縁の花

(21世紀に咲く智恵の輪)

第440号

全国民の8割が、脱原発

消費税増税反対、それで

この選挙結果はあるわけないでしょう

∞「おかしいと思いませんか

脱原発・消費税増税反対は

全国民の8割だったのですよ」∞

12月16日の衆議員選挙の事で

いろんな事を書かせて頂いていますが

一番不思議な事は

原発再開、消費税増税に対して

約8割の国民が反対

TPPに関しても

半分の人達は、反対と言われているのに

選挙で、その民意がまったく反映されなかったという事です

 

いえ、民意は、それとはまったく逆になりました

だって、原発の再開を唯一訴え、消費税増税を三党合意し

TPPも、条件がつきでも、参加だと言っている

一番、三つの政策では、民意が違う自民党は

信じられない大勝利しましたし

それと連立している公明党も勝利して

何と、参議院が反対しても、法案を可決できる

3分の2を得たからです

 

しかし、もっと不思議な事は

脱原発、消費税増税反対、TPP参加反対だった

唯一の政党だった、

日本未来の党が

壊滅的な打撃を受けただけではありません

 

実は、大敗した民主党の中でも

当選した議員は、野田派、前原派の議員達

消費税増税賛成、原発再開、TPP賛成の議員で

それに反対の議員は、次々と落選した事です

民主党内でも、反対派の人達は

殆ど生き残れなかった事です

 

これでは、野党になった民主党が

政策を、脱原発にする事も難しいです

今回の選挙は、自民党、公明党が勝利したよりも

脱原発、消費税増税反対、TPP参加反対の議員

潰しと言った方が正解なのです

 

でも、俺自身、この選挙結果は、なかなか納得できませんでした

何故、国民の民意は、これ程、反映されなかったのか

本当に、それが、悔しかったのです

 

ですが、その理由として、考えられるのは

大規模な不正選挙でなかったとしたら

常識的には

脱原発、消費税増税反対、TPP参加反対の

三条件を訴えた、唯一の政党は

日本未来の党だけだったのですが

それが、国民にまったく信用されなかった

マスコミの集中攻撃で、とても勝利するとは思えず

仕方ないので、国民は、別な政党を選んだという事です

 

何故なら、自民党は、原発再開、消費税増税賛成、TPP参加反対です

本来なら、そんな政党を、国民は支持する事はないのですが

いかんせん、国民が、前回の選挙で支持した

民主党は、酷すぎました

 

原発再開、消費税増税賛成、TPP参加反対の自民党

昔の自民党の復活は望みませんが

それでも、今、政権を取れる程の議席を獲得できるのは

自民党しかない

 

参議院のように、どの政党の過半数を取れない事は

絶対に、なって欲しくないので

このさい、マスコミが言うように

国民の多くが、自民党を支持するなら

自分も支持するか

自民党なら、無茶苦茶な事はしないだろう

そんな意志が働いても

仕方がないと思うのです

これが、自民党が、大勝した

大きな理由なのです

 

また、民主党に関しても

もう、これは問題外で

政権交代など、ニ度と御免というという意識を

国民に持たせました

政権交代は

もうこりごりと思わせる事に

成功したのです

 

その上で、民主党の野田政権の政策が

脱原発、消費税増税賛成、TPP参加である以上

国民には、多くの民主党の議員が、本音では

脱原発、消費税増税反対、TPP参加反対だったとしても

そんな事は、有権者に理解できる訳がありません

 

後は、民主党でも、名前が通って

支持基盤が強い議員

 

いえ、それよりも、対抗馬の自民党の力が弱く

公明党が、影から応援した議員が

民主党の議員で、当選する事になります

自民党、公明党が

民主党で、当選した議員を選ぶ事ができたのです

 

また、それは

日本維新の会や、みんなの党も同じでした

この二つの政党も、自民党、公明党が

影で、当選を調整する事も

可能になっていました

実際に、公明党が、影から応援していた

大阪では、日本維新の会の候補が

自民党を破って、当選したのです

それぐらい、二つの政党には、躍進する程の力は

本当はなかったのです

 

だって、日本維新の会は、石原慎太郎の太陽の党と合併して以来

脱原発は、名前だけになりましたし

消費税増税も、TPP参加では

国民の民意は、反映されません

 

同じように、みんなの党も、維新の会よりは、ましで

原発反対、消費税増税反対ですが

TPPは賛成ですし

何よりも、昔の力はなくて

とても、多数の議席を得る事は

不可能な事は、国民にも分かっていたからです

 

はっきり言って、この両党は、自公が、過半数を割った時は

補完勢力になることは

国民にも、何となくでも分かっていたのです

 

ですから、国民の8割の民意は

日本維新の会やみんなの党に対して

流れる事はありませんでした

行き場がなかったのです

 

だから、両党は、どうして、完全に

日本未来の党のように

脱原発、消費税増税反対、TPP参加反対にしなかったのか

俺には、理解できませんが

わざと選挙に大勝するつもりはなかったのか

他の野党と脱原発、消費税増税反対、TPP参加反対で

連立する真の第三極が生まれるのを防止する計画があったのか

日本維新の会、みんなの党は、本気で

第三極として、統一して戦う気はなかったとしか思えないのです

 

そして、もっとも重要な事は

これが、もし、国民の民意を十分に理解し

それを、計算している勢力

自民党、民主党の一部、日本維新の会、みんなの党を

影から、動かしている勢力

支配層、財務省、官僚、財界、マスコミ

何よりもCIAや米国が

このシナリオを書いていたとしたら

この戦略、選挙の争点隠しに

見事に負けたと

悔しいですが、言えると思います

敵ながら、あっぱれなのです

 

∞「8割の民意は、本当に、

日本未来の党に流れなかったの」∞

脱原発、消費税増税反対は、国民の8割が望んでいた事

民意だった事は、前号で、紹介しました

 

しかし、12月16日の衆議員議員選挙では

その民意は、まったく反映されませんでした

 

野田首相が、突然、衆議院解散を宣言した時からの

支配層が、仕組んだ、

自民党、公明党、民主党の一部、野田派、前原派、

第三極になる事を期待されていた日本維新の会、みんなの党を

影から、動かしている戦略

数々の争点隠しに

見事に、負けたとしか言えないのです

 

だけど、本当に、そうでしょうか

民意は、流れなかったのでしょうか

俺は、その事を、皆さんと一緒に

考えてみたいと思います

 

と言うのも、いくら国民が

消費税増税に反対でも

自公民が三党同意しているので

どの党が勝利しても、消費税の増税は、確実に行われますし

最初は、消費税増税に、反対するような事を言っていた

橋本徹の日本維新の会も、地方税にすると言う条件付ですが

賛成しています

 

残る、反対を公約している党は、みんなの党と

マスコミが、選挙に勝つ為に反対している

選挙目当てだと批判している日本未来の党と

社会党、共産党などの少数政党です

 

これでは、多くの国民、有権者が

選挙に関心をなくすのも仕方ありません

どの党に入れても、消費税増税は

くい止められないと諦めるのも

分かる気がするのです

 

だけど、本当に、そうでしょうか

それで、国民は、消費税増税反対を諦めて

それを支持する政党に

大切な一票を入れるでしょうか

俺には、信じられません

 

俺は、それでも、8割の民意の中には

何割かは、分かりませんが

結構多くの有権者は

消費税増税反対の党に入れると思います

 

何故なら、野田首相が、選挙で、宣言していた

役人と言うシロアリ退治をしようもせず

節約も、給料を減らすと言った努力もしようとしないまま

平気で、国民を騙した形で

消費税をアップした事に

どうしても、納得できずに

怒っていて、

その怒りを抑える事ができないでいる国民が

大半だったと思うのです

 

しかも、そんな怒っている有権者は

その消費税増税反対の中でも

一番、筋が通っている

日本未来の党、旧国民の生活が第一に

殆どが、入れたと思います

いえ、他に入れる政党はなかったのです

 

だって、例えば、消費税増税反対の国民が

みんなの党に入れたとしても

過半数を取れる事はないので

消費税増税は、止める事はできませんし

何よりも、選挙が終わった後

消費税増税反対の政権公約を忘れて

民主党のように、賛成する可能性がありますが

日本未来の党が、そんな事は考えられないからです

 

と言うのも、日本未来の党も

過半数は、取る事はできない事は同じでも

日本未来の党は、民主党が、4年間、消費税増税はしないと

国民に、公約で、約束したのに

それを守らなかったという事で

政権与党だった民主党を

小沢一郎達と

いばらの道を覚悟しながらも

出た、国民の生活が第一の議員達が

大半だったからです

 

ですから、そんな人達が、当選して

例え、与党になれる話があっても

絶対に、消費税増税に賛成する事はありません

 

だって、それをした時点で

日本未来の党は、完全に民意をなくして

崩壊してしまうからです

 

日本未来の党の最大の公約は

選挙で、約束した公約は

絶対に守ると言う事なので

それを放棄するなど

あり得ません

それは、少し、選挙に関心がある有権者なら

誰でも、分かる事なのです

 

それぐらい、マスコミは、必死に隠していましたが

日本未来の党の消費税増税反対は

他の反対の党とは、決定的に違っていたのです

 

なので、俺は、消費税増税反対が

8割の民意の中で

どれだけの人が

その民意を反映したのか

はっきりとした数字では、分かりませんが

反映した人の大半は、日本未来の党に

入れたと確信しています

 

それは、選挙に行った皆さん自体が

あの時の感情

このまま、消費税増税は決まってしまうと言う

悔しさ、空しさと言った

消費税増税反対の気持ちを思い出して頂いたら

きっと、分かって頂けると思います

 

それが、選挙結果を見れば

反対に、消費税増税反対の民意が

日本未来の党には

まったく、流れていなかった事になります

 

こんな事は、俺には、どうしても

信じられません

そこから考えても

選挙自体が、大規模な不正選挙だとしか

考えられないのですが

皆さんは、どうですか

是非、意見を聞かせて欲しいと思います

 

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