縁の花
(本物を目指して心のネットワーク)
第22号
阪神大震災で思うこと
兵庫県南部地震で5千人もの人があっという間に亡くなってから、もう3週間が経過しようとしていますが、この地震に付いては、皆さんもいろんな考えがあると思います。
近畿圏に住んでいて実際に体験した人もいれば、親戚や友人が神戸に住んでいる方もいると思います。
また、地震は経験しませんでしたが、テレビの映像を見たり、ボランティアで活躍している、日本の若者を見て、「日本も捨てたものではないな」
なんて、変に関心を持ったりする人もいるかもしれません。
いえ、実際に紫陽花の知っているSAFF(泉州エアフロント)の何人かは、現地に行ってボランティアー活動をされてきましたが、マスコミの報道以上に、被害は大きいそうです。 紫陽花は、そんな話を聞いたり、映像を見ているだけで、まだ何もしていませんので、偉そうな事をいう資格はありませんが、たくさんの人が今、苦しんでいるという事だけは分かります。
その気持ちだけはいつまでも無くしたくないなあと思います。
と同時に、この大地震に付いて語れといったら、誰もが、10分や20分は語る事ができると思います。
たぶん、皆さんも、文章にしても、1ぺージや2ページなら書けると思います。
そういう意味では、この大地震は、日本人全員が共有しているのです。
しかし、その感じ方は、皆さん、それぞれに違うと思います。
今回の縁の花では、この地震で、紫陽花や、MGクルーの仲間が感じた事。
そして次回の準備第23号では紫陽花が本物と呼ぶ、何人かの先生に教わった事を、皆さんに報告したいと思います。
というのも、実は、紫陽花は、何人かのMGクルーと講師になる勉強をしています。
この縁の花のような事を書くだけでなく、話したいと思っているのです。
しかし講師になるのは大変です。
プロにはなかなかなれるものではありません。
1カ月に1度、MGの原先生の指導のもと、全国の仲間と30分間、話しをして、お互いに批評しているのですが、正直いってうまくはいきません。
でもきっと講師としても、何とかやれるようになって、皆さんにも聞いて貰おうと思うので楽しみにして下さい。
そしてそんな紫陽花達にとって、1月の練習のテーマは、阪神大震災でした。
この阪神大震災で感じた事を最初の10分間にいって、その後、MGの話に結び付けるといったものなんですが、何しろテーマが事前に分かっていないから大変です。
でも、15、16名の仲間は、立派に話をしましたし、中には面白い意見もあります。
あの地震を経験したあるクルーは、その時、攻撃が始まったなと思ったそうです。
その攻撃とは、実は北朝鮮の日本に対する核攻撃なんですが、そういった話題で人を引き付けてから話をした講師もいましたが、なかなか面白かったですし、実は、紫陽花の知っている本物情報によると、日本は去年、本当にミサイルが飛んで来る可能性が高かったといいます。
そういった事を聞いているから、そんな勘違いをしたのだと思いますが、そんな感じで 15、16名のMG講師がいいたい事をいっていました。
が、そんなMG講師の考えを要約しますと、まず、身内である兵庫省圏の600人の仲間の心配が出ました。
MGでは、仲間、紫陽花達クルーはすべて身内だよと教育されています。
この仲間は、実は、天が助けてくれたというか、さすがMGクルーというか、すべて無事だったのですが、本当に心配した事を話していました。
連絡が取れずに、気が気ではなかった事。
中には、名刺を引っ張り出して、兵庫県に住んでいるクルーに電話した人もいます。
その人は、若手で紫陽花よりもずっと活躍しているクルーですが、近い将来、クルーだけでなく、神戸市民全員をMGの身内にして救わないといけないといっていましたが、その目は結構本気でした。
たぶん、全部は無理ですが、いいところまではいくと思います。
それぐらい紫陽花達は身内意識はあります。
縁の花でいえば、MGで知り合った1つの縁を本当に大切にしているのです。
だから、今度の地震にかぎらず、飛行機事故などのようにたくさんの人が死ぬと、気が気ではありません。
何しろ、MGクルーのいない県なんかありません。
MGに入るまでは、こんな気持ちはなかったのですが、仲間がその中にいるのではないかとついついテレビのニュースに目が入ります。
紫陽花を含めたMG講師は、そういった身内の話をした訳です。
そして次ぎに、各MG講師が話したのは、もし紫陽花達の理想とする高度情報社会に、日本がなっていたら、果たして今度の地震はどうなっていたかという事です。
地震が起こる事は防げるはずはありませんが、果たして阪神大震災と呼べるものになっただろうかという話です。
というのも、新聞によれば、光ファイバー網は、電話線のようにずたずたにはなっていません。
十分耐えられました。
ましてや資料1を見て頂いたら分かるように、今度神戸市や兵庫県が引こうとしている地中の中に埋め込むコヒーレント(光ファイバー)なら被害は、断層に沿った地域以外はそんなにないと思います。
ですからいくらその後、問い合わせの電話があっても、250億ピットという今の電話線の何千倍という容量のあるコヒーレントなら大丈夫です。
リアルタイムで家族の状況を、全国の人が知る事はできます。
たとえ、家が壊れて、紫陽花達のROBO1(パソコン・端末)やROBO2、3が壊れたり、使う事ができなくても、今、この家庭のROBOは利用できないぐらい酷いという事は分かります。
被害状況が全然分からないという事はありえず、すぐに政府にも大変な事がおきている事は理解できます。
ROBOを使って、神戸市民がビデオを取った映像さえ、すぐに送る事さえ可能です。
その時には、多くのMG講師や紫陽花の意見も同じですが、今回のように政府の対策が送れるという事はありえないと思います。
何しろ、高度情報社会になれば、多くの専門家がテレビ会議を使って議論する事も可能です。
今、いわれているあの時、空中からヘリコプターで水などをまくべきだったという問題を含めて、いろんな事が、専門家、自衛隊、政府、ボランティア組織がリアルタイムで討議できます。
きっと素晴らしい考えを、即座に実施できます。
紫陽花達MG講師は、そういった事を事前に教わった訳でもないのに、たいてい同じような話をした訳なんです。
が、中には凄いMG講師もいます。
プロと呼べるぐらい上手で、紫陽花が志士だと認める40歳代の新潟のクルーですが、ある新聞記事を取り出して面白い考えを披露しました。
紫陽花達のROBOに地震センサーのようなものを取り付けて、その地域の何台かが1度に大きな揺れを感じた時には、その県内やその周辺の県のROBOの所までその情報がいくようにします。
そうすれば、光は地震波よりもはるかに早いので、震源地からの地震が神戸に上陸した時点で多くの神戸市民が夜中でもROBOが発するサイレンで大きな地震が来る事が、来る前に分かります。
たとえ、それが震源地から近い神戸市で、20秒ぐらいしか早くなくても、少なくても心の準備はできます。
もしかしたら、それで大震災が防げたかもしれないなんていっていましたが、今後の紫陽花達の課題です。
その為には、紫陽花達がROBOを通して普及させていこうと思っている、考えるコンピューター、推論できる第5世代コンピューターが必要になってきますよというのが、その講師の意見でしたが、その通りだと思います。
とっさにどの地域まで流すか。
この地震の震度は7か6かという事をすばやく判断しないといけないのですから、ROBOに指示を流す大型コンピューターは、第5世代でないといけません。
いえ、第5世代なら、地震の予知がひょっとしたらできるかもしれないと紫陽花は思います。 新潟の講師は、そこまではいいませんでしたが、紫陽花は専門家ではないので、何もいえませんが、ROBOにセンサーがあれば、大地震が起こる前の前兆の地震もすべて専門家や第5世代コンピューターに情報が伝わります。
また動物などは事前に予知するといわれていますが、そんな家庭内の情報も、全部集められます。
それでコンピューターが危ないと判断できないか。
第5世代では無理でも、第6、第7ではできないかと、その講師の話を、うまいなあと関心しながら紫陽花はそう思いました。
ようするに紫陽花達MG講師は、こういった高度情報社会になれば、大地震に対してもこんな事ができる、あんな事ができると話をした訳なんです。
そしてそんなMG講師の多くが最後にいった事は、この神戸をどうするかという事です。 紫陽花達の予想通りというか、資料1の記事にあるように、もう兵庫県や神戸市は、高度情報社会に向けて走りました。
もう家庭に電話線が行く事はない、各家庭にまで光ファイバーが引かれると書いていますが、これは高度情報社会に、神戸や兵庫県をするという宣言だととって間違いありません。
しかも、これが2010年までと書いていますが、これは賭けてもいいですが、そんな事はありえません。
もっと、もっと早くします。
なぜ2010年と発表しているのかは、対米配慮など、皆さんが知らない裏があります。 それはいつかお知らせしますが、実は、これは大変な記事です。
それは理解して下さい。
しかも、これは日本人としても関心を持たないといけません。
というのも、神戸市が日本で最初の高度情報社会になれば、神戸はもの凄く発達します。 もの凄いチャンスです。
が、これは他の地域にとっては、取り返しのつかないぐらい遅れるという事です。
だから神戸が駄目なんてとんでもない話です。
反対に紫陽花なら神戸に住めるなら、今からでも住みたいぐらいです。
それは理解した方がいいです。
そして紫陽花達は、それを神戸だけではなく、日本全土に広げようと思っています。
これが紫陽花達の活動です。
実は、MGの活動とは、簡単にいえばセミナーでの教育事業、ROBOなどによる端末事業、福祉や環境によるNGO活動を通して、各家庭に光ファイバー、コヒーレントが引かれるようにするという事なのですが、それを2010年とはいわず、1998年、2000年には実現させようとする草の市民の集まりなんです。
だから紫陽花達は、この地震でかえって燃えています。
MG講師の話も、今、兵庫県の人は大変だけど、その人達を救う為にも、行政に声を出して、少しでも早く、光ファイバーを各家庭に引かせないといけないというのが大半でした。
だから紫陽花達は、これだけの多くの仲間の意志が統一しているので、きっと成功させるので、皆さんも見ていて下さいという事で、紫陽花達MGの阪神大震災で思った事は終わりたいと思います。
では、これで。・・・・・・・
1995年2月11日