縁の花
(21世紀に咲く智恵の輪)
第448号
「戦国の嵐」の本でする武田家済度3
∞「上杉家、武田家の快進撃」∞
津野田幸作が書いている「戦国の嵐」ニの本の冒頭に
「武田家と上杉家、両家が、同盟した効果は、実に大きく
上杉家は、越中、加賀を攻略するに当たって、
後顧の憂いがなくなったのである」
と書かれていましたが、本当にそうだと思います
信玄公が亡くなった後、直ぐに
上杉家と武田家が、和睦して、同盟する事ができたら
上杉家は、北陸、越中、加賀で、間違いなく
快進撃をしたと思います
それを、「戦国の嵐」ニの本では
越中の国人の一人である、椎名康胤が守っている松倉城や
同じ国人で、神保氏張の守っている富山城を
上杉家の大軍、3万2千で
たった1日で、落としていますが
それは、あくまでも、小説の世界の話で
現実には、難しいと思いますが
快進撃する事は、間違いないと思います
何故なら、信玄が亡くなった後
上杉謙信の目は北陸に向けられて
越中、加賀の一向一揆や、国人の戦いに
苦戦しながらも、勝ち続け
信玄が亡くなった後、4年後には
能登国、最大の城、七尾城を落とし
加賀国の手取川の戦いで、柴田勝家率いる織田軍も破って
北加賀を領地にしました
その上杉家の領土は、北加賀、能登、越中、飛騨、越後、佐渡
東上野、出羽庄内三郡、・奥信濃に及んだのです
だから、今回のシミュレーションでは
本来なら、警戒しないといけない武田家と同盟し
その効果もあってか、北条家とも、関東で戦う必要がなくて
最初から、北陸に、全軍を向ける事ができたら
快進撃しないはずはないと思うのです
なので、「戦国の嵐」の本ニで書いていた
いきなり、3万2千の大軍は、難しくても
越後、越中の一部を中心にした1万2千程度と
これは、とても、大きな事で
上杉謙信公も、心から感謝すると思いますが
「戦国の嵐」ニの本で、シミュレーションした
武田家からの応援、武田家随一の猛将でもある
山県昌景率いる五千が、加わったら
2万にはなって
松倉城、富山城を、天正元年(1573年)には落とせましたし
翌年には、武田家の一部ある7万石の越中の領土も、合わせた
越中国、一国、38万石の兵、1万も完全に掌握して
武田軍も、含めて、2万五千の大軍と
能登、加賀を、攻略できたと思います
そうすれば、実際の歴史よりも
遥かに早い年月で
能登、加賀も収める事ができたはずです
激しく抵抗した、七尾城の守将の長続連達も
織田信長に、頼る事もなく
実際の年月よりも、2年早く
天正2年、(1572年)には、七尾城を
支配できたのかもしれないのです
しかも、それが可能だったら
織田信長の激しい、一向一揆の弾圧で
織田家を、心から恨んでいる、一向一揆の門徒が多くいる
加賀、越前を抑える事も簡単だったと思います
織田家の筆頭家臣である柴田勝家が、必死に抵抗しても
民が反抗している、越前、加賀では
上杉軍、武田軍の連合軍に勝つ事は難しく
天正3年には、加賀、越前を領地にする事も
夢ではなかったと思うのです
また、そうなれば、実際の歴史では
手取川の戦いが起きた年には
上杉謙信は、七万から八万という大軍を率いて
上洛して、織田軍と、天下を巡る戦いをする事になったかもしれません
織田信長が造った名城、安土城を、上杉軍、武田軍の大軍を囲むという事さえ
起きる可能性がありました
前世武田勝頼の俺としては、記憶はまったくないですが
前から、そんな事をシミュレーションしていたのです
いえ、この策こそ、俺が、武田勝頼の人生をやり直すのなら
一番、最高の選択だったと信じているのです
しかし、その反面、武田勝頼は、「戦国の嵐」ニの本のように
遠江、三河に侵攻して、徳川家康との戦いはしてはいけなかったと思っています
何故なら、信玄公が亡くなった当時の武田家は
金山は枯渇した上に、信玄公が、天下取り為に、戦を無理にしていた事もあって
経済的には、大きな財政難に直面していました
戦をするよりも、戦を止めて、内政面に力を注ぐべきだったのです
しかも、武田家と戦っていた、徳川家康は強い上に
強力な織田信長が後ろについています
なので、遠江、三河を攻めて、いくら城を落としても
徳川家康の首を取らない限り
遠江、三河を取る事は不可能でした
実際に、武田勝頼は、信玄公も落とせなかった堅城・高天神城を落として
東遠江をほぼ平定したり
天竜川を挟んで家康と対陣、その後浜松城に迫り、浜松城下に放火したり
吉田城を攻撃しましたが
三河、遠江の徳川の武将は、武田家に、寝返る事はありませんでした
信玄公が、生きていた時とは、状況は大きく違っていたのです
ですから、武田勝頼は、信玄の遺言にもあったように
3年間は、内政に専念すべきでした
信玄公が亡くなった後、何もしなかった事で
長篠城を、奪回された事は、痛かったですが
それなら、その後は、遠江の二俣城、東美濃の岩村城に
十分な守備兵を置いておけば
二俣城、岩村城は、どちらも堅固な城で
城主の依田信蕃、秋山信友は、名将なので
徳川軍、織田軍が、大軍で、囲んでも
簡単に、取られる事はなかったと思うのです
その上に、二俣城、岩村城を背後にして
徳川、織田軍と戦うのであれば
長篠城を攻めながら、戦って
背後の鳶ヶ巣山を奇襲された事で
仕方なく、突進するしかなくて
大敗した長篠の戦とは、大きく違います
長篠の戦の敗戦は、起きなかったのです
でも、これは、あくまでも、俺の理想で
現実は、「戦国の嵐」の本ニで書かれているように
三河、遠江で、激しく、徳川家康と戦う方が
現実的かもしれませんね
それも、悪くはないと思います
だって、武田軍は、勝っているのですから
是非、「戦国の嵐」の本ニを読んで頂きたいと思います
∞「長篠の戦の雪辱戦はできるか」∞
津野田耕作さんが書いているシミュレーション小説
最新の「戦国の嵐」シリーズの本を通して
この本に登場する武田家や上杉家、徳川家、織田家の御霊達を
済度させて頂いています
勝頼としての記憶は、まったくありませんが
前世武田勝頼としての魂を持つ者として
その当時、敵味方は問わず
縁あった御霊達の魂を高め、成仏する事を願って
させて頂いているのです
これが、武田家済度なのです
また、それで、{戦国の嵐}の本、一・ニで
いろんな御霊達や、勝頼の思いを
想像して来ましたが
ここで、まだ、発売されていない
「戦国の嵐」三・四からの内容を
俺なりに、予想したいと思います
と言うのも、津野田幸作さんは
シミュレーション作家としては
その力量が、すごいのか
著書には、「戦国の勇者全24巻」「戦国の大乱全23巻」
「豊臣軍戦記全11巻」と長くシリーズ化した作品が多いです
でも、これは、他のシミュレーション作家と比べても
本当に、異例な事です
普通は、多く続いても、3巻ぐらいで
終わっているのが、普通です
理由は分かりませんが、やっぱり長く続けても
読者は、読まないのだと思います
しかし、津野田幸作さんの場合は
題名に、戦国がツクので
この「戦国の嵐」も、何巻まで続くか分かりませんが
順調にいったら、何十巻にはなると思います
是非、そうなったらいいと思います
また、その「戦国の嵐」の中で
俺が、必ず、描かれると確信しているのは
長篠の戦の雪辱戦です
何故なら、歴史の史実としては、武田勝頼は
長篠城を巡って、長い柵と1千から3千もの鉄砲で待ち構えている
織田信長、徳川家康の連合軍と戦い
鳶ヶ巣山と設楽原決戦で、大敗しています
この長篠の戦で、武田軍は、譜代家老の内藤、山県、馬場を始めとして
原昌胤、原盛胤、真田信綱、真田昌輝、土屋昌続、土屋直規
安中景繁、望月信永、米倉重継という名立たる顔ぶれ武将と
1万2000名の犠牲を出したと言われています
総兵力が、1万5千〜1万7千と予想されているので
どんな大敗だったのか、皆さんも、想像できると思うのです
しかし、「戦国の嵐」では、その屈辱はできると思います
津野田幸作さんが、鉄砲と柵と言う新式の戦法で
待ち構えている織田・徳川連合軍と武田軍を
どこで戦わせるかは分かりませんが
長篠の戦と同じ戦場、鳶ヶ巣山と設楽原で戦うのか
別な戦場、吉田城か岡崎城か
武田信玄公が勝利した、浜松城の三方ヶ原で戦う事になるのか
俺には分かりませんが、戦う事だけは間違いはないと思うからです
また、その時の勝頼は、歴史の史実としては
信玄公が亡くなって以降、急激に領地を伸ばした織田信長の力と
自分が、武田家臣団を、一つにまとめられない事に焦っていて
無謀な戦いをしてしまいましたが
今度は、違います
武田勝頼には、信玄も、その力量を認めた
軍師、真田昌幸が、側にいますし
重臣の馬場信春が、勝頼の後見人となって
武田家臣団をまとめてくれています
その上に、もう一人の後見人
上杉謙信公も、北陸で、織田信長と戦っています
武田勝頼は、焦る必要はありません
織田の信長との決戦は、上杉謙信公に
任せる気持ちで、戦う事ができるのです
しかも、「戦国の嵐」の本では
武田勝頼は、真田昌幸とも匹敵する人物として描かれていて
鉄砲の効力にかんしても、それを認めている大将でした
織田信長との戦いでは
織田軍の持っている鉄砲の数と質が
勝敗を左右する事になると考え
勝頼は、鉄砲を積極的に、戦に取り入れようと
していたとされているのです
なので、織田信長と徳川家康との決戦
長篠の戦の屈辱戦は、どんな戦いになるかは分かりませんが
津野田幸作さんなら、骨董無形の話ではなく
必ず、俺や、御霊達が、納得できるシミュレーションで
武田軍は、勝たせてくれると思います
武田軍は、鉄砲の数でも
秘策を持って、揃えていて
織田信長を、あっと言わせるのです
だから、俺は、それを、多くの武田家の御霊達と
早く、描かれるのを、楽しみにしたいと思います
是非、皆さんも、楽しみに、読んで頂きたいと思います
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