民地を追われて、五百年前のヨーロッパの自国の版図(領土)に押し戻されています。

 また、第2次世界大戦の勝者であるアメリカは当初ライバル日本をつぶして、アジア大陸の覇権

と市場を独占しようとした目的は、完全に失敗しています。

いえ、逆に、日本をつぶしたおかげで、シナ大陸はすべて共産主義の支配下に入ってしまった為に当初の目的の中国の市場を得られず、むしろ、朝鮮戦争、ベトナム戦争で、日米戦争以上の莫大な犠牲を負うことになってしまいました。

 肝心な目的を果たす事ができなかったのです。

 だけど、日本は、負けたはずなのに、開戦の目的であった、3つをすべてなんと果たす事ができています。一、アジア植民地解放、二、経済的繁栄、三、平和安定国家の建設の三つを完全に果たしています。

 何故なら1のアジアは、欧米の植民地から解放されて、見事に独立を果たしました。

 2も、何の資源もない日本は、アジア、アフリカ諸国が独立した事で、世界のどこからでも買う事が可能になって、市場も得る事ができて、戦後、経済的繁栄をする事ができました。

 3も、米国の傘の下で保護される事で、戦後60年以上、どこの国とも戦争をしていませんし、一発の銃弾も撃っていません。

 平和憲法を作って、二度と侵略をしない事を誓っています。

日本は負けて実は、勝っていたのです。

その事は、明記しておきたいと想います。

 

        ∞『紫陽花の歴史認識「日中・日韓」の歴史4 戦後60年まで〜』∞

 戦後、日本は、見事に、奇跡の復興を成し遂げました。

 それで世界を驚かせました。

 焼け野原で、貧乏国だった日本は、朝鮮戦争の特需をきっかけに、急成長して、わずかの間に、世界第2位の経済大国になりました。

 多くの英霊達の尊い犠牲のおかげで、戦後、平和で、自由で、豊かな国になれたのです。

 また、韓国も、中国も大きく変わりました。

 戦後、日本から独立した朝鮮は、北朝鮮を支持した中国、ソ連と、韓国を支持した米国との朝鮮戦争で南北に分断され、それ以降、韓国は繁栄し、北朝鮮は、金親子による独裁政権の元で、世界有数の貧乏国になりました。

 今、拉致問題や、核開発による六カ国協議が問題になっていますが、この事は、説明する必要もないと想います。

 そしてそれは中国も同じです。

 中国は、日本との戦争に勝った戦勝国として、拒否権を持つ、五カ国しかない国連の常任理事国になりましたが、蒋介石率いる中華民国だった中国は、毛沢東の共産党の戦いに負けて、台湾に移りました。

 それ以後、中国と台湾は争う事になりましたが、台湾は、自由主義国として発展しました。

それに対して中国では、文化革命が起きて、多くの知識人が殺されたりして、大きく発展が遅れましたが、田中角栄による日中国交が実現する事で、共産国ながら、市場経済を目指すという大いなる矛盾を抱えながらも、経済大国として発展していきました。

 その中で天安門事件なども起こしましたが、日本や欧米からの外資の力もあって、経済は急速に発展して、2050年後には、米国さえ凌ぐのではないかと言われているのです。

 紫陽花は、その事はとても素晴らしいと想います。

 貿易で考えても、中国は、日本にとっては、米国を抜いた第一位の貿易相手国になりましたし、韓国との貿易も盛んです。

 もう切っても切れない関係にはなっているのです。

 しかし、戦後60年になっても、今、日本と中国、日本と韓国の関係は、真の友好国にはなれていません。

 戦前のいろんな政治問題が、解決していないのです。

 ただ、紫陽花は、そういった政治問題、靖国問題にしろ、教科書問題、竹島や尖閣諸島などによる領土問題でも、本来なら、解決しないといけなかった問題を、日本人の性格である、なあなあにした事が大きな原因だと想います。

 今までに毅然とした態度を示さなかったのが、いけなかったと想うのです。

 何故なら、日本は、韓国や中国にも、何回も謝罪していますし、アジア諸国にもしています。

 賠償問題に関しても、1965年の日韓基本条約や、1972年の日中平和友好条約で解決済みです。

 韓国には、賠償金も支払っていますし、賠償を求めないという中国に対しては、ODAという形で、33千億円という膨大なものをしています。

 以後、お互いに内政干渉はしないという事になっているのです。

しかもアジア諸国に対しても、戦後、本当に大変な中で、膨大な金額をしています。

独立して間もない東南アジア諸国を助けているのです。

また、戦争をした事を本当に反省して、二度と他国を侵略しないという平和憲法を作りましたし、戦後60年、一発の銃弾も、他国で撃っていません。

今、諸外国で、本気で、日本が、他国を侵略すると想っている国はないと想います。

日本国民は、もう戦争はこりごりというのが本音なのです。

だから、紫陽花は、そのことをもっとアジア諸国や世界に主張すべきだと想いますし、韓国・中国に、言われる筋合いはないと想っているのです。

 でも、その反面、紫陽花の歴史認識として、皆さんに知って欲しいのは、残念ながら日本には、朝日新聞や毎日新聞、朝日放送などの国内に、中国、韓国の味方をする存在がいて、靖国問題や教科書問題でも、中国・韓国が騒いだら、マスコミを使って、日本政府を批判する勢力があった事も、大きいと想います。

 その作り出された世論や、すぐに問題になったら、韓国・中国を訪問したがる政治家もいて、国内で外交方針が一致していないから、どうしても謝罪外交になってしまうのです。

 しかもこの頃になってはっきり分かってきた事ですが、日本の外交は、日本の主張を述べるのではなく、大国である相手の国の言い分を主張するのが外交だそうで、チャイナースクールとか、米国スクールがあるそうですし、新聞社やテレビ局も、国内の警察庁や役所などの官僚達と同じように、情報で操られているそうです。

 マスコミの大手が、記者クラブなどで、情報が貰えなくなると困るので、逆らわないようにするのと同じで、中国や韓国に対しては、非難記事を書くと、今後、情報を貰えなくなるので、真実を書かないそうです。

 大使館も、マスコミも、外国に操られている面があるのです。

 これでは話にならないと想います。

 その上に、噂ですが、自民党でも中国よりの田中元首相からの派閥、橋本派(経世会)は、中国に渡るODAから、何パーセントがバックされて、中国から派閥に入るようにしていたそうです。

 中国から入る資金なら、日本の警察なども、調査する事はできないという訳なのです。

 そんな国内の、国益無視、私益一点張りの新聞社、外交官僚、政治家、派閥が、今日の韓国・中国の関係をおかしくさせた張本人だと想っています。

 紫陽花は、その事は決して忘れてはいけないと想うのです。

 しかし、21世紀になった今日、中国や韓国との関係は、見直され始めています。

 紫陽花は、小泉首相に関しては、米国の手先だと想っていますが、韓国や中国に対しては、いいことをしていると想います。

 自分の考えと言うよりも、米国の考えだといったらいいと想いますが、それでも橋本派を叩いて、中国に対するODAも、北京オリンピックには、なくす事が決まりました。

 中国にも、影から中国を支援しているグループにも大きな痛手だと想うのです。

 その上にインターネットが発展している今日、朝日新聞、朝日放送が、懸命に世論を操作しても、インターネットで、多くの良識ある人達に叩かれて難しくなりました。

 NHKの番組に、安部晋三や中川昭一さんが昔介入したという問題も、朝日グループが攻撃していましたが、世論はまったく動きませんでした。

 北朝鮮や中国よりの政治家を攻撃するという企ては、うまくいかなくなったのです。

 だから紫陽花は、従来のやり方は、もう通用しないという事は、国内の勢力も、韓国・中国も分かってきたと想います。

 日本の世論が、韓国、中国の味方をしなかったら、日本政府も動かない。

 韓国・中国がいくら謝罪を要求しても、日本政府は、もう動かないのです。

 ただし、日本政府に、歴史問題に言及するのは、韓国・中国の国内問題が、大きく影響しています。

 韓国は、急速に発展して、日本を追い越せと言う事でやってきていましたが、1998年に起こったアジアショックで、韓国もIMF(国際通貨募金)の資金を受け入れてから、社名は変わらなくても、外資に支配されるようになって、国民の米国に対する不満は高まっていると言います。

 近年、韓国で反米感情が高いのも、米国のやり方に対する不満も大きいのです。

これは、国際機関から派遣されてきた欧米人が、日本で言えば大蔵大臣よりも偉い存在として大蔵省を支配し、官僚が立案する政策に文句をつけ、増税や政府予算の削減、失業などを国民に押し付けるようになったとしたら、どうなるかと言えば、皆さんも理解できると想います。

 しかも日本のマスコミは、こう言った事は報道しませんが、韓国だけでなく、東南アジアでも、アジアショックの後、IMFにうまく、合法的にやられたのではないかという疑惑もあります。

 アジアショックも、欧米が、ハゲタカファンドなどを使って、短期資金を一気に引き揚げる事による仕掛けた罠だと言うのです。

 紫陽花自身も、そう想っているだけに、とても説得力があるのです。

 また、それによって、韓国の経済が悪化しているのに、日本は不景気だといっても、経済が安定している事に、韓国民が、怒りを持っている事も理解できます。

 戦前だけでなく、戦後も日本は、韓国を遠く経済的に離していて、儒教の教えでは、兄になる韓国としては、許せない事です。

 1965年の日韓基本条約で、歴史問題は解決済みでも、経済が悪化すると、日本に避難が向いてしまいます。

 金大中大統領の時に、もう歴史問題は触れず、未来を向こうと約束しても、やはり、国民の経済に対する不満を、日本に向けてしまうのです。

 これが、紫陽花が、今の韓国に持っている歴史認識なのです。

 そして中国も、基本的には同じです。

 第2次世界大戦の戦勝国のはずなのに、日本は、中国よりも遥かに豊かです。

 市場経済を導入してから、経済が発展し、日本を凌ぐ経済大国になれるという自信が生まれましたが、内情は貧富の差が激しく、内陸部の農民の不満が高まっていると言います。

 日本のマスコミは、取り上げませんが、農民達のデモは頻繁に起こっていて、独裁政権なのに、経済は市場経済という矛盾は、隠す事ができなくなってきています。

 官僚や党員の腐敗、汚職は、ものすごいのです。

 そんな中で、中国5千年と言っても、日本と違って、過去の歴史の流れを否定している中国共産党にとって、政権を持つよりどころは、戦前の悪い日本人を追い出したのは、共産党だという主張です。

 共産党が、日本と戦って、日本を大陸から追い出したと教育しているのです。

それが、天安門事件以後の、江沢民の時代から一層徹底したそうですが、紫陽花も、教育とは本当に怖いので、反日になる人達が多いのも分かる気がするのです。

だけど、根本的な理由は、やはり中国経済が、行き詰まりつつある事が多い気がします。

紫陽花の所に来ている情報では、中国は、もうすぐ、北京オリンピックを待たずにして、崩壊する可能性もあるそうです。

国民の持っている不満は、それだけ高く、何かあれば、再び天安門事件のように民衆を弾圧する可能性もありますし、経済発展も自力ではなく、欧米や日本の外資に頼っている面が大きいです。

欧米や日本の外資が逃げるアジアショックのような、中国ショックが起こったら、国民の不満が一斉に爆発して、中国は、何カ国かに分断する可能性があると想います。

紫陽花は、欧米は、それを狙っていると想います。

 それが、今、現在紫陽花の持っている、中国・韓国に対する歴史認識なのです。

 

 

      ∞「これからの日韓関係・日中関係をどうするか 紫陽花の考え」∞

 今後、日韓関係・日中関係をどうするかですが、難しい問題です。

 お隣国で、個人と違って、国は離れたくても離れられないのですから仲良くすべきだと想いますが、よく考えたら、無理に仲良くする必要もないと想います。

 個人でいえば、ご近所さんで、いくらお隣といっても、必ずお隣さんと仲良くしないといけないという事はありません。

 性格や波長があう、あわないもあります。

 大事な事は、お互いを尊重して、迷惑をかけないという事です。

 それでかえって無理矢理に親しくなろうとして、下手な亀裂を生むよりはいいと想います。

 紫陽花は、21世紀の日本は、そういった事も、腹をくくったらいいと想います。

 聖徳太子の頃から、江戸時代まで、1200年間やっていた歴史に学んで、中国・朝鮮とは、一線をもうけておつき合いするのです。

 要するに、今のように、主張すべき事は主張しますが、争わず、冷静に、必要な事は、事務的にしてしまったらいいと想うのです。

 また、日本政府が、そんな方針をとったら、朝日新聞などは、韓国、中国と仲良くするように努力すべきだと主張するでしょうが、本気で相手も望まないかぎり、真の友好関係はできないと言って、反論したらいいと想います。

 それに対しては、久しぶりに出た、紫陽花のたった一人でしている日本正直党の党首のアイデアとしては、このさい、外交の専門家だけでなく、心理学者や、民族学者なども加わった新しい研究会を設置して、本当に日本国と韓国、中国が友好関係を、今のお互いの民族の意識の状態で築くことができるか、徹底的に科学的に分析したらいいと想います。

 その上で、公平に分析して、努力すれば、真の友好関係は築けるという結果が、科学的に出れば努力すべきですし、不可能だという事になれば、少し時期を待ったらいいと想います。

 大事な事は、それを国民に納得させられる、科学的な根拠のあるものか、どうかという事なのです。

 そうすれば、国民も、国内の政治家も納得すると想うのです。

 また紫陽花は、日本が、そこまで明確な方針を見せたら、中国、韓国も考えると想います。

 中国、韓国から日本に歩み寄る事はありえませんが、日本政府に何も言っても、日本が、明確な方針で、今は、冷静な隣づきあいのお付き合いをするという事になったら、もう無駄です。

 今までのように日本から歩み寄らなかったら、何もいっても仕方ないだけでなく、国内の国民も黙っていないので、かえって困る事になります。

 いずれ、日本も、韓国、中国も、本気で、友好関係を求めるようになります。

 そこまで、我慢すべきだと想うのです。

 そしてもう一つ、紫陽花の未来認識として、是非皆さんに伝えたい事は、今、韓国が非常におかしいという事です。

 今まで、韓国は、日本や米国といった西側の一員だと想っていましたが、中国に、取り込まれようとしています。

 盧武鉉大統領になってから、西側の日本や米国と離れ、中国と結ぶ事を考えているようですし、北朝鮮との関係でも変です。

 六カ国協議でも、米国や日本と意見が違います。

 同じ民族である北朝鮮を戦火に巻き込まれさせたくないという気持ちは分かりますが、北朝鮮よりで、まるで北朝鮮に取り込まれているようです。

 北朝鮮の長年の取り組みが成功して、韓国の民主党の政治家などには、北朝鮮を支持しているものが多く、韓国の国家自身を、中国、北朝鮮の陣営に入れ始めていると考えている専門家も、インターネットの世界には多いです。

 だから紫陽花は、例え、北朝鮮が核兵器を持ったとしても、今のままなら、中国、韓国は、簡単には、北朝鮮への戦争を認めないと想います。

 中国も、北朝鮮は、自分の圏内という意識があって、ここまで米国の勢力が入って、国境を接する事には、絶対に反対すると想います。

 その時には、北朝鮮、韓国、中国と、日本、米国が対立する事も考えられます。

 そんな怖ろしい事態も想定できるのです。

 しかし紫陽花は、その時こそ、日本は、過去の過ちを想いだして、決して、韓国、大陸に入るべきではないと確信しています。

 何故なら、明治からの過去の歴史では、日本は、ロシアの恐怖から、近代化していない韓国が、ロシアの植民地になる事を恐れて、日清戦争、日露戦争と、本当なら負けてもおかしくない大国と戦ったのですが、紫陽花は、本来なら、それをすべきではなかったと確信しているからです。

 今から考えたら、英国や米国にうまく利用されている気がするのです。

 何故なら、忘れてはいけない事は、日本は海洋国家だという事です。

 英国が、ヨーロッパのフランスに何回か侵攻しても、最後には追い出されたように、米国が、イラクの占領後、苦戦しているように、海洋国家が、大陸に入っても、最後には追い出される運命が待っています。

 日本も、再び韓国に再び入っても、最後は満州、朝鮮から追い出されたように、いい事はないと想うのです。

 それよりも日本が、絶対に守らないといけないのは台湾です。

 台湾が、中国のものになったら、日本のシーレーンは、ズタズタになってしまいます。

 中東などから入る、石油などの資源も、海上輸送路が、中国の海軍によって、妨害される事になります。

 それに比べて、例え、韓国が、日本に敵対しても、海で隔てられている日本は、強力な海軍があれば大丈夫です。

 ですから韓国などの大陸には、韓国から求められたら、入ってもいいと想いますが、終わったら、すぐに出ていくべきです。

 将来、中国や韓国と敵対して、日本の企業が、すべて追い出される事になっても、戦前のように守ろうとせず、あっさり出ていくべきです。

 紫陽花は、その事を、日清・日露戦争や、大東亜戦争で、日本の為に戦ってくれた多くの英霊達が、その事を教えてくれていると、確信しています。

 それが、過去の歴史を認識するという事ですし、英霊達にとっての最高の供養になると考えているのです。

 では皆さん、縁の花第206号「日中関係・日韓関係を考える」を読んで頂いて「ありがとうございます」

200558

 

 

追伸、こんな長いものを書くつもりはありませんでしたが、長くなってしまいました。

きっとそれだけ、「日清・日露」戦争や大東亜戦争で亡くなった英霊達が、今の日本人に、縁の花を通して伝えたい事がたくさんあったのだと想います。

ここまで読んで頂いた方には、心から感謝したいと想います。

 ただ、申し訳ありませんが、まだまだ言いたい事があるみたいです。

 よかったら、もう少しお付き合いして下さい。

というのも紫陽花が、まず言いたい事は、日本は、どんな事があっても、子供達には、正しい、真実の歴史を教えないといけないという事です。

 いくら韓国や中国が、反日教育をしても、日本はすべきではありません。

 真実でない歴史を教える事は、子供達の精神を必ず歪めます。

 大東亜戦争に関しても、確かに日本は、中国を侵略するといった間違った事はしましたが、それは事実として教えるべきですが、日本人が悪人だというべきではありません。

 日本がそうした事には、日本なりの理由があります。

 それを教えるべきですし、何よりも紫陽花は、明治以後、欧米の文化が進んでいると知ったら、手のひらを返すように、韓国人や中国人を、遅れているとバカにした意識がいけなかったのです。

 これを反省すべきですし、二度とそういった差別意識は、持つべきでないと想うのです。

 それを今までの日本の教育は、日本人は悪いという左翼的な考えで、おかしい所も多かったと想うのです。

 しかし、それは、今、21世紀になって、改善されてきているので、紫陽花は、とても素晴らしい事だと想うのです。

 しかも紫陽花は、日本の歴史は、分かっているだけでも2千年以上も続いていますが、天皇制度を出すまでもなく、時代の流れがずっと続いている素晴らしい歴史だという事を認識して、心から感謝したいと想います。

 何故なら、これが韓国の歴史なら、ずっと大国である中国の属国として酷い目にあった歴史が長く続きますし、大国中国も、北の異民族に、元・清の時に支配されています。

 その時に、歴史は一旦終わっています。

 その上に、英国やフランスにも、アヘン戦争などで負けて、一部の地域では、植民地になったという歴史があります。

 真実の歴史を教える事は、中国・韓国のプライドが許さないと想うのです。

 そこが、日本とは大きな違いです。

 また、韓国、中国に対しては、ある事も理解しないといけないと想います。

 それは誇り高い韓国の人には、大国、中国は許せても、小国日本の植民地になった事は許せませんし、中国が、世界の中心だと想っている中国ならなおさらだというです。

 それは理解すべきです。

 民族のプライドは、これからもなかなか捨てる事はできないと想うからです。

 ただ、それでも韓国のように、日本の植民地になった時に、韓国人は日本人に虐待されたとか、中国のように、日本人は、中国人を兵器で、何万人も惨殺したというような過激な教育は止めるべきです。

 自分達は、いつまでも、被害者だという気持ちは、子供の心に、偏見を生みますし、間違った歴史教育は、世界に通用しません。

 いつか中国や韓国の人達が、世界に出た時に相手にされませんし、実際に、そういった例も聞きます。

 日本は、正しい真実を教えるべきなのです

 また最後に、紫陽花は、韓国・中国が、必死で反対している国連の常任理事国の問題も、日本は必死に努力して、少なくても、9月の国連改革の場では、反対、賛成が、明確になる段階、多数決ができるまでは努力したらいいと想います。

 何故なら、日本が、常任理事国になるべき、ならないべきは、国内でも議論が分かれますが、非常任理事国として、毎回、毎回、選挙に立候補する事は、本当に大変です。

というのも、今の日本がなれる非常任理事国は、アフリカ3か国,アジア・西欧その他・中南米各2か国,東欧1か国に配分されている全部で、10カ国で、任期は2年,半数の5か国ずつが交互に改選され,引きつづいては再選されないというルールがあるそうですが、日本の国力で考えたら、毎回、毎回、4年事に選挙に立候補して、選ばれないといけません。

日本のメンツが許さないと想いますし、実際に9回も、非常任理事国になっています。

紫陽花は、拒否権を得る事ができなくても、日本は目指すべきだと想います。

ずっと国連の常任理事国でいられるという事は、国連総会での選挙の事を気にしないで、発言できるだけでメリットは大きいと想うのです。

 そしてそれに、中国、韓国が反対して、中国が、本来ならなれるはずなのに、拒否権を発動して、日本がなれなかったら、それはそれで「ありがとうございます」で受け入れたらいいと想います。

 ただし、日本が、そこまでメンツを潰されたら、日本と中国の関係は、本格的に冷え込む事になりますが、紫陽花は、それでも構わないと想います。

 その時には、中国が、日本の立場、人のメンツを考えない国だと、はっきりしますし、こんな国と友好を結ぶ事は当分無理だと、日本の外務省だけでなく、政治家、一般国民にも分かるからです。

 では、長くなりましたが、これで終わりたいと想います。

 9月の国連総会楽しみにしています。

 

      縁の花第206号表紙 「日中関係・日韓関係を考える」 

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