「いのちの風」通信仲間の皆様へ
昨日パソコンの調子が悪くて、メールの送受信はできるのに、ヤフーなどの検索ができなくて、mixiも開かなかったのです。半日パソコンのプロに見てもらって治りました。
その修理と今日の倫理法人会経営者早朝セミナーの準備で忙しくて、昨日作った「いのちの風」をFAXでだけは発信したのですが、メールの方は遅くなりました。 申し訳ありませんでした。
いのちの風 bT20
平成19年10月11日(木)発信
今回のテーマ 寝袋配り/ケンカっぱやい/怖いオッチャン/不条理に声を挙げる/いのちをいとわず
いつもありがとうございます。 前回の通信のなかに誤りがありました。 「生長の家を創設者の谷口雅春氏中心の思想から孫の【雅宣】氏中心の団体に変えつつあります」が正しいです。
今週から本格的な秋の様相になってきて、朝晩が涼しくなってきましたね。 今年も例年通りに来週の月曜日から寝袋配りを始めます。 先週、大阪駅前の炊き出しの後で掃除を始めた時に、街角でおにぎりをほおばっているオッチャンを見つけました。
集めたダンボールを乗せた台車を横に置いて、地べたに座っておにぎりを食べていました。 「朝、ゴミ収集車の助手のバイトで週2回働いて、1回1500円をもらっている。 朝3時に起きたら体、凍えてるで」 先週はまだ暖かかったですが、路上で寝ている人にとってはもう冬です。
あーありがたい そんな声が うれしくて
昨日ホームセンターのコーナンへ寝袋の予約支払いに行ってきました。 15日の月曜日に大阪駅前で60個、19日の金曜日に100個を日本橋電器商店街で配ります。 ここでは毎週韓国教会がおにぎりと味噌汁の炊き出しをしているのです。 多くの人がいる所で一気に配って、その後は路上で寝ている人々に3月まで毎週金曜の夜に車と歩きで配っていきます。
先日釜ヶ崎で活動している人から電話があって「寝袋がほしい」と。 自腹で払うから余分に20個わけてほしいと言うのです。 冬に釜ヶ崎では野宿者の様子を見ながら夜回りするグループが多くいますが、以前は「寝袋はいらない」と言われていました。 寝袋で寝ていて殴られたり、火をつけられたら逃げられないから危険だと。
しかし多くの野宿者が、ここ5年ほどの私たちの寝袋配りの活動によって、寝袋の有難さを身にしみてわかったらしい。 夜回りしていて「おにぎりやカイロも有難いが寝袋がほしい」と皆に言われ始めているようです。 昨年は有難いことに数十万円の大口のカンパがお2人からいただけたので、夜回りグループにも分けたのです。
私たちの地道な活動が実を結んで、寝袋の重要さが釜ヶ崎で認識され始めて本当にうれしいです。 野宿者を凍死から守るために、今年は多くの別の団体が寝袋配りに動き始めてくれることでしょう。 朝起きたら街角に凍死体があったなんて、この豊かな日本、大阪にとって恥以外のなにものでもありませんから。
できましたら今年も善意の寝袋カンパにご協力をお願いいたします。 今回の180個、1個千円、18万円で、既にいただいて貯めていたカンパ代はなくなります。 しばらく自腹で配りますが、ご協力いただけたらうれしいです。
お振込は下記へ
三井住友銀行船場支店 普通1858882
郵便振替番号 00990―8―110746
冬物衣類カンパは左記の
541‐0056大阪市中央区久太郎町3―4―18
寝袋カンパをお願いいたします
(2年前の要請文です。寝袋代は昨年から千円に値上がりしています。)
http://www.geocities.jp/ennohana/enisiguro445-1.htm
不条理に声挙げ怒るオヤジとなり
話は違いますが、最近私はケンカっぱやくなりまた。 先月夜十一時すぎ、炊き出しから帰ってきたら、商店街の路上でプラスチックのポップコーンを横に倒して、それを飛び越えてスケボーで遊んでいる若いのが2人いました。 「俺は商店街のもんや、舗装道路にキズがつくやないか」と怒鳴ったのです。 「おっさん、どこにキズがついてるねん。 怒ったらますますハゲになるで」とイチャモンをつけてきた。
「お前ら、傷ついたら逃げるつもりやろ」と向かっていた。 「この舗装道路は公共のものやないんや。 商店街のもんが皆で金を出し合ってきれいにしてるんや」「そのポップコーンを、誰の許可を得て勝手に使ってるんや」「防犯ビデオにお前らの顔が写っている。 あとで警察から追跡されるぞ。 はよ、帰れ」
にらみ合いが続いて「警察を呼ぶ」と携帯を使ったが、出ない。
結局にらみ合いながら別れた。 再度警察を呼ぶと、つながった。 彼らはそこにいればいいのに、南の方へ去っていった。 残念。 そして自宅に帰ってからパトカーが来て、外に呼び出された。
「お年ですねんから、気をつけてくださいよ」と心配された。 しかし以前に同じ場所でオヤジ狩りにあったこともあって腹にすえかねていた。オヤジ狩りのおかげで「当たり前の恵みに感謝する心」をいただいた。 しかしその後の不条理に怒る言論活動の結果、言葉だけでなく、行動する人間に最近つとになってしまったようです。
またその前には、近くのT字路に「障害者駐車許可証」が入った車が置かれていて、トラックが曲がるのに苦労していたのを見たのです。 それで小さな親切、大きなお世話だが「ここに車を置くな。 トラックが困っている」と張り紙を車に貼り付けました。
そして後日に再度同じ車が同じ場所に置いてあって、しばらくして障害者でもなさそうな怖そうな車の運転手がやってきたので抗議しました。 そして歩道と車道の間の柵を間にして口論が始まったのです。
私「障害者なら人の心の痛みがわかるはずやろ。 あんた、障害者をかたった偽もんやろ」相手「どこが車が曲がる邪魔になっとんねん」 お互いににらみ合いを続けて、最後はお互い捨て台詞を残しながら、その場は終わった。最近は不条理を口に出して抗議することが多くなりました。
命が短くなるかもしれないな。 しかしたとえ殺されても犬死とも無駄死にとは思わない。 特攻オヤジもいつかあの世へ行くのだから。 死は忌むべきものではない。 「大いなるいのち」を今まで考えてきた結論が、これです。
昔はいたずらをしたら、近所の怖いオッチャンにしかられました。 今はそのような人が少ないです。 注意して、逆に殴られるのを恐れて皆、黙っている。これでは道徳倫理が地に落ちます。 生徒は教室で教えられても実地に実践できていない。 学校で教えろと唱える大人、倫理道徳でこの日本を再生しようと言う人でさえも、実際に自らやらない、見て見ぬふりをする。 それでいいのでしょうか。
タバコのポイ捨て、歩きタバコも罰金を与えないと改めない。 誰かが注意してもやめない。 しかし道徳律に反するものは誰かが注意しないといけないと思います。 でないと刑罰主義におちいる。 それは道義ある国家としては最低です。
米中韓北にやれっぱなしの平和ボケも同じ。 主張しない、出る杭は打たれる、言挙げしない。 日本民族の長所が短所となっていることが多すぎます。 昔の倫理道徳が温存されていた時代とは異なる不道徳時代を今、生きています。 おのれを主張して妥協するところは妥協するのが、これからの生き方でしょう。
スケボーの若者に対してはきつい言い方をしたかもしれません。 しかしそれも彼らには一つのいい体験です。 威嚇と恐怖も一つのいい体験です。 やんわり言って聞かない風だったので強く言ったのですが。 決してストレス発散にやったのでもなく、ストレスがたまったということでもありません。
あるべきことを言ったまでです。 危険は承知です。 しかしそんな「怖いオヤジ」も必要になってきた時代かと思います。 まさか私がそんな役回りを演じるとは思いませんでした。 進化したのか、アホになったのか。 トラッキーと同じで変態になったのでしょうね。
ニヒリズムいのち惜しみていのち失う
国民が国家を築いていくのが民主主義です。 多くの過去の犠牲の上を乗り越えて今の日本がある。 その犠牲をともらう意味でも今も犠牲が必要です。
社会での倫理道徳が乱れているから、身を張ってでも発言する人間が必要なのではないでしょうか。 誰かがこの乱れを止めなくてはいけない。 お上や警察に頼っていていいのでしょうか。
「命がすべて」の価値観が現代の堕落を生んでいると思います。 「大我」大いなるいのちのために「小我」私の犠牲もいとわない国民が、誇りある国家を生むのではないでしょうか。 その一人になりたいです。
慕われる人とは、法華経にある「一心欲見佛
不自借身命」の人。 「仏という、いのちを超えるものを求める人は、いのちをいとわない」人です。「いのちを惜しむ人は、いのちに出会わない」。 イエスは言われた「隣人のためにいのちを捨てる、これほどの愛はない」。 永遠のいのちこそ求めるべきものです。
正義感一杯でたとえ私が殺されても、残された息子はそのような人生を選んで生まれてきたと思っていますから、かわいそうとは思わない。 「苦」を避けて真理には到達しないと思っています。 苦しみが人を成長させるのなら、親を失った子は最高の成長の機会を得たのではないでしょうか。 その逆もまた真理だと、私は次男を失って知ったのでした。
「いのちは永遠だ」とか「一心欲見佛
不自借身命」といった真理は、本来宗教者や教育者が発言して、社会の道徳律を高揚させなくてはいけないのです。 しかし彼らは戦争の惨禍への反省、また戦前の日本は悪だという東京裁判史観に毒されて、日本をよくするために必要な教育勅語的な道徳教育を推進しようとしない。 国家からのいわば「期待される人間像」の提示を「押し付け」だとして拒否する。
宗教者は訴える力が弱くなっているのに、旧来の宗祖の教えをしもじもに垂れれば、それで事足りると思っている。 教育者は日教組組合員の横暴の前に修身的、道徳的発言をひかえてしまっている。彼らは日本はかって戦争犯罪者であったとして、その祖国を良くするためにまい進しようとは思わない。
道徳律復活を過去の悪の日本復活と見てしまう。 教育勅語的発想を軍国主義と見なすGHQ史観に同調しているのです。そしてその道徳律の低下と、戦前の日本は悪だというサヨク洗脳によって「こんな日本などどうなってもいい。 こんなくだらない国に関わりたくもない」というニヒリズムへ若者を導いている。
わが祖国を誇りに思わない。 わが街を誇りに思わない。 ゴミが散乱していても気にもしない。 自分の行為が人の迷惑となっても自分さえよければいい。 それが、私が注意した「スケボーの若者」であり、「障害者駐車許可書の運転手」です。誰がこの道徳律を現代社会で復活させるのか。 宗教者でも教育者でもなく、一般国民の中で「このままではおかしい」と気づいた人間が率先して声を上げていけばいいのです。
(完)
【リンクのホームページ】
● 知人の松江隆明さんのHPに載せていただいた9月20日の阿倍野高校での私の講演会。いつも通りにトラの着ぐるみの頭を着て登場して挨拶を始めている場面。
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10049664067.html#cbox
● 同じく松江さんのHPのなかのURL。
あいりん地区(釜が崎)で炊き出しのお手伝いをしました。
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041525376.html#cbox
あいりん地区で炊きだし
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041433704.html#cbox
おにぎりを作っています
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041435938.html#cbox
カレーを配ります
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041445687.html#cbox
● 小豆島の「養心の会」での私の講話と踊る姿
http://yaoyorozu.blog.ocn.ne.jp/susyu/2007/07/post_1209.html
★「いのちの風」通信「縁の花」支縁サイト bT15まで更新されました
(毎月3回知人300人へ送信している、いのちや野宿者、日本についての思いを書き綴っている通信。 政治論では愛国保守系の内容です。 bT15までのバックナンバーを更新・掲載)
http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm
↓
いのちの風515 迎え火/先祖への感謝と絆/祖先の目を意識する/おがら/尊い命の散華
いのちの風514 北京五輪反対デモ/自殺と感謝とサヨク教育/生きがいの創造
いのちの風513 安倍政権の敗北/サヨク占領軍との闘い/公務員国家の退廃/無投票の意味
いのちの風512 再び転機の時か/サヨクの発言「原爆は当然のこと!」/シルバー・バーチの霊訓
いのちの風511 精神世界と反共主義/マルクス主義的(共産主義的)唯物論/ニューエイジ
いのちの風510 韓国人からの謝罪要求・その2/韓国に帰っていった女子学生の話
いのちの風509 衣料カンパ願い/6月22日号外/てんつくマン映画/韓国人からの謝罪要求
いのちの風508 グアム人の悲しみ/市民としての権利と義務と強制/言葉を失ない滅びゆく民
いのちの風507 農相の自死/罪の背負い方/いのちを超えるいのち/誇りを失なった民族
いのちの風506 EM環境浄化活動/日本熊森協会/国民参加環境運動/森は海の恋人/汎神教
いのちの風505 ソニーを生んだ障害児/幼児教育/野口雨情/しゃぼん玉/日本の童謡・唱歌
いのちの風504 障害児/大平光代さん/ダウン症/小林正観さん/争わない/喜ばれる存在
(大阪駅前炊き出しや清掃の写真が載っています。 画面左にある「4、最近の活動」には踊り
子大圓が、踊りの出場を前にして踊っている写真の連写が載っています)
(なぜかいつの間にか削除されています)
http://www.geocities.jp/ishiguro_yoshihiko/index.html
A 知人の野瀬泰良さんの霊園会社のホームページに、私の体験談を載せていただいています。
美原ロイヤル・ニュース (平成16年冬季号 VOL.8の3ページ目) 「【シリーズ】別離
の哀しみを乗り越えて 人と人との魂の絆に気づいて 野宿者救済運動を始める」
釜が崎での炊き出しの写真とともに私の体験と考えが掲載されています。
B 應典院HP「いのちと出会う会」(
http://www.outenin.com/inochi/deaukai_1.html
應典院HPのなかの「いのちと出会う会」過去の開催記録(第1回〜第70回)
http://www.outenin.com/inochi/deaukai_3.html
第71回:9月20日(木)「運命は変えられる」 梅澤千雅子さん 詳細は以下
http://www.outenin.com/inochi/index.html
mediaXから配信しているインターネットTV『Tv−Woo(http://tv-woo.jp/)』で應典院での「いのちと出会う会」が映されています。画面のずっと下の方の、お勧め番組「Tv−Woo」「ケースケ講演する 前編・後編 第66回 いのちと出会う会にて」をクリックしてください。
2時間のビデオが放送されます。最初の視聴には上の黄色い部分をクリックしないと映像が出ないかもしれません。 紺の作務衣姿の司会者の私が動き回っているのが映っています。
C 大阪メチャハピー祭 (毎年10月8日の体育の日・祝日に開催)
(立上げの時から参加して実行委員兼踊り子として関わった、鳴子を鳴らして踊るよさこいソーラン踊り系踊り祭。 昨年で7回目、大阪城ホールなどに5000名が参加する子供中心の踊り祭で子供たちに夢と希望を与えようという大阪の一大イベントに成長)
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/mecha/
「2006年・大阪メチャハピー祭」のスライドショー
(「大阪の子供たちに夢と希望を!」「大阪の商売人がんばれ!」「大阪の文化は日本一や!」 この曲のメッセージを、これからも大阪じゅうにまき散らしていきます。 いつでも踊りの出前行きまっせ!)
http://f.flvmaker.com/mc.php?id=Y/xcPpX4__GKUTAF6Eq.PMqehLcwBpX8jEYGJBYuJLOSEhRXPKHlXbvu73Ci83qIZgVPT3bkbolbX1KdiDF7hzs
D せんば花金夜市
(よさこいソーラン踊りを私が踊っています。 虎のぬいぐるみも私です。 画面右の写真をクリックすると大きく写ります。
この着ぐるみを着て大阪駅前で野宿のオッチャンたちと掃除もしています)
http://www.home-smile.com/hanakin/index.html
トラッキーの掃除屋さん(別のところで宣伝マンをしている姿です)
http://itijikurin.blog65.fc2.com/blog-entry-281.html
F インターネットサイトのmixiに「大圓(だいえん)」として参加
(知人の紹介がないと、ここへ参加して内容を閲覧することはできません。 参加ご希望の方はご連絡ください)