いのちの風 bT23
平成19年11月12日(月)発信
今回のテーマ
高木善之氏のウソ/中印は原発推進国/原発は高度消費社会の原罪
いつもありがとうございます。 今年も寝袋配りでまた胸が熱くなる体験が続いています。 そのことはまた書かせていただきます。
11月15日(木)に今年最後の「いのちと出会う会」
「嘆きの中で見つけた感謝という魔法」があります。 話題提供者は映画「1/4の奇跡」の入江富美子監督。 映画のダイジェストビデオも見られますので、ぜひお越しください。
EEプロジェクト
http://www.ee-pro.net/event/index.html
映画「1/4の奇跡〜本当のことだから」
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%A3%B1%A1%BF%A3%B4%A4%CE%B4%F1%C0%D7%A1%C1%CB%DC%C5%F6%A4%CE%A4%B3%A4%C8%A4%C0%A4%AB%A4%E9&fr=top_v2&tid=top_v2&ei=euc-jp&search.x=1&x=40&y=9
山元加津子さん「たんぽぽの仲間たち」
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/
いちじくりん
http://itijikurin.blog65.fc2.com/
「別冊」たんぽぽ
http://srx.cocolog-nifty.com/blog/
應典院・ホームページ
先日、地球村の高木善之氏の講演会を聞いてきました。 前に書きましたように、彼に嫌悪感を持っていたので、行くつもりがなかったのです。 しかし「敵を知り己を知れば百戦危うからず」で敵情視察に行ってきました。 そして主催者である倫理法人会を小馬鹿にし、反日を煽る態度を見て、義憤を感じて講演途中で彼に特攻攻撃を仕掛けました。 彼の話を折って2回、野次を飛ばしたのです。
地球村で野次を飛ばす人間なんてめったにいないでしょう。 おとなしく彼の誘導に従って皆が「YES! YES!」の連呼。 ヒットラーやスターリンのドイツやソ連国民のよう。 やはり前に書いたように彼は「ソフト共産主義者だ」との予感が当たっていました。
まず一つ目は、高木氏「原発を推進しているのはアメリカと日本だけです!」
私「え ?!」 私「中国があるでしょう!」と声をあげる。
高木氏、驚いたように「私が言っているのは先進国のことだけです。 確かに中国もインドも推進しています」
私は心の中で(このアホ! こんなデマのプロパガンダに皆だまされるな!)
ウソ伝え 大衆扇動 今も昔も
アメリカのスリーマイル島原発事故(79年)とウクライナのチェルノブイリ原発事故(86年)は、原発重大事故の危険を事実で示しました。 これらの重大事故で脱原発の流れが始まったのです。
原発頼みの脱石油 核不拡散と両立見えず
http://www.asahi.com/strategy/0606x.html
しかし時代は変わってきている。現在は、石油枯渇や地球温暖化の進展予測によって原発が見直されてきたのです。 多くの発展途上国は真っ先に原発推進に進んでいる。 また過激な環境保護団体であるグリーンピースの創設にかかわったパトリック・ムーア氏は、原発推進の発言をするなど、急速に原発推進派が世界に現れ始めている。
グリーンピースと資金(その2)
http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_237.htm
グリーンピースと資金(その1)
http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_236.htm
高木氏はその流れのなかで未だに古い資料を使って反原発運動の洗脳を行なっている。 また共産中国や発展途上国への批判は行なわない。 まるで昔、共産党が「資本主義国の核は悪だ」「共産主義国の核は善だ」と言っていたのと同じです。 彼の思想の根源は共産主義であることがここでもわかるのです。
現在、世界は核戦争の脅威の下で平和への道を模索せざるを得ない状況です。 核武装を否定することは発展途上国においてさえなされていない。 現代世界は危機と同居しながら生きていかざるを得ない時代です。 理想論だけでは過酷な世界政治は動かない。 原発も同じ。 今の高度な生活水準を望む国民がいる限り、電気の消費量を減らす原発反対は理想論でしかない。 平和、幸福、安楽を国民や世界が求める限り、危険と隣り合わせの選択しか残されていない。
以下はパソコンで調べた中国とインドの原発情報をまとめました。
【中国】
急速な経済成長に伴い中国の電力不足が原発推進の引き金になっている。 電力需要が前年比で平均12%の急激な伸びを示している。 もともと国内にエネルギー資源は豊富な中国だが、約4分の3の地域で電力不足になっており、工場等を中心に電力供給制限がなされるなどしている。 2020年までに中国は原発による発電量を3600万kWまで増大させる。 これは04年以降、毎年百万kW級の原発発電機2基を設置することになり、今後16年間、中国のどこかで毎年、原子力発電施設が建設される。
中国は世界最大の石炭生産・消費国であり、02年の石炭消費は14億2千万トンで、世界合計の27%に当たる。 このような石炭消費の増大により、大気汚染や酸性雨の問題が深刻化している。 中国の温室効果ガス排出量は世界の13%で、24%を占めるアメリカに次いで世界2位であるが、京都議定書による削減義務は負っていないのである。
現在でも全電力供給の内2%にとどまっている中国原発だが、これを2020年には4%、35年には20%にまで増設するというのが中国当局の計画だ。 20年までに原子力発電設備容量を合計3600万kW〜4000万kW(原子力発電シェアにして約4%)に拡大するために、今後15年間で30基ほどの原子力発電所を建設する。
06年現在90基の原発が東アジアで稼動中であり(日本54基、韓国19基、中国11基、台湾6基)世界に434基ある原発のうちの2割を超える設備が、東アジアで動いている。
中国 原発 推進
近代化イコール善?!
中国原発事情
http://www.bund.org/opinion/20060505-1.htm
【インド】
インドは大幅な人口増加に伴い電力消費量が増加しており、原発の建設についてロシアと契約する模様である。しかし、インドは核拡散防止条約に未加入であり日本やアメリカはインドの核保持について非難している。インドで発電に占める原発の割合はまだ3%弱。 20年までに原発の発電量を6倍に増やす計画である。
欲望と 隣り合わせの 砂上の楼閣
高木氏は調べればすぐ分かる別のウソを言っている。 原発を推進している先進国は日米だけではない。 先進国の欧州でもフランスやイギリスなどが推進している。
確かにオーストリア、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイス、ベルギー、アイルランドは脱原発と言われてきました。 今もオーストリア、ドイツ、アイルランドは核燃料利用への反対があるが、スペイン、イギリス、イタリア、スウェーデンでは新たな原発建設が検討されている。
総発電電力量に占める原子力発電の割合は、フランスが76%、日本34%、ドイツ31%、イギリス22%、アメリカ20%、ロシア15%。 原発によって世界中の電力の15,7%が供給されており、米国、日本、フランスで世界中の原子力による電力の57%が発電されている。
映画『東京原発』を見よう
http://www.ihope.jp/tokyo-nuclear.htm
国際エネルギー機関(IEA)では原発推進支持へ転換し、20年前のチェルノブイリ事故により始まった原発計画停止は終わった。 また原油の枯渇、高騰に直面して、この先これらの国々のエネルギー政策は変化するだろう。
国際エネルギー機関 原発推進支持へ 原発依存を高める研究を全会一致で支持 農業情報研究所(WAPIC)06,4.21
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/nuclear/news/06042101.htm
CO2を出す石油石炭を使う火力発電以外には太陽光発電、風力発電などがある。
しかし標準的な原発一基分の電力である100万kWを太陽光発電でまかなうとすると、山手線の内側面積程度のパネル面積を必要とする。 また大量に安定的に供給するには難点が多い、など課題も多い。
太陽光発電 弱点
風力発電においても「風まかせ」という効率性が問題であり、エネルギー密度が小さいことやエネルギー変動の大きいこと、また、風車の羽に鳥などが巻き込まれたり、風切り音による騒音問題なども発生している。また太陽や風という不安定性をカバーするために電気を蓄積する高性能蓄電池の開発が急務となる。
風力発電 弱点
風力発電 原発
原子力エネルギー
【フランス】
原発大国であるフランスではさらに意欲的に高速増殖炉の積極的な建設計画がなされている。 フランスは自国のエネルギー生産の約80%を原子力に頼っている。 シラク大統領は06年1月、いっそうの原発推進を柱とするエネルギー政策を明らかにしている。 フランスでは59基もの原発が稼動しており、火力を含めた総発電量の18%をイタリア、イギリス、ドイツに輸出している。
【イギリス】
地球温暖化防止の観点からイギリスでも原子力推進に政策転換がなされてきている。 ブレア首相は、05年9月の労働党大会で、それまで「好ましくない」としてきた原発についての政策を転換し、その積極活用を含め将来のエネルギー政策について議論するよう国民に呼びかけている。
「しんぶん赤旗」原発依存反対
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-17/2006041707_01_0.html
地球温暖化のウソ・マコト:原発推進でよいのか
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=157182
【ドイツ】
ドイツもロシアからの天然ガス依存を低下させるために原発推進に傾いている。 「有効な代替エネルギーが見つかった場合は原発廃止」というのがドイツの見解。 スウェーデンもドイツと同じ。 ドイツは他の欧州各国と同じくフランスの原発から大量の電力を購入しているので、原発を全廃しても欧州全体での稼動原発の数は変わらない。 ドイツで減らした分、フランスで新しい原発が建設される。 どうせ独仏国境近くに原発があるからドイツでもフランスでも危ないのに変わりはない。 だったら自分達で管理できる原発の方がマシとドイツ人は考え始めた。
刈羽原発、かなり危ない
http://blogs.yahoo.co.jp/ff6988m/48411257.html
【ロシア】
原発推進国であるロシアは現在、経済が不安定であり、その対策として海外から使用済み核燃料を受け入れる法案が制定された。 使用済みも、燃料の再処理や貯蔵を引き受けることにより外貨獲得を目指している。 また他の多くの国々と技術協力関係を結んでいる。 また2020年までに新たに30基の原子炉を建設する計画を推進している。 (続く)
チェルノブイリ原発事故から15年 甲状腺がん発生率8倍こす(しんぶん赤旗 2001年4月26日)
http://www.ask.ne.jp/~hankaku/html/cheruno-thyroid.html
(完)
【リンクのホームページ】
★「いのちの風」通信「縁の花」支縁サイト bT22まで更新されました
(毎月3回知人300人へ送信している、いのちや野宿者、日本についての思いを書き綴っている通信。 政治論では愛国保守系の内容です。 bT22までのバックナンバーを更新・掲載)
http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm
↓
いのちの風522 いのちと出会う会/今年最初の寝袋配り/神仏の守護/公務員労組の専横
いのちの風521 男女共同参画/優性保護法/産婦人科医の苦悩/ジェンダーフリー/性感染症
いのちの風520 寝袋配り/ケンカっぱやい/怖いオッチャン/不条理に声を挙げる/いのちをいとわず
いのちの風519 阿倍野高校での講演/胎内記憶/反日の地球村・高木善之氏
いのちの風518 運命は変えられる/国民とマスコミの戦争責任/トラッキー阿倍野高校へ行く
いのちの風517 日本人居留民虐殺事件/サヨクが報じない沖縄/誰も書かなかった沖縄
いのちの風516 千の風/体でおぼえる/墓参り/先祖慰霊の伝統の継承/マスコミが報じない沖縄
いのちの風515 迎え火/先祖への感謝と絆/祖先の目を意識する/おがら/尊い命の散華
いのちの風514 北京五輪反対デモ/自殺と感謝とサヨク教育/生きがいの創造
● 小豆島の「養心の会」での私の講話と踊る姿
http://yaoyorozu.blog.ocn.ne.jp/susyu/2007/07/post_1209.html
● 知人の松江隆明さんのHPに載せていただいた9月20日の阿倍野高校での私の講演会。いつも通りにトラの着ぐるみの頭を着て登場して挨拶を始めている場面。
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10049664067.html#cbox
● 同じく松江さんのHPのなかのURL。
あいりん地区(釜が崎)で炊き出しのお手伝いをしました。
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041525376.html#cbox
あいりん地区で炊きだし
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041433704.html#cbox
おにぎりを作っています
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041435938.html#cbox
カレーを配ります
http://ameblo.jp/kazu-ono11/entry-10041445687.html#cbox
(大阪駅前炊き出しや清掃の写真が載っています。 画面左にある「4、最近の活動」には踊り
子大圓が、踊りの出場を前にして踊っている写真の連写が載っています)
(なぜかいつの間にか削除されています)
http://www.geocities.jp/ishiguro_yoshihiko/index.html
A 知人の野瀬泰良さんの霊園会社のホームページに、私の体験談を載せていただいています。
美原ロイヤル・ニュース (平成16年冬季号 VOL.8の3ページ目) 「【シリーズ】別離
の哀しみを乗り越えて 人と人との魂の絆に気づいて 野宿者救済運動を始める」
釜が崎での炊き出しの写真とともに私の体験と考えが掲載されています。
B 應典院HP「いのちと出会う会」(
http://www.outenin.com/inochi/deaukai_1.html
應典院HPのなかの「いのちと出会う会」過去の開催記録(第1回〜第70回)
http://www.outenin.com/inochi/deaukai_3.html
第71回:9月20日(木)「運命は変えられる」 梅澤千雅子さん 詳細は以下
http://www.outenin.com/inochi/index.html
mediaXから配信しているインターネットTV『Tv−Woo(http://tv-woo.jp/)』で應典院での「いのちと出会う会」が映されています。画面のずっと下の方の、お勧め番組「Tv−Woo」「ケースケ講演する 前編・後編 第66回 いのちと出会う会にて」をクリックしてください。
2時間のビデオが放送されます。最初の視聴には上の黄色い部分をクリックしないと映像が出ないかもしれません。 紺の作務衣姿の司会者の私が動き回っているのが映っています。
C 大阪メチャハピー祭 (毎年10月8日の体育の日・祝日に開催)
(立上げの時から参加して実行委員兼踊り子として関わった、鳴子を鳴らして踊るよさこいソーラン踊り系踊り祭。 昨年で7回目、大阪城ホールなどに7000名が参加する子供中心の踊り祭で子供たちに夢と希望を与えようという大阪の一大イベントに成長)
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/mecha/
「2006年・大阪メチャハピー祭」のスライドショー
(「大阪の子供たちに夢と希望を!」「大阪の商売人がんばれ!」「大阪の文化は日本一や!」 この曲のメッセージを、これからも大阪じゅうにまき散らしていきます。 いつでも踊りの出前行きまっせ!)
http://f.flvmaker.com/mc.php?id=Y/xcPpX4__GKUTAF6Eq.PMqehLcwBpX8jEYGJBYuJLOSEhRXPKHlXbvu73Ci83qIZgVPT3bkbolbX1KdiDF7hzs
D せんば花金夜市
(よさこいソーラン踊りを私が踊っています。 虎のぬいぐるみも私です。 画面右の写真をクリックすると大きく写ります。
この着ぐるみを着て大阪駅前で野宿のオッチャンたちと掃除もしています)
http://www.home-smile.com/hanakin/index.html
トラッキーの掃除屋さん(別のところで宣伝マンをしている姿です)
http://itijikurin.blog65.fc2.com/blog-entry-281.html
F インターネットサイトのmixiに「大圓(だいえん)」として参加
(知人の紹介がないと、ここへ参加して内容を閲覧することはできません。 参加ご希望の方はご連絡ください)
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=783617