縁の花
(本物を目指して心のネットワーク)
第25号
泉州地域活性化計画
泉州という紫陽花の愛する地域があります。
紫陽花の生れ育った地域です。
ここは、大阪に住んでいない縁の花の読者の方には分かりずらいかもしれませんが、大阪の南側、和歌山方面の地域を指します。
正式には、今度紫陽花も調べて分かったのですが、堺、高石、泉大津、和泉、岸和田、貝塚、泉佐野、泉南、阪南などの9市と忠岡、熊取、田尻、岬の4町でしめる地域を泉州という訳です。
が、そんな事をいっても大阪以外の人には分からないと思いますので、簡単にいいますとあの関西新空港ができた地域です。
この新空港が泉佐野市の沖にでき、これからどんどん泉州地域は発達していくのですといいたいのですが、実はそうなりそうもありません。
ラピートという難波からの直行便に代表されるように、おいしい所は全部他の所に持っていかれそうな雰囲気なんです。
泉州地域にはただ関西新空港があるだけ、乗客や物流などは大阪市内に流れているのが現状なんです。
しかしこの現状は泉州に住んでいる人間にとっては残念な結果です。
関西新空港は泉州にも雇用や住民の増加など貢献はしてくれているのですが、折角のチャンスなだけにそれを泉州がいかそうとしない事が残念でなりません。
特に紫陽花が縁あって所属している泉州エアフロントフォーラム(SAFF)は、中小企業の社長が中心になって、そんな泉州の現状を、住民と企業と行政が組んで打破しようとしているだけに、何とかしようという気持ちで一杯です。
泉州をもっと発展させたいという願いで活動しているのです。
というのも、泉州という地域は、企業一つとっても、大阪市なんかと比べたら恥ずかしいぐらいありません。
紫陽花の住んでいた泉大津市で有名な企業はオーツタイヤぐらいですが、皆さんはたぶん知らないのではないでしょうか。
そんなに大きくありませんし、不勉強で申し訳ありませんが、紫陽花は自分の出身市でしか名の聞いた企業が聞いた事がないので、他の泉州を代表する企業なんか一つも知りません。 大阪を代表する松下電機やサントリーと比べたら、泉州にある企業なんか全然相手でないのです。
それが紫陽花の愛する泉州の現実なんです。
でもやっぱりそんな泉州を何とかできるのならしたいです。
暮らし自体は何といっても大阪ですし、働く企業は大阪市などの北の方にいくらでもあるので困りませんが、このまま時代が進んでいったら泉州はますます取り残されるのではないか、これがSAFFに参加しているメンバーの気持ちなんです。
どうしたら泉州が活性するだろうか、SAFFに参加しているメンバーはそういった事を考え、ボランティア活動なんかをしているのです。
そして実は紫陽花も今、この泉州を21世紀にはどうしないといけないかという事を考えています。
というのも紫陽花は正直いってSAFFに入るまでは、泉州の事なんか全然考えていませんでした。
紫陽花がずっと考えていたのは、この激動の時代からいかにこの日本の国や愛する家族を守るか。
この事だけでした。
もちろんこの縁の花を読んで頂いている皆さんや友人の事も考えていますが、それよりも自分の身内の方が大切ですし、日本の国を守れば結局皆さんを守る事になると思っていたのです。
だから紫陽花は泉州の事なんか眼中にありませんでした。
日本さえ守ったらすべて守る事ができると思っていたのです。
がそんな紫陽花の考えは、SAFFの趣旨を縁あって会長をしている人から聞いた時に変わりました。
「地元も大切や、地元も愛さないといけないやないか」
会長はそういったのですが、紫陽花はその言葉に考えさせられました。
確かに紫陽花は自分の地元泉州の事なんか意識した事さえありませんでした。
今後は泉州の事も少しは考えないといけないかと何となく納得したのです。
しかも紫陽花がMGで勉強しているこれから日本で起こる情報革命は、真剣に取り組む地域とそうでない地域でもの凄く差が出そうです。
最初は日本全部が情報革命に乗れると思っていたのですが、勉強をしている内にどうやら違うようだ。
紫陽花はそう確信を持つようになりました。
この情報革命に米国に5年遅れるだけで日本は本当に大変な事になるのですが、これが日本の各地域でもいえる。
早く取り組めた地域とそうでない地域では、明治維新の時や戦後の時とは比較にならないぐらい差が開く可能性があります。
将来の事ははっきりいえませんが、紫陽花は泉州が和歌山のように発展しなくなっても不思議でもありません。
今の内に泉州も何とかしないといけないと思ったのです。
だから紫陽花は泉州で一緒に活躍している4人のMGのクルーを誘って、SAFFに入る事になりました。
この紫陽花達の考えをすぐには無理でも勉強会を何回かしてSAFFの人に分かって貰いたい。
そうすれば泉州の為に何かをやろうとしているSAFFが、これから進む方向を決めていくのに何かの役にたつのではないか。
紫陽花はそう思いました。
紫陽花達がMGで教わった事や何人の仲間と勉強している事を、泉州の為にいかしてみよう。 紫陽花達はそんなSAFFのシンクタンクにできたらなりたいと思ったのです。
ですから紫陽花には紫陽花なりの泉州が進まないといけない方向というか、進ませたい方向があります。
それはほとんどMGから教わったものですが、紫陽花なりに考えたものもあります。
それを今から皆さんに披露したいと思います。
是非聞いて下さい。
そしてできたら皆さんの意見も聞かせて下さい。
MGクルーなら紫陽花の意見は基本的に間違っていないか。
SAFFや大阪に住んでいる人ならどう思うか。
都会ではない、地方で住んでいる人なら紫陽花の考えが地域を発展させる参考になるのではないか。
いろんな事を期待しています。
どうかよろしくお願いします。
紫陽花の泉州地域活性化計画
紫陽花が生れ育ったこの泉州をどうするか。
こんな大きな問題を考える場合に気をつけないといけないのは、こういった問題をよりマクロに単純に考えないといけないという事です。
というのも今の世の中は、とにかく円高にしろ日米貿易摩擦にしろ複雑すぎてよく分かりません。
しかもやれ官僚が汚職したというような、重箱の隅をつつくようなミクロの話ばかりです。
今日本の経済は90円をきった円高の為に大問題になっているというのに、国会は別な事を必死で議論しているようでは駄目です。
小さい事しか考えられないのです。
今の政治家や官僚が小粒になったというのも、ここらへんに原因があると思いますし、これでは日本の将来が心配です。
今日本に求められているのは、日本全体を見つめられる人です。
こういった人が本当に頭のよい人だと呼べると思います。
いいかえるなら今の官僚のように小さい事、ミクロの事は考えられても、日本全体の事は考えられない学歴天才では国を滅ぼすのです。
そしてそれを紫陽花に最初に教えてくれたのは実は船井幸雄でした。
船井先生はその著書の中で、第2次世界大戦に連合国が勝ったのはいろんな要因があったといわれているが、渡部昇一さんという物事をマクロに考えられる天才によれば勝敗のすべてはたった一つで決ったといわれていると書いています。
それさえ日本やドイツが理解していたら、連合国にあんな負け方はしなかった。
渡部昇一さんはそういっているらしいのです。
ではその第2次世界大戦のすべての勝敗をさゆうしたものは何かといいますと、それは戦闘機です。
第2次世界大戦は戦闘機が強い方がほとんど勝っています。
ミットウェーのようなよほどのポカをしないかぎり負ける事はありません。
それは日本のゼロ戦を見ていたら分かります。
最初はゼロ戦の圧倒的な強さで負ける事の知らなかった日本軍もゼロ戦を研究され、グラマンというライバル機が登場するにあたって、最後は惨めな結果になりました。
米国には物量で負けたといわれていますが、戦闘機さえ負けなかったら爆弾も本土に落とされたり、太平洋の島に米国が上陸する事もありませんでした。
日本は自国にある国力を戦闘機だけに集中し、戦車や軍艦をいっさい造らなかったらよかったのです。
そんな全体を見る事ができる人物があの当時いたら、米国との闘いも大きく変わっただろう。
これが渡部昇一さんの意見ですが、紫陽花もそんな人物が太平洋戦争の時にいたらよかったのにと思います。
いいかえるなら船井先生のいう通り、いかにどんな複雑な問題もマクロで見つめ単純に考えられる事がどれだけ大切かという事です
それさえできたら他の優秀な戦車があったらとか、レーダーがあったらとかいういろんな問題もあってもおぎなえるのです。
そしてそれは泉州の活性化の問題にもいえます。
泉州に大きな企業があったらとか、優秀な国会議員がいたらとかいう問題ではなく、もっと根本的に考えたらいいと思うのです。
これが紫陽花の基本的な考えです。
紫陽花の泉州活性化計画はできるだけそんな目で見つめた意見なんです。
が、それが何かという前に、皆さんにちょっと泉州の歴史を振り返って貰おうと思います。
泉州がなぜ没落したかという事を知れば、これから紫陽花のいう事が理解して貰えると思うからです。
というのもこの泉州も昔から大阪市なんかと比べて発展が遅れていた訳ではありません。 戦国時代は黄金の都市堺がありましたし、徳川時代は和泉の国は幕府の天領でした。
しかも隣の和歌山は御三家の一つ紀州藩があります。
和泉の国はあの当時の日本では発展していた。
少なくてもただの漁港でしかなかった神戸なんかと比べたら、よほど発展していたと思います。
が、そんな泉州が遅れ出すのは明治維新後です。
はっきりいって日本で始まった産業革命に、地域として乗り遅れたのです。
ではその真の原因はなんだったのかといいますと、それは鉄道です。
泉州に引かれている私鉄は南海ですが、これが阪急や近鉄などの大手の鉄道会社と比べても比較にならないぐらい小さいです。
だから泉州は阪急沿線や近鉄沿線と比べても遅れてしまった。
紫陽花はそう考えているのです。
なぜなら戦前の日本の鉄道会社というものは、今とは違って考えられないぐらい力を持っていたといわれています。
何しろ満州という1国は満鉄という鉄道会社に任されている所がありましたし、大阪では阪急の小林一三が有名です。
宝塚にしろ全部小林一三がやった事です。
鉄道会社が本気になれば、堤康次郎の軽井沢の例を出すまでもなくその地域を発展させています。
残念ながら南海にはそんなやる気も、人物もいなかったのです。
その為企業はつかず、地域は活性化されず、泉州は遅れるようになりました。
南海という会社がいつ誕生したのかは知りませんが、その責任は大きいと思います。
特に泉州よりも和歌山はその為に、大阪から完全に切り放され悲惨な事になっています。 和歌山は今日本でも発展していない有数な県になっていますが、その原因は多くは南海にあったのではないか。
南海という鉄道会社に地域を発展させないといけないという自覚がもっとあればと思うと、紫陽花は残念でならないのです。
しかしそんな泉州にも戦後チャンスがありました。
日本は空襲で大阪市や神戸市も焼け野原になりました。
はっきりいって泉州よりも、工場のある大阪や神戸の方が被害は大きかったはずです。
でもそれも泉州はいかせませんでした。
戦後鉄道に変わる道路でもまた乗り遅れてしまったからです。
特に泉州は情けない事ですが、高速道路一つ取っても今の今までできませんでした。
高速道路が泉州に引かれたのも関西新空港のおかげです。
それまでなかったのです。
これでは戦後の車社会にたいようできる訳ありません。
道路一つとっても泉州の人が第2阪和線というものができるのも遅かったですし、それまではすぐに混雑していました。
はっきりいって不便で、大きな企業が来る訳がありませんでした。
この鉄道や道路というインフラが弱かった為に、泉州は大阪の中でも遅れを取ったのです。
ではそんな泉州ができた新関西空港で、この局面を挽回できるかといったら紫陽花は疑問を感じています。
国際空港も確かにインフラとしての力が大きく、それを理解している一部の泉州の人が次ぎは飛行機の時代だと期待するのも分かりますが紫陽花はそうは思いません。
なぜなら空港には鉄道や道路ほどの力があるとは思えませんし、またあっても冒頭に述べたように、いいところは全部大阪の方に持っていかれているからです。
しかも新関西空港自体ハブー空港として、韓国やシンガポールに勝てる可能性も高いといえません。
今の泉州にとって新関西空港は本当に大切にしないといけないものですが、それだけでは泉州が大阪のように発展するのは無理でないか。
もっと新関西空港をいかすやり方を泉州の市民、企業、行政が組んで考えないといけないとSAFFなんかは真剣に活動していますが、それもあまり期待できないのではないか。 紫陽花は泉州に住んでいる住民としてそんな気がします。
それよりも結論としてもっと大きな別なものに期待した方がいいと考えているのです。 というのも今産業革命の時の蒸気に匹敵すると思えるものが、この世にあらわれているからです。
紫陽花が何度も皆さんにいっている高度情報社会を創る、大容量のコヒーレント通信。
米国ではゴア福大統領がいっているスーパーハイウエーです。
これをゴア福大統領がどういっているかといいますと、資料1を見て貰うと分かりますように車社会に必要な道路に匹敵する社会資本です。
だからスーパーハイウエーといいます。
ハイウエーは高速道路、それがとてつもない巨大なものという意味なんです。
しかもこのゴア福大統領のお父さんは、米国では誰もが知っている全米じゅうに高速道路を引いたという事で有名な議員です。
ゴア福大統領はそんな父親の名誉に負けないように、自分も同じような事をしようとしています。
米国じゅうに高速道路を引いた事が、その後の米国経済や産業を発達させたのと同じように、ゴア福大統領もスーパーハイウエーを全米の各家庭にまで引く事によって、米国の崩れかけた経済を蘇えさせようとしている訳です。
スーパーハイウエーというのは、それぐらいの可能性があります。
第2次世界大戦にいえば戦闘機、80年代でいえば半導体に匹敵するもの。
いえ、もっと凄いものになると思えます。
だから資料の1を見ても分かるように、ドイツなどのECはもとより、アジアでもシンガポール、韓国、台湾、マレーシア、上海、どの国も必死です。
90年代から21世紀の初期にかけてはマルチメディアを制する国が、世界を覇権する事さえ夢ではありません。
今時代の流れ、世界の流れはそうなっているのです。
そして当然日本もその流れの中に加わっています。
日本も必死で今後まますます動きますし、実際動いています。
この近畿圏でいえば関西学研都市といわれているものがそうです。
ここでマルチメディアの実験がされています。
近畿圏でいえば大阪、京都、奈良の境にある学研都市から始まって、資料2にあるようにまず2000年までに大都市圏と都道府県庁所在地、2005年までに人工十万人以上の都市、2010年までに全国にとなっているのです。
がこれは泉州にとっては極めてまずい事です。
はっきりいって人工が十万人の都市は泉州には堺と岸和田しかありません。
下手をしたら泉州地域は2010年まで待たないといけないのです。
これは人工の比率でいえば、60パーセントの人にも入れないのです。
そうなったら泉州はどうなるでしょうか。
コヒーレントというものが日本の各家庭に引かれたら、どうなるかという事ははっきりとは分かっていません。
まだまだ予想する段階なんです。
でも創造するだけでも紫陽花は恐ろしいです。
全国にある学校や病院は2000年に、大都市と一緒にコヒーレントを引くので問題はないとしても企業はどうでしょう。
紫陽花は10年も待てないと思います。
10年も待っていたら、今泉州にある企業のほとんどは出て行く事になるのではないでしょうか。
仕事でさえ紫陽花は家庭でコヒーレントの端末を使える住民と、使えない泉州の住民ではもの凄く不利だと思います。
これが紫陽花が予想する簡単な泉州の未来像です。
ますます時代から取り残されると思うのです。
じやそんな泉州の将来をどうしたらいいかという事ですが、結局それは泉州の住民一人一人にかかっています。
いえ、泉州だけの問題ではなく、これは他の地域でも同じです。
そういったこれから始まる高度情報社会というものに、取り残される立場の地域におり、それを何とかしたいと思うなら方法はたった一つです。
その地域に自分と同じように住んでいる住民に、一人でも多くの住民に真実を伝える事です。
というのも日本政府はこういった事を住民に親切に教えてくれません。
もし取り残される住民がそういった事を知ったら、反対運動をするのは目に見えています。
そうなれば日本の計画が遅れる可能性があります。
日本の政府はその為にも、住民に全部知らせる事はありません。
それに気が付いた地域の住民が自ら、国会議員や市会議員を動かしたり、支援運動をするしかないのです。
が、もし住民が動けば政府が動く可能性はあります。
政府もコヒーレントを早く日本全土に引きたがっています。
2000年に始まったものが、2年後には日本じゅうに引かれているという事だって不可能ではないのです。
でもその為には住民は口でいうのではなく、コヒーレントを利用しないといけません。
なぜなら資料2でもあるように、実際に引くのは政府ではなく民間会社です。
NTTやCATVになりますから、需要のない所に引くはずがありません。
住民がテレビ電話やビデオ・イン・デマンドといった情報やホームショッピングなどの物品を買わないといけないのです。
そしてそれをやろうとしているのが紫陽花達MGクルーです。
紫陽花達は高度情報社会になったらどんな生活になるかという事を、一人でも多くの人に話せるように勉強をしていますし、今はまだまだ電話線ですけど端末を使って物品も買っています。
こういった事で日本に一日も早く高度情報社会を実現させようとしているのです。
しかし日本という国を動かすにはまだまだ力不足です。
将来は紫陽花達が各地域の住民と一緒に勉強したり、地域で活躍している人と動く時もあると思います。
自分の地元が時代の流れに取り残されないように、福祉や環境に素晴らしい社会を創ろうとお互いが協力する事になるのです。
これが紫陽花達のMG構想ですし、紫陽花の泉州活性化計画でもあります。
これから日本に起こる情報革命を一人でも多くの泉州の住民と勉強し、紫陽花達の持っている最新の情報は惜しみなく全部伝え、この泉州をいつか高度情報社会という一つのものにまとめあげたいと思っています。
民間企業や政府を動かし、泉州の住民と手を取りあって大阪市に遅れないように情報社会に突入させたいのです。
なぜならそれが今の所紫陽花が知っている泉州を救う唯一救う方法だからです。
それさえできたら後は何もしなくてもいいというぐらい、もっともこれからの時代には大切な事だと紫陽花は信じているのです。
が反対にそんな紫陽花達の願いは泉州に通じるとはかぎりません。
泉州の住民が関心を示さなかったら、紫陽花達だけでかんじんな住民のもりあがりがまったくないという事も考えられます。
しかしその時にはたぶん大阪にいる縁の花の読者の方にはとても信じられないかもしれませんが、泉州は日本の田舎と呼ばれるようになっても紫陽花は不思議ではないと思います。
というのも高度情報社会というのは基本的に今までの社会とは違います。
泉州の住民なんかは大阪に生れたという事だけで、あぐらをかいていたというような事もありましたが、今後はそうはいかないかもしれません。
九州や北海道なんかでも大阪の情報が欲しいと思ったら、コヒーレントを使えば簡単に取る事ができます。
九州から大阪のどんな大学や企業の情報でも取る事が可能だし、就職して働く事も可能だとさえいわれています。
距離が大都市から離れているという田舎のハンデイはなくなるのです。
九州や北海道の人が大阪にある本社で仕事ができると考えたらいいのです。
さあこれは泉州の住民にとっては大変です。
泉州の住民が大阪市に近いからといって、大都市で働けるとはかぎらなくなるからです。 しかも泉州の優秀な人が、泉州から離れていく可能性もあります。
優秀な人程、これからは会社に行く必要がなくなります。
仕事が研究やソフトを組む仕事なら、わざわざ会社に行かなくても自宅で十分です。
会社にはコヒーレントを使ったテレビ電話で仕事の内容を報告すればいいからです。
もし泉州にコヒーレントが引かれなかったら、不便さを感じて優秀な人材が放れ、自然や環境のいい田舎に住んでしまうという今までは考えられなかった事がおこる可能性さえあると紫陽花は思います。
その時には泉州も今の和歌山になっていると思うのです。
だから本当に今、泉州は真剣になって考えないといけないのです。
2000年なんて後5年だし、それさえ1998年といったようにもっと早く実現する可能性さえあるからです。
が、今それを理解している人は泉州にはいません。 たぶんいるのでしょうが、新聞を読むかぎり泉州は全然理解していません。
こういった事は九州や北海道なんかでは熱心でも、泉州のような地域は関心がないからです。
だから九州のいろんな都市や知事がマルチメディアに力を入れていても、泉州からこういった記事が出た事はないのです。
ですから紫陽花達も急がないといけません。
一人でも多くの泉州の住民に正しい情報を伝えたいのです。
それが紫陽花達が泉州の為にできるもっとも素晴らしい事だと信じるからです。
御意見、御感想を期待しています。
では、これで。・・・・・・・
1995年3月26日
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