縁の花

                       (本物を目指して心と心のネットワーク)

                                   第112号           

   縁を活かす

 

                                     ◆「柳生家の家訓」◆

 柳生家の家訓があります。

 紫陽花が大好きな言葉で、皆さんの中には知っている人も多いと思います。

 だってこの言葉自体有名ですし、この頃紫陽花は縁の花の趣旨説明の中で、柳生家の家訓を紹介しているので、新しく読者になって頂いた方は読んでいると思うのです。

 でもまだ皆さんの中には、知らない人は多いと思うので、ここで改めて紹介します。   その家訓とは「小才は縁に逢って縁にきづかず、中才は縁に逢って縁を活かさず、大才は袖触れ合う他生の縁もこれを活かす」という言葉ですが、紫陽花はこの家訓を大切にしています。 

 というのもこの家訓の意味は、「小才(頭を余り使っていない人)はどんなに素晴らしい縁=チャンスに巡り合っても、それと気づかないし、中才(頭の使い方が並である人)はたとえ、そうしたチャンスに気がついたとしても、それを十分に活かすことができない。しかし大才(頭を十二分に使っている人)は、どんなに小さなチャンスでも、それを見逃さずに、最大に活かしていくことができる」というものです。

 戦国時代、不思議な縁を活かして、最後には徳川家の剣術しなん役として活躍した、柳生  や  りもこの家訓を大切にして乱世を生き抜いた訳です。

 だから紫陽花もこの家訓を大切にした生き方を理想にしていました。

 どんな小さな縁も天から頂いたプレゼントとして、MGから始まって、河内先生や素質学、小林先生などの縁を持ってきました。

 そのおかげでここまでこれたと思います。

 紫陽花は結構柳生家の家訓通りに縁を活かしていると思っていたのです。

 しかし紫陽花は、この頃自分は、縁を活かしている生き方をしているのかと疑問を感じています。 

 自分は。まったく縁を活かしていないのではないかと考えるようになったのです。

 何故なら縁を持つだけなら誰でも持っていると思います。

 家族や親戚などの生れてから決っている縁もありますし、友人や近所や会社の人との縁もあります。

 誰でも縁が多い、少ないは別として、縁は持っています。

 縁がなかったら人は生きていけないのです。

 だけどその縁をどれだけ活かしているかといわれたらどうでしょう。

 皆さんは答えられますか。

 紫陽花は正直いって、自分はどれだけ人との縁を活かしているかといわれたら、淋しい気がします。

 まだまだ天から与えられた縁を十分に活かしきれていないと思うのです。

 でもそれでも紫陽花はおかげさまで、普通の人よりは素晴らしい縁を持っていると思います。 読者も150人以上はいますし、それが全国にいます。

 しかもこのメンバーの中には本当に素晴らしい人が何人もいます。

 いろんな世界で活躍している有力な人が何人もいるのです。

 紫陽花はそれは皆さんも理解してくれていると思いますし、これも縁の花というものを今までずっと書いてきたからだと思っています。

 ただそんな縁も今のままでは、意味や価値があまりないと思うので、今回は縁を活かすということをテーマにして皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

 

                                           「縁とは何か」

 さてえんを活かすということですが、まずそれを考える前に肝心なえんとは一体何か。

 と聞かれたら皆さんは一体どう答えますか。

 紫陽花はそれこそ皆さん一人一人考え方があると思いますし、知っているえんという漢字を書きなさいといわれたら何個かは出てくると思います。

 お金の円から始まって園、延、援、演、炎、遠、塩、煙、怨、宴、燕など、ちょっと辞書で調べてみるだけで本当にたくさんあります。

 でも縁とは何かと聞かれたら、今までの紫陽花は大切な財産だと答えていたと思います。

 形としては目にはみえませんが、ここに素質学のいう人志向なら信用や人脈、城志向の人ならお金、大物志向の人なら資格や権限が全部入っているからです。

 その三志向のもっとも大切にしているものになるのです。    

 だってどういった人と縁を持っているかで、その人は信用できるか、人脈があるか分かりますし、お金がなくても縁ある人にあれば何かをする時に出して貰える可能性もあります。

 それに縁ある人に何かの資格や素晴らしい権限があれば、それを自分を利用することはできます。

 まさしく縁とは目にみえない財産だと思っていたのです。

 また紫陽花はそう思っているから縁を活かすということは、本音としてはやっぱりこの縁をいつかは形のあるお金などの財産にすることだと思っていました。         

 なぜなら紫陽花は皆さんと将来は何か大きなことをやりたかったし、お金になるようなビジネスの縁を紹介したいと願っていました。

 それで縁ある人とこの大変な時代を生き抜いて、共に幸せになりたかったのです。     いえ今でも紫陽花はそう思っています。  

 そしてだから紫陽花は縁をどんどん増やしていきたいと思っていましたし、一端できた縁は減らしたくありませんでした。 

 財産は増やすものであって、減って喜ぶ人はいないと思っていたのです。

 ですがこの縁というものは増やしていくのには、本当に時間やお金がかかります。

 電話代だけでも馬鹿になりませんし、年賀状なども出さないといけません。

 まるっきりほっておいて、何年後に必要だからといって、縁を持つというものではないと思うのです。

 だから紫陽花の場合は縁の花があります。

 必要最低限のコストと時間で、できるだけ多くの人との縁を持つ、縁の花はその為に書いていますし、紫陽花にとっては縁の花とは縁という財産を有効に持つ戦術、手段だったんです。

 紫陽花は今までこのやり方で結構縁という財産を活かしていると信じていたのです。

 

                                    ◆「木内先生の話」

 しかしそんな紫陽花もこの頃縁というものの考え方が変わってきました。

 縁とは財産ではなく、あの世で約束したことだと考えるようになったのです。

 それが実は地球村の渋谷日加璃さんの縁で知り合った木内鶴彦さんの存在です。

 この木内先生はもうすぐ地球にぶつかるかもしれないという彗星を発見した世界的に有名な彗星探検家ですが、臨死体験もしています。

 アネモネの8月号には、そんな木内先生の体験が載っていましたが、貴重な体験をした人なんです。

 しかも臨死体験をしている間に木内先生は面白い実験をしています。

 肉体から放れて霊になっている間に、父親の身体や赤ちゃんの身体に入ってひょういしようとしたり、行きたいと思う場所に瞬時に行けるかどうか試しています。

 そんな木内先生の体験は今度縁があったら縁の花で詳しく書きたいと思いますが、いろんなことをやっているのです。

 ですがその中で紫陽花がなるほどと考えさせられたのは、過去や未来をいっていることです。 これは皆さんも臨死体験をすることになった時には忘れずに覚えておいたらいいですが、霊になったら、過去や未来にも簡単にいけるそうです。

 十年後に行くと思えば、過去や未来の自分の姿がみえるのです。

 紫陽花は大変面白い情報だと思いますし、注目したいのは過去だけじゃなく、この未来が当たっているということです

 なぜなら木内先生は、生き返った後、みてきた未来通りに生きているからです。

 臨死体験をした時には自分はなぜ多くの人の前で講演していたのか分からなかった木内先生も、彗星を発見し、それが地球にぶつかるかもしれないからということで、講演をすることになり、今や臨死体験のことを話す講演活動をするようになっています。

 それらがすべて決っていたことになるのです。

 紫陽花はそれを聞いて改めて縁の不思議さについて考えてしまいました。

 彗星を発見することから、将来この会場で講演することまで決っているものかと考えてしまったのです。

 と同時にだとしたらこの紫陽花ももし十年前に臨死体験を経験したとしたら、今の自分の姿をみていたと思います。

 きっと縁の花を書く前ですから不思議な気がしていたと思うのです。

 そしてそう考えると縁とはすでに決ったもの。

 あの世で紫陽花を含めた生まれてくる多くの霊がかならず縁を持ちましょうと硬く約束して、精密な計画をたてているものになります。

 この世に起こることはすべて偶然はないといいますが、一体どんな人とどの時期に会い、どうお付き合いしていくかすべて決っていることになるのです。

 だから縁とはあの世からの魂の約束なんです。

 紫陽花はそれが分かったのです。

 と同時にそう考えると、紫陽花はたくさんの人と約束をしていることになります。

 だってこの頃紫陽花は怖いぐらい縁がつながります。

 新しく縁ができた人でも、以前紫陽花が知っている人や物と何かの縁があります。

 まったく何かの縁がない人なんかいないのです。

 すべての縁がどんどん綱がっているのです。

 ですから紫陽花は縁を活かすということは、縁を財産として考えて増やしたり、お金儲けや自分の都合のいい何かに利用するのではなく、あの世で決められたその人との約束を果たしていくことだと考えることにしました。

 その約束が何なのかは人それぞれ違うので分かりませんが、約束したことは果たしていきたい。

 それが縁を活かすことになると思うのです。

 だって将来どのくらいお金を持つかとか、どんな人間になるかも全部決っているのですから、縁を形のある財産にしようと無理をしても仕方ありません。

 それよりも紫陽花自身が多くの人と計画した人生を変な欲を出さずに、自然に計画通りに生きた方が正解だと思うのです。

 

                                   ◆「縁の活かし方」◆

 ではそんな縁をどうやって活かしていくかですが、紫陽花なりに考えているポイントは3つあります。

 その第1が縁は自ら決して作らずにできるだけ自然に任せるということです。

 というのも何かの目的があると、人はついつい無理に縁を作ろうとします。

 自分の持っている人脈を使って、何かに誘ってお金などにもうけようとしたり、誘いたいセミナーに無理矢理に誘おうとします。

 これは紫陽花は気を付けないといけないことですが、どうしてもやってしまうのです。

 でもそれをやってしまうと縁はどんどん減っていってしまいます。

 縁が増える所か、減ってしまうのです。

 だから紫陽花は縁を決して無理に作ろうとしないように注意しています。

 それがあの世からの約束なのか、そうでないのか考えて行動しているのです。

 またその為に紫陽花は縁に関しては待ちの姿勢を勧めます。

 縁というものは自然に任せていたら、かならずできていくものです。

 自分から無理に作ろうとすれば、どうしても自分の欲やエゴなどが出てしまって、それが天の意志かどうかは分からないので、相手が縁を作ってくれるのを待っているのです。

 そうすればその縁は天が与えてくれた縁になります。

 その中でこの縁は間違いない、この縁は違うと慎重に判断したらいいのです。

 これが紫陽花のやり方ですし、縁の花で発信して興味のある人にだけ縁を持ってくれたらいいのです。

 また紫陽花が次に縁を活かすことで気をつけていることは、縁の今までの流れがどうなっているかということです。

 何故ならものごとは何をするにしても、いろんな人の縁の経過があって発展しますし、この縁の花にしても、ガイアヒーリングや地球村、河内先生にしても、かならず縁の流れはあります。

 1年前ならこの人、2年前ならこの人の活躍で縁は発展したというものがあり、紫陽花はどんなものと縁を持つにしてもまず縁の流れを知ることにしています。

 そうすればそれが本物なのか、そうでないのかよく分かりますし、早くそれ自体を理解していくことにもなります。

 これが紫陽花が二つ目に気をつけていることなんです。

 そして紫陽花が3つ目に大事にしていることは、その縁の流れを組織やトップ、紹介者の人が大切にしているかということです。

 というのも成功しそうになると人は、今まで貢献した人でも平気で切ってしまいます。

 どんどん新しい縁が誕生するので、どうしてもおごってしまうのです。

 だけどそれをしてしまうと縁の流れが切れてしまいますし、信用もなくしてしまいます。 回りの人はそんなところをみているのです。

 だから紫陽花は絶対にそんな人間にはなりたくありませんし、皆さんにも気をつけて欲しいと思います。

 是非縁をいつまでも活かす人でいて欲しいのです。

 共に今後も頑張りましょう。

 では皆さん今後も合縁で・・・・・

                   平成10年8月23日


        縁の花 トップページに戻る

        縁の花村 トップページに戻る