縁の花
(本物を目指して心のネットワーク)
第24号
SIS (戦略情報システム)
日本情報科学というできてまだまだほやほやの会社が、この日本にあります。
紫陽花達MGクルーの会社です。
全国のMGクルーが5万円から50万円の株を買って、資本金1億6千万円にした会社です。
後は、どこの企業の資金もまったく入っていません。
正直出したいという大企業があっても、丁寧に断わって、紫陽花達、MGクルー、全国の草の根市民が創った真の意味でのテモクラシー企業です。
そして今からこの日本情報科学は、日本や世界の人をあっと驚かせるようになります。
2、3年後には、日本では知らない人がいないぐらい有名になると信じています。
が、この紫陽花のいっている事を、皆さんはまったく信じていないと思います。
できて間もない企業に何ができるんだ。
何もできる訳ないし、たとえやったとしても、それが成功するとなると大企業が出て来て、美味しい所は全部取られてしまうのがおちだ。
賭てもいいけど、絶対に岩谷がいうような日本一の企業にならない。
大方の皆さんの意見は、こんなもんだと思います。
でも紫陽花からいわせたら、皆さんは全然分かっていません。
なぜなら日本情報科学は、日本で誕生する一番最初の真の意味でのSIS企業だからです。
アメリカでは泣く子も黙るというSIS企業なんです。
しかしこういっても皆さんには、よく分からないと思います。
SISという言葉さえ知らない人が多いと思うからです。
というのも、SIS、日本名で戦略情報システムというものは、この日本ではほとんど知られていません。
昔、NECのコマーシャルで田原敏彦が、社長、これからはSISですよといっていましたが、一般のほとんどの人には記憶はないと思います。
ましてやその真の意味を理解している人は、経営者でもなかなかいません。
いたなら紫陽花達のやろうとしている事がとてつもない事だという事が分かるからです。
だから紫陽花は、その事で、皆さんにあれやこれやという事はありません。
実際紫陽花でも、SISの話をMGから聞かなかったら、たぶんMGには入っていないと思います。
SISを理解しているから、人、物、金がなくても、構想さえあれば何でもできる。
日本情報科学は、かならず成功すると多くのクルー、同志と共に断言できるのです。
だから紫陽花は、皆さんにSISの話を今からします。
SISは、紫陽花達MGにとっては、もっとも根幹をなす大切なものです。
本当はMISで直接MGのトップ、シニアから聞いて欲しいのですが、そうもいってられないので、書く事にします。
普段シニアがいう事の何パーセントぐらい正確に書く事ができるか分かりませんが、とにかくやってみます。
皆さんも、大変重要な話ですので、是非聞いて下さい。
特に、今何らかの会社を経営している人にとっては、もの凄く参考になると思います。 というのも、SISとは1つの企業がコンピューターを道具としてとらえ、それを戦略として利用しないと大変な事になりますよという話です。
とてもじゃないけど、これから先はSISを理解しないと企業として生き残れませんという事です。
紫陽花は、それをまず、皆さんに分かって貰おうと思います。
では、今から話します。
今からもう20年ぐらい前になると思いますが、アメリカでとてつもない頭脳を持った一人の矛盾するようですが挫折者がいました。
彼の名前は、ロバートクランドール、アメリカのトランスワールドという航空会社のコンピューター主任をやっていた男です。
が、彼は、そこをなぜかやめてしまいました。
コンピューターというのは残酷です。
特にそのコンピューターのソフトをくむ仕事というものは残酷で、10年ぐらいしかもたないといわれています。
といって、これは何も残業のやりすぎで身体をおかしくするとか、あまりにも早い技術の進歩に頭がついていかないとか、そういった意味ではありません。
皆さんも、コンピューターに精しいのなら分かると思いますが、コンピューターのソフトをくむという仕事は、知識をつめこむと駄目だといわれています。
今まで覚えていた知識が邪魔をして、どうしても新しい事が覚えられないのです。
それでどんな優秀な人でも、いえ優秀であればあるほど使いものにならなくなってしまうのです。
ですからこの仕事に年齢は関係ありません。
小学校や中学校の学生でも、50歳代で始めてコンピューターを見る人でも構いません。 そういった人ほど、ソフトをくむ仕事にはいい。
10年ぐらい働く事ができますが、その後は今度は必要なくなるのです。
ロバート・クランドールも例外ではありません。
早い話、首になったのです。
が、ここで、クランドールが、そうですかとあっさりこの現実を受け入れたなら、この物語は終わってしまいます。
たぶん、MGも生れなかったでしょう。
もっとガンバッテ頂かないと困ります。
本物流でいえば、今の自分に必要だったんだと、その現実を受け入れて頂かないといけないのですが、クランドールはやはり根性があります。
自分は、どうして首になったのかと考えたんです。
そしてある事に気が付きました。
コンピューターといっても、しょせんは道具ではないかと思ったのです。
ここが、紫陽花とクランドールのような、全米でも何人もいないといわれる頭脳の持主と違う所です。
それに気が付く人は、その当時一人もいませんでしたし、今の日本にもなかなかいないと思います。
ましてや、そのコンピューターという道具を、企業の戦略に利用しようとするなんていう発想は、頭で分かっていても、実施するとなると大変です。
それを我らのロバート・クランドールは、(ガンバレ)それをたった一人で、20年ぐらい前にやろうとしました。
コンビューターもしょせん道具だと気が付いたクランドールは、自分を首にしたトランスワールドに敵を打つ為か、ライバル会社の一つであるアメリカンエアラインに、なぜか目を、つけるとある構想を持って入社したのです。
そして、ここで、一人でこつこつ、こつこつ、何かを調査しています。
そんなうすきみの悪い人間だったのか、どうかは知りませんが、5年ちかく続けていたのです。
しかし、天は、そんな男の努力を見ています。
まわりの社員には分からなくても、天は、この人間が将来、アメリカの航空会社だけではなく、アメリカ全土やフランスなどのECや日本、世界を動かす男になる事は分かっていたのです。
いえ、もしかしたら、あれだけ頭のいい人ですから、その当時、すでに自分は世界を動かす大変な事をしているという認識はあったと思います。
さすがのクランドールも、日本にMGというとんでもないものが誕生するという事までは分からなかったと思いますが、自分はこれから、凄い事をするんだという認識を持ちながらある構想を練っていたのです。
そして、そんなクランドールの構想が、世に出る時期が来ました。
1980年頃だといわれています。
その当時のアメリカの航空会社の事情は、日本とは違います。
日本ならJAL、ANA、JASの3社しかありませんが、アメリカには、何と123社もありました。
しかもパンナムとかコンチネンタルというような大会社もあります。
この中でアメリカンエアラインは中より下だといわれていましたが、とにかく競争が日本よりも激しかったのです。
こんな中で、クランドールは、自分の首をかけて、ある事を始めて提案します。
代理店に自社の端末を無料で置いて欲しいというのです。
が、これは簡単に採用される事ではありません。
というのも、その頃のアメリカの航空会社は、自分の会社内に端末を置いている時期でした。
お客さんから、「明日のニューヨーク…ロサンゼルス便はありますか」
というような問い合わせに即座に答える為です。
その時端末をすばやく叩いて、「3便あります。でも11時10分の便は満席です。4時と7時54分の便は、まだ少し座席が残っています」
というような返事を敏速にする為です。
アメリカの航空会社は、自社にどれだけ端末を置くかを競争していたのです。
が代理店には、どこの航空会社も置こうとはしませんでした。
それも当然です。
端末を置くのには、膨大な費用がかかります。
しかもそんな費用をかけてももうけはあまりありません。
代理店には利益の何パーセントかを渡さないといけないのですからそんなに積極的にはなれません。
特にアメリカでは、航空会社は7割で、代理店は3割と、お客さんも直接航空会社に注文をしますので、代理店に力を入れる航空会社はなかったのです。
ですから、最初、アメリカンエアラインも、クランドールの案に興味を覚えませんでした。
それでも実施したのは、今まで何もしなかったクランドールが必死でいうのと、最初は20、30社でいいといったからです。
こうして歴史の歯車は回り始めたのです。
さあ、そうするとどうなるでしょう。
面白い現象がうまれました。
弱かった代理店に力がつき始めたのです。
それも当然です。
今まで代理店が、航空会社に勝てなかったのは、サービスが悪かったからです。
何しろ、お客さんが、代理店に直接来ても、電話で問いあわせても、代理店のする事は決っています。
シカゴ…ボストン便をお客が求めているのなら、それを航空会社に電話で問い合わせるのです。
「三日後のシカゴ…ボストン便はありますか」と聞く訳です。
でもそれさえ航空会社の電話が混雑していたらかからない事があります。
またやっとつながったとしても、その便が満席だったら、代理店は、お客さんに、電話か直接報告しないといけません。
「その便は満席です。その前後の便はどうですか」
「じゃ、前の便をお願いします」
「分かりました。しばらくお待ち下さい」
こんな感じで、又お客さんを待てせます。
これではお客さんがつくはずがありません。
航空会社ならすぐに答えが分かるのに、代理店だと30分ぐらい待たされます。
何よりお客さん自身が、この事をよく知っているので代理店を利用しなかったのです。
でも、この問題は、代理店も端末を置いたら解決します。
アメリカンエアラインが代理店に端末を置く事によって、少なくても、アメリカンエアラインの状況は分かります。
すぐに答えられるのです。
そうすれば、面白い事が起こりました。
ロバート・クランドールは無料配付するに当たった、代理店に何の条件も付けていないのに、アメリカンエアラインの売り上げがあがり始めたのです。
だって考えて下さい。
代理店の従業員にしたら、アメリカンエアラインは大変便利です。
他の航空会社は、電話で聞かないといけないのに、アメリカンエアラインは、端末を叩いたら即座に分かります。
そうなると従業員は便利なものを利用したくなります。
お客さんが、パンナムやコンチネンタルを指定しても、最初に端末を叩いて、アメリカンエアラインに空席があると、パンナムは分かりませんが、アメリカンエアラインなら空席がありますといって販売する始末です。
電話をして聞くのがめんどくさくなったのです。
さあ、こうなるだろうと思っていたクランドールの読みは当たりました。
アメリカンエアラインも、クランドールのいう事に納得して、どんどん代理店に端末を無料で配り始めたのです。
さあ、慌てたのは他の航空会社です。
力を付けた代理店が、アメリカンエアラインのチケットを売ります。
我々も端末を置きたいと言い出すのです。
しかし代理店に端末を置くのは問題があります。
何しろ、アメリカには123社もの航空会社があります。
この123社全部の端末を置くのは不可能です。
航空会社の代理店というのは、日本もアメリカも同じですが、狭いスペースを有効に使っています。
123社もの端末を置く場所なんかまったくありません。
いくら航空会社が、代理店に端末を置いてあげようといっても、もうどの代理店もあまり関心をもたなくなったのです。
邪魔になるからいらないという所さえ出る始末です。
ですから考えられる方法は、今、あるアメリカンエアラインの端末に、自社のコンピューターを直接つなげるしかありません。
しかし、それでも問題はあります。アメリカンエアラインの端末と他の航空会社のコンピューターの言語は違います。
これをちゃんとするのには、翻訳機というものが必要ですが、これが物凄い値段がします。
代理店、一社の為に、買う事なんて不可能です。
ここにいったって他の航空会社は、真剣に悩んでしまいます。
パンナムといった大会社さえ、どうしたらいいのか分からないのです。
そして悩んだ末に他の122社が考えた結論は、アメリカンエアラインに頭を下げる事です。
アメリカンエアラインのコンピューターは「セーバー」といいますが、ここにつながらせて欲しい。
その上で、アメリカンエアラインの端末を利用させて欲しいというのです。
こうすれば、翻訳機は一つでたります。
こんなむしのいいことを、122社は恐る恐るいったのです。
しかし、ロバート・クランドールは、この提案をいいですよと受け入れます。
いえ、こうなる事は、最初の段階でもう読んでいたのです。
しかし、他の122社は、そんな事は知りません。
よかったとほっとしていたんです。
でも、少しすると、自分達は大変な事をしてしまったという事に、他の航空会社も気が付くようになります。
今まで直接航空会社に来ていたお客さんが激減したのです。
というのも当り前です、
航空会社では1社だけの状況しか分かりませんが、代理店なら123社全部の状況が分かります。
はっきりいって代理店の方が遥かに便利です。
1年もしない内に、航空会社が7で代理店が3の比率が、今度は航空会社が3で代理店が7に変ってしまったのです。
ああ、時代は変ってしまったと嘆く事になったのです。
しかし嘆くだけではすまない事が、その水面化で秘かに行なわれていました。
ある時、122社の中の1社であるユナイテッドという航空会社が不思議な事に気が付きました。
同じサンフランシスコとニューヨークを飛んでいるのに、アメリカンエアラインはいつも満席なのに、我社は空席ばかりだ
これがおかしいという事で調査したのです。
そして恐ろしい事に気が付きました。
最初は、値段が違うのかと思っていたのですが、そうではなく、バイアスをかけられていたという事を知ったのです。
このバイアスとは日本語でいえば、偏りという事になりますが、たぶん皆さんには、何の事かよく分からないと思います。
ようするに、アメリカンエアラインは、自社のコンピューターにある命令を出していたのです。
「セーバーをよく聞きなさい。サンフランシスコ…ニューヨーク便の注文が来たらアルファベットのAから順の会社に端末の画面が出るようにしなさい」
こんな命令をしていたのです。
アメリカンエアラインはAAです。
もっとも一番最初です。
ユナイテッドは反対にUです。
これでは勝負になりません。
アメリカンエアラインはアン・フェアーだと怒ってしまったのです。
が、ユナイテッドも馬鹿ではありません。
怒りながらも、アメリカンエアラインの怖るべき戦略に気が付くと、全米1万社ある代理店の中で、まだ端末を置いていない2千社には慌てて自社の端末を無料で配り始めます。 その上で、アメリカンエアラインは汚いと他の121社にいいます。
自社の戦略が軌道になってから、アメリカンエアラインのバイアスの事をいったのです。 さあ、他の航空会社の怒る事、怒る事。
アメリカはアン・フェアーをもの凄く嫌います。
これは独禁法違反だといってスクラムを他の122社と組んで国会議員を動かしたのです。
ここに有名なバイアス禁止法が1982年にできました。
さあ、全米はおろか、世界は大騒ぎでした。
話題にならなかったのは日本ぐらいでしたが、他のクランドールと同じ頭脳を持っている人にとっては、凄い事でした。
コンピューターは道具だという事に気が付いて、アメリカンエアラインと同じ事を考える事になります。
それがいつか機会があれば書きますが、日本に上陸したトイざラスや国としてSISに取り組んでいるフランスなどがある訳です。
ここにSISの怖さがあります。
今や、SIS企業は、アメリカンエアラインだけではありません。
全米では200業種ぐらいあるのです。
これが次々と、おひとよしの日本なんかを狙って、上陸しようとしているのです。
そうなれば、どうなるか、それは、バイアス禁止法ができてからのアメリカンエアラインの戦略を見て、皆さんがかってに判断して下さい。
というのも、実はクランドールには、このバイアス禁止法ができる事さえも分かっていました。
いや、そうなるのを、ずっと待っていたといいます。
クランドールはこれをチャンスだととらえていたのです。
そしてクランドールは、他の122社に、バイアス禁止法ができた時点で、電話します「どうも、済みませんでした。これからは、毎月ごとにA、B、Cで順番を変えるようにしますので、ご了解下さい。ただし、あの端末も、通信回線も、アメリカンエアラインのものです。今までは無料にしていましたが、実際はお金がかかっています。これからは回線使用料として、1ドル75セントだけで結構ですから頂けないでしょうか」
といったのです。
これが、実はクランドールが構想を練った時からずっと狙っていた事だったのです。
でも、他の122社はそんな事に気が付きません。
自分達はバイアス禁止法を作って勝ったと思っています。
アメリカンエアラインにも悪い事をしたという気もあります。
わずか日本円で180円ぐらいならいいだろうという事で納得したのです。
さあ、そうなるとどうなったか。
アメリカンエアラインは、航空会社から情報サービス会社になったのです。
ようするに飛行機を飛ばすよりも、回線料のほうがもうかります。
何しろ、アメリカ人は、日本人と違って、年間に約4億人が飛行機に乗るといわれています。
単純に計算しても、4億人×1ドル75セントですから日本円にすると735億円になります。
これだけの金額がアメリカンエアラインに入ってきます。
しかもこれはほとんど純利益です。
というのも通信回線というのは、いったん引いてしまうと後はあまりコストはかかりません。
飛行機を飛ばすには、整備料や燃料、パイロットやスチュワーデスなどの給料もいりますが、回線は電気代くらいではすみます。
その上122社とも競争する必要もありません。
735億円というものを握った上で、他の会社と競争する事になるのです。
これでは他の会社が勝てる訳ありません。
アメリカンエアラインは順位では123社中、中下にあったものが、一躍トップの地位をしめるようになったのです。
しかもアメリカンエアラインは、その上に次々と新しいバイアスを仕掛けていきます。
クランドールは、そんなバイアスを構想を練っていた時からずっと考えていたのです。
その中で特に有名なものに、−1ドル作戦というものがあります。
セーバーにロサンゼルスとシカゴ便は他のどの航空会社のものよりも、アメリカンエアラインが−1ドルだけ安くなるように命令するのです。
こうすればアメリカンエアラインは、どの航空会社よりも、つねに料金が安くなります。 当然、アメリカンエアラインはいつも満席になる訳です。
その上、これはバイアス禁止法にも引っ掛かりません。
アメリカは消費者の利益をもっとも優先する国です。
消費者が安く利用できるものを駄目だと議員がいったら、選挙に落とされてしまいます。 こういったバイアスを禁止する為に動く議員はなく、アメリカンエアラインの好きほうだいになったのです。
そして航空会社は、次々とつぶれていきます。
何しろアメリカンエアラインは、セーバーに聞けば、他社の利用状況なんかすべて分かります。
他社の情報は、いったんセーバーを通して、自分のコンピューターに入るからです。
他社の売り上げから利益、どの便が強いかすべて分かるのです。
だから弱い会社からどんどんつぶしにかかったり、買収します。
これが、1992年1月、パン・ナムの倒産、1991年12月コンチネンタルの倒産となりました。
パン・ナムは皆さんも聞いた事があると思いますが、世界一の航空会社で、アメリカの象徴だとさえいわれていました。
コンチネンタルでも、世界中にホテルチェーンを持つ大会社でした。
でも残る事はできませんでした。
今、現在残っているのはたった3社だけ。
アメリカンエアラインと慌てて代理店に端末を配ったユナイテッドと独自の方法で最後に代理店以外のいろんな小売店に端末を配ったデルタ・エアライトと呼ばれている会社だけです。
後は、この十二年ぐらいの間に全部なくなりました。
120社はたった一人の男の為につぶれたのです。
もちろんその中には、クランドールが最初にいたトランスワールドもあります。
クランドールは見事に敵を打ったのです。
これがSIS、正式名、ストラテジック(戦略)インフォーメーション(情報)システムといわれているものです。
このSISという名前は、IBMがアメリカンエアラインの戦略を見て、これこそ戦略と呼べるものですといってつけたものですが、クランドールはこれを世界で最初にやった男なんです。
実に尊敬すべき男です。
現在クランドールはアメリカンエアラインの会長をやっていますが、紫陽花達は1度MGに来て貰って講演して貰えないかと心から思っています。
でも感心ばかりしている場合ではありません。
こんな全米のSIS企業が、日本に続々上陸して、アメリカと同じ事を、この日本で実施たら一体日本はどうなりますか。
はっきりいって今の日本ではひとたまりもありません。
その判断は、皆さんにして貰いますが、紫陽花達、MGの予想ではとんでもない事に日本がなると思います。
結論は、皆さんに考えて貰いたいのでいいませんが、本当に日本は深刻な事になっているのです。
でも、そんな泣き言をいっていても仕方ありません。
紫陽花達は、日本を守る為にも動いています。
アメリカがSISでくるなら、紫陽花達も日本番SISで受けてたちます。
この日本ではアメリカのような残酷なやり方は通用しないという事を嫌になるぐらい教えてあげます。
それが、紫陽花達の会社、日本情報科学です。
日本情報科学とは、冒頭に書きましたが、それだけの構想のある会社です。
MGクルーとは、このSISという言葉を真の意味で理解し、勉強し、日本を守る為に秘かに行動しているグループを指すのです。
ですから、お願いですから、紫陽花をもう少し信じて下さい。
そして縁があれば、どうか、皆さんも興味を持ったら、一度是非MISを聞いて下さい。 MISでは、紫陽花のような素人ではなく、専門家がSISの事も話します。
きっと皆さんにとっても勉強になると思います。
しかも無料です。
特に経営者方にはいろいろ経営の参考になると思います。
だから後は皆さんの行動しだいです。
MGと皆さんの縁は、この縁の花を通してあるのだから、それを皆さんがいかしてくれる事を信じて終わりたいと思います。
では、これで。・・・・・・・・
1995年2月12日
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