【いのちの風 bT11】 
平成19年7月10日(火)発信 石黒大圓(だいえん)


今回のテーマ 

精神世界と反共主義/マルクス主義的(共産主義的)唯物論/ニューエイジ


いつもありがとうございます。 7月6日早朝に気がついたのですが、御堂筋で早くもセミが鳴いていました。 梅雨明け宣言はまだなのに、セミは梅雨明け宣言間近だと教えてくれています。 セミは7年間地中で過ごし、たった1週間だけ地上で大声で鳴いて子供を作り死んでいく。 セミにとっては地上での生活は仮の世界で、地中こそが本当の世界です。 

それと同じで人間にとっても地上の生活は仮の宿。 本当の人間のふるさとは死後帰っていく「あの世」と今は思っています。 「『生前』はお世話になりました」とは、「あの世」に「生」まれ出る「前」にお世話になった「この世」でのお礼を言っているのです。 「往生」はあの世へ「往」って「生」き変わることを意味している。 

日本人には本来「死んだら終わりだ」とする唯物思想はなかった。 日本は戦後、唯物思想によってこの伝統的精神が壊されてきたのです。


【霊性と 共産主義は 共存せず】


先日「兵庫生と死を考える会」で、六甲カトリック教会へ行き 「いま話題のニューエイジ(精神世界)とは何ですか?」 と題して日本語に堪能な、オーストリア人の聖トマス大学・
w・ヘルベルト教授の講演がありました。

ニューエイジ(日本では精神世界と呼ばれる)は次男が亡くなった平成元年前後から急速に日本でも広まり、私の精神的支柱の一つになっています。 その頃に有名になった米女優のシャーリー・マクレーンの本「アウト・オン・ア・リム」など、多くのニューエイジ系書物の影響を受けました。 講演の予習としてパソコンで調べてみたら「ニューエイジ」は森羅万象に関わっていました。(後述)



そして 関連項目として「スピリチュアリティ」を検索したら 「スピリチュアリティ(spirituality

、霊性)とは、霊魂などの超自然的存在との見えないつながりを信じる、または感じることに基づく、思想や実践の総称である」「近代西洋におけるスピリチュアリズム(心霊主義)は、マルクス主義の勃興に対抗する形で、十九世紀半ばから高まりを見せ・・・」とありました。

  ニューエイジは、新霊性運動(霊性復興運動)とも呼ばれ、検索すると 「スピリチュアリズムによる人類の霊性復興運動」の項目に左記がありました。

「『スピリチュアリズムと唯物主義の正面衝突』
そうした唯物主義的傾向・科学至上主義的傾向は、1848年の共産党宣言においてピークに達しました。 マルクスとエンゲルスによる共産党宣言は、徹底した唯物主義正当化の主張です。 神も霊も霊界もないという宣言です。 一方、同じ年にスピリチュアリズムが、全く反対の主張を持って地球上に現れています。 “スピリチュアリズム”は、科学時代の人々に「霊魂の存在が事実である」ことを宣言することになりました。」(引用終わり)



  w・ヘルベルト教授は反共については言及されなかったですが、スピリチュアリズムやニューエイジ(精神世界)思想は本来的に「反共思想」なのです。 

私が「いのち」としてスピリチュアリティを重要視して、その理論的支柱にしている「スピリチュアリズム」は唯心論です。 これは唯物論のマルクス主義・共産主義に対抗するものであり、私の反共主義は正しかった、とこの検索を通して確信しました。 


【怒り妬み 不平不満の 共産主義】


「人間の本質は霊である」「私の心が現実世界を作っている」「思いが人生を創る」という思想は、唯物主義とは相容れない。 「幸不幸というものはない、そう思う心が存在しているだけだ」という小林正観さんの言葉とは相反するのが唯物思想です。

マルクス主義的唯物論は「世界は下部構造(経済)と上部構造(国家や社会)によって決定される」といいます。 「人間はこれらによって自らの考え方が決められ、人類を抑圧している資本主義国家や経済、社会を変えない限り人間の解放、幸福はありえない」と唱える。 「自分のまわりの環境によって人間の幸不幸は決められる」


「社会が悪いから犯罪も不幸も生まれる」「現実世界の歪みが私の心に歪みを作っているのであって、私の心の歪みが現実世界の歪みを作っているではない」と考える。 「故に人間が幸せを得るには、人間を不幸にしている環境や体制を打倒する社会革命が必要である」「最終的には共産主義革命が人類を解放する」

このような誤った共産主義思想が人類に1億人屠殺の惨劇をもたらしたのです。 精神世界を信奉する者、信仰ある者が、共産主義者と共同歩調をとるなどは人類に対する裏切り行為。 精神世界を信じる人、また宗教を信じる人が「反共」となるのは思想的に本来あるべき姿です。 



  戦後アメリカ占領軍が二度とアメリカへ歯向かわないように日本を骨抜きにしてきました。 しかし米占領下から独立後には、日本人はアメリカの影響から脱却して占領管理基本法であった日本国憲法などを廃棄し、東京裁判史観を克服すべきでした。 しかしその後、今度は朝日新聞や岩波書店、日教組などの日本サヨクが、日本を思想的に占領して、その共産主義占領軍は、中ソなど共産国に歯向かわないように日本をさらに骨抜きにしてしまった。

凶悪な共産主義に寛容な善良な日本国民は戦前のナチスと手を組んでいるのと同じことだ、と悟るべきです。 それがわからないのは、共産党シンパが支配する日本の朝日、NHK、岩波などのジャーナリズムに日々洗脳されているからです。 



また一方、愛国保守系がいつまでも60年前の米占領軍の悪口のみを言っていては、世界中の恥さらしとなります。 それでは反米容共のマスコミの手の上で踊らされているだけです。 昔、アメリカから受けた心の傷、トラウマをいつまでも非難していては、日本国民としての責任を放棄していると外国人は見なします。 戦後50数年間、日本共産主義占領軍の意のままに従属させられていた日本国民。 特に愛国保守系の責任を問うべきなのです。 

  そのサヨク思想の底にあるマルクス主義的(共産主義的)唯物論は「社会が悪い、相手が悪い」というように外に原因を求めて、内なる自分に原因があることから目を遠ざけてさせてしまう。 すべての原因は自分にあると認識して、道徳的な人としての道を歩むことをできなくしてしまっている。 

自分は常にまわりや社会の被害者だとして被害妄想を生み出し、社会や他人に対して怒り、攻撃的になってしまう。 子殺し、親殺し、いじめ、学校崩壊・・・唯物主義の惨禍が今の情けない日本の実情を生んでいます。 

  講演会情報に書きました7月16日の大阪教育連盟・公開研修会の趣旨説明には「プライドを失うと言うことはどういう事か、被害者意識が強くなりすぎるとどういうような事になるか、自分は不幸だったという思いが如何に後の人生をゆがめるか、国家、社会に対してどういう立場の人間になるか。 人生に対してどういう姿勢の人間に育つか。 逆境に耐えられるかどうか。 すべては非常に密接に繋がっています。」とあります。 

サヨク日教組と闘っておられる愛国保守系の教師の方々と私は同じ思いを持っています。 


「いのち」やスピリチュアルという精神世界的言葉を喧伝している私が、一方で政治的に反共を唱えていることに疑いの目を持っておられる方が多いと思いますが、これが私の基本的考え方です。 


 【反共も新しき世の到来を告げるもの】


  元に戻して「ニューエイジ」(New Age)とは西洋文明・キリスト教の支配する時代(=魚座)が終わり、自由で解放された「新しい時代」(=みずがめ座の時代)が到来したことを意味します。 おもにキリスト教などの伝統的な教えの中から、古くて役立たない教えを廃して、真の霊的教えを明らかにしようという「新しい世界、新しい思想」運動です。

ニューエイジ運動はアメリカ、とくにカリフォルニアから全世界へ波及した超自然的・霊的な思想をもっています。 その思想によって既存の文明や科学、政治体制などに批判を加えようとする社会変革運動でもあります。 また既存文化から解放された、真に自由で人間的な生き方を模索しようとする自己改革運動でもあります。 



今の豊かな時代での急進的な社会運動は、社会変革をめざすニューエイジと結びつきやすくなっています。 ここからエコロジー運動や環境保護運動、フェミニズム、ヴェジタリアン主義などが生まれています。 ニューエイジは人間の精神的霊的能力の可能性を広げる運動であり、さまざまな心理療法と結びつき、西洋的な物質文明を批判して、個人の精神的変革を説いています。


ニューエイジに関連ある項目は、反近代/反既存科学/脱西欧文明(禅や道教などの東洋思想やネイティブ・アメリカンやシャーマニズム思想)/異教的、神秘主義的文化への傾倒/ポジティブ・シンキング、自己実現、自己変革、自己開発/五感や身体的、主観的体験や直観(気づき)の重視/

快の感覚や欲望の肯定/汎神論的・宇宙神的存在、あるいは「大いなる意志」への信仰/大いなる存在が支配する必然の世界の肯定と偶然性の否定/自然への回帰(人間以外の生物との心的交感)/女性性の尊重/トランスパーソナル心理学への関心、など。


具体的には、チャネリングやリーディング/瞑想、前世療法、催眠などの心理療法/ヨガや呼吸法、整体術などの身体的技法/ホリスティック医療、心霊治療、レイキ、ヒーリング、セラピー、アロマテラピー、パワーストーン/輪廻転生信仰/百匹目の猿現象/UFOなど。 


なお一部の人々はオカルトやオカルト的な思考に関心が向く場合があります。 また精神世界系、波動系グッズの商品市場がここ数十年にわたり拡大して、昨今の「癒し」ブームは多くはニューエイジが原因となっていると言われています。(続く)

(完)


★「いのちの風」通信「縁の花」支縁サイト★
(毎月3回知人300人へ送信している、いのちや野宿者、日本についての思いを書き綴っている通信。 政治論では愛国保守系の内容です。 bT06までのバックナンバーを更新・掲載)  http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm 

いのちの風506  EM環境浄化活動/日本熊森協会/国民参加環境運動/森は海の恋人/汎神教
いのちの風505  ソニーを生んだ障害児/幼児教育/野口雨情/しゃぼん玉/日本の童謡・唱歌
いのちの風504  障害児/大平光代さん/ダウン症/小林正観さん/争わない/喜ばれる存在
いのちの風503  倫理法人会/八尾府議会議員選挙/人間拡声器/たった一人でもやれるやん!
いのちの風502  小野元裕起つ!/共産主義にリベンジを!/素人軍団の奮戦/政はまつりごと
いのちの風501  鍵山秀三郎氏/掃除の実践/教育勅語/従軍慰安婦/反日工作



【リンクのホームページ】

@ 「いのちの風」通信 
(大阪駅前炊き出しや清掃の写真が載っています。 画面左にある「4、最近の活動」には踊り
子大圓が、踊りの出場を前にして踊っている写真の連写が載っています)
http://www.geocities.jp/ishiguro_yoshihiko/index.html

A 知人の野瀬泰良さんの霊園会社のホームページに、私の体験談を載せていただいています。 
美原ロイヤル・ニュース (平成16年冬季号VOL.8の3ページ目) 
「【シリーズ】別離の哀しみを乗り越えて 人と人との魂の絆に気づいて 野宿者救済運動を始める」 
釜が崎での炊き出しの写真とともに私の体験と考えが掲載されています。
http://www.noseh.com/

B 應典院HP「いのちと出会う会」
(石黒司会の應典院での年9回開催の名物イベント行事)
http://www.outenin.com/inochi/index.html

mediaXから配信しているインターネットTV『Tv−Woo(http://tv-woo.jp/)』で應典院での「いのちと出会う会」が映されています。 画面のずっと下の方の、お勧め番組「Tv−Woo」
「ケースケ講演する 前編・後編 第66回 いのちと出会う会にて」をクリックしてください。 2時間のビデオが放送されます。 最初の視聴には上の黄色い部分をクリック
しないと映像が出ないかもしれません。 紺の作務衣姿の司会者の私が動き回っているのが映っています。
                 
C 大阪メチャハピー祭
(立上げの時から参加して実行委員兼踊り子として関わった、鳴子を鳴らして踊るよさこいソーラン踊り系踊り祭。 昨年で7回目、大阪城ホールなどに7000名が参加する子供中心の踊り祭で子供たちに夢と希望を与えようという大阪の一大イベントに成長)    
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/mecha/

「2006年・大阪メチャハピー祭」のスライドショー
(「大阪の子供たちに夢と希望を!」「大阪の商売人がんばれ!」「大阪の文化は日本一や!」 この曲のメッセージを、これからも大阪じゅうにまき散らしていきます。 いつでも踊りの出前行きまっせ!)
http://f.flvmaker.com/mc.php?id=Y/xcPpX4__GKUTAF6Eq.PMqehLcwBpX8jEYGJBYuJLOSEhRXPKHlXbvu73Ci83qIZgVPT3bkbolbX1KdiDF7hzs

D せんば花金夜市
(よさこいソーラン踊りを私が踊っています。 虎のぬいぐるみも私です。 画面右の写真をクリックすると大きく写ります。 
この着ぐるみを着て大阪駅前で野宿のオッチャンたちと掃除もしています)
http://www.home-smile.com/hanakin/index.html

トラッキーの掃除屋さん(別のところで宣伝マンをしている姿です)
http://itijikurin.blog65.fc2.com/blog-entry-281.html

E インターネットサイトのmixiに「大圓(だいえん)」として参加
(知人の紹介がないと、ここへ参加して内容を閲覧することはできません。 参加ご希望の方はご連絡ください)
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=783617


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石黒大圓
メールアドレス gytkm947@ybb.ne.jp



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