縁の花

     (全国の人達と魂で結ばれる智閥の花)

           第213号

             

              「名前の改名について」

 2005年(平成17年)9月9日、菊の節句、重陽の節句の日、紫陽花という名前から、菊に正式に変更しました。

 それには、菊なりに、大きな理由があります。

 いいかげんな気持ちで、簡単に名前を変えたのではないのです。

 というのも直接のきっかけは、8月20日の満月の日に、恩師の「なんでんかんでん村」の原先生が、福岡から大阪に来るという事で、同じくカボチャ村の小松良行さんや、夢プラ空の星羅姫など、6名ぐらいで、居酒屋であった時に、原先生から、改名のアドバイスを貰った事ですが、その前に伏線のご縁はありました。

 それは、菊の周りにいるご縁の人が、改名を決断した事です。

 それが、縁の花の支援サイトとしてご支縁させて頂いている「いのちの風」の石黒良彦さんが、大圓という名前に変更したり、菊の前世のお母さんが、亜衣さんから、里冴さんに改名したりした事です。

 どちらも活発に活動している人ですが、アドバイスを貰って、新しい名前も見て貰って改名しています。

その効果が、どうなのかは、本人でないと、本当の所は分からないと想いますが、菊から見ている限りはうまくいっている感じです。

特に、大圓さんは、活動している「いのちを考える会」が、朝日新聞に取り上げられたり、関西テレビで、朝の番組のニュースで放送されたりしていますし、今もミクシィなどでも大暴れしていて、エネルギーが一杯です。

改名効果が大きくあったみたいです。

菊は、そんな大圓さんが、少し羨ましく、改名するのもいいかなと何となく想っていたのです。

しかし、菊自身は、正直言えば、自分の名前を変えたいとは想っていませんでした。

というのも紫陽花(アジサイ)という名前は、21世紀になってから、不思議なご縁の中で、菊が天から頂いた名前だと想っていましたし、アジサイの花について、知れば知るほど、菊は、その名前が好きになりました。

何故なら、アジサイの花は、日本が原産国で、江戸時代の頃、ヨーロッパに渡って、世界に広がった花ですし、花言葉も、「冷淡・移り気・不精・辛抱強い愛情・元気な女性」というものがありますが、菊は、この中で、「辛抱強い愛情」や「元気」というものが、気に入りました。

花言葉は、花の特徴からを観察した上で、つくられているそうで、冷淡というのは、梅雨の時期に咲くから、移り気というのは、アジサイが七色に変化する花からイメージされたみたいで、「辛抱強い愛情」「元気な女性」というのも、雨ばかり咲く時期に、堂々と咲いている所から、特に男性は「辛抱強い愛情」女性は「元気な女性」という事になったみたいですが、菊は、「辛抱強い愛情」という言葉が気に入りました。

菊の人生そのもののような気がしたのです。

また、花びらが散らない花であるアジサイは、戦後まで人気がなかったという意外な一面をある事を知ったことや、それが戦後、時代が変わって、大衆に受け入れられた事も、菊は嬉しかったですし、全国にアジサイ寺があるように、鎮魂な役割がある花でもあることも、菊の使命にふさわしい気がしました。

このアジサイの花については、縁の花 第169号 (紫陽花)で詳しく書きましたが、菊性格そのもののような気がしていました。

アジサイの花が、酸性の土壌では、青い色、アルカリの土壌では、赤・ピンク色になる、リトマス紙になるという不思議な特徴を持っている事も、男性でもない、女性でもない、中性を目指そうとした菊には、不思議な気がしました。

他にも、シーボルト博士が、自分の愛人、お滝さんの名前を、アジサイの花のあるものにつけたという有名なエピソードや、梅雨、雨に似合う花なんか、アジサイの花以外しかありません。

カタツムリとアジサイのコンビもすばらしいです。

そんなこんなで、菊は、今でも、世界中で一番、アジサイの花が大好きなのです。

たぶん、それはこれからも変わらないと想います。

だけど、菊は、それでもキクに改名する事を決断しました。

その一番の原因は、菊自身は、「無限の無限の幸せ」ですが、周りのご縁のある人達を、幸せにする力はない事は痛感しているからです。

というのも、この歳になっても、お金さんに関しては、ある会社で働いていますが、正社員ではないので、生活にするのがやっとです。

とてもパートナーの女性と縁が持てても、男として幸せにするとはいえませんし、両親にも心配ばかりさせています。

菊自身は、日頃、つつがなく生きているだけで、「無限の無限の幸せ」ですが、周りの人を、幸せにしているとは言えないのです。

しかも、日本の運命も、2005年9・11の衆議院選挙や、フォトン・ベルトの影響で、ますます騒がしくなってきました。

人様の心配をする立場ではありませんが、日本の将来を考えたら、とても心配です。

これから日本や世界は、急激に悪くなっているのに対して、菊は何もできません。

今まで通り、縁の花を書いたり、縁の花のHPを書いたりしているだけでは、菊自身、正直満足できません。

もっともっとせめて努力はしたいのです。

そう心の中で想っていたのです。

だから、そんな菊にとっては、久しぶりに原先生と集った時に、話した内容は、ものすごく良かったです。

原先生は、皆さんもご存知の、オーリングテストを使いながら、エネルギーの話をしてくれました。

柱などのものを見る時でも、楯と横を見るのではどちらの方が、エネルギーが強いか、都会にいるとイメージするのと、田舎にいるとイメージしているのでは、どちらがエネルギー強いか、そんな話題になりました。

原先生は、それをある人に、オーリングテストをしながら話していました。

菊は、そんな話を聞いて楽しんでいたのです。

しかし、そんな原先生の話は、やがて、花にも、エネルギーのある花、エネルギーの低い花があるという話になって、菊を驚かせました。

菊は、花はすべて、エネルギーは高いと想っていました。

花によって、エネルギーの高い花、低い花があるとは、夢にも想わなかったのです。

しかも、その中で、アジサイの花は、一般の多くの人にとってはものすごくエネルギーがある花だとは言えないという事も分かりました。

何故なら菊自身が、オーリングテストをしても、アジサイの花は、他のどの花と比べても負けません。

決して、オーリングしている親指と人差し指が離れる事はありません。

菊にとっては、アジサイは、最高の花なのです。

だけど、菊以外の人が、アジサイの花でイメージするものは、暗い梅雨に咲くという事もあって、ひまわりのような元気な花には勝てないのです。。

夏に輝いているヒマワリや、桜、コスモス、たんぽぽなどの方が、エネルギーがあるみたいなのです。

それで、早い話、改名したらというアドバイスを、原先生にして頂いたという訳なのです。

また、菊は、それは真剣に考えさせて頂きました。

というのも、原先生のいうように、紫陽花という名前だけでも、エネルギーがあるのなら、やはり、皆さんにも、名前見るだけで、無意識にでも高いエネルギーを貰って欲しいですし、何よりも、菊自身、皆さんから高いエネルギーを貰いたいです。

名前を読んで貰えるだけで、波動を通して、今以上に、「頑張っているね」とか「すごいなあ」「今度の号よかったよ」というすごいエネルギーを貰えると想ったのです。

しかも、「ミクシィ」を初めてから、名前の力は、ものすごく大きく成っています。

写真も掲載していますし、菊とか紫陽花の名前で、多くの人がご縁を持ってくれます。

菊の直感が、改名したらいいと自然に導いてくれた気がしたのです。

 

        ∞「紫陽花から菊」∞

名前を、紫陽花から、何に変更かは、すぐに決まりました。

縁の花という情報誌を書いている菊は、花の名前以外をつける気はありません。

いろんな花自身や花の妖精が、菊を応援してくれると信じているからです。

それで最初は、ひまわり、たんぽぽ、桜などが、候補に上がりましたが、迷わずに、菊にしました。

桜は、大好きですが、さくら銀行ではないけど、散りますし、ヒマワリは、太陽をイメージできていいですが、菊は、したいと想いませんでした。

というよりも、大好きな紫陽花の名前を変更する花は、キクしか考えられない。

キク以外の花なら、変えるつもりはない。

それが菊の気持ちだったのです。

何故なら、21世紀になってから、菊が紫陽花と名前を付けたのは、ある人から、縁の花は、紫陽花のという助言を頂いた事が最初でした。

アジサイの中でも、西洋アジサイは、一つの額の花が4つ並ぶ事で、一つの花になって、それが集まる事で、最終的には大きな一つの花、アジサイの花になるのですが、それがある意味では、ネットワークなので、アジサイの花は、その人曰くネットワークの花だそうです。

菊は、その事に感動して、大きくネットワークが広がる事を願って、紫陽花と名乗るようになったのですが、この事は、菊には分かっていても、普通の人には分かりません。

殆どの人は、アジサイの花は、「あづ(集)さい」が変化したもの、集まるという意味があるなんて知らないと想います。

紫陽花の名前の由来を聞かれた原先生に、説明した時に、ネットワークの花だからいけない、智閥の花にしないかと助言頂きましたが、 それでも普通の人には、智閥て、何と言って分からないと想います。(智閥の花に関しては、縁の花の副題で、魂が成長する心と心の智閥の花に変更します)

紫陽花という大切な名前の由来が分かって頂いていない事に気がついたのです。

だけど、菊なら違います。

一般の人は別としても、縁の花を通して、菊とご縁を持って頂いた人なら、キクという名前を見るだけで、菊の気持ちは分かってくれると想います。

『「天皇の真実」や、天皇家、日本が大好きな菊さんは、「天皇家」や「日本」を尊重して、護りたいから、 菊という名前にしたのだな。』

 菊さんらしいなあと想って貰えると確信しているのです。

 皆さんのエネルギーもたくさん貰えると信じているのです。

 だってこの名前と目的が、多くの人に、一致して分かって頂ける事、とても大きいと想います。

 菊には、「キク」と言う名前以外、考えられなかったのです。            

また、菊は、どうですかと聞いたら、原先生も、「菊は、天皇家の紋章などでいいよ。最高に強い花だよ」と祝福して頂いたので、変更するなら菊という事でその場で決まりました。

菊自身が、キクの名前に変更を、本気で決断したのは、帰った後、少し時間が必要でしたが、菊の名前に、変更したのは、そういったきっかけからなのです。

しかも、菊の名前の変更は、ミクシィの友達にも、好評です。

いろんなアドバイスを頂きました。

名前の変更を、秋の花なので、9月1日から変更しようとしたら、マイミクのaikankyoさんから99日は重陽の節句で別名菊の節句でなので、その日に改名したらいいとか、白菊が一番格の高い花ですよとアドバイス頂きましたし、chikoさんからは、花言葉の情報頂きました。

他にも、タオさんからは、「キクは、勝り草(まさりぐさ)という別名もあります。草花の中でも一番勝っているといわれていますし、9月9日重陽も陽の最高の数が重なった日 そして 重陽の日の前の晩には菊に着せ綿をして 集まった露で身を清める習慣があったと聞いているので 奇跡の水もその意味かもしれませんね」とか、オルスさんには、「天皇家の菊花紋、十六花弁は世界を八つに区切り統治した時代をも指し示し、八にそれぞれの陰陽があり十六になりますのでこの現行三次元世界の全てを顕しているとも聞いた事があります」と言って頂いています。

その上に、9月9日に、実際に改名した、ミクシィの日記、「菊に脱皮しました」では、20人の人が、祝福の書き込み、メッセージ書いてくれたのです。

ですから、菊自身は、キクに改名して良かったです。

中には、キクは葬式に使う花とか、菊は、女性をイメージさせるので、改名しない方がいいと心配してくれる、本当にありがたい人もいますが、菊としては、この名前に変更する事は決まっていた事、運命の気がするのです。

それに、ミクシィに載せている、黄色の「大輪のキク」の花、菊は、とても気に入っています。

ものすごく力強さを感じます。

大圓さんからも、「菊のご紋も金色で大きく一花です。ひまわりにように明るく大きな男性的で、日本を背負って立つ菊さんにはらしいです」お褒めの言葉頂きました。

菊に変えて良かったと想うのです。

 そして、菊は、キクの花を、紫陽花の時と同じように、インターネットや図書館まで行って調べてみて、ますますキクという花の事が気に入りました。

 予想通り、キクの花は、日本の国花だけあって、いろんな歴史もありますし、面白いエピソードもあります。

 菊は、キクの花も心から大好きになれそうです。

 是非、そんなキクの花を、皆さんにも紹介したいと想います。

 皆さんも、一度、自分の好きな花、詳しく調べてみる事をお勧めします。

 

           ∞「キクの花とアジサイの花」∞

 菊が、まず、キクの花で、気に入っているのは、キクの言霊です。

 アジサイには、菊の考えでは、味わう、集まる、愛賛歌するという意味があると想っていますが、残念ながら、どれも直接的な意味はありません。

 しかし、キクには、すばらしい言霊があります。

 そんなキクの言葉には、辞書で調べる限り、聞く、効く、聴く、利く、訊く、紀久、訊く、貴久、紀久、企救、喜久、麹という意味がありますが、この中でも、はっきりとした意味があるのは、聞、効、聴、利の4つの漢字です。

 特にその中でも、原先生によると、菊には、人の話をよく聞くという課題があるので、キクという名前が言いそうですが、菊もそう想います。

 菊という名前にしてから、人の話を良く聞くと意識する気になったのです。

 しかもキクには、他にも、効く(薬や宣伝などの効き目がある)や、利く(目鼻や頭がよくはたらく)という意味がありますし、聴く(人の意見・要求などを了承し、受け入れる)という意味もあります。

 この中では、特に利くがいいです。

効果が合って、利益を得られるとも考えられます。

菊としては、利くも大事にしたいと想います。

また紫陽花には、漢字としては、飛鳥時代に、聖徳太子が定めた冠位十二階でも、もっとも最上位の、大徳の冠の色が紫で、それを太陽で、光を放つ、花という意味がありますが、菊にも、すばらしい意味があります。

それは、キクという言葉は、中国の漢字を、音読みした言葉ですが、中国の菊の漢字には、散らばった米を1カ所に集めるという意味があって、菊の花弁を米に見立てそうですが、菊が大切にしているネットワークに通じているのです。

その上に、漢名の菊には、究極、最終という意味があるそうです。

中国では、一年の一番終わりに咲く事から、そんな意味ができたそうですが、菊は、すばらしいと想います。

そうか、菊は、究極、最終兵器なのかと満足しているのです。

でも、キクの花には、他にもすばらしい特徴があります。

古代中国では、潔な美しさを君子にたとえた、植物の名品四種があって、「蘭、梅、竹、菊」の花を、四君子と呼んだそうですが、菊はその中に入っています。

水墨画の画材にもよく使われていて、中国でも、菊は、高潔で君子の趣があるいう事で重んじられているのです。

また、そんなキクで、菊が本当に驚かせられたのは、キクの花言葉ですが、これは本当に凄いです。

こんなにあるのかと驚いてしまいました。

というのも、アジサイには、「冷淡・移り気・不精・辛抱強い愛情・元気な女性」という花言葉はありますが、キクは、そんなものではありません。

ざっと紹介しますと、キク自身には、「思慮深い、わたしを信じて下さい、わたしは愛する、女性的な愛情、清浄、高潔、破れた恋、真の愛、深い愛」という花言葉がありますし、色だけでみても、(黄菊)には、「やぶれた恋・高潔」(紫紅菊)には、「愛」、(白菊)「真実」、(薄紫菊)には、「直感・霊感」(紅白菊)には、インスピレーション、(赤菊)「愛・愛しています・真の愛」という意味があるのです。

 しかも、キクの種類で見ても、小菊には「真実・元気」、麦藁菊には「真実・永遠」、蛇の目菊には、「いつも愉快」、スプレー菊には、「私はあなたを愛する」、東雲菊には、「困難に耐える」というものがあって、とても全部は調べられません。

 さすがは、国花であるキクの花、すごいと、菊は、ただただ感心してしまったのです。

 それだけ別名「あつもの」と呼ばれる大輪の菊の花や、嵯峨菊、伊勢菊、肥後菊、美濃菊、料理菊などの各地で育てられた菊の名前だけでも分かるように、古来から日本人が、手塩にかけて育て、キクの花を心から愛しているのだあと納得したのです。

 しかも、キク科植物は双子葉植物では、最進化・分化していて、日本や中国だけでなく、世界に広く分布していて、約九五0属二万種もあって、タンポポ、ヨモギ、アザミなども、含まれているそうです。

 兄弟と言っていいのです。

 その上に世界的で見れば、ガーベラ、ダリア、ガザリア、クリサンセアムという花がそうで、クリサンアサムは、ギリシャ語で黄金色の花という意味があるそうです。

 これにも、菊は気にいりました。

 世界に分布している事は、すばらしい事だと想うのです。

 そしてそんなキクは、中国では、不老長寿の花と言われていた事でも分かるように、強くて、なかなか枯れないという事も、大きな特徴ですが、キクもこの事も気に入りました。

 日本では、なかなか枯れないキクは、死者に手向ける仏花として、お墓や葬式に使われますが、御霊とのご縁を大切にする菊には、かえってとても縁起がいいです。

 アジサイの花も、アジサイ寺で分かるように、鎮魂の花ですが、キクは、それ以上です。

 菊には、ふさわしいと想うのです。

また、キクの花は、菊人形展や菊の祭典などで、秋から冬になると、多くの人が見に行きます。

梅雨になったら、アジサイの花に会える事を楽しみにしている菊には、秋から、冬にかけても、新しい楽しみが増えて、得な気がします。

本当に、名前、菊にしてよかったと想うのです。

キクの花、「ありがとうございます」です。

 

 

               ∞「天皇家と菊」∞

 最後に、忘れてはいけないのが、「天皇家と菊」のご縁です。

 通説では、キクの花は、中国から来た花という事になっています。

 実は、これに関しては、菊も驚いた情報があるのですが、それは後で、紹介するとして、天皇家と菊のご縁で言いますと、キクは、日本在来のものではなく、中国渡来の植物で、一説では、日本で一番大きな古墳で有名な仁徳天皇の頃に渡ったという説もあるそうですが、これは、まだはっきりとは分かっていません。

でも、奈良時代から、平安時代までに渡った事は間違いないと考えられています。

 また、そんなキクは、最初は、長寿の薬として、中国から、天皇の元に渡ったそうです。

 しかも、中国では、奇数は縁起のよい陽の数とされ、一番大きな陽の数である九が重なる99日を、「重陽」として節句のひとつとして、菊の花を入れた、菊酒を飲んで、長寿の祈願をしたそうです。

それが、日本の皇室に伝わって、途切れる時期はあっても、平安時代には宮中行事としては天皇以下が紫宸殿に集まり、詩を詠んだり菊花酒を飲んだりしてけがれを祓い長寿を願ったりしましたし、菊の被綿(きせわた)といって、重陽の節句の前夜にまだつぼみの菊の花に綿をかぶせて菊の香りと夜露をしみこませたもので、宮中の女官たちが身体を撫でたりもしたといいます。

枕草子や紫式部日記の中でもその風習をうかがうことができるそうです。

平安時代には、直接、天皇自ら、臣下に、お酒を注いだとも言われているのです。

その上に、江戸時代には武家の祝日に、その後明治時代までは庶民のあいだでもさまざまな行事が行われていいます。

残念ながら、明治になってから、そういった習慣はなくなったそうですが、天皇家では、是非、復活させて欲しいと想います。

何故なら、日本の9・11の衆議院選挙と、米国の9・11のアメリカ中枢同時多発事件で、日米両大国の運命は大きく悪い方向に進みましたが、その二日前に、宮中の行事を復活させて、天皇家だけでなく、日本の長寿や平和を、日本を代表する天皇様に祝って欲しいからです。

おそらくこれから、良い事にしろ、悪い事にしろ、ずっとついてまわる9・11という数字を吹き飛ばす意味でも、菊は、日本の為に、是非、そうして欲しいと想うのです。

また、そんなキクですが、最初は、薬でも、すぐに、東洋で最も古くからある鑑賞植物らしく、改良を重ねられ、多くの品種ができました。

だから毎年、秋になると、鑑賞会があって、キクは、多くの人が展示したものの中で、どれが一番すばらしいか、審査されますし、キク人形展などもあります。

キクの花は、多くの日本人に愛されて、もうなくてはならないものになっています。

たぶん、本家の中国でも、こんなに、情熱を持っては、育てられないと想うのです。

しかも、キクには、食用もあって、食べられるそうです。

最初は、京都辺りで食用が始まったとされていますが、東北が主産地となり、今では地方食的な食べ物として、食べられています。

特に、「もってのほか」という品種は、名前の由来が、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」と言うところがなっているそうですが、花自体も美しいそうですし、黄色の「阿坊宮」といった品種もあります。

これには、菊も、ビックリです。

今、キクの花は、生産で、日本一だそうですが、納得してしまったのです。

そしてそんなキクの花が、どうして、天皇家と特別な縁、キクの家紋、菊花紋になったという事ですが、それは鎌倉時代の初期、承久の乱で有名な後鳥羽上皇が最初らしいです。

この後鳥羽上皇(上皇(じょうこう)とは皇賜る位を後継者に譲った天皇)とは、鎌倉の幕府に反乱をおこしたものの、有名な、源頼朝の妻、政子が武士たちを集めた演説で、力を得た執権北条義時によって、わずか、2ヶ月で、破れて、隠岐島に追放された上皇です。

そんな鳥羽上皇が、特に菊を愛し、衣服や調度品、懐紙、車、刀剣等にまで、もともとあった菊紋を使用したそうです。

 それで、その後の天皇も菊紋を使用したことによって、今まで菊紋を使用していた者も、遠慮するようになり、菊紋が皇室の紋として定着したようです。

 要するに、もともと、天皇家の家紋は、古来、「日月」だったのですが、これが縁で、二つを使うようになり、いつの間にか、日月紋よりも、菊花紋が有名になったという訳です。

 またそれで、大正十五年の皇室儀制令で、皇室の紋章として法制化されて、天皇、皇后、皇太子様などは、十六葉八重表菊形、宮家などは、十四葉一重裏形を使う事が、正式に決められたのです。

 しかも、この菊花紋は、皇室だけでなく、天皇家に貢献した、家臣や一族にも下賜されています。

 有名なものは、後醍醐天皇に尽くした楠木正成の「菊水紋」があります。

 建武の新政に対しての功から、菊紋を下賜されたが、畏れ多いとして、半分は水に流して、菊水紋を用いるようになったのです。

 でもこの菊紋は、1595年に豊臣秀吉が、自分以外のすべての家臣は、菊を使ってはいけないと命じた事で、使われなくなった事もあったみたいですが、江戸時代には、宮邸から民間にまで、広がったそうです。

 公家だけでなく、徳川大名では、毛利、木下、伊達、牧野、京極、宗の諸氏が用い、足利将軍家の一族では、喜連川、吉良、最上、さらに里見、荒川、篠原、松下、夏目などの旗本諸家も、菊紋を使っています。

 日本の中でも、最も高貴な家紋と言ったらいいと想うのです。

 その上に、明治天皇自らが考案した、「抱き菊の葉に菊」紋を明治維新の功臣である西郷隆盛に菊家紋を賜ったそうです。

 西郷隆盛は、恐愕して退下し、家人を集め、そのいわくを話して、「この紋は、一代のもの」と戒め、子孫の家には伝わっていないそうです。

 そんないろんなエピソードがあるのです。

 また、今でも、菊の紋章、一六花弁紋は、警視庁や、国会議員の議員バッジ、日本国のパスポートの表紙にも使われていますし、菊の名前も、日本で有名な清酒「菊正宗」や、毎年、秋、京都で行われる競馬、「菊花賞」にも使われています。

 今も、広く、日本に浸透しているのです。

 しかし、キクに関しては、今まで、菊が書いていた通説を覆すも驚くべき情報があります。

 菊自体、昔買った本、「超図解」竹内文書Uに書いているので、ビックリしたのですが、日本の古来の事を書いている竹内文書によると、天皇が使っている菊の紋章は、菊の形に似せた太陽を示している日紋だそうです。

 要するに、太陽の十六光条の日章紋が、十六日章菊形紋に変化したというのです。

 それを古来の天皇が、自ら、日本の天皇の紋と定め、さらに天日大神より、天皇の紋を、日の神と思って大切にするように神託があったそうです。

 しかもキクの花が、十六と限定しているのも、ちゃんと理由があって、十六は、超古代世界においては、万国を表す数で、これは上古二代の天皇が、地球を十六方位に分割して治めた故事に由来しているそうです。

 つまり、菊花の中心である丸は、太陽そのものを表し、周りの十六の花びらは、太陽から出る光が万国をあまねく照らしている状態を表現しているというのです。

 その上に、日章菊形紋は、日本だけでなく、世界中にあるそうです。

 少し紹介すると、世界の七不思議と言われているギザの大ピラミットにも含まれているそうですし、バビロンのイシュタル門にもあります。

 新バビロニアのネブカドネザル二世が、BC604年から562年に建てた、首都バビロンに建造した城壁型の門にあるのです。

 でもそれだけでなく、ローマ公園のフラワーポストや、スペインのアルハンブラ宮殿の広場の飾り窓や、あの聖都エルサレムの嘆きの壁にもあるそうです。

 他にも、マヤやベニン(アフリカ西部)にもあるので、世界中にあることになります。

 竹内文書では、古来、天皇の万国巡幸の際に、各国が歓迎の為に、菊花紋を用いたというのです。

 これには、菊にも、心底驚いたのです。

 何故なら、菊の紋章は、中国などからではなく、日本から世界に広がった事になるからです。

 また、その菊の紋章、日章菊形紋には、ユダヤのダビデの星としても有名な六芒星(ろくぼうせい)と同じような、すごい力があるみたいです。

 詳しい事は、まだまだ分かりませんが、16という数字にも、大きな秘密があるみたいなのです。

 本当にすごい事になってきたなあと、菊自身、感心しているのです。

 ですから、菊は、新しく菊という名前に、変更して良かった想います。

 菊という名前、キクの花には、ものすごいエネルギーがある事、心から確信できたからです。

 本当によかったと想います。

 では皆さん、縁の花 第213号「菊」読んで頂いて「ありがとうございます」

 

 追伸、新しい名前、菊ですが、次回から、「菊と紫陽花」に変更します。

 理由は、菊は、今回書いたようにすばらしいですが、紫陽花も、いろいろ書いたようにすばらしいからです。

 良く考えたら、「菊と紫陽花」でも構わないと想います。

 新しい菊だけでなく、従来の「紫陽花」にも、お力を頂けると想うのです。

 神様から、そんなヒントを頂きました。

 キクの花とアジサイの花がハーモニー、調和してパワーアップしたのです。

 本当に「ありがとうございます」です。

 また、菊の家では、9月9日の重陽の節句、復活させます。

何故なら、日本の9・11の衆議院選挙と、米国の9・11のアメリカ中枢同時多発事件で、日米両大国の運命は大きく悪い方向に進みましたが、その二日前に、菊だけでなく、日本の長寿や平和を、菊一人でも菊の家で、しみじみと祝いたいと想うからです。

ですが、これも本当に不思議です。

何故なら、これも、9月11日の衆議院選挙の前に、突然名前が変わって事や、9月1日ではなく、9月9日に、紫陽花から菊に、正式に変更するように自然の流れでならなかったら、こうならなかったからです。

そこから考えても、菊には、とても大きな意味があるのです。

ですからおそらくずっとついてまわる9・11という数字を吹き飛ばす意味でも、大いに楽しみたいと想います。

よかったら、皆さんも参加して下さい。

大いに飲みましょう。

       縁の花 第213号 「菊」 表紙

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