「いのちの風」通信仲間の皆様へ
寒中お見舞い申し上げます。 皆様へお願いがあります。 2月11日(日)に養護学校の先生、山元加津子さんの映画上映会と講演会があります。 ぜひこの映画をご覧いただきたくて、昨日に続いてメールをさせていただきました。
それだけこの映画に私は感動してしまったのです。 私がさまざまな社会活動で伝えたかったことと共通する内容だったからです。 この映画が全国へ拡がって人々が「障害」の意味から、神仏の深いはからいを感じて胸を熱くしていただき、この日本を心温かい国にしていただけたらと切に祈ります。
映画「4分の1の奇跡 〜本当の事だから〜」上映会&山元加津子さん講演会
日時:平成19年2月11日(日)午後1時〜5時(12時開場予定)
場所:クレオ大阪中央ホール(
http://www.creo-osaka.or.jp/chuou/index.html
地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅下車 北東徒歩3分
参加費:前売り 3000円、当日 3500円
高校生以下 1500円
未就学児 無料
(お膝の上でお願いします。お席が必要な場合は1500円になります。)
プログラム(予定): 1時〜2時30分 映画上映
3時〜4時30分 山元加津子さん講演会
★お申し込み・お問い合わせは
E・Eプロジェクト HP
http://www.ee-pro.net
制作ブログ
http://eekakkoteam.blog70.fc2.com/
Eメール
info@ee-pro.net
(なお前売り券は私が持っていますので、ご入用の方はご連絡ください。
090−1146−7351 石黒大圓)
山元加津子さんの話「みんな大好き」
http://tekipaki.jp/~gon/park/fram/F020713.htm
以下の「いのちの風」通信bR87に障害がもつ人類史的意味について書いています。
浄化/山元加津子さん/障害の意味
http://www.geocities.jp/ennohana/enisiguro387.htm
(以下は映画と講演会のチラシにつけて私が配布している文章です)
2月11日(日)にある、障害者養護学校の先生、山元加津子さんの映画「4分の1の奇跡 〜本当の事だから〜」と講演会で、「障害をもつ意味の人類史的意味」について語られます。
ぜひ聞いてください。 涙がとまりません。 お願いします。
山元加津子さんが障害の意味についてマラリアやエイズ、ペルーに言及され、大きな宇宙的なメッセージを発信されています。 それがこの映画のテーマです。 障害児がこの世に生まれてきた意味。 ただかわいそう、人権問題だけではない、もっと大きな人類史的意味がある。
世界中の人々に伝えなくてはいけない、宇宙からのメッセージがあの映画には語られています。 ぜひ視覚を通して日本国中にこのメッセージが伝わってほしいのです。 山元加津子さんの映画を見て、神様は一見不幸に見える「障害」をこの世に生み出して、こんなにまですばらしい「はかりごと」をされていたのか、とこの映画を見て感動に打ち震えます。
障害をもって生まれてくる人々は、人類が病気などで絶滅するのを防ぐために、やむをえず与えられた血のスペアーではないかと思います。 人類の将来の病気災害に対処するため緊急避難用に貴重な遺伝子を障害者は保存しているのではないか。 山元さんやペルー博物館の館長も、それがわかっているから古代ペルーでは障害者を神のように敬う習慣があったのではないか、と言っていました。
マラリアにかかっても死なない部族の人々の血液を調べたら、4分の1の確率で障害をもった人々がいた。 この人々は障害をもってつらい人生を歩まざるをえないけれども、その人々が部族に彼らの血液遺伝子を伝えていかなかったら、部族全体がマラリアで全滅していた。 この「4分の1」が奇跡を生んでいる。 これが映画の題名になっています。
またエイズにかかっても死なない人がいた。 彼の先祖は700年前に流行ったペストにかかっても死ななかった人々の子孫でした。 ペストの次にエイズが来て人類を滅ぼしてしまう。 それがわかっていたので、神様は700年前にペストを大流行させて、それに耐えうる遺伝子を作っておいて、全世界にその遺伝子をもった人々を拡げて準備をされていた。 この「4分の1」が人類を救っている可能性があるのです。
多くの人々が過去に病気で亡くなりました。 しかし彼らの死は無駄ではなかった。 人類絶滅から逃れられるために、それから生き残れる遺伝子をもったわずかな人々を生み出すためには仕方がなかった。 その膨大な病死者は人類の生存のためになくてはならなかった貴重な犠牲者だったのです。 無駄な病死ではなかった。
ひるがえって日本の歴史を見た場合、広島・長崎に落とされた原爆。 ひどい人類絶滅兵器が使用されました。 しかし広島・長崎の人々の地獄のような体験があったからこそ、その惨状を見た原爆保有国は、これでは地球が滅んでしまうという認識に立った。 そして2度とそれを使用しないようにとの暗黙の了解ができていたと思います。 広島・長崎の人々のつらい地獄のような体験は無駄ではなかった。 戦後核戦争による地球絶滅を回避できているのは、これらの人々が人類への警告として人柱としての役割を果たしていただいたおかげです。
また私の体験で言えば、私の次男がかかった白血病は月に100万円の治療費がいる難病でした。 昔の人は親族の土地田畑まで売って治療費を払っていました。 それも関わらず多くの子供たちは死んで行った。 子供の死と一家の破産。 若い夫婦はなんでこんなつらい目に会わなくてはいけないのかと、天をうらんだことでしょう。 しかしその子供たちの死や彼らの悲嘆は、国を動かし子供の難病治療費はのちに国家補助で無料となったのです。 子供たちの死も遺族の悲しみも無駄ではなかった。 彼らの苦しみの体験が後の同じ病気かかった子供たちを救ったのです。
その恩恵をこうむって私たちの次男の治療費も無料にしていただいて、次男は亡くなったけれど、私たちは一家破産から救われました。 その恩に報いたいという思いが私の社会活動の底にあります。
山元加津子さんと多発性硬化症という難病をかかえた雪絵ちゃんが言っていた言葉。
「どんな辛いことも、悲しいことも、嬉しいことも、楽しいことも、みんな、『いつかいい日』のためにあるのよね」
一見、不完全に見える出来事も、どうしようもなく不条理な現象も、すべて「よくなるため」の変化やプロセスである。 だから、それを常に楽しむことが大事なんだと。 宇宙は「いつかいい日」のために、「すべてがよくなる」ようにつくられている。
宇宙はきっと、そのように仕組まれているはずだと。・・・・・
雪絵ちゃん
http://www.aurora.dti.ne.jp/~joda/su-text13.htm
昨年の皇室典範問題でも、天皇の血筋を絶やさないように皇族は皇室の血のスペアーとして、皇室の男系の血統を守るために古来から機能していたと知りました。 皇室の男系の血統が途絶えそうになったときには、皇族の男子が皇室に入って、神武天皇以来の血統を引き継いできたのです。 人類であろうと皇室であろうと絶滅を防ぐためには、表面にはでない、耐えている影の存在が必要だったのです。
この映画のなかの伊勢神宮の荒祭宮が出るシーンは、人権問題として常に障害者問題を持ち出すサヨクは毛嫌いするでしょう。 しかし人権問題などとは比較にならないほど、深い霊的意味があるのです。
この映画の入江監督が言われます。
「『みんな一人一人ちがっていい。障害や病気には大切な
意味があってみんなが大切な存在であること。自分は自分だから素晴らしい。全て大丈夫』って言うことを世界中の人が知っている世の中にするということ。
障害がある、ないに関わらず、 ありのままの自分を好きになり、みんなのことを大切にできるということは今、とても大切なメッセージだと思
います。
(略)
加津子さんや周りの人を取材するうち、手、足のない方、また目が見えなくてもが自分もてる力を出し切って、がんばっている姿などにふれるうち、心から感動しました。
障害を宝にかえた人たちの感動を伝えるために映画を創っている自分は、まだまだできることをやっていないじゃないか!と奮い立ちました。
そして、今、現代の人類がたくさんの病気をくぐりぬけて、存在しているのは、過去の人たちの
苦しみが生み出したものの上だと放送されていました。 それは言い換えればこういうことだと思い
ます。
今私たちが明日に向かってにっこり笑って、歩き続けていけるのは、過去に病気や障害を持って、苦しい思いをされた方がおられるからだ、そして、今、病気や障害を持っておられる方はきっと、未来の私たちの子供たちを救ってくれているのだ・・
テレビの中で、作家で、遺伝子科学の科学者でもある柳澤桂子さんが、こうお話しておられました。
ある割合で、障害をもつ人たちや病気の人たちが生まれるわけですが、その人たちは、自分の代わりに障害や病気を受けとってくれたのです。 ですから、みんなでそうした人たちに、一生懸命尽くさなくてはならないと思います」
もしかしたら、どんな病気も、それから障害も、 “大きな力”が、きっといつかのいい日のために、生み出したものなのかもしれない・・・病気とか障害というものは、宇宙や地球や、人類の困難を助けるために、あるのかなあと思ったりもしたのです。
雪絵ちゃんはこの話を聞いて、とてもうれしいと言いました。・・・・・
私が関わっている野宿者も、他の人が野宿になってしまう代わりに自分が野宿する運命を担ってくれている。 次男も他の子供がガンになって死んでいく代わりに、その身代わりに亡くなっていってくれたのです。 亡妻も同じです。 そう、いま理解しています。 雪絵ちゃんの話から、人類の苦難を自ら身代わりに担っている人々の苦しみの意味がわかりました。
石黒大圓