縁の花
(本物を目指して心のネットワーク)
第1号
時代が変わる
これからの時代は大きく変わります。
たぶん、僕との縁、出会いがあった人達の中で、MGの人や本物に興味のある人なら分かっているかと思いますが、時代は予想ができないぐらい大きく変わります。
しかも、それはいい事ばかりではありません。
21世紀、人類にはばら色の本物時代が来るといわれていますが、その前には辛い、厳しい時代を迎える事になります。
これが、僕達の予想、MGの予想でもあります。
でも、多くの人は、その現実を信じられないと思います。
今、現在、日本は大きく変化しているといえばいえると思います。
政権も自民党が野党になったと思ったら、今度は自社政権ができました。
55年体制では考えられなかった形で、社会党が政権を握っています。
でも、まだ多くの日本人の生活は変わっていません。
確かにバブルが崩壊して、景気も悪くなりましたが、それも峠をすぎた。
政府も景気が戻ったと宣言したといえば、その通りです。
時代は全然変わっていないといえば、そうもいえます。
また世界を見ても同じです。
ベルリンの壁の崩壊、ソ連の崩壊、日米の悪化、いえばきりがありません。
よく評論家は、激動の時代、何百年に一度の事がおこっているといいます。
でも多くの日本人は、それにピントはきません。
これだけマスコミが発達しているのですから、この大事件を知らない人はないかと思いますが、では、それがどうしたんだ。
日本は円高になるぐらいで、何も影響がない。
自分達とは関係がないといえば、言えます。
関心がなくても、やってこれるのですから。
だから、これからも時代は、大きな事件があっても、時代そのものは決して変わらない。
日本や日本人は、今の裕福な生活を守れるといえば、そんな考えもあると思います。
未来に、絶対なんていう言葉はありません。
いえ、ほとんどの日本人、会社、政府も、こんな考えが大半だと思います。
が、我々の考えは違います。
明治維新の時がいい例です。
江戸時代末期、日本には歴史の大事件がおこりました。
ペリーの来航、桜の門外の変、薩長連合、大政奉還など、どれも教科書に載る大事件です。
でもそれで江戸時代の人々の生活が何か変わったかといえば、何も変わっておりません。
あの時代生活は苦しくても、武士は武士、農民は農民、身分制度もありましたし、藩もありました。
何よりも多くの人は、改革派も含めて、時代が変わるなんて思わなかった。
変わって欲しいとさえ考えなかったのです。
それが180度変わったのは、明治維新によってです。
明治という体制ができてから、まず刀がなくなったり、ちょんまげがなくなり、藩が県にかわり、西南戦争で、武士という気質がなくなりました。
いいかえるなら、現在の日本は、まだ新しい体制ができていないので、多くの人には、まだ変わっていないように見えるだけなんです。
でも一部の人は、もうそれに気が付いています。
船井幸雄は、それを非常時代の前期と後期に分けていますし、竹村健一や堺屋太一などの有名な評論家や大会社のトップクラスの人や役人のエリートもいっています。
これは僕がいっているのではありません。
本や発言内容でも分かりますし、実際に話をした同士からの情報でも分かります。
ただハニックになる事が分かっているので、僕達のような一般の人間にはいいません。
これから大失業時代がきますよ。
デフレ時代がやってきますよ。
何て発言すれば世間がパニックになります。
会社に勤めている多くの人が失業し、製造業は大手を含めて安心できない。
こんな事は、政府や有名な評論家はいえません。
今、政府の経済予想や多くの日本のシンクタンクの予想が、全部外れるのも、昔の大本営の発表に似ているのです。
じゃ、来年は一体、どうなるのかといいますと、大変な時代になるのは間違いありません。何か大きな事件がおこるというよりも、まず自分の勤めている会社が危ないとか、そんな心配から考えないといけない時代になると思います。
来年絶対とはいえませんが、大まかな線では当たっていると思います。
これは僕達がいうのではなく浅井隆というような人の著者の95年の衝撃の本を読めば分かると思います。
今度、浅井先生は、10月にMGで講演してくれる事になりましたので、僕も楽しみにしていますが、きっと時代が変わるという事で、面白い情報を与えてくれると思います。
その内容は、いつか書きたいと思います。
ですが、実は、この時代が変わるという事ですが、僕が、それに気が付いたのは、約2年以上も前です。
といって偉そうな事はいえません。
MGのMISという研修で教わったからです。
それまでも堺屋太一の本などで、時代が変わるという考え方がある事は知っていたのですが、はっきりと認識ができなかったのです。
自分と関係があるとも思わなかったのです。
しかしMISを聞いてから僕ははっきり変わりました。
その時習ったのは、一言でいうと工業社会から情報社会になるということですが、それがはっきりと認識できたのです。
アルビン・トフラーの第3の波、今でいえばマルチメディアの世界です。
また、その時には、漠然としか分かりませんでしたが、なぜ時代が変わるのかも分かります。
浅井隆は、それを60年の大恐慌、100年の時代の覇権、800年の東西文化の移行といったもので現わしていますが、その通りだと思います。
60年の大恐慌とは前のウオール街の大恐慌やオランダのチューリップ事件に代表される経済の悪化、時代の覇権とはスペイン、オランダ、英国、アメリカと覇権国が変わった事。そして東西文化の移行とは、今、西洋から東洋へと、800年に一度という変化がおこっているそうです。
これらの3つの大きなものが、一度におころうとしているのです。
だから人類が経験した事がないぐらいとてつもない事がおこるのです。
実は、これを皆さんに知らせる事が、少なくとも僕との縁、出会いがあった人に知らせる事が、僕の最大の目的です。
それを知らせる為に、縁の花といわれるものを書く決心をしたといっていいと思います。
これからは、時代が大きく変わるから用心してくださいよ。
関心を持って注意して、手を打って下さい。
僕は、この事だけを言いたかったのです。
ただ、だからといって、僕は、それで皆さんを脅かすつもりはありません。
いえ、むしろ、僕がいいたいのは、それを乗り越える事ができたら、素晴らし夢の世界、本物の社会が待っています。
我々には、大きな希望がありますといいたいのです。
それが、どんな社会になるかは、いつかまた書きます。
では、これで。・・・・・・・・・・・
1994年10月1日