縁の花

(21世紀に咲く智恵の輪)

第449号

「戦国の嵐」の本でする武田家済度4

∞「上杉謙信と織田信長の

天下取りの決戦はあるか」∞

津野田耕作さんが書いているシミュレーション小説

最新の「戦国の嵐」シリーズの本の中で

今後、必ず、書かれる事の一つに

武田勝頼の、長篠の戦の屈辱戦はあると

予想しました

 

それと同じように

俺が、絶対あると思っているのは

上杉謙信と織田信長の、天下取りを目指しての決戦です

 

と言うのも、歴史の史実として

上杉軍と、織田軍は

実際に、加賀国の手取川で戦い

上杉謙信は、柴田勝家率いる織田軍に大勝しています

 

これが、有名な手取川の戦いで

能登の七尾城を落とした上杉謙信は

まだ、その事を知らない柴田勝家軍が

慌てて、退却しようとして

手取川で渡ろうとしている所を

捉えて襲撃しています

織田軍の打たれた兵は、千人以上

溺死者は、数千名と言われているのです

 

しかし、残念な事に

その後に、起こるはずだった

上杉謙信と織田信長の戦いは起きませんでした

手取川で勝利した事で、加賀国の太半を手にした上杉謙信は

織田軍など、たいした事はないと豪語して

翌年の天正6年3月に、越後、越中、能登、加賀、佐渡、

東上野、奥信濃、出羽庄内三郡など

上杉家の領土に、大動員を命じて

織田信長と決戦するつもりでした

 

一説では、関東の北条家を討つという名目の大動員だったので

まず、関東の北条家を攻める事で、北条家を抑えた後

関東の兵も従えて、織田信長と決戦するつねりだったと言われていますが

その北条家征伐は、カモフラージュで、

本当は、織田家征伐、上洛しようとしていたとも言われています

でもいずれにしても、織田信長とは、決戦をしようとしたのです

 

だけど、その上杉謙信の望みは実現しませんでした

出陣前に、突然、上杉謙信は、倒れて

亡くなってしまったからです

武田信玄公が亡くなった5年後

今度は、上杉謙信が亡くなり

織田信長は、大いに助かったのです

 

しかし、「戦国の嵐」の本シリーズでは

歴史の史実ではない

武田家との同盟が実現しています

この長年、戦ってきた、戦国最強だと恐れられていた

武田家と上杉家が、同盟した事の効果は大きく

上杉家の北陸制覇は、大いに短縮できたはずです

 

しかも、歴史では、上杉謙信公の邪魔をしていたはずの

関東の北条家の北条氏政も

武田家と上杉家が突如として同盟を組んだら

その力が、北条家に及ぶ事を恐れ

一切手を出さないか

武田家、今川家、北条家の三国同盟のような

甲相越の同盟が誕生したかもしれません

上杉謙信は、実際の歴史よりも

大きな兵力で、織田信長と決戦できたはずなのです

 

なので、上杉謙信公の本来の寿命だった49歳の1年前、2年前に

織田信長と、生涯で最大の戦い

上落戦をする事は可能ですし

上杉家の御霊達は、それを望んでいると思うのです

 

だけど、その戦いが、どんな戦いで

どこで、戦う事になるかは、俺には分かりません

それは、津野田幸作さんが、これから書く事で

俺の予想は外れて、もっと奇想天外な

シミュレーションになっているかもしれません

俺としては、何とも言えないのです

 

ただ、俺のシミュレーションとして

俺の背景の武田家の御霊の願いとして

その上杉謙信と織田信長の戦いでは

武田軍は、山県昌景の5千と言った援軍ではなく

もっと、援軍を増やして欲しいと思います

 

何故なら、俺のシミュレーションとして

武田家は、徳川家、織田家との戦いは避けて

上杉軍を、本格的に、応援すべきだと思っています

最初から、5千の援軍ではなく

1万で、応援しても良かったと思うのです

 

と言うのも、それなら、上杉謙信公も、感謝して

北陸を収めていけば、武田家にも領地を分け与えてくれたはずです

奥信濃、飛騨、越中の一部、東上野などを、加増してくれたかもしれません

上杉軍とは違って、他の軍の兵や武将が戦うには、褒美の領地が

必要な事は、分かっているからです

 

だから、俺は、たぶん、「戦国の嵐」の本では

武田、上杉は、同盟としながらも

武田勝頼は、三河、美濃で戦い

上杉謙信は、北陸で、単独で戦うと思いますが

それでは、両家よりも、大きな領土を持っていて

軍の兵も多い、織田軍に対しても不利です

 

なので、武田勝頼は、武田家としての野望は捨てて

上杉謙信公が、織田信長と決戦する時には

1万5千から2万の武田軍を派遣して、

武田軍は。上杉謙信と、一体となって、戦うべきです

 

例え、それで、織田軍、徳川軍の大軍が、

上杉謙信との決戦を避けて

手薄になった武田領に攻め込んできて

最悪、遠江、駿河を取られたとしても

武田家臣団が団結して山国である、本領甲斐、信濃は

取られる事はないからです

 

武田信玄公の残した言葉

人は城、人は石垣、人は掘りと言う言葉のように

甲斐国、信濃国が、一種のとてつもない巨大に城になっていて

徳川軍、織田軍が、どんなに大軍でも

攻めてくる事はできないのです

 

また、その時には、前世、武田勝頼の俺としては

武田勝頼には、武田家の家臣を、心から信頼して

甲斐、信濃、駿河の領地を任せて

上杉謙信公と織田信長との決戦では、

自分の後見人である謙信公の所に

自ら馳せ参じて、共に、戦って欲しいと思います

 

それが、俺の武田勝頼のシミュレーションでは

一つの大きな夢ですし

武田家の御霊達もそれを望んでいると思っているのです

 

でも、それが、実現できなくても

「戦国の嵐」のシリーズはでは

どんな戦いになるかは分かりませんが

上杉謙信公が、生存している間に

織田信長とは、決戦する事になると思います

それを楽しみにしたいと思います

 

∞「武田勝頼は、「御館の乱」の景勝、景虎、

どちらを支援するの」

シミュレーション小説「戦国の嵐」が、これから描く未来の内容を

いろいろ想像して楽しんでいます

その中で、たぶん、作家、津野田幸作さんが

間違いなく、シミュレーションする内容として

歴史の史実である長篠の戦のような戦いが起きて

今度は、武田勝頼が、勝利する事と

上杉謙信公と、織田信長の決戦です

二つとも、是非、実現させて欲しいと思います

 

また、「戦国の嵐」の本には

他にも、たくさんのシミュレーションしないと

いけない事がたくさんあります

それを、あれこれと

武田家の御霊達と、考えるのは楽しいですが

まず、どうしても、外せないシミュレーションとしてあるのは

上杉謙信公の死です

 

と言うのも、歴史の史実として、上杉謙信公は

信玄公が亡くなった5年後に亡くなっていますが

その寿命が、「戦国の嵐」では、どうなるかは分かりませんが

武田勝頼よりも、長生きする事はないと思います

 

その時に、武田勝頼は、二人の養子である

景勝を支持するのか、景虎を支持するのか

大変迷う事になるはずです

 

何故なら、歴史の史実として

上杉謙信公はなくなった時

跡目を誰にするかを遺言しなかった為に

上杉家の家督争い、「御館の乱」に起きて

武田家は、それに巻き込まれてしまいます

 

その時に、武田勝頼は、最初は、妻の実家である北条氏政の要請で

北条氏康の七男で、上杉謙信公の養子になった上杉景虎を応援しましたが

北条軍の動きが、鈍い事もあって

北条家に対する不信感を持つと

上杉景勝と同盟する事に切り替えました

上杉家と武田家が、同盟する事になったのです

 

しかし、それは、いろんな歴史の専門家には

大失敗だったと言われています

上杉家を、味方にできても

同盟を結んでいた北条家を敵にする事になったからです

 

だけど、それが、正解かは、俺には分かりません

あの時に、武田勝頼が、途中で、景勝支持に切り替えた最大の原因は

北条家の態度に、疑惑を持ったからだと、俺は信じているからです

 

すなわち、北条氏政、氏照、親子が

最初から本気で、弟になる上杉景虎を本気で、応援していたら

鬼怒川河畔において佐竹・宇都宮連合軍と交戦中でもあっても

景虎の為に、武田勝頼に頼るだけでなく

自らも、もっと早く、援軍に、北条軍を、出していたら

武田勝頼は、景虎を支援したはずです

 

でも、それをしなかったのは、北条氏政の本音が

景虎を、応援するつもりはなかったからではないか

意外と、氏政と景虎は、兄弟としては

あまり、過ごした事がなかった事もあって

馬が合わなかったのではないか

それで、北条氏政は、景虎を、本気で支援するつもりは

なかったのかもしれないのです

 

それで、わざと、遅らせた

これをきっかけで、武田家との同盟を解消して

織田家との同盟を考えていた

いろんな事が、考えられるのです

 

だから、今でも、景勝支援に切り替えた武田勝頼を

歴史の専門家は、批判していますが

武田家が、上杉景勝を支援したのは

北条家しだいだった事は、忘れないで

欲しいと思います

 

別に、景勝から貰った、領地や、金銭の欲にかられたのではなく

いえ、お金や領地は、景虎からでも、貰えるので

それは、関係なく

武田勝頼は、同盟を結んでいる北条家の要請や

愛する正室の北条夫人の願いでもある

妻の兄弟になる景虎を応援する事が、筋ですし、そうしたかったのです

 

それが、北条家を敵にしないので、その方がいいのは分かっていても

どうしても、情勢的に、できなかったのです

本当に、辛かったし、大きな決断だったと思います

 

また、津野田幸作さんには

その武田家の苦しい事情も、考量して

「戦国の嵐」の世界で、

上杉謙信公の死んだ後の

二人の養子、景勝、景虎の関係を

描いて欲しいと思います

 

いえ、それよりも、上杉謙信公は

誰を、後継ぎにするつもりだったのか

あくまでも、上杉謙信公の御霊と

上杉家の御霊を意識して

描いて欲しいと思います

 

その上で、武田勝頼が

どちらを支援してもいいです

武田家と上杉家の同盟は

壊れなかったら、どちらでもいいです

 

ただし、武田勝頼が、二人の争いを利用して

上杉家を滅ぼすことだけは止めて欲しいですが

上杉謙信公が、織田信長との決戦に勝利した後

大きく勢力を伸ばした後、亡くなって

「御館の乱」が起きたら

武田家にとっては、上杉家に代わって

天下の覇権を握れるチャンスですね

 

武田勝頼の軍師である

真田昌幸なら、

これを、うまく利用して

上杉家は、残しながら

武田家の勢力を大きく伸ばすと思います

それは、期待したいと思います

 

縁の花サイトに戻る

 

 縁の花全号掲載に戻る

 

第446号戦国の嵐」の本でする武田家済度1

第447号戦国の嵐」の本でする武田家済度2

第448号「戦国の嵐」の本でする武田家済度3

第449号「戦国の嵐」の本でする武田家済度4

第450号「戦国の嵐」の本でする武田家済度5

第451号「2013年武田済度が始まりました」

第452号「2013年武田家済度で、
戦国時代の慰霊させて頂いています」


第453号「金沢での武田家済度お楽しみ様しました」

第454号「新武田戦記」シミュレーション済度1

第455号「新武田戦記」シミュレーション済度2

第456号「新武田戦記」シミュレーション済度3

第457号「新武田戦記」シミュレーション済度4

第458号「新武田戦記」シミュレーション済度5

第459号「新武田戦記」シミュレーション済度6

第465号「戦国時代に武田家が滅亡したのは、
今、武田家済度をする為だったのです」


第466号「人は城、人は石垣の意識で、
今から、武田家の結界を作ります」