縁の花

     (21世紀に咲く智閥の花)

        第224号

「未来社会」

            ∞「次の社会」∞

縁の花第223号「菊の夢」で初めて、菊の夢について書かせて頂きました。

次の来るべき社会を、菊とご縁のある「縁の花村」の皆さんや、菊のマイミクの皆さんと、一つの共同体、新しい智閥という組織を作って、見事に乗り越えていきたいのです。

尊敬する坂本龍馬が、幕末に作った海援隊をようなものを、菊は、平成の世に作りたいのです。

それが、菊が理想としている、縁の花村の真の姿です。

しかし、なかなかこの智閥というものが、皆さんには分かりずらいと思います。

正直言って、反響も、まだ少ないのです。

でも、それが当然です。

智閥という組織は、まだ、世界中のどこにも誕生していません。

今の社会に、どっぷりつかっている現在人には、分からないのです。

それで、菊が、これから日本や世界は、こうなっていくと考えている理想の社会のことを述べたいと思います。

何故なら、幕末、坂本龍馬は、行ったこともない欧米の国の話を、実際に、米国に行って事のある勝海舟の話を聞いて、イメージして、改革のエネルギーにして、日本の夜明けを迎えさせました。

米国の大統領は、日本とは違って、入り札で選ぶらしい。

将軍の子は、将軍ではなくて、実力がなかったらなれず、米国人は、誰も初代、ワシントンの子供が何をしているか、知らない。

坂本龍馬は、そんな社会に憧れて、日本も、そんな民主がトップの人物を選べる社会にしたくて、倒幕運動をしたのです。

それが、エネルギーになっていたのです。

だから、菊は、現在でも、次の未来社会に対するビジョンは必要だと思います。

そういった素晴らしいビジョンがあれば、菊にしろ、皆さんにしろ、頑張れると思うのです。

しかし、では、そんな次の社会は、どんな社会だという事ですが、はっきりとは菊にも分かりません。

幕末とは違って、誰も見て来た人はいません。

UFOに乗って、宇宙人の星に行って見て来たというのなら別ですが、普通の人では、とても想像できないのです。

だけど、菊は、多くの人は、漠然とした危機感を持っていると思います。

それが、今、いろいろ社会で起こっている問題に、現れていると思うのです。

親子の殺人事件や引きこもり、自殺の増加や詐欺の多発などが次々起こるのも、ある意味、次の未来の社会に対する不安な心理が、呼び起こしている面もあると思うのです。

何故なら、分かっているだけでも、日本でも世界でも、いろんな問題があります。

内政で言えば、国や地方の膨大な借金、財政赤字の問題があります。

その金額は、666兆円、国民一人当たり、550万円と言われたら、もう駄目です。

殆どの国民は、とても返せないと思います。

少なくても、今の菊の生活力では、とても生きていけないのです。

しかも、昔とは違って、景気が回復しても、国民みんなにお金がまわらなくなっている事は、うすうす感じられるようになってきました。

勝ち組、負け組が生まれてきて、自分は、将来、負け組になるのかと不安を抱えている人達も多いです。

中間層と言われていた人達が、どんどん負け組に入っているのです。

菊は、不安を持つのが当たり前だと思うのです。

また、子供の産まれる少子化の率が、どんどん落ちているとか、せっかく、育てても、親を平気で殺す悲惨な事件ばかり見せられたら、たまりません。

子供を生んだり、育てたりするのが嫌になります。

その上に、子供が、将来、引きこもりになったり、いじめにあったりしたら、どうしようという心配もあります。

子供さんを、将来、まともに成長させる事に、自信がある親は、そんなにいないと思うのです。

菊は、その事も、少子化の原因の一つだと思うのです。

しかも、他にも、将来、年金がパンクして、年金が貰えなくなるのではないかとか、消費税などの税金がますます上がるのではないかという不安もあります。

日本の内政は、とても日本国民に、希望ではなく、不安を与えているのです。

また、国内だけでなく、日本の近辺、隣国との関係もおかしくなっています。

中国とは、経済では、良好に進んでいるとは言え、政治の面ではますます冷却化しています。

靖国神社の問題や、歴史問題も解決していません。

東シナ海ガス田問題や尖閣諸島などの領土問題もあります。

その上に、中国は、軍事予算をどんどん増やしています。

これに対して、米国は、中国に恐怖を感じて、中国包囲網を作り、日本に、その大きな一端をさせようとしています。

米国の代理にされている日本と中国は、将来、戦争する事になるのではないかと言う不安が、高まっているのです。

その上に、同盟国だと思っていた韓国もおかしいです。

日本や米国から離れて、どんどん中国に近付いています。

将来、中国に取り込まれる可能性があります。

日本をますます非難する方向に走る可能性が高いのです。

そして北朝鮮の問題もあります。

拉致の問題は解決しませんし、核兵器の問題もあります。

将来、金正日政権が続いたら、核兵器を開発して、日本に落とす可能性もあります。

日本の周辺の東アジアでは、対立や戦争の不安が大きくなっているのです。

しかも、それは東アジアだけでなく、中東でも同じですし、ロシアの周辺でも同じです。

世界は、まだまだ、戦争の恐怖から離れられないのです。

だから菊は、未来に対して、漠然とした不安を持っているのは、日本人だけでないと思います。

多くの人は、漠然と、今の社会のシステムが崩壊する事は感じていますが、次の社会が、どんな社会なのかは分かっていません。

その社会か、どんな社会なのか、皆さんと一度、考えてみたいと思うのです。

 

 

    ∞「次の社会は 高度情報社会」∞

菊の恩師である原裕一郎先生は、1990年にバブル景気が崩壊する前、その当時、第3の波で有名だった、未来学者で有名なアルビン・トフラー博士が、来日した時、直接、ある質問をした事があります。

「第3の波の*波*というイメージは一体どこから来たのですか」という質問です。

 その時に、アルビン・トフラーは「いい質問だね。あなたが海岸の砂浜に行って、砂に指で文字を書いたり、砂を盛り上げて山を作ったとします。そこへ波がざっぶんと来て、すっと引いていったとしたら一体何が残りますか。それが答えです」と意外なことを言ったというのです。

 しかし、原先生は、その時には、その意味が何なのか分からなかったそうです。

 いえ、講演会で聞いている誰にも真の意味は、理解できなかったのです。

でもアルビン・トフラーは、そんな原先生に、分かり易く答えてくれました。

「それでは歴史に基づいて説明します。ほんの昔日本は江戸時代でした。これが265年間続きました。この当時歴代の将軍がいろんな制度を考えました。まず藩というものを作りました。また士農工商という身分制度があり、鎖国をして、西側は銀、東側は金というように一つの国なのに二つの通貨を持ちました。しかしそれらは今、残っていますか。歴史上はあっても、現実にはありません。265年間も続いた制度がです。当時の人は皆それが正しいと思っていたのに何も残っていないのです。そうしますと現在は明治維新以後100年以上経過していますが、いろんな制度があります。金融のシステム・物を造って販売する物流のシステム・教育、政治のシステム。皆さんは今、それらが当然だと思っているでしょう。将来において壊れてしまう。なくなるなんて考えていないでしょう。でもなくなってもおかしくないでしょう。どう思います」といった訳です。

実は、このアルビン・トフラーさんの答えが、後の原先生の生き方を大きく変える事になります。

原裕一郎先生は、その言葉を聞いて、九州では一番大きかった、自ら創業した、事務機の会社を、会社の社員に譲って、今の活動をするようになったからです。

これからの社会では、工業社会の延長であるコピーや、FAXの延長である事務機を扱っていても、情報社会に適用できないと悟ったのです。

あの当時に、情報社会の花形だと思われていたコピーやFAXと、情報社会とはまったく関係がないという事に気がついたと言うのです。

今から考えれば、分かる事ですが、本当にすばらしい感性を、原先生は持っていて、すごい決断をしたのです。

また、菊自身も、原先生を通して、この言葉によって、次の社会に関する発想を根本的に変えました。

今、僕達が当たり前だと思っているものが、全部、見事に、新しいものに変わるという視点で見るようになったのです。

言い換えるなら、すべてが変わらないと、次の新しい社会ではないと言う事なのです。

というのも江戸時代と明治時代は、本当に何もかも変わっています。

歴史が、それを証明しています。

それは、例えば、まず、髪型ですが、武士で言えば、ちょんまげから、今の長髪というスタイルに変わっています。

これを変える事さえ、武士の反対があって、政府の要人だった岩倉具視なども苦労していましたが、ちょんまげだと、欧米人がいつまでも、日本人を馬鹿にするという事で、明治天皇が、ちょんまげをやめるという事で、やっと、武士も、自分達の存在の象徴、ちょんまげをやめるようになったのです。

今なら、とても信じられない話ですし、誰も、長髪を辞めて、ちょんまげにしないと思いますが、それが、本当の話なのです。

また他にも、服装も、ふんどしとか袴もなくなっていますし、女性で言えば、着物から、今の西洋の服装、ドレスに変わっています。

見事に、その当時の服装の姿を、大きな時代の流れは変えているのです。

 でも、この時代の流れは、服装だけですみませんでした。

 教育で言えば、江戸時代にあった、寺子屋とか、藩校というものはなくなって、明治時代になれば、国民が、すべて教育を受ける学校が誕生しました。

 百姓の中には、貧しくて、教育を受けない人達もいましたが、誰もが、教育を受けなくてはいけない、義務教育になったのです。

  しかも、それは教育だけですまなくて、あらゆる生活に影響しました。

 税金も、百姓は、米で払っていましたが、お金で支払うようになりましたし、藩というものも、有名な廃藩置県で、明治2年に、米を治めていた藩自体がなくなってしまったのです。

 しかも、それは、日本は、世界の奇跡として、唯一平和的に行われました。

 旧藩主が自発的に版(土地)・籍(人民)を天皇に返上し、改めて知藩事に任命することで、藩から県、府に見事に変わったのです。

 その時に、日本は、江戸幕府を中心としたたくさんの藩から、一つの政府になりました。

 欧米の誰もが驚いた、まったく一つの血も流れないまま、まさしく革命が行われたのです。

 民主主義が生まれ、国民が、権力を持つようになったのです。

 だけど、そんな革命は、社会や、政府の変化だけでなく、一人、一人の生活も変えました。

 身分制度がなくなり、百姓は百姓という事がなく、今までは考えられなかった、会社というものができて、職場に勤める人達、サラリーマンが現れました。

 お金というものが、貰えるようになったのです。

 でも、その当時の人達が、一番、時代の急速な変化を感じられたのは、新しい文明開化でした。

 鉄道、蒸気船、人力車、電信、郵便、電灯、洋風建築、工場、肉食、洋服、すき焼き、新聞、本・・・などです。

 それによって、馬とか、街道、飛脚、油、提灯、瓦版、というものはなくなりましたが、どんどん便利なものは誕生していました。

 後に、公害とか、騒音、交通事故、環境問題など、江戸時代にはなかったものが、新しい文明の福作物として現れる事になりますが、人々は、便利さ、快適さは、受け入れられたのです。

 たぶん、あの当時の人が、公害、交通事故、環境問題といった存在を正しく認識していたとしても、やはり、受け入れたと思います。

 だから、本当に、明治維新というものは、ありとあらゆるものを変えました。

 お金さえ、それまでの小判から紙幣にかえて、円という一つの統一したものにしているのです。

 だけど、一番、大きく変えたのは、戦争です。

 江戸時代、270年間なかった戦が、明治になって、日清、日露、大東亜戦争と起きました。

 武士だけでなく、徴兵制度が生まれて、国民は誰でも、兵隊に行かないといけなくなりました。

 戦死する人の数も、今までとは違って、何倍も大きくなっていったのです。

 ですから、皆さんも、きっと、江戸時代から明治に変わったものを、いろいろ考えたら、次の社会がどうなるか少しは分かると思います。

金貸しが、銀行、寺子屋が学校、提灯が電灯、千石船が蒸気船、豪商が、財閥というように、考えたら、面白いと思うのです。

それによって、多くの人が、職をなくしたり、新しく手にしたりする事ができたのです。

そしてそんな事で、考えたら、今の変化が、本当の変化ではない事は、皆さんも何となく分かると思います。

確かに、今、経営の悪い会社などは、どんどん潰れていますし、新しい企業は生まれています。

社会も、新しい製品の誕生で、どんどん大きく変わっています。

だけど、会社という存在がなくなったという事ではありませんし、人々の服装から、なにもかもが変わったという訳ではありません。

これでは、革命とは言えません。

真の大きな革命、時代の超変化はまだ起きていないのです。

では、それが始まるかという事ですか、なんでんかんでん村の原裕一郎村長は、2007年に、昔から焦点を絞っていました。

というのも、ペリーの来航があったのが、1853年です。

その後、いろんな事がありましたが、1868年に明治維新が起きています。

約、15年の年月がかかっているのです。

原裕一郎先生は、このペリーの来航の時を、1990年に起きたバブルの崩壊と時と考えて、そこから逆算して、15年後の2005年に注目していました。

2005年は、今の時代はデジタル化して、なかなか目に見えないので分かりませんが、明治維新が始まった時で、2005年の後、2、3年後には、時代は、大きく激変していると予想しました。

明治維新も、本当に大きな変革は、2、3年後に起き、4年後に、廃藩置県が行われて、江戸時代の体制は、崩壊して、明治10年、西南戦争によって、西郷隆盛率いる薩摩が負けた事で、残っていた武士意識が崩壊して、明治維新は、なったと言われていますが、歴史は繰り返します。

後、2年までには、現在では、まったく予想もしなかった事が起こって、10年後の2015年には、今度の高度情報社会も、ほぼ完成していると考えているのです。

また、では、そんな大変革を、何がもたらすかと考えているかと言えば、間違いなく、ITの技術です。

今のコンピューターのインターネットだけでなく、携帯からも、どんどん情報が見られるようになっていますが、それが、ますます進化して、人類の社会を、ますます激変させると考えているのです。

何故なら、江戸時代から明治になったのは、いろんな理由がありましたが、一番の理由は、日本も、欧米と同じように、産業革命する必要があったかです。

そうしなければ、日本は、欧米の植民地になっていました。

はっきり言って明治維新とは、日本の産業革命だったのです。

そして、そのイギリスから始まった産業革命を、起こしたのが、蒸気機関という道具でした。

その蒸気機関に匹敵するものが、今の最新のコンピューター技術です。

だから最新のコンピューター技術が、日本や世界を、もうすぐ、今の情報社会では比較にならない、新しい高度情報社会に、自然に、人類を導いてくれると、原先生や菊は、堅く信じているのです。

 

         ∞「超管理社会 666」∞

これから始まる、今よりもっと発達している携帯電話やインターネットなどの画期的なIT技術で、生まれる未来社会、高度情報社会について、一つの菊なりの予想させて頂きました。

しかし、では、その高度情報社会とは、本当は、どんな社会になるかと言う事ですが、菊は、二つの選択があると思っています。

未来には、大きく分けて、二つの選択があると思うのです。

しかもその選択は、天と地、善と悪の両極端です。

それを皆さんにご紹介したいと思いますが、まずは、最悪なシナリオから考えたいと思います。

というのも、一部の人達が、心配している事ですが、次の未来社会は、下手をしたら、世界中が、北朝鮮の金正日王国のような社会になる可能性があります。

正式には、一人の人間が支配するのではなく、イルミナティのような秘密結社が、選ばれた白人を中心とした一部の階級の人達が、人類全体を支配する可能性があります。

世界は、すべての国が統一される一つの政府、ワンワールドの社会になりますが、そこでは、支配階級の人達と、一般の人達に、二極に完全に別れることになるのです。

すなわち、人類の階級は、先進国では、誰もが、平等が建前ですが、そんなものは、次の社会では吹き飛んでしまいます。

選ばれた神にも匹敵した人達と、その他大勢です。

今の北朝鮮の世界を、誰も笑えない社会になるのです。

菊は、本気で、そんな未来社会になることを、心配しているのです。

しかも、一端、そんな社会になったら、普通の一般の人達は、上の階級には、絶対に行く事はできません。

いえ、彼ら支配階級の人達は、歴史から消えて、テレビや一般の人達の視点からも、顔を出さないようになる可能性があります。

一般の人達には、どんな人か、まったく顔も知らない人達、尊い神々の存在になっていて、話題になる事もない可能性があるのです。

何故なら、彼ら、支配階級の人達にとっては、自分達の存在、自分達の情報を、一般の人達に知られる事が、最も危険な事だからです。

一般の人に、妬まれること、恨まれることを、もっとも恐れるのです。

また、そんな社会になれば、いろんな自由も、なくなってしまいます。

テレビ番組なども、今のような、笑いの番組などは残るでしょうが、政治に関する番組などは、一切放送されなくなります。

北朝鮮と同じで、支配階級を批判される事は許されないのです。

ただ、ファッションなどは、今と同じように自由だとは思いますし、スポーツなども、盛んだと思います。

そういった事は、自由にすることで、一般の人達の心にある不満をガス抜きにするのです。

でも、その反面、セックス、性に関しては、今のように解放されるかと言えば、そうではないと思います。

近代になって、性に関して、常識という形で、縛ることで、勤労というものが強くなりました。

人々は、異性を得るために、金銭欲、地位欲、持ちました。

新しい支配階級の人達も、自分達は、自由でも、一般の人達に対しては、性をコントロールすることで、目で見えない形で、支配を強めていくことが考えられます。

一夫一妻の結婚制度は守られることになりますし、不倫、浮気などもいけないという倫理は、同じだと思うのです。

いえ、それらは、すべて、支配階級の人達には、ばれていて、脅す事ができる、弱みとして握られることになるのです。

ただし、だからといって、多くの人達が、不幸かと言えば、菊は、そうではないと考えています。

決定的に違うことは、新しい未来社会は、北朝鮮のように、国民の多くが、飢えで苦しむ程、経済的に貧しいかと言えば、そうではないと確信しているからです。

江戸時代と、明治時代を比べたら、庶民の豊かさは大きく違いました。

明治時代になったことで、庶民の大半は、まだ貧しかったとは言っても、江戸時代よりは、遙かに良かったです。

今度の未来社会でも、支配階級の人達も、国民が飢えるようなことは、絶対にしないと思います。

暴動が起きて、自分達の地位が、なくなることを恐れるからです。

でも、その代わりに、人口は、どんどん減っていくことになると思います。

支配階級の人達は、一般の人達の人口が多い事を望まないからです。

たぶん、地球の人口で考えても、将来は、1億人にもならない可能性があるのです。

支配階級の人達にとっては、自分達の生活を維持する為に、必要な人数以上は、望まなくなるのです。

また、この未来の社会で、一番、恐ろしいことは、支配階級と一般の国民の関係は、未来永劫、ずっと続くということです。

再び、革命が起こることなどはあり得ないのです。

何故なら、北朝鮮を見ても、分かることですが、一端、独裁政権になったら、国民の力で、体制を変えることなど不可能です。

ましてや、これからの未来社会では、どんどんITの技術が進んで、お金といったものは消滅して、カードで、何でも決済される社会になりますし、聖書で予言されているように、人の体に666で象徴されているバーコードのようなものが埋め込まれて、そこで何でも決済される可能性もあります。

はっきりいって、一般の人達は、すべて監視されることになりますし、体制に不満を持っている人達は、すべて目に見えない形で、消されることになります。

菊のような遺伝子を持っているものは一発です。

インターネットが、どんなに進んでも、未来の社会の体制を変えようとする人達に対する監視は厳しいので、実際に何もすることはできません。

一般の人達は、テロや戦争という恐怖から解放される代わりに、支配階級の人達からは、密かに家畜と思われながら、宇宙時代を迎えても、未来永劫暮らしていくことになるのです。

それが、菊が考えている、未来の社会です。

是非、そんな社会だけにはしたくないと思います。

しかし、菊が、そんな事を書いたら、皆さんの中には、民主主義の日本や米国、ECの国々が、独裁政権になるはずがない。

インターネットが普及している今日、そんな事は不可能だという反論が帰って来そうです。

そんな事は、主権者の国民が許すわけがないと確信していると思うのです。

でも、菊は、そう思いません。

十分に可能性は高いと思っています。

というのも、大きな大義名分があるからです。

何故なら、二酸化炭素による温室効果の為か、地球の気候はますます異常になっていて、今年の夏は、日本にしろ、世界にしろ、熱いです。

他の、いろんな環境問題も深刻です。

イスラエルとパレスチナ、イランや北朝鮮の核問題などの紛争も耐えません。

人類の人口はどんどん増加していますし、貧困の差も広がる一方です。

テロもどんどん増えています。

このまま、人類が、一人、一人の人間が、好き勝手に、自由に生きていたら、大変なことになるという不安を持っている人達は、多いと思います。

だから、このままでは、いけないという事で、影の勢力が、独裁政権を目指しても、なかなか反対できないと思います。

マスコミも操作されて、正義の顔で現れたら、今の多くの民衆は、圧倒的になびくと思います。

それは、過去の歴史が、証明していると思うのです。

しかも、影の勢力は、何を隠しているか分かりません。

反対する人達の弱みは全部握っているだろうし、何よりも、クローンヘビーとか、マインドコントロールという言葉が聞こえている今日、何を持っているか分かりません。

自分の意志を持たずに、平気で、民主を殺せる人達が、3千人もいたら、簡単に、日本にしろ、米国にしろ、ECにしろ、政府を支配できると思います。

大衆の多くは、特に、先進国の人達は、命がけで、民主主義の為に、戦う気持ちはないと思うからです。

それは、皆さんも、今の日本人を見ていたら、よく分かると思うのです。

それに、そんな事に、自衛隊や警察官が反乱したとしても、影の勢力は、武器に、マイクロチップを埋め込んでいたら、簡単に使えなくする事もできます。

そうしたら、飛行機も戦車も動きません。

ただのゴミです。

もし、そうなったら、日本や世界を、簡単に、影の勢力は支配できると思います。

菊自身も、その時には、抵抗を諦める可能性もありますし、一部の政治家、官僚、マスコミなどの、エリートの人達の中には、影の政府、支配階級の方に走る賢い人達が、たくさん現れる可能性が高いからです。

そういった人が、自分の達の将来を約束されて、支配階級に、何千人とついたら、もう誰も抵抗できなくなると確信しているのです。

是非、そんな未来社会にだけは、しないで欲しいと心から思います。

 

       ∞「地上天国 弥勒の世」∞

人類が、迎える未来社会の事で、本当に最悪のシナリオで誕生する社会の事を、先ほど書かせて頂きました。

しかし、希望がない訳ではありません。

もう一つの、すばらしいシナリオも、天は用意しているからです。

菊自身も、こちらのシナリオの未来社会になると信じていますし、天も望んでいると確信しています。

未来社会には、二つの選択があって、どちらかを選ぶかは、今、生きている人達の意志で、決める事になると思っているのです。

では、そのもう一つのシナリオで、誕生する未来社会とは、どんな社会かという事ですが、それは聖書や、日本の日月神示に予言されている、この世の楽園です。

この世が、天国になるのです。

また、それは、人類が、これからも生まれるITの技術をどんどん生かして、大きな知恵と愛を持って、進めば、自然に到着できると、菊は確信しています。

何故なら、ますますIT技術を生かした、高度情報社会に、日本や世界の先進国や、インド、中国、ロシア、ブラジル、東南アジアの国々が、突入していったら、世界は大きく豊かになります。

前の革命、産業革命の時は、イギリスから始まって、ヨーロッパ、アメリカ、最後に成し遂げた日本までの間に、長い年月かかっていますが、今度は、インターネットなので、つながっているので、とても早いです。

しかも、白人だけだという事もありません。

白人だけでなく、黄色人種の日本人や韓国、インド人もIT先進国になので、高度情報社会に同じように入れますし、イスラム教とか、黒人の国でも、本気で動いたら、高度情報社会に突入するのに、何年もかからないと思います。

それを阻む勢力、国家は、情報がますます公開されて、真実を知った国民によって、潰されると思うのです。

また、そうなった時に、先に、高度情報社会に突入した国々が、産業革命の時のように、送れている国々を植民地にしなかったら、世界は急速に発展していきます。

しかも、人類は、本当に豊かになります。

江戸時代、お米だけを作っていた百姓さんと、明治以後の国民の生活水準は、圧倒的に違うように、今度も、今の社会と、高度情報社会では、人々の豊かさは、圧倒的に違うはずです。

多くの国民が、ますます豊かになるのです。

それに工業社会の資源は、石油、金、石炭、貴重金属などですが、今度の高度情報社会では、人の頭、頭脳が資源になります。

資源の取り合いをする事もなくなります。

科学もますます進んで、空気中から、電気エネルギーを取り出せる、フリーエネルギーの技術や、太陽エネルギーの技術も、盛んになります。

人々は、豊かになります。

今の貧困の差はなくなります。

いえ、お金持ちは、ますます超お金持ちになるかもしれませんが、貧しいと思われている人にも、十分に、食糧や、住まい、エネルギーは届くようになります。

誰もが、働くのなら、飢えで死んだり、住まいがないとか、電気が通らないといったりする事は、なくなります。

誰もが、今の日本の中流階級としての生活はできるようになるのです。

従って、貧困が生むテロなんていうことも、なくなるのです。

しかも、豊かになった人達の中で、一生涯、自分だけでなく、子供も、働く必要がないという人達が、どんどん出てきますし、誰もが、喰うためにとか、嫌々、仕事をするという事もなくなります。

工場などで、働くのも殆どが優秀なロボットになりますし、各家庭にも、一体、二体とロボットが入るようになります。

肉体労働というものはなくなって、人が働くのは、頭脳的なことが、大半になります。

ロボットなどを監視していたら、いいだけになるのです。

その上に、肉体労働をしなくなった、たくさんの人が、働くようになるので、労働時間も、どんどん減ります。

週に3回だけ労働とか、一日、4時間労働というのが、常識になるのです。

いえ、人の仕事は、働く事でなく、遊び事という事になっていきますし、多くの人は、都会ではなく、田舎に住むようになります。

高度情報社会になれば、多くの人は、頭脳を使った仕事をするので、コンピューターさえあれば、どこでも仕事ができます。

都市に人が集まる社会から、地方に、人が帰ってくる社会になります。

中央集権の社会から、地方集権の社会に変わるのです。

しかし、こんな変化は、まだまだ序の口です。

高度情報社会になれば、サラリーマンという言葉も、死後になる可能性があります。

今でも、パートやアルバイトが増えていて、サラリーマンの数は減っています。

後、何年もしていたら、サラリーマンは貴重な数になっていて、個人で自営業している人が、殆どで、会社に頼まれた仕事をしている可能性があるのです。

また、高度情報社会になれば、殺人事件などもどんどん減っていきます。

地球の上空にある偵察衛星から、ますます鮮明な画面で、見る事ができるので、犯人は、すぐに捕まるようになるのです。

しかも産業も大きく変わります。

観光も現地の公園や、場所にいくのではなくて、コンピューターの映像から入る事ができるようになりますし、盆などに、田舎に帰らなくても、どんなに遠方いても、まるで、近くにいる感じで、顔を見たり、話ができるようになっていたりします。

家にいながら、世界中の国に、行けるようになります。

バーチャル、仮想現実の技術は、そこまで進むのです。

また江戸時代と、明治時代では、科学の発達の早さが圧倒的に違うように、高度情報社会になれば、ますます、科学が発達するようにもなります。

知的所有件権なども、なくなっていて、発明された技術は、どんどん発表されるようになります。

生活に困る人がいないので、守る必要がないのです。

だから、近い将来、急速に進んだ技術で、リニヤモーターの発達で、車が、地上ではなく、よく漫画や、SF小説にあるように、上空を飛ぶようになるので、道路なども造る必要がなくなりますし、電車や新幹線も、上空を高速で走るようにもなると思います。

地上の踏切で、電車が来るのを待っているなんていう事もないのです。

いえ、科学の技術の発展は、そんなものですみません。

医学が急速に発展していきます。

クローン技術なども盛んになりますし、難病も克服されるようになります。

不老不死なんていう事もありえるのです。

そしてそんな社会では、恋愛も自由になりますというか、人々の関心は、恋愛が殆どになります。

結婚制度は崩壊していて、いろんなカップルが、何年か一緒にいても、どちらかの希望があれば、簡単に別れる事になるのです。

ただし、子供に関しては、人口が減らない二人までというルールはできていて、人口の増加は、コントロールされていると思います。

そして、人々の衣装なども、裸になっていると思います。

今でも、家では、裸族などがいますが、菊は、参加していませんが、宇宙人のエロヒムが、人間を造ったというラエリアンさんの情報や、いろんな情報によると、未来社会では、裸で、暮らすのが当たり前になっている感じです。

しかも、家の中だけでなく、外でも、気温は調整されていて、どこに行く時でも裸です。

今まで隠していた身体も、すべて隠さない事で、変な欲望も、人間は持たなくなります。

平気で、いろんな人と抱き合ったりもしているのです。

それで、嫉妬や、不倫、裏切り、所有という思いも、消えていく事になるのです。

いえ、セックス通して、人々の意識の中に、人種差別や国境という概念はなくなっています。

その時には、国は消滅していて、地球は、一つの政府になっていると確信しています。

もう、地球人同士で、戦争をする事はないのです。

そんな天国、弥勒の社会が、次の社会になっている可能性があります。

いえ、菊は、早く、そんな楽園を、この世に造りたいと思います。

 

 

   ∞「智閥が、未来社会を決定します」∞

二つの未来社会のことを、皆さんに紹介しました。

どちらの社会にするかは、この事を理解している人達の意識で決まります。

ただ、今の情勢で考えたら、最悪のシナリオになる可能性の方が高いです。

影の勢力の人達は、明確なビジョンがあるからです。

でも、勝負はまだまだ分かりません。

一般の人達も、これから始まる高度情報社会、未来社会に、関心を持って、ある程度、意識を集中する事ができたら、人数が遙かに多いだけに勝てるからです。

また、菊自身、必ず勝てると確信しています。

天や、他の星にいる宇宙人さんも、それを望んでいると確信しているからです。

それに時代の流れには、誰も逆らう事はできません。

幕末でも、薩摩や長州が、幕府を倒すというシナリオよりも、幕府が、フランスから武器を仕入れて、最新の軍隊で、長州や薩摩を倒し、武力で、日本のすべての藩をなくしてしまうというシナリオも考えられていました。

いや、あの時期に、薩摩や長州が立ち上がらなかったら、各藩は、各個撃破されて、新しい徳川政権が誕生していたと確信しています。

表面から見れば、時代の流れは、権力を持っていた幕府に有利だったのです。

でも、そうはなりませんでした。

時代の意志が、それを許さなかったからです。

天から、明確な使命を頂いていた坂本龍馬などの志士が、たくさん生まれていたからです。

菊は、必ず、今の時代も、そんな志士達が、たくさん生まれて来ていると信じているのです。

だから、そんな人達が、幕末、坂本龍馬の造った亀山社中、海援隊などで集められたように、菊も、目に見えないご縁に導かれて、コミュニティに集められると思っています。

今、たくさんのコミュニティがありますが、その中には、政治に関するコミュニティも、たくさんあります。

自由を守るとか、人権保護法案反対とか、いろんなコミュニティがありますが、たぶん、インターネットを楽しんでいる人なら、一度や二度は、見たり、参加したりした事もあると思います。

ですから菊は、未来社会に関して、本気で関心を持つ人達のコミュニティも、出てくると思うのです。

ですが、ただ、コミュニティで、未来社会の事を書いて、どんどん情報を公開していたら、すばらしい社会になるとは限りません。

そんなコミュニティの中には、影の勢力の人達も入り込んでいますし、何よりも、力と言ったものが、コミュニティには不足しているからです。

ですから、ただの情報を書き込むだけでなく、具体的な意志を持って、全国の人達と、行動が起こせる智閥の存在が必要になってきます。

菊の夢は、そんな智閥に、縁の花村をする事です。

次の未来社会を楽園、弥勒の社会にする為に、明確な行動を起こせる人達が、集まる智閥という場を造りたいのです。

また、それが、縁の花村だけでなく、なんでんかんでん村や他の村で、多くの智閥の仲間が参加してくれたら、影の勢力の人達にとっても、無視できない存在になると思います。

人類が、迎える新しい未来社会の為に、積極的に行動する人達、命がけで活動する一般市民がたくさんいるからです。

是非、皆さんも、菊の夢、縁の花村に参加して頂ける事、心から御願いしたいと思います。

では、皆さん、縁の花 第224号「未来社会」読んで頂いてありがとうございます。

  2006年(平成18年)8月6日

 
     縁の花 第224号「未来社会」表紙

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