縁の花
(本物を目指して心のネットワーク)
第26号
MG
皆さんにはMGという略称だけで、本当の意味をいうのが大変遅れましたが、MGとは正式にはMellow Sociーety Gress Rootsといいます。
これは英語で読めばメロウソサエテイ・グラスルーツ、日本語でいえば高度情報円熟理想社会を草の根市民でという事になります。
ようは草の市民が運動をして、通産省がいっている高度情報円熟社会を創ろうとしているのです。
が実はMGの意味はどうやらそれだけではなさそうです。
たとえばMGのMをマルチメディアというように考える事もできますし、Gをグループと考える事もできます。
そうすればマルチメディアをするいろんな智閥のグループという事になります。
今はそういうにMGを見た方が正しいのではないかと思えるぐらい、これが時代の流れにあっているのです。
でも紫陽花の仲間のクルーにいわせると、MGというたった2文字には他にもいろんな意味があるみたいです。
創造の段階なのではっきりとした事はいえませんが、もっと時代が経過すればとんでもないものが隠されている気がするというクルーもいるのです。
しかしそんな将来の事よりも皆さんにMGの凄さで分かって貰いたい事は、MGは今から7年ぐらい前、平成元年の時期にはもうMGと名乗っていたという事です。
これがどれだけ凄い事かは今のマルチメディアという言葉が氾濫している皆さんからは、創造もできないかもしれませんが、紫陽花が入った平成3年でもマルチメディアという言葉は新聞に出る事はありませんでした。
毎日、新聞を読んだり切り抜いたりしているので分かりますが、マルチメディアという言葉が出て来たのは紫陽花がMGと出合った1年後ぐらいです。
なのにMGはもう何年もしない内にマルチメディアという言葉で、日本じゅうが溢れる事が分かっていたのです。
どれだけ森宮シニアやMG総合研究所の人が凄いかという事は、それだけでも分かります。
名前というのは、とくに企業名というのは、決していいかげんにつけません。
将来を考えて、トップの願いをこめてつけるものですが、MGという名前をよく考えたなあと紫陽花なんか今でも感心しているのです。
が、そのMGて一体なんでしょう。
紫陽花は皆さんにもMG、MGといっているので、皆さんにもある程度は分かっているとは思いますが、本当の事はよく分からないと思います。
MGとは何かセミナーをやる所なのか。
それとも企業なのか。
草の根市民の集まりなのか。
又、この日本で何をやろうとしているのか。
この日本に情報革命のようなものを起こすつもりなのか。
福祉や環境問題に貢献できる社会を創るつもりなのか。
高度理想円熟社会を創るつもりなのか。
皆さんそれぞれで理解の仕方が違うと思います。
が、それも当然です。
MGのやろうとしている事は、今の工業社会の常識とはまったく違ったものです。
皆さんに分かりずらいのも仕方がないのです。
しかしそんな事をいっていても仕方がありません。
コップ一つ取っても、上から見るのと横から見るのと下から見るのでは見方が違うように、MGの見方もいろいろあります。
皆さんが今感じている見方は、全部正しいのです。
でもそんなMGも後世から見たら、今から50年後の2045年から見たら本当の姿が正しく見えると思います。
そしてそんな人から見たら、MGはたぶん紫陽花は学校になると思います。
今は私塾という事になっていますが、紫陽花は将来は学校になると思うのです。
しかもその学校は今までの歴史にもないような、とてつもないぐらい評価されるようになっていると信じています。
というのも皆さんには信じられないかも知れませんが、MGを理解しているある一部の偉い人には、MGは昔でいえば吉田松陰の松下村塾や現在の松下政経塾に匹敵するといわれています。
もう2、3年もすればそれぐらいの力があるといわれているのです。
しかもそれは2、3年後の話であって、4、5年後にはたぶん日本や世界の歴史にMGの名前が大きく残る事になると思います。
なぜならMGは松下村塾の事を徹底的に調べています。
松下村塾の一人一人の生徒にまで目を配れたきめの細かさとライバルである緒方洪庵の適塾のスケールの大きさ。
この長所を合わせたのがMGなんです。
だから将来は松下政経塾でも比べる事もできない存在になっていると思います。
クルーの数だって今でも1万2千人という比べられないぐらいいますし、将来は日本情報科学を通して全員が活動する事もできます。
ただブランド力があって多くの人の力を借りないと何もできない松下政経塾に対して、MGは自らの力で何でも実行できるからです。
MGとはそんなとんでもない学校なんです。
でも今の皆さんにはとてもじゃないけど、紫陽花のいっている事は信じられないと思います。 そんな馬鹿なと思うと思います。
MGは一体何を教えているのだと興味を持つとも思うのです。
が実はたいした事は教えていません。
MGが何を教えているのかという事は、文章で書けば簡単でCCN、SIS、SCC、TCI、NDS・・・・・・というようなものになります。
日本語で説明すれば、「CCN革命期といわれる日本の現状」「米国の戦略情報システム(SIS)の研究」「欧州のSCC構想の研究」「CIの企業思想と将来的展望」「次世代情報システム(NDS)の研究」となりますが、どれも今の日本の経済連なんかが握っている最新情報です。
でもそれだけで多くのクルーがMGについていっているのではありません。
秘密はこの縁の花とも密接な関係のある1番大切な言葉縁というものにあります。
MGでは一生涯教育ができる生涯教育を目指しています。
今の学校にはまったくない、人との人との縁を大切にできるシステムを考えているのです。
というのも皆さんも小学校、中学校、高校、大学と出ているので分かると思いますが、学校という所は本当に縁というものが大切にできません。
なぜなら小学校から始まって、高校を卒業するまでの間に1クラス40人として、12年間学ぶので単純計算で480人との密接な出合い、縁が生れた事になるのですが、それがほとんど残らないからです。
たぶん、平均で2、3人ぐらいしか残らないと紫陽花は思うのです。
少なくても紫陽花はそんな感じですし、皆さんもその中で残っている友人は、親友と呼べる2、3人ではないかと思います。
日本の教育機関なんかしょせんそのレベルです。
今から考えれば本当に勿体ない話ですし、どこかやっばり日本の教育は縁を大切にするという事で考えれば狂っているのです。
紫陽花は日本の教育は何か根本的に大切なものを失っていると思います。
しかしそれも考えたら仕方がないかもしれません。
今の学校という所はしょせんは競争の場所です。
生徒に成績で競争させますから、どうしても対決姿勢がでます。
卒業しても自分が成功していたらいいですが、あまり成功していなかったら同窓会などの案内が来ていても参加する気になりません。
まわりのクラスメートに馬鹿にされたくないという意識が働くのです。
しかも縁を大切にしないといけないという意識もありません。
紫陽花も偉そうな事はいえませんが、同窓会の案内なんかこの頃来た試しがありません。
誰も面倒なので骨をおりませんし、学校にも生徒の同志の縁を大切にしようという意識がありません。
紫陽花はもっと学校が音頭をとってもいいと思うのです。
なぜなら卒業した生徒の財産は、学校で教わった内容よりも多くの友人との人脈になるからです。
紫陽花はそれを学校がしようとしない事が残念でならないのです。
でもそれがMGにはあります。
MGに入る一番のメリットは多くのいろんな年配の同志ができる事ですというのは、シニアの言葉ですが本当にたくさんの友人が紫陽花にもできました。
もし結婚式をやったらたぶんMGのクルーで半分以上は占めると思うのです。
しかもそのクルーとはMGが続くかぎり一生の付き合いです。
MGのクルー同志は、セミナーや卒業クラス、ビジネスやNGO活動などのボランティアを通して一生付き合っていくのですと教しえていますが実際その通りです。
紫陽花達MGクルーは一生付き合っていく事になります。
だからどんな人とも一生の付き合いだから仲良くしようと思いますし、初対面のクルーとも親しくなれるのです。
またMGはできるだけ競争がないようにつとめています。
もちろんクルーはMG構想実現の為に競争していますが、その成果はクルー全部のものだというふうに教わっています。
たとえば今度MGは縁あってフィリピンや台湾の財閥とも協力できるようになりました が、それも個人のものだけではなくクルーの全員のものですし、国内でも同じです。
クルー一人のものは、全員のものになるような事も、今回は書きませんがフランスのエコール・ポリテクニック校を参考にしたものでMGは考えています。
そういった事はたぶん皆さんが聞いたら、びっくりするぐらい素晴らしくわくわくする事ですが、MG構想の中に最初から入っていたのです。
ですからMGに競争は今のところあまりありません。
共存ができる組織なんです。
しかもMGには卒業というものがありません。
高校などの学校にしろ、各英会話学校やいろんなセミナーにしろ卒業したらもう来る事はありません。
来るようならまったく歓迎されないのです。
でもMGは逆に歓迎されます。
来たら喜ばれますし、最新情報も無料で聞く事ができます。
卒業してからが本来の活躍が始まるのです。
ですから生涯教育といいます。
そしてこれもまた縁を育てるという事で考えると、本当に素晴らしい事です。 卒業すれば自分のやりたい活動を選んでやれ、各省圏や大阪にある本社で仲間といつでも会えるからです。
今までの卒業したらできた多くの人との縁も終わりという学校とはちがって、いつまでも 知り合った人の縁が保てるからです。
MGが続くかぎり1万2千人や、これからもできる多くのクルーとの縁を深め続け、協力して生きていく事ができます。
これがMGという学校の大きな特長なんです。
どうです。皆さんもそんなMGのシステムは凄い事だと思いませんか。
今はまだピーンと来ないかも知れませんが、紫陽花はこのMGのやり方は近い将来とてつもない事になると思います。
MGが学歴になると確信しているのです。
しかも日本で一番といわれている東大並です。
紫陽花自身は大学もたいしたところは出ていませんが、MGを卒業したというだけで世間から一目置かれても不思議ではないと思っています。
だから私塾ではなく学校ですし、間違いなく紫陽花達の子供が大きくなる時はMG高校、MG大学を創っていると思います。
そこで思いやりや縁を大切にするといった愛や日本の最新の先端技術などを教える、本物と呼べる学校で、紫陽花も講師としていつか講演できる事を夢みているのです。
皆さんはそれを素晴らしい夢とは思いませんか。
では、これで。・・・・・・・
1995年3月26日