いのちの風 bT03
平成19年4月21日(土)発信 石黒大圓(だいえん)
今回のテーマ 倫理法人会/八尾府議会議員選挙/人間拡声器/たった一人でもやれるやん!
いつもありがとうございます。 枯れた木に若葉が萌え出し、まばゆいばかりの新緑におおわれています。 枯れたイチョウ並木の御堂筋は、緑のプロムナードに変身して、春の訪れを告げています。 早朝の倫理法人会モーニングセミナーへ向かう朝6時ごろには朝日がまばゆく輝きはじめました。
「いのちと出会う会」と船場2世経営者の会「五月会」の講師として年間18名の方を迎えなくてはいけません。 倫理法人会において、心や経営の話をされる多くの講話者とのご縁で、この確保がスムーズに進んでいます。 この倫理とのご縁が、また私の新しい人生の局面を開いてくれそうです。 このめぐり合い、どなたかの導きに日々感謝、感謝です。
早朝の みちにつながる この喜び
倫理法人会は昔からある、少し宗教的な朝起き会「実践倫理宏正会」とは別組織です。 元祖・朝起き会というべき「家庭倫理の会」の企業経営者版です。 ここは社団法人倫理研究所が提唱する「純粋倫理」を経営に取り入れて実践していこうとする組織。 企業経営者に心をベースにした経営を求め、社長の自己革新による企業の活性化を求めていきます。
純粋倫理、すなわち「実行によって直ちに正しさが証明できる生活法則」を学ぶのです。 そして日本の伝統的な精神性に根ざした哲理を学んで、日々実践しようと、早朝より多くの経営者が集っています。
毎朝、倫理法人会の歌「夢かぎりなく」を全員起立し直立不動にて大声で斉唱。 感動ある歌詞です。
「@ 今日もみなぎる 光をあびて・・(省略)
A 明日の日本を 背負いて進む 倫理(みち)につながる まことの友よ ああ この国の 誇りかかげて 夢をつたえる われらのつとめ
B 永久(とわ)の栄えを 祈りて歩む、人のよろこび わがよろこびに、 ああ 父母(ちちはは)に 涙ささげて、夢をかなえる われらの未来」
そして次に倫理法人会の憲章ともいうべき「万人幸福のしおり・十七か条」を皆で読み上げます。
「今日は最良の一日、今は無二の好機」「苦難は幸福の門」「運命は自らまねき、境遇は自ら造る」「人は鏡、万象はわが師」「肉体は精神の象徴、病気は生活の赤信号」「働きは最上の喜び」「希望は心の太陽である」「人生は神の演劇、その主役は己自身である」など、の十七の項目の文章を毎朝一つずつ輪読しています。
ここでは昔私が行ったことがある富士山ろくの「地獄の特訓」で学んだような凛とした精神が身に付きます。 直立不動、はきはきとした返事と態度、明るく大きな挨拶、かっての良き日本の魂をふつふうと感じるのです。 そんなこともあってできるだけ早朝どこかの倫理法人会へ向かっています。
大阪では高槻から岸和田まで16の会場で行われていて、1500社ほどの会員がいます。 全国では520ヶ所、約5万社の会員がいます。 昨年夏以来こんな良き学びの場とご縁ができました。 ここでの多くの経営者やつらい苦難の坂を乗り越えられてきた方々との出会いを通して、今後とも大圓、精進いたします。
法悦の 声張り上げて 道に立つ
私の友人、小野元裕君の八尾での選挙戦の続きです。 八尾では、天皇制廃絶をもくろむ部落解放同盟や、北朝鮮の在日組織・朝総連が八尾を支配し、その横暴を告発されている三宅博・自民党
小野さんには三宅議員とともに、この反日組織糾弾のために行動されるよう望みました。 またアジアの反日国家と共働して日本を侮蔑する活動をしている共産党にひとアワ吹かせてほしかった。
反共のこころざしをもつ私個人としては、彼の八尾での共産党議員誕生阻止に全面的に協力しました。
選挙二日目、河内山本駅で、その共産党と鉢合わせ。 そしてスピーカーの使いかたで共産党ともめたのです。 今回共産党は無投票で初めて当選すると信じていたのに、わけのわからん小野というのが出て選挙となった。 向こうは対抗意識満々でケンカを売ってきました。 「マイクを使う順番というもんがあるやろが、このボケ!」 もっとひつこく食い下がってきたら、私とケンカになっていた。
人権、スマイルなどソフト顔の共産党ですが、一皮向いたら過去に一億のもの人間を虐殺してきた悪魔の顔がのぞける。 他の候補者も「共産党だけは遠慮会釈のない人種です」と言っていました。 打倒共産主義!
一週間の間、毎日私は早朝6時から人間拡声器として大声を張り上げていました。 ある日はJR志紀駅で2時間50分間の応援をしていました。 2時間大声を出し続けたので、最後は体が震えてきました。 足も千鳥足になってフラフラ。 最後には朦朧とした意識のまま「若い無所属新人、小野が立候補しました。 小野をよろしくお願いいたします」と夢遊病者のようにオウム返しを繰り返していました。
長時間大声を出し続けると、その大声の振動で体が震えてきます。 まるでダイエットの振動マシーンに乗ったかのよう。 おそらく大声を出し続けると、過呼吸で酸素が体中にまわって体調が変わり、変性意識状態になるのでしょう。 後で手を見ると真っ赤で、指先がジンジンとしびれていた。 大量の酸素が体中に回って体も意識も朦朧状態になったのです。 長く正座して立ち上がった時に足元がふらつき、足がジーンとする感覚と同じです。
創価学会などで法華経の読経・勤行を数時間するらしいですが、おそらくそれと同じで大声を上げる勤行で変性意識状態になったのです。 こんな時には暗示が入りやすく、こうあってほしいという無意識の願いが叶うということで、現世利益の宗教は人を集めているのです。
本来の宗教とは縁なき衆生の希望の星。
「大阪に元気を取り戻します。 新しい大阪をつくります。 地元に新風を吹き込みます。 若い政治家にお任せください。 4月8日にはぜひ投票においでください。 清き一票をぜひ小野にお入れくださ〜い。・・・・」。 エンドレステープのように同じ言葉を繰り返し2時間叫び続けたのですが、最後にはバテました。 早朝に空腹のままがんばったので低血糖症になったのではないかとある方に言われました。 ひどくなると卒倒して意識不明となるようです。 危なかった。気違いに刃物です。しかし過去に多くのアホがいたからこそ日本は変わり護られてきたのです。
小さな駅なのに7時を過ぎると通勤客の流れが絶え間なくとうとうと流れていく。 口から泡を飛ばして必死に声を上げつづけたら、手に持った彼の顔写真の入った選挙ポスターを人々が、じっと見つめてくれる。 時間との勝負。 必死にやりつづけました。 私の隣にいた公明党の立候補者と2人の運動員は余裕があるのか、大声も上げずにおとなしい。
小野さんは改札口の違う出口側で高校時代の友人の応援を得て、いつもの笑顔の握手作戦。 組織票に勝つには必死の思いと握手で、人々に印象づけるのがいい。 この日は今までのなかで一番燃えました。 だんだん恥ずかしさもなくエンドレスで声が出るようになった。
腹から声を出さないとノドがつぶれる。 しかし普段から寝ながらの腹式呼吸をしているので、腹筋が痛くならなかったです。 よさこいソーランの「踊りの出前」の時には、大声で口上を述べる機会がたびたびあり、羞恥心はかなりなくなって度胸がついていました。
また倫理法人会の早朝6時半モーニングセミナーへ行く習慣ができていたので、早朝4半起きはなんとかクリアーできていました。 また電車が始発前で交通手段がない、そんな家からの出発には、普段のオートバイ利用が役に立ったのです。 すべてがこの選挙応援のために準備されていたかのようです。
皆さん徹夜で8千枚のハガキを書き続けました。 そしてハガキのあて先への電話作戦。 そのためハガキに書いた電話番号を残すのに、8千枚すべてをコピー複写。 宣伝カーを借りて、うぐいす嬢も雇っていたら選挙期間中に1台あたり百万円の金がいる。 選挙とは、金と時間と人手がいる大変な仕事です。 彼は金をかけず車もなし、自転車で駈けずりまわる日々。 手弁当の親友、知人、今までつちかってきた仲間の人脈の応援を得て、日々がんばっていたのです。
神代より神輿がつくる地域の絆
投票日前の彼の個人演説会で、彼のmixi仲間の2人は熱弁をふるい「mixiに入っている小野さんが立候補しましたと告げると道行く若者が顔を向けてくれた。 mixiには既に1千万人が入会して日本でメジャーな組織になってきました。 これが日本の政治状況を変える可能性さえあります」という意見は説得力がありました。
韓国では若いサヨク・ネット世代が動いて、あのろくでもないノムヒョン大統領を生んだのです。 サヨク洗脳から解かれた日本の若者が、これから安倍首相の「美しき日本」理念の下、祖国愛的ネットで結集していくかもしれません。
この晩は小野さんもなかなか面白い政治談議をしてくれました。 漫談に近かったけれど、選挙戦の内幕や「どきどき食育、わくわく国際交流、いきいきゴールデン・エイジ」など、選挙公約をなかなか聞かせてくれました。
またこの日「予祝」という言葉を教わりました。 すでに起こったこととして祝いの言葉を皆でかけ合うのです。 この日の集会でも「当選おめでとうございます」と皆が最初に言って挨拶し合いました。 これは未来創造言霊、未来完了形、勝利のイメージトレーニングです。 結局「桜散る」とはなりましたが、あの一週間は本当にオモロかった。
彼の業績は八尾のなかにすがすがしい風を巻き起こしました。 ど素人の集団でもプロに対抗して「やれるやんか!」との思いを、皆の心に点火しました。 この選挙の遺産はいつかきっと八尾の貴重な財産となります。 そして地域コミュニティの復興は4年に1度の選挙活動でもできるのではないか、という希望を与えました。 神輿に乗る人を地域住民が押し立てて地域の結束のスローガンとする。 日ごろの社会活動の成果が花と咲くのです。
日ごろの彼の地道な活動と真心が人々の結束を強めたのです。 彼の「人のために」という温かい心が、この一週間の「彼のために」の機動力となったのです。 朝の早くから夜遅くまで仕事も家事も投げ打って集まって来られた方々、ご苦労様でした。 いずみ苑という地域コミュニティにとり最高の場所を提供して、裏方として全軍にラッパを吹き鳴らしていただいた泉佳保子さん、心より感謝いたします。
そして我が子のために一緒に走り回って、陰になり日向になり見守っていただいた小野君のお母さん、ありがとうございました。 そして落選の報を聞いてうっすら涙をためても、すぐに握りこぶしをつくって、笑顔を振りまいていた小野君、本当にありがとう。 皆はあなたのために全力を出し切れたことに感謝しています。 あなたからは、勇気と、一人でも何でもできるやん、という希望を与えられました。
何よりも八尾の選挙民と候補者たちに、一人の人間がこれほどまでのことができる、と見せ付けてやった。 この功績は次の選挙まで語り継がれることでしょう。 本当に皆さん、ありがとうございました。 そしてこの一週間ご苦労様でした。 偉大な一週間が終わりました。 さあ仕事です。 心うきうき、いずみ苑を後にしました。
最初の選挙活動の日の朝、駅舎の天井にツバメが巣をつくって盛んに出たり入ったり、飛び回っていました。 もう夏の風物詩です。 熱い選挙は終わり,もうじき暑い夏がやってきます。
(完)
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