縁の花
(本物を目指して心のネットワーク)
第13号
心のネットワーク
縁の花の副題に心のネットワークというものがあります。
(大きな縁の花の題名の下に、本物を目指して心のネットワークと書いています)
これは最終的に、縁の花がどうなるかという未来像です。
縁の花は将来こういったものに、皆さんと一緒に育てるつもりです。
しかしこの中で、ネットワークと書いていますが、この意味は、皆さんの中には分からない人もいるかもしれませんのでいいますと、これは簡単にいえば、パソコン通信のようなものです。
企業でいえばLAN、家庭でいえばパソコン通信です。
近い将来この日本は、すべての家庭に電話があるように、端末と呼ばれるコンピューターが置かれるようになります。
実は、我々、MGの目的を一言でいうと、各家庭で、今のスーパーコンピューターというものを利用できる社会を早く創るという事ですが、その前にまず、今の電話線を通していろんなやりとりが端末でできる時代が、やってくるといわれているのです。
これは専門家ならはっきり断言する事です。
また実際に、今、現在そんな社会に日本はなろうとしていますし、アメリカはもっと進んでいます。
パソコンも日本とは比較にならないぐらい600万台ぐらい普及していますし、インターネットと呼ぶ、世界を結ぶものもあります。
この日本でも、皆さんの家庭すべてにパソコンがある社会に、2、3年後になっても少しもおかしくないのです。
しかも、その時には、皆さんの生活も変わります。
例えば、この縁の花でいえば、郵便で送る必要がなくなります。
紫陽花は、この縁の花を百人、千人と増やしていくつもりですが、郵便だったら切手代だけで大変です。
コーピーを取るのも馬鹿になりません。
でもパソコン通信のようなものだったら、そんなにお金はかかりません。
電話代、十円でいけますし、コーピーをとらなくても、一度にすべての人の所におくれます。
大変便利です。
紫陽花は、そんな社会を想定して、副題にネットワークとしているのです
が、そんな社会になれば、少し困った事もおきます。
例えば、縁の花でいえば皆さんに、直接目で見て貰う事ができないのです。
送って来ているから仕方がない、読むかと思う人も、読んで貰えないようになります。 というのも、今、各家庭にある郵便箱がなくなって、その変わり端末の中に、電子メール箱があらわれます。
我々が創る高度情報社会でないと本格的な新聞は無理かもしれませんが、手紙なら全部その中に入ります。
すべての国民が手紙を書くのではなく、パソコンを打つ時代になるのです。
ですから縁の花も皆さんが、端末から引き出してくれないかぎり出てくる事はありません。
今よりもっと皆さんの意志が優先されるのです。
読みたくない人は電子メールから出さなかったらいいのです。
しかもそんな情報社会になると、縁の花のライバルになるものがどんどんあらわれます。 電話代だけですみますので、今送ってくるダイレクートメールのようなチラシや趣味の会のようなものが続出します。
1月に100個、200個送られて来ていても不思議ではないと思います。
でも結局その中で残れるものは本物だけです。
いくらコンピューターが発達しても、やりとりをするのは人間です。
人と人とのふれあいがなかったら、心と心が結ばれていなかったら、よほど関心のあるもの以外は読む気はしないと思います。
スポーツ情報、スキー情報なんかは別ですが、縁の花といったものは、ただ出すだけでは駄目です。
少なくても、目を閉じたら紫陽花の顔が浮かぶぐらい。
あいつが書くから読むぐらいはしないといけないか。
そう思えるものでないと駄目なんです。
が、紫陽花には残念ながら、それを今、皆さんと持っているかといわれたら、正直いって自信はありません。
縁の花を出す多くの人とは、心と心で結ばれているとは思っていないからです。
でもこれから皆さんと共に努力はしていくつもりです。
きっと長い時間があればできると思っています。
その時に始めて本物の組織になれるのです。
と同時に、紫陽花は、今、皆さんとはありませんが、MGのクルー、仲間とならあるという事も知って欲しいと思います。
心と心が結ばれるという事は簡単に書きますと、日本全国どこでも、お金がほとんどなくても困らないという事です。
2、3日なら生きていけるという事です。
今の紫陽花には、それができます。
北海道から沖縄まで全国に仲間がいます。
電話を書いた手帳さえあれば、困ったら電話をする事ができます。
仲間のクルーなら泊めてくれるだろうし、真剣に助けてくれます。
紫陽花は、やる意志はありませんが、無一文で日本列島を横断できます。
MGクルーの結び付きは、それぐらい凄いのです。
ただしMGのクルーといっても、誰にでもできるはずがありません。
その中で、紫陽花と出会うといった面識のある人、縁のあった人です。
一緒に酒を飲んだり、泊まった経験がある人です。
そういったものが、MGに3年以上もやっていると自然にどんどんできるのです。
今だったら全国にいます。
これが紫陽花が今の所、MGで貰った唯一の財産です。
お金はありませんが、目に見えなくても、素晴らしい仲間を頂いています。
そしてそれがMGが苦しかった時に、紫陽花も苦しかった時に支えてくれました。
一時MGがもっているのは、セミナーか終わった後の飲み会があるからではないかと思ったぐらいMGのクルーと飲む酒は最高に美味しいです。
野球やスポーツの話なんか全然ありません。
今の日本をどうするんだとか。今の日本の経済情報。
米国や欧州の動きや、国際情勢。
船井幸雄やサイババ、宇宙エネルギーの話。
経済情報や本物情報でも、紫陽花より凄い人がごろごろしています。
そういった人達と、将来の事。
MGや日本情報科学が成功したら、何をしようか。
福祉の学校を何人かで創ろう。
社員が成長できる会社を創ろう。
なんていう夢を語るのが本当に美味しいのです。
仲間と行く店は、3千円の店でも、1万円ぐらいの価値があります。
今、紫陽花はこれを皆さんに求めています。
どうしても皆さんと、そんな関係になりたいのです。
いえ、紫陽花がMGに入る前からずっと求めていたものなんです。
しかし残念ながら一人もそんな人はいませんでした。
MGクルー以外の人で、こういった話を真剣に、紫陽花と記憶した人もいないはずです。
が、それがMGを知ってからは、会社では一人もできないのに、MGのクルーとなら不思議とすぐにできます。
主婦で新聞を読んだ事がないという人でも、セミナーを何回か聞いている内に、日経新聞を読むようになっているのですから、正直びっくりします。
紫陽花がMGは絶対に成功しますよと、皆さんに断言するのも、実は数字の根拠だけでなく、こんな要素も大きいのです。
単純かもしれませんが、こんな凄い人が集まっている集団が、教育できる組織が失敗するなんて思えないのです。
だから、皆さんとも、MGのような心の囲い込みができている組織に、縁の花のグループにしたいと思います。
近い将来、紫陽花に天から金銭の余裕が頂けたら、月に1度は、本物の飲み会をしたいと思っているのです。
しかしそれには、紫陽花を含めて、皆さん、一人一人が成長しないといけません。
もちろん年配で、紫陽花よりも素晴らしい人もこの縁の花を読んで頂いていますが、真剣にこれからの将来の事を話した事もありませんし、今、多くの人と会っても、話す話題もなく、ただ酒を飲むだけで終わると思うからです。
皆が本物にならないといけないのです。
心と心の結び付きを早く創りたいのです。
そしてその為にも、我々MGが来年やる事にも是非注目して欲しいと思います。
というのも、もうすぐ紫陽花達は長年の夢だった心のネットワーク作りに入っています。
心の方は先程から説明したようにありますので、問題はネットワークでしたが、今年の12月までに、クルーを中心に全国の家庭に3千台ほど配りました。
これがどんなに凄い事かは、皆さんに分からないかもしれませんが、たとえば、紫陽花達、 MGの問題点の1つ、クルー間の連絡の問題を解決できます。
ボランティアー組織というのは、どこでもそうですが、メンバー全員に会議などで決った内容を正確に知らせる事で苦心しています。
会社のように毎日顔を合せる訳ではありませんので、どうしても欠席しているメンバーに報告する事ができません。
議事録を郵送したとしても、なかなかそれでは理解できないのです。
特に、これがMGのような全国組織になると大変です。
福岡や遠くは北海道から大阪に会議に参加する為に出席する人もいます。
当然、今の所は、旅費などは実費のケースが大半です。
何万円というお金が、今、役を持っているクルーは、使わないといけないのです。
でも紫陽花達の家庭に、端末を配る事ができたら、その問題はある程度解決できます。
MGネットというものを出して、本部からの連絡、MGニュースを全員が見る事ができたり、会議を双方向で自宅でする事もできます。
北海道と福岡のクルーが自宅にいながら端末を使って会議ができるのです。
交通費はかからず、我々全員の意志統一が今までよりはるかに簡単にできます。
MGのクルーのパワーがもの凄く飛躍するのです。
どうです、なかなか凄いでしょう。
この利点は他にもありますが、まず今、現在、日本の家庭に、これだけの端末を配れるボランティアー組織はありません。
会社でも難しと思います。
それをどうやって配れたのかは、今はいえませんが、MGの仲間に心の綱がりがあるから成功したのです。
紫陽花の家にも、紫陽花の仲間の家にも、送りました資料、ROBOー1という端末が置いているのです。
だからよかったら、皆さんも見に来て下さい。
きっとびっくりすると思います。
ボランティアー組織に参加している人なら、紫陽花達の端末は参考になるだろうし、そうでない人でも、紫陽花のいう心のネックワークというものがきっと分かって貰えると思うからです。
では、これで。・・・・・
1994年12月3日